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“Arinos”という第3者

山奥の旅館の仲居さんから東京勤務のコンサルタントへ転身。

野生動物に囲まれた旅館での住み込み生活から毎朝満員電車に揺られる生活に。

これまでと180度違う世界で、「何とかなるさ~」の精神で日々奮闘中の榎本です。

Arinosに入社してもうすぐ1年。そんな私がArinosでの経験で学んだことについてお話させてください。


▼私が仲居さんをしていた、旅館の近くの風景です。


コンサルタントって何だろう

“コンサルタント”と聞いて、どんなお仕事を想像しますか。

私はコンサルタントのお仕事は「企業の課題解決のサポート」だと思っています。

コンサルタントとは時に「企業のお医者さん」と呼ばれており、人手不足や売り上げ低迷など、企業の困りごとを解決するために第3者として解決策を提案し、解決に向けてのサポートを行います。

例えば現在私は大手ロボットメーカーの物流案件に参画しており、既存物流業務の業務改善・効率化、また新規事業の立ち上げに伴う物流領域での新オペレーションの運用・構築等を行っています。

現場の受発注業務を行いながら、少人数でのオペレーション構築のための業務の効率化を提案したり、またロボット工場の現場の方と一緒に検品作業を行い、現場レベルで発生している細かいトラブルを分析し、その根本原因を見つけ、問題を解決するための手段を提案したりしています。

このような企業の課題の解決策を提案するためにコンサルタントは働いています。

ではこのような企業の課題に対して、その当事者ではなく第3者が課題解決を担う利点とは何でしょうか。


3者としての存在意義

企業の課題解決を第3者が行う利点は2つあると感じています。

1つ目は「客観性」です。

コンサルタントは案件に参画する前に、その領域の知見を幅広くインプットします。そのため案件先企業では認知されていなかったシステム導入の提案や、他企業での成功事例など、案件先企業の外からの視点で課題解決策を提案することができます。

2つ目は「社内政治に縛られない自由な事業推進力」です。

企業では社内政治が影響し、事業の動き方が良い方向にも悪い方向にも変わってしまうことがあります。

そういった社内政治とは、ちょっとした人間関係や部署間の力関係など、目で見ることが難しく長年の時間をかけて形成されていくため、気が付くと目に見えないままに企業文化の中に深く根付いてしまいます。

例えば、部署Aが部署Bよりも発言力が強くなってしまっている場合、部署Bにとって不利な状況で業務が進んでしまうことがあります。

このような場所にコンサルタントが第3者として入ることで、社内政治に左右されず、可視化されたロジックに基づいて企業の課題解決を提案することができます。

これら2つの視点からお客様と関わることで、コンサルタントは第3者として部署や職位を超え、クライアントの懸け橋になることができるのではないか、と感じています。

企業では部署や職位によって力関係が発生し、お互いの声が両者に届きにくい場面があります。

時にそこに物理的・精神的な壁ができてしまい、双方の認識齟齬やコミュニケーション不全が生じ、結果的に根本的な問題を見ることができなくなってしまったり、双方への不信感を募らせてしまったりすることもあります。

そんなときにコンサルタントは第3者として関係者の声を聴き、その声を必要な人に届け、確実な課題解決の糸口を提案することができます。

このようにコンサルタントは、客観的な視点や社内政治の影響を受けないといった第3者の利点を生かし、現場側と経営側の懸け橋となりながら企業の課題を解決していきます。


第3者としてのスキルはビジネス以外でも役立つ

第3者としてのスキルは、ビジネスだけでなく幅広い分野でも生かすことができます。

例えば、家庭内の親と子の間に祖父母が入ることで両者の壁を緩和させることができたり、緊張関係のある国家間に第3者として国際社会が介入することで、その緊張関係を緩和させたり。

第3者が他人の問題に踏み込むとき、客観的な状況の分析をすることで、新しい視点での物事を見つめ、その解決策を導くことができる場合があります。

コンサルタントとして企業の課題を分析するときも、ビジネス以外の場面でその外部から当事者の課題に対してアクションを起こすときも、その多くは「第3者という立場からどうしたらより良い状況を作ることができるのだろうか」ということを考えると思います。

そんなとき、コンサルタントで培う「第3者としての存在意義」は、現場に寄り添いながらも客観的な新しい視点で、当事者の事情に左右されず、課題解決の助けになることができるのではないか、と感じています。

第3者として目の前の課題により良い影響を与えるスキルを身に着けたい方はArinosで一緒に働いてみませんか。

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