こんにちは、アットイン採用担当です!
今回のストーリーでは、アットインで外国人ライフサポートとして活躍する、Sumarni(スマルニ)さんにお話を伺いました。
言葉が通じない街で部屋を探し、役所の窓口で途方に暮れる。日本で新生活を始めた経験がある方なら、あの心細さを味わったことがあるのではないでしょうか。
インドネシアから日本の大学へ留学したとき、彼女自身も言葉や生活の壁にぶつかりました。同じ痛みがわかるからこそ、「日本で新生活を始める人を支えたい」と、アットインで働く道を選びます。
見知らぬ日本へ飛び込んできた人々が「一番最初に頼れる味方」として、どんな想いで日々のサポートに向き合っているのか。現場での手応えとともに語ってもらいました。
プロフィール
Sumarniさん
インドネシア出身。日本在住6年目、新卒入社3年目。
小学6年生のときに家族と日本で暮らした経験をきっかけに、現地の高校を卒業後、日本の大学へ進学。国際関係学部で国際法律を学ぶ。英語中心のキャンパス生活を送り、日本語能力試験(JLPT)N1を取得する一方で、教科書とは違う「生きた日本語」での対話や、部屋探し・行政手続きの複雑さに直面。自らの経験を糧に、日本へ挑む外国人を支えたいという思いからアットインへ新卒入社。現在は海外から赴任するエンジニアや専門人材を対象に、住まいの確保から入居オリエンテーション、行政・金融機関の手続きまで、生活の立ち上げを一貫して伴走している。
試験の日本語と、日常の会話は全くの別物。話せない悔しさを抱えた日々
――まず、Sumarniさんが日本に来ることになった経緯について教えてください。
子どものころに過ごした日本の街並みが忘れられず、「いつかまた戻ってきたい」と思ったことが始まりです。
日本との出会いは、小学6年生のとき。母が日本の大学院で研究をすることになり、家族で日本に引っ越しました。そのときの生活が、私にとって本当に大切な思い出になったのです。
母の研究が終わってインドネシアへ戻り、現地の高校を卒業しました。しかし、進路を決めるときに思い出したのは、かつて暮らした日本の景色。「あの場所へもう一度行きたい」という気持ちが強く、日本の大学へ進学することを決めました。
――日本の大学ではどのような学生生活を過ごされていたのでしょうか?
国際関係学部で国際法律を学んでおり、勉強も友達との会話も、すべて英語だけで過ごせる環境でした。そのため、日本語を実際に声に出して話す機会はほとんど無かったですね。
当時、日本語能力試験で一番難しい「N1」に合格していました。しかし、試験の日本語と、日常で交わされる日本語はまったく別物だと痛感したんです。
教科書の文字は読めても、いざ話そうとすると言葉がすぐに出てきません。「日本に暮らしているのに、日本の社会とつながれていない」というもどかしさを抱えていました。
英語が通じるキャンパスから外に出ると、一人の外国人として言葉や文化の違いと向き合わなければなりません。特に、日本に来て一人暮らしを始めたときは、本当に苦労したことを覚えています。
部屋も借りられない、役所の案内も読めない。「誰か隣にいてほしい」と願ったあの日
――実際に日本で一人暮らしをスタートさせたとき、特にどんな場面で大変さを感じましたか?
「部屋探し」と「市役所での手続き」です。
日本に着いたときは希望でいっぱいでしたが、すぐに大変な現実に直面しました。どこへ行けば部屋を借りられるのか、どの窓口でどんな順番で手続きをすればいいのか、何も分からなかったからです。
生きていくために部屋が必要なことは誰でも分かります。しかし、市役所の手続きは案内してくれる人が隣にいないと、何から始めればいいのか混乱してしまいます。
知らない土地で、母国語も通じない中、たった一人で市役所のロビーに立つ不安。「もし今、隣でサポートしてくれる人がいたらどんなに安心できるだろう……」
あのとき一人で感じた心細さが、今の仕事に向き合う私の原点になっています。
自分の苦しい経験が、誰かの力になる。外国人の生活を支えるアットインとの出会い
――就職活動の中で、アットインのCBRJ(Cross Border Relocations Japan)という仕事を見つけたきっかけは何でしたか?
仕事探しで迷っていたとき、インターネットで日本に来る外国人を支える「CBRJ」という求人を見つけ、「これこそ私がやるべき仕事だ!」と思いました。
当時は大学を卒業する直前で、社会人としての経験も、不動産の知識も何もありませんでした。しかし、日本で新生活を始める外国人の方々を支える仕事内容を見た瞬間、「自分の経験がそのまま活かせるかもしれない」と強く惹かれたんです。
日本に来たばかりのころに、部屋探しや手続きで苦労したからこそ、これから日本で新生活を始めるお客様の気持ちがよく分かります。自分と同じように不安を抱える方のサポートをしたいと思い、迷わず応募しました。
――他にも外国人をサポートする企業がある中で、最終的にアットインを選んだ理由は何でしたか?
生活のサポートだけでなく、不動産の専門知識を基礎から学べる環境だったからです。
就職活動では、日本で新生活を始める方のサポートをする会社を2社受けていましたが、当時は仕事の具体的なイメージが持ちにくく不安がありました。
そんな中で出会ったアットインは、生活サポートだけでなく、マンスリーマンションなどの不動産事業を自社で広く手がけていました。
外国人が日本で生活を始めるとき、一番最初にぶつかる大きな壁が「部屋探し」です。外国人が日本の部屋を借りるのは審査や契約のルールがとても厳しく、ただ日本語を通訳するだけでは解決できません。
不動産の専門知識を身につけてこそ、管理会社ときちんと交渉ができ、契約のトラブルからもお客様を守ることができます。
「ここでなら、気持ちや言葉のサポートだけで終わらせず、不動産のプロとして確かな解決策を届けられる人になれる」と感じられたことが入社の決め手でした。
ただの通訳ではない。日本へ来る外国人の「最初の味方」になる仕事
――現在所属されているCBRJ部で、どのような役割を担当しているのでしょうか?
日本で働くために海外から来る外国人の方々が、初日から安心して生活をスタートできるように、暮らしの立ち上げを一貫してサポートしています。
お客様の多くは、海外から日本の大手メーカーやIT企業に採用されたエンジニアの方々です。仕事の技術はとても高いプロフェッショナルですが、日本に着いたばかりのころは大きな不安を抱えています。
そこで、私たちが間に入り、来日前の部屋探しから、エアコンや給湯器の使い方、役所での住民登録や銀行口座の開設まで、すべて付き添って案内します。
――部屋の手配から役所まで寄り添う中で、Sumarniさんが一番大切にしている想いは何ですか?
お客様にとっての「最初の味方」になることです。
言葉を通訳することはもちろん大切ですが、それ以上に不安を安心に変える存在でありたいと思っています。
私自身、留学生として日本に来たばかりのころ、日本語が思うように話せず、誰に頼ればいいのかも分からなくて本当に心細い思いをしました。
文化も生活ルールも違う国で暮らすとき、何でも相談できる人が隣にいるだけで大きな安心につながります。過去の自分が一番そばにいてほしかった存在に、今度は自分がなる。それが、アットインで働く私たちの誇りです。
前編では、言葉や手続きの壁に悩みながらも「日本に来る人の味方になりたい」とアットインを選んだ、Sumarniさんの原点をお届けしました。
続く後編では、日々の現場のリアルに迫ります。
朝から夕方まで街を回る「アテンドの日」のスケジュールや、なぜその順番で手続きを進めるのかという理由。そして、「日本のルールだから」と押しつけず、文化の違いを受け止めながら納得してもらうためのコミュニケーションの工夫など、現場の奮闘を詳しくお届けします。
言葉を訳すだけではない、「最初の味方」として届けるサポートの深さとは何か。気になっている方はぜひ後編もご覧ください!