こんにちは、アットイン採用担当です!
今回はアットインの仕入れチームで企画・マーケティングを牽引する、勝田 彩香さんにお話を伺いました。
一般的な不動産の仕入れとは異なり、求められるのは「選ばれる部屋」を設計するマーケティング視点。市場データと現場感覚を掛け合わせ、物件をどのように魅力的な空間へとプロデュースするかが腕の見せ所です。
前職で不動産管理を7年半経験し、入社後はインフォメーション課でお客様と向き合ってきた勝田さん。営業への不安を乗り越えて新設チームへ飛び込んだ背景と、この仕事ならではの面白さを語ってもらいました。
プロフィール
勝田 彩香(かつだ あやか)
前職の不動産管理会社にて約7年半、5店舗分の管理実務(募集・契約・送金・オーナー交渉など)を担当。2023年、「仲間と協力してチームで成果を出せる環境」に惹かれ、アットインに入社。入社後はインフォメーション課にて、予約受付・問い合わせ対応・入居審査を担当し、利用目的やエリアごとの適正価格などの現場ならではの顧客ニーズを把握。現在は新設された仕入れチームにて、市場データ分析・収支予測・ペルソナ設定・仮説検証を軸とした、物件の企画・仕入れ・P/L改善業務を牽引している。
一人で完結する仕事から、チームで挑む環境へ。7年半の不動産管理を経て選んだアットイン
――勝田さんはアットインに入社される前も不動産関係の会社にいらっしゃったんですよね。当時は具体的にどのようなお仕事をされていたのですか?
管理部門で、賃貸管理に関わるあらゆる実務をほぼ私一人で担当していました。
具体的には、地域に根ざした5店舗分の管理物件を任されており、入居者様の募集から契約書作成、オーナー様への月次送金、トラブル対応、条件調整まで回していたんです。
自分の判断で業務が完結する手応えは大きかったのですが、長年一人で抱え込み続ける中で、どこか拭い切れない限界を感じていたのも本音でした。
「このままでいいのかな」「仲間と協力して、チームで大きな成果を分かち合いたい」という想いが年々膨らんでいったのを覚えています。
――そんな中、アットインに入社された決め手を教えてください。
一番の決め手になったのは、アットインの「チームで協力しながら仕事をつくりあげていく環境」に強く惹かれたことです。
一人で抱え込む働き方から脱却し、全員で知恵を絞りながら組織や成果をつくっていく。その働き方のイメージが胸に深く刺さり、「ここで新しい挑戦をしてみたい」と転職を決意しました。
「誰が、いくらなら選ぶか」。現場対応で体に染み込んだリアルな顧客感覚
――アットインに入社後、最初に配属された「インフォメーション課」ではどのような業務を担当されたのでしょうか?
予約受付や電話・メールでの問い合わせ対応、ご入居者様からの相談対応、さらには入居審査業務まで幅広く担当していました。
全エリアの物件を扱うため最初は分からないことばかりでしたが、日々お客様と直接コミュニケーションを重ねる中で市場の解像度が上がっていったのを覚えています。
――マーケティング業務において、前職の知識やインフォメーション課での経験はどのように活きていますか?
「事業者側の収支目線」と「リアルな顧客目線」の両方を掛け合わせて、精度の高い仕入れ判断や企画に繋げられています。
前職の管理会社では、募集から契約、送金、オーナー様との条件調整まで全実務を担当していたので、不動産事業としての収支構造や費用の骨組みが体に染み込んでいました。そこに、インフォメーション課で掴んだ「利用目的」や「エリアごとの適正価格」という顧客インサイトが重なったんです。
さらに、主要なシリーズマンションを聞けば設備や共用部のグレード感も頭に浮かびます。おかげで現在の仕入れ業務でも、打診を受けた瞬間に「この条件で借り上げても、あのターゲットにこの価格で届いて利益が出る」と、事業性と顧客ニーズの両面からスムーズに判断できるようになりました。
「仕入れチーム」の立ち上げへ。「自らチームをつくる」という意志で選んだ新たなステップ
――インフォメーション課で着実に現場経験を積まれる中、新設の「仕入れチーム」へ異動されることになった経緯を教えてください。
実はインフォメーション課にいた頃から、スポットで物件仕入れのプロジェクトに声をかけていただき、少しずつ参加させてもらっていました。
その後、会社として仕入れ事業を本格化させることが決まり、上長から「ここから本格的にチームを作っていくんだけど、一緒にやってみない?」とお話をいただいたのが直接のきっかけです。
しかし、正直なところ「本当に大丈夫かな……」という不安もありました。というのも、仕入れの仕事にはオーナー様や管理会社様との交渉などの営業要素も含まれるためです。
昔から営業に苦手意識があったので、「私に務まるんだろうか」とすごく悩みました。
――不安を抱えながらも、最終的に一歩踏み出せた理由は何だったのでしょうか。
悩んだ末に立ち返ったのが、アットインに転職した時の原点でもある「自らの手でチームをつくりたい」という想いでした。
そもそも前職を辞めてアットインに来た一番の理由は、一人で抱え込む働き方をやめて、仲間とチームで仕事をしたかったからです。新しく立ち上がる部署であれば、業務ルールも仕組みも、自分たちの手でゼロから構築できます。
「新設チームなら、私が一番やりたかったチーム作りに直接関われるんじゃないか」と気づいた時、すっと迷いが消えて覚悟を決めることができました。
現在は後輩メンバーをはじめ、アルバイトや業務委託の方々を牽引しながら、みんなが自走できるチームを目指して試行錯誤を重ねています。
借り上げて終わりにしない。データと現場感覚を重ね合わせ、部屋を育てていく面白さ
――仕入れチームでは、具体的にどのような仕事をされているのでしょうか?
一言で言うと、賃貸物件をアットインでお借りして、需要に合わせてお部屋をまるごとプロデュースするお仕事です。
アットインは、オーナー様からお部屋をお借りし、マンスリーマンションとしてお客様へ提供するビジネスを展開しています。
一般的な不動産の仕入れのように「物件を借りて終わり」ではありません。会社の収益に直結する部署として、適正な収支を設計し、最終的にお客様に選ばれるところまで責任を持つのが私たちの役割です。
――相談をいただいてから、どのような流れでお部屋を仕立てていくのでしょうか?
まずは物件情報をもとに、その街や駅にどのような需要があるかを調べます。
過去の実績データやAI予測を使って適正賃料と収支を割り出し、「いくらで借り上げれば利益が出るか」をチームで協議するんです。
見通しが立ったら、利用される方の暮らしに合わせて家具やレイアウトを企画し、条件をすり合わせます。
そしてリリース後も、最初のお客様が入るまで毎日のように状況を追いかけ、掲載写真や価格の微調整を重ねていきます。業務の比率でいうと、デスクでのデータ分析が6割、現地確認や対話が4割という配分ですね。
――「現地確認や対話が4割」とのことですが、現場ではどんなことを見ているんですか?
実際に駅から物件まで歩いて、どんな人が暮らしている街なのかを肌で確かめています。
たとえば、道中にスーパーやコンビニがあるか、夜道の明るさはどうか、どんな服を着た人が歩いているかはもちろんのこと、複数の路線が使える立地であれば「行きと帰りでどちらの駅を使うのが自然か」「どちらの路線をメインに打ち出すべきか」まで、実際に住む方の目線で実際に歩き比べて見極めます。
このように、机上のデータだけでは分からない生活のリアルを五感で掴むことで、「ここなら出張者向けだな」「ファミリー需要だな」と確かな手触りを持って企画に落とし込めるようになるんです。
いかがでしたでしょうか?
前編では、ひとりで実務を抱え込んだ7年半を経て、「仲間とともにチームをつくりたい」とアットインを選んだ勝田さんの原点をお届けしました。
続く後編では、データと現場感覚で挑む部屋づくりのリアルに迫ります。
「室内洗濯機なし」の1K物件を満室稼働へ導いたペルソナ設計や、ベッドの台数を変えて収支を検証したABテストの舞台裏。そして、リリース後も毎日のように数字や写真を見直しながら部屋を育てていく工夫など、現場の仮説検証を詳しくお届けします。
ただ物件を借り上げるだけではない、空間を仕立てて数字を動かす面白さとは何か。気になっている方はぜひ後編もご覧ください!