こんにちは! 弊社は、採用支援(RPO)サービス【TARGET】を展開しており、採用コンサルティングから採用に関する実務までを一気通貫で対応するとともに、プラスアルファ・コンサルティング(PAC)社のグループ会社として、タレントマネジメントシステム『タレントパレット』を活用した採用支援を行っています。
弊社でも支援を行っている新卒採用市場は、引き続き学生優位の「売り手市場」が続いています。少子化による学生数の減少に加え、多くの企業が積極的に採用活動を行っていることから、人材獲得競争は年々激しさを増しています。
近年は大手企業による初任給の引き上げや採用活動の早期化が進み、企業と学生の接点づくりも大きく変化しています。従来のように求人情報を掲載して応募を待つだけでは、優秀な学生との出会いが難しい時代になりました。
今回は、2026年卒採用の特徴やトレンドを整理しながら、企業が今後取り組むべきポイントをテーマにお届けします。
採用難がスタンダードな時代に
現在の新卒採用市場では、多くの企業が「採用したい人数を確保できない」という課題を抱えています。背景にあるのは、少子化と労働人口の減少です。企業の採用意欲は高い一方で、学生数は限られているため、企業同士で人材を奪い合う構図が続いています。
さらに、学生は複数の企業から内々定を獲得することが一般的になっており、企業側にとっては「内定を出したら終わり」ではありません。最終的に入社を決めてもらうためには、内定後のフォローや継続的なコミュニケーションが欠かせません。
また、早い段階で内々定を獲得しても、より自分に合う企業を探して活動を続ける学生は少なくなく、学生の就職活動も長期化しています。そのため企業側も長期間にわたって採用活動を行う必要があり、採用担当者の負担が年々増す傾向にあります。
初任給アップが加速、大手と中小の差も拡大
2026年卒採用で特に注目されたのが、初任給の引き上げです。ここ数年、大手企業を中心に賃上げの動きが活発化しており、初任給30万円以上を提示する企業も珍しくなくなりました。物価上昇への対応はもちろん、人材確保を目的とした戦略的な賃上げという側面もあります。
学生にとって給与は企業選びの重要な要素の一つです。そのため、高い給与水準を提示する企業には応募が集まりやすくなっています。一方で、中小企業や地方企業にとっては厳しい状況です。同じ水準まで給与を引き上げることが難しく、応募者の確保に苦戦するケースも増えています。
だからこそ、中小企業には給与以外の魅力を発信することが求められています。若いうちから幅広い仕事に挑戦できる環境や経営層との距離の近さ、働きやすい職場環境など、自社ならではの価値をしっかり伝えることが重要です。
スカウト型採用がスタンダードに
新卒採用の手法も大きく変わっています。以前主流だったのは、ナビサイトを通じて学生からの応募を待つ「待ちの採用」でした。しかし近年は、企業から学生へ直接アプローチする「スカウト採用(ダイレクトリクルーティング)」が急速に広がっています。
企業は学生のプロフィールや経験を見ながら個別にスカウトを送ることができるため、自社にマッチする人材へ効率的にアプローチでき、学生にとっても、自分では知らなかった企業と出会える機会が増えるため、双方にメリットのある採用手法として定着しつつあります。
また、採用活動のスタート時期も年々早まっています。大学3年生の夏頃からインターンシップやスカウトを通じて接点を持ち、長期的な関係を築く企業が増えています。
インターンシップは採用活動の重要な入り口
現在の新卒採用において、インターンシップの存在感はますます大きくなっています。以前は企業研究のためのイベントという位置づけでしたが、今では採用活動の入り口として重要な役割を担っています。学生にとっては、企業の雰囲気や仕事内容をリアルに知ることができる貴重な機会です。一方、企業にとっても学生と早期に接点を持ち、自社への理解を深めてもらう絶好の場となっています。
実際に、インターンシップ参加者限定のイベントや早期選考を実施する企業も増えており、本選考につながる重要なステップとして位置づけられています。今後は、単なる会社説明ではなく、仕事の魅力や社員との交流を体験できるプログラムがより求められるようになるでしょう。
AIの普及を背景に、より重要になる対話型の採用活動
採用業務の効率化も大きなテーマとなっています。応募者数の増加や採用活動の長期化を背景に、多くの企業がAIやデジタルツールを活用し始めています。エントリーシートの分析や面接日程の調整、適性検査の結果分析など、さまざまな場面でテクノロジーが活躍しています。
一方で、AIが普及するほど重要になるのが「人と人とのコミュニケーション」です。企業文化との相性や仕事に対する価値観、将来のキャリアビジョンなどは、最終的には対話を通じてしか見えてきません。そのため企業は、効率化できる部分はテクノロジーに任せながら、面談や面接ではより深い相互理解に時間を使うようになっています。
また最近では、一度内定辞退をした学生に対して将来の選考を優遇する「選考ファストパス」など、新しい関係構築の取り組みも注目されています。新卒採用だけで終わらず、長期的な人材とのつながりを意識する企業が増えています。
近年、卒採用市場は、学生優位の売り手市場が続き、企業にとっては厳しい採用環境となっています。しかしその一方で、採用手法や学生とのコミュニケーションのあり方は大きく進化し、学生一人ひとりと丁寧に向き合い、自社で働く魅力や成長できる環境をしっかり伝えることが求められています。
現在弊社では、タレントパレットを活用した採用支援において、単なる営業に留まらない企業の未来づくりを担うアカウントプランナーを積極的に募集しています。気になった方は、ぜひ採用ページよりご応募ください!