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わずか3年で、想像もできなかったフェーズへ! “老舗”三越伊勢丹の接客DXを推進してきた代表が語る、未来への戦略とは!?

こんにちは! アイムデジタルラボの採用広報担当です。今回は、当社の代表取締役社長・三部智英(さんべ ともひで)のインタビューをお届けします。
アイムデジタルラボは2019年10月、約 350 年の歴史を持つ三越伊勢丹グループが培ってきた店舗や接客ノウハウといった資産に、テクノロジーやクリエイティビティをかけ合わせ、新しい買い物体験を生みだそう、という志のもとに誕生し、3周年を迎えました。
今回は、設立からこれまでの3年を総括するとともに、今後の展望を語ってもらいました。

期待以上の成果! メンバーの多様な経験値が、新鮮なアイデアをもたらした

――アイムデジタルラボは2022年10月、創立3周年を迎えました。これまでの歩みを振り返って、今の思いをお聞かせください
アイムデジタルラボは、三越伊勢丹のDX推進をミッションに掲げて2019年に誕生しました。3年前はまだどのようにDXを進めるべきかもわからない状態でしたが、現在は期待以上の成果を上げていると自負しています。
シューフィッティングサービス『YourFIT 365』や、オンラインで接客を受けて店頭の商品を購入できる『三越伊勢丹リモートショッピング』などのプロダクトを開発した実績はもちろんですが、何より三越伊勢丹の社員とアイムデジタルラボに新しく加わったメンバーが一緒に仕事を進めることによって、三越伊勢丹の社員だけでは実現できなかった新しいサービスを迅速に提供できた、という点が大きかったですね。
また、設立当初はDXの基盤となるビジネスプラットフォームの構築にもまだ取りかかっていなかったのですが、現在、それが実現し、すでに高度化の段階に入っています。DX基盤の構築については、日経コンピュータなどの媒体でも紹介されるなど、外部からも情報共有してほしいという依頼を多々いただき、3年前は想像もできなかったフェーズに入りました。
三越伊勢丹のシステムや業務はかなり複雑ですので、すべてを一気に新しくするのは難しいですが、デジタルに終わりはありません。みんなで試行錯誤しながら、“仕組みを変えて、お買い物を楽しく”していきたいと思っています。

――この3年間で印象的だったことを教えてください
計10名の中途採用メンバーが加わってくれたことですね。彼らとは今も活発に対話をしていますが、三越伊勢丹の視点では気づかなかった仕事の進め方やアイデアを多数もたらしてくれています。多様性といいますか、やはりさまざまな経験値を持つ人と仕事をすると新しくて、かつ面白いサービスが生まれるなと実感した3年間でした。
一方で、伝統を重んじる三越伊勢丹の仕事の進め方とはギャップがあって、壁に直面することもままありました。でも、そんな企業カルチャーの中で、どう動いたらみんながハッピーになれるのか…。それを考えるのが、難しい反面、面白いところでもあるのです。
今後もアイムデジタルラボメンバーと三越伊勢丹、そして三越伊勢丹のIT子会社である三越伊勢丹システムソリューションズという3社のメンバーが共通の目標を持ち、ともに粘り強く努力していくことが大切だと感じています。

伝統ある三越伊勢丹のDXを導いてきた3年間。
これからは顧客と“つながり続ける”仕組みを構築!

――3年間、アイムデジタルラボはどう変化してきたのでしょうか? まず、百貨店の将来性についてはどのようにお考えですか?
三越伊勢丹グループは2021年、“マスから個へ”をテーマに、ひとりひとりのお客さまを大切に、継続的につながっていくという方針に転換しました。
昨今、“百貨店は儲からない”といわれています。もちろんそういう見方もあり、グループ全体でもコスト削減を進めていかなければなりません。でも、何より大切にしていくべきなのは、お客さまを大切にし、継続的な関係性を築いていくことです。
アイムデジタルラボでは今後、“お客さまとつながり続ける”ことをきちんと業務に落とし込んで“仕組み化”し、データを活用しながら、それらをよりよくしていく。そういった業務プロセスを回す仕掛けを構築していくべきと考えています。

――続いて、アイムデジタルラボの役割の変化についてうかがいます。この3年間で、三越伊勢丹内での存在感に変化はありましたか?
アイムデジタルラボには、大きく2つの役割があります。ひとつは三越伊勢丹の各現場と一緒に仕事をし、その課題をデジタルで解決していくこと。もうひとつはエンジニア、アーキテクチャのリーダーとしてシステム全体を改善していくことです。
端的にいうと、2つとも三越伊勢丹のDXを先導する役割ですが、新技術に理解の深いアイムデジタルラボのメンバーと、デジタルの経験が足りない人たちとの間にはどうしてもギャップがあります。我々には、そんな未経験の人をきちんとフォローしながら育成する役割もあると思っているので、彼らをリードしながら仕事環境をよくする活動をもっと加速していきたいですね。今はまだ小さな組織ですが、結果を残せばまわりの評価はさらについてきますので、成功事例を積み重ねていきたいと思っています。

――プロダクトについてはいかがでしょうか? 『YourFIT 365』、『三越伊勢丹リモートショッピング』に続く企画があれば教えてください

三越伊勢丹を利用されるお客さまには、まだまだ改善してほしいことが多々あるはずです。アイムデジタルラボは、そういったお客さまのご要望を“感動的”に解決していきたいと思っています。
そのためには、現場に近いところで仕事することが大切。現場を見ることによって、お客さまや店頭のスタイリストから、ヒントをいただけるんですね。それらをキャッチアップしながらデジタルを使ってプロダクトとして開発し、どんどんリリースしていきたいと思っています。
現在、すでに始動しているのは、決済時の利便性を高める取り組みと、お客さまとのコミュニティを作るプロダクトです。決済についてはお客さまと従業員、双方の要望でもあるので、ぜひとも解決していきたいですし、コミュニティについてはやはり三越伊勢丹を愛して下さるファンが多くいらっしゃるので、ファン同士が語りあえる場を設け、最終的にはお客さまに喜んでいただけるような仕組みになれば…と、企画を進めているところです。
お客さまのご要望を先読みし、思いもよらないようなご提案ができたとき、そこに初めて感動が生まれるのではないでしょうか。今後もデジタルと現場の力をかけあわせ、お客さまの期待を上回るようなご提案をし続けていきたいですね。

お客さまそれぞれの最適解を求めて――社会全体のデジタルをリードする存在に!

――今後のアイムデジタルラボの展望はどのように描いていますか?
DXで三越伊勢丹をよりよい環境に導き、お客さまのお買い物体験を素晴らしいものに変えていくのは大前提として、アイムデジタルラボは社会全体のデジタルをリードする役割を担う組織になりたいと考えています。
これからは三越伊勢丹だけでなく、DXに課題を抱える企業に我々の知見を広く提供し、オペレーションをリードする立場として深く入りこんでいきたいと考えています。さまざまなお客さま、さまざまな企業とつながって、それぞれの最適解を求め続けていきたいですね。

――三部さんご自身の展望はどのようにお考えですか?
私自身、小売業にはもっと可能性があると信じていますので、お客さまに「買い物に来てよかったな」「また行きたいな」と喜んでもらえる楽しく幸せな環境づくりを進めていきたいと思っています。それが百貨店の役割でもあるし、個人的にも関わっていきたいところです。
私ひとりの力では達成できませんが、閉塞感の漂う今、“明るい未来が待っているんだ”とみなさんが思えるような世の中を作っていくべく、少しでも貢献していきたいですね。

――3周年を迎えた今、どのような方にジョインしていただきたいですか?
お話したビジョンをかなえるためには、多様な人材が必要です。とりわけ、ともに手を動かしてくれるエンジニアや店頭や営業スタッフの方たちに寄り添って一緒に課題解決していける仲間を増やしたいと考えています。
お客さまや現場の要望を迅速に反映し、解決を繰り返していくのが、弊社の理想の姿。そのためには、やはりITやデジタルに造詣が深い方、システムの構造がわかる方が加わってくれるとうれしいです。
3年の間に入社した10名のメンバーはみんなそんなタイプで、いろいろな意見を言いつつも(笑)、楽しそうに仕事をしてくれています。ぜひ、率先して手を動かすことにやりがいを見出せる方のご応募をお待ちしています。

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弊社の3年間とこれからをたっぷり語ってもらいましたが、いかがでしたでしょうか? 
今後もアイムデジタルラボでは、三越伊勢丹の“接客”に“デジタル”を組み合わせ、“最高の顧客体験”をお届けするべく、さらなる進化を続けていきます。興味を抱いた方は、ぜひご応募ください!

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