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新卒1期生が見たツカダ・グローバルホールディング ~ ①入社後のギャップ

Photo by Sonja Guina on Unsplash

入社前と入社後のギャップとは

はじめまして。2018年に新卒でツカダ・グローバルホールディングに入社した中村です。

持株会社採用として、そして少数だけを採用する純粋な意味での経営幹部候補採用として、なかなかこのポジションはわかりづらいところがあると思います。このストーリーを通じて、少しでもこんな働き方を面白そうだと思ってもらえたら幸いです。

今回はギャップについて。入社1年目から衝撃の連続だったので、ギャップには事欠かないこのポジション。そのなかでも特に驚いたもの、影響の大きいものを3つ、お伝えします。

❶求められるのは「経営レベルの決断」

まず一番驚いたのは、会社の方向性を規定しうるような判断を求められたことです。

「海外にあるホテル。これを68億円で買うか、買わないか。」これが入社後半年ほどで社長から問われた質問でした。当時は法務としての立場からM&Aに関わっており、この案件についても上司に教わりながら内容を理解していったものでした。

それがこうして自らの考えを問われるような状況になり、経営に近いところで働く、ということをまさに実感した瞬間でした。と同時に、自らがやっていることの意義や会社に与える影響を考えるようになるきっかけとなりました。ここで求められていたのは、そして今も求められているのは、頼まれたことをこなす処理能力ではなくて、それを通して自ら経営を考え、決断する力です。

これを最初に書いていることからわかるとおり、これは今でも心に残っています。たまに、「現在の状況だったらどう答えるだろうか」と自分に問い直すこともあります。社会環境の変化、会社の内部環境の変化、そして自らの空間的・時間的視野の広がり。様々に変化するなかで、なにを選ぶかを決めていきます。

このように、本当に、新規事業や組織形態や資本政策などなど、会社に大きな影響を与えるテーマに取り組むのがこのポジションです。持株会社として規模を小さく保ちながら、かつグループ全体では事業規模を大きく持つことから、及ぼす影響の大きいダイナミックな働き方ができています。

❷自由なキャリア形成

キャリア形成。漠然と、人事から辞令のようなものが来ることをイメージしていましたが、これは全く違いました。

自分のキャリアについて決められたもの、覆せないものはなにもありません。自分で考えて、自分で決めて、そしてそれを意思決定者にプレゼンする。これを、「最短距離で経営に進む」という共通目標を持って、人事とすり合わせていく。これがこのポジションにおけるキャリア形成のプロセスです。

「自由」とポジティブなように評しましたが、正直に言えば、これはこれで苦しいものです。目の前に厳然と存在する様々な業務に取り組みながら、頭のどこか一部だけは常にその奥にある意義や未来を向いている。広い思考とでも言うべきものが、ここでは求められています。その広い思考で幅広く検討し、見えない部分まで見ようとして、そうして想像できたその極めて曖昧模糊とした広い可能性のなかから「これがいいんじゃないか」と思う像を選択する。ここまでやってやっと、じゃあそこにどのようにして至るかという戦略として、自分のキャリアを考えることができます。

要は、ここでいう「自由」は、なんでも好きにやるということではなくて、あらゆる可能性のなかから最良だと信じるものを選び出すことを意味しており、非常に高い水準で考え、決断し、これについて納得を得ることが求められます。

しかし、経営とは、ある種会社の進むべき道を決めることです。それをやりたいという人ならば、自らの進むべき道くらい決めておいて当然、という考え方がこの背景にあります。いわばこれも経営に進むための成長機会です。

なにを目指して、そのためにはどのようなものが必要で、それを得るためにいつどうするのか。そこから次のステップを導き出す。未だに自分も苦労していますが、とても楽しく、やりがいのある部分です。あとから見返すと、一周回って最初と同じ考えに戻っていたり、かと思えば180度違うものもあったりして、面白いです。経営方針がこんなにころころと変わっていたらそれは非常に問題ですが(笑)

❸主体的なワーク・ライフ・バランス

といったように、まさにいわゆる「知識労働者」然とした働き方をしていますが、それでありながら個人的にはワーク・ライフ・バランスはとてもいいです。現に、私はわりと定時に帰ることが多いです(わりと、と言うのは、さすがに株主総会や決算説明会の前はそうはいかなかったからです……)。

入社前は少しだけ不安に思っていましたが、経営に近いところで働くからといって、長時間拘束されるということはありません。そしてその強要はいっさいなかったと思います。むしろ残業しすぎると心配されたり、怒られたり……。

実は入社当時は、不安だったと言いつつも、長時間働いてでも成果を出していち早く経営に!と燃えたぎっていました。ただ今では、定時で帰りながら、つまり定められた時間のなかで圧倒的な成果を出す、ということを意識しています。インプットとアウトプットのバランスなどが理由ですが、これはまたの機会に。

いずれにしても、「仕事」と「生活」そのバランスをとる、もっと言えばいかに両者を調和させるか。なんでも自由なこのポジションだからこそ、当然ここも主体的に整えることができます

結びに

楽しんで仕事しよう、と伝えたいです。

経営とは、本当に頭を使う仕事です。そして感性が求められる、と個人的には思います。

全てにおいて、「こうしなければならない」というものはなくて、社長の意見に反対してもいいし、別の部署の人とプロジェクトを組んだっていい。理性と感性をフル活用し、なにが最も大切なのか、なにが理想かを考えて、そこに向かって進んでいく。そのために必要なことはなんだってできます。

途中に記載したとおり、「決められていない」ということはその裏返しとして多くの思考と決断を要求します。周囲と同じような枠組みではなく、時間的・空間的に職責や部署を超越して取り組んでいく。これを周囲から外れて自ら主体的に行うことはとてもハードなことです。

しかしだからこそ、働く場所や時間、業務の進め方といった形式的な自由ではなくて、目的設定から戦略構想、そしてその具現化まで、本当の意味での仕事の自由があるのだと思います。

ぜひ、会社の未来を創る仕事がしたい、と思ってくれた人と、共に働きたいなと思います。

(気になったことがあった人、ここもう少し聞きたいと思った人、ぜひご連絡ください!)



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