私たちMUSICOは、外資系金融機関やグローバルテック企業のオフィスで、カフェや社員食堂、役員フロアのダイニングを運営しています。よく「外資の現場って、何がそんなに違うんですか」と聞かれます。答えは、求められる「当たり前」の水準が、そもそも違うということです。そしてそこで働くと、自分の基準そのものが静かに引き上がっていきます。今日は、その現場のリアルを3つの角度からお話しさせてください。
■ 品質——「美味しい」の一歩先が、スタート地点
外資系のフロアでは、料理が美味しいのは前提です。そのうえで、提供のスピード、空間の心地よさ、そしてスタッフ一人ひとりの立ち居振る舞いまで、レストランに近い水準が期待されます。「まあ、社食だから」という言い訳が通用しない環境です。最初は戸惑うかもしれません。けれど半年もすると、この基準が自分の標準になります。他のどんな現場に行っても通用する「目」と「手」が、ここで自然と身につきます。
■ 多言語・多文化——目の前の一人に、ちゃんと合わせる
働く方の国籍も信条も、実にさまざまです。ハラル、ヴィーガン、ベジタリアン、アレルギー表示。これらは特別対応ではなく、毎日の運営に織り込まれた「標準機能」です。英語でのやりとりも日常です。大変そうに聞こえるかもしれませんが、裏を返せば、多様な人の「食べたい」に応えきる力が鍛えられるということ。ホスピタリティの幅が、他では得がたいスピードで広がっていきます。
■ 機密性——料理以外のプロフェッショナリズム
役員フロアや会議に料理を届ける場面では、重要な会話や資料に触れうる立場になります。だからこそ、守秘の意識と情報の扱いが、料理と同じくらい大切にされます。「信頼して任せられるチーム」であることが、運営パートナーの必須条件なのです。この緊張感のある環境は、プロとしての振る舞いを一段深いところで教えてくれます。
なぜこれほど基準が違うのか、その構造を記事にまとめました。現場に立つ前に読んでおくと、景色が変わると思います。
https://www.musico.co.jp/ja/insights/foreign-company-office-food?utm_source=wantedly&utm_medium=story&utm_campaign=insights
私たちが大切にしているのは、世界最高水準のホスピタリティを、根性や気合ではなく、仕組みと工夫で再現することです。厳しい基準に、一人で立ち向かってもらうつもりはありません。仕組みで支えながら、その先で「一人ひとりに向き合う力」を一緒に育てていく。そんな環境で成長したい方と、まずはお気軽にお話しできたら嬉しいです。