自己紹介をお願いします。
台湾のタカオ出身、ソウブンセンと申します。
文藻外語大学日本語学科を卒業し今年1月に入社いたしました。
現在は第二プランニングに所属し、タレントのマネジメントを担当しております。
2.台湾ではどんな学生でしたか?日本のカルチャーとの出会いは?
学生時代は、興味を持ったことには積極的に挑戦するタイプでした。
大学では日本語を専攻し、授業以外でも日本の作品やメディアに触れながら、日本語を勉強していました。大学4年生のときには交換留学に応募し、福島大学で1年間過ごしました。
日本のカルチャーとの最初の出会いは、子どもの頃に見たアニメです。特に、オタクになったきっかけは『おそ松さん』でした。6年間ほどずっと応援していて、X(旧Twitter)やニコニコ動画、二次創作など、日本のオタク文化やインターネット文化についても、そこから知るようになりました。
また、日本語を本格的に勉強しようと思ったきっかけはYouTube動画でした。日本のYouTube動画を見るうちに、字幕や翻訳に頼らず、そのまま日本語で内容を理解したいと思うようになり、大学では日本語専攻を選択しました。
3.休日の過ごし方や、秋葉原・日本で好きな場所は?
インドア派なので、普段はYouTubeをたくさん見たり、推しのファンアートを描いたりしています。
また、推しの配信の切り抜き動画を作って翻訳して、布教するのも好きです。
特にお気に入りの場所はありませんが、最近は公園を散歩したり、おいしいデザートがあるカフェでゆっくり過ごしたりもしてます。
多くの企業との進行業務から現場帯同まで幅広い業務を担当している
日本で働くことを選んだ理由
4.なぜ日本で就職しようと思ったのですか?台湾での就職と迷いはありましたか?
自分でも凄く不思議なのですが、日本で働こうと思ったきっかけは、交換留学中のある日でした。
イベントに参加して帰宅する途中、突然「日本で働いてみるのもいいかもしれない」と思ったんです。それまでは、日本での就職を一度も考えたことがありませんでした。
ただ、一時的な気持ちで決めるのは不安だったので、しばらく時間をかけて、本当に日本で働きたいのかを考えました。その後、家族にも相談し、就職活動を始めました。
台湾で特にやりたい仕事が決まっていたわけではなかったので、台湾での就職と迷ったというよりは、日本で本当に就職できるのかという不安の方が大きかったです。
5.家族・友人の反応はどうでしたか?
家族は、私が日本で就職することにも驚いていました。以前より少し過保護になった気がします。
友人たちは基本的に応援してくれて、就職が決まったときも一緒に喜んでくれました。大学の同級生とは一緒に交換留学やインターンシップをしていて、当時は7人ほどが参加していましたが、最終的に日本で就職したのは私だけでした。
6.日本語はいつから、どうやって勉強しましたか?
高校生の頃に五十音を習ったことはありましたが、本格的に勉強を始めたのは大学に入ってからです。今は5年目になります。
私は一人で勉強していると途中で止まってしまいやすいタイプなので、大学で文法や会話などを体系的に学べたことは、自分にとって一番効率的な方法です。
授業以外では、普段から日本語の配信やYouTube動画をよく見ていました。また、会話力を伸ばすために、日本語で独り言を話す練習もよくしています。
就職活動と入社の決め手
7.外国籍の学生として日本の就活で大変だったことは?
一番大変だったのは、エントリーシートを書くことでした。
台湾では、「学生時代に最も力を入れたこと」のような質問はあまりないので、最初は何を書けばいいのか全然分かりませんでした。普段の学生生活を振り返りながら、自分の経験の中からエピソードを探して、「そこから何を学んだのか」「自分にはどんな強みがあるのか」を言葉にするのが一番難しかったです。
また、内定をいただいた後の部屋探しも大変でした!
8. リアルアキバ・コミュニケーションズをどこで知りましたか?第一印象は?
日本に来てから、イベントに参加する機会が増えました。その中で、リアルアキバ・コミュニケーションズが主催・制作しているイベントに何度か参加し、「いろいろなエンターテインメントに関わっている会社なんだ」という印象を持ちました。
9.選考中に印象に残ったこと
正直、日本で新卒の外国人を採用していただける会社は少ないと思っていたので、面接が進んでいったこと自体がとても驚きでした。
「国籍ではなく、自分自身を見て評価してもらえている」と感じたことが、とても印象に残っています。
10. 最終的な入社の決め手は何でしたか?
自分が興味を持てる仕事があると思ったからです。
日本で外国人の新卒が就職するのは簡単ではないと思っていたので、ここで駄目だったら台湾に帰ろう、というくらいの気持ちで応募していました。そのため、内定をいただいたときは迷わず入社を決めました。
入社後のリアル
11. 現在の仕事内容を具体的に教えてください。1日のスケジュールは?
現在は主に担当しているタレントのスケジュール管理や、取引先とのメール対応を行っています。
イベントによっては現場にも同行し、当日のサポートをすることもあります。
また、所属部署以外の企画に携わる機会もあり、部署を越えてさまざまな仕事を経験できるのも、この会社ならではだと感じています。
12. 入社前後でギャップはありましたか?(良い意味でも悪い意味でも)
入社前は、担当タレントのスケジュール管理やメール対応が中心の仕事だと思っていました。
でも実際には、イベント現場への帯同や、他部署の企画に携わる機会もあり、想像していた以上に幅広い仕事を経験しています。
いろいろな仕事に挑戦できるので、毎日新しい発見があり、とても楽しいです。
13. 言葉や文化の壁を感じた場面と、それをどう乗り越えたかは?
自分の考えを日本語でうまく言葉にできないと感じることが今でもあります。
また、日本特有の空気感やタイミングが分からず、「今はどう動けばいいんだろう」と迷ってしまうこともありました。
まだまだ日本語を話す機会も経験も足りないと感じているので、積極的に話すことを意識しています。
14. 会社や先輩からのサポートで助かったことは?
メールを送る際は、先輩が毎回文面を確認してくださり、不自然な表現や失礼な言い回しがないか丁寧に教えていただきました。
また、言葉の意味がわからないときには、別の言い方に言い換えて説明してくださることも多く、とても助かっています。
グローバル人材として働くこと
15. 台湾出身であること・多言語ができることが仕事で活きた場面は?
入社して半年ほど経った頃、仕事で2回台湾へ行く機会がありました。
その際は、日本側のスタッフやタレントと、現地のイベント関係者との間に入り、通訳としてコミュニケーションをサポートしました。
自分の語学力を活かして、双方がスムーズにやり取りできる橋渡しができたことは、とてもうれしかったです。
16. 社内の雰囲気は?外国籍メンバーとして働きやすさをどう感じますか?
皆さんそれぞれ自分の仕事に真剣に取り組んでいますが、分からないことを質問すると、忙しい中でも丁寧に教えてくださいます。
17. 「アキバカルチャー×グローバル」という環境ならではの面白さは?
最近のアニメやゲームを見ていると、グローバル化を感じた作品が増えてきたと感じます。
例えば、モンゴルの歴史を題材にした『天幕のジャードゥーガル』や、韓国のアーティストがEDを担当する『オタクに優しいギャルはいない!?』など、より広がっている感じのがとても面白いです。
一方で、日本のコンテンツは海外から見ると、配信サービスやグッズの購入など、まだアクセスしづらい部分も多いと感じています。
日本国内だけでも十分大きな市場がありますが、海外にも多くのファンがいるからこそ、もっと正規の方法で作品や情報に触れられる環境が増えたらいいなと思っています。
そういう意味でも、「アキバカルチャーを世界へ届ける」という仕事には、とても魅力を感じています。
これから・メッセージ
18. 今後挑戦したいこと、キャリアの目標は?
今後はもっと海外の仕事に携わりたいと思っています。
台湾でのイベントでは通訳として日本側と現地の関係者をつなぐ機会があり、とても大きなやりがいを感じました。
その経験から、今後は英語や韓国語などほかの言語もさらに勉強して、自分が活躍できる場をもっと広げていきたいと思っています。
19. 日本の学生に向けて、「外国籍の同期・同僚がいる職場」の魅力を一言で言うと?
自分にとって当たり前だと思っていたことが、相手にとっては新鮮だったり、その逆だったりします。
そういう違いを知ることが、異文化の人と働く一番面白いところだと思います。
お互いの視野が広がりますし、新しい考え方に触れることで、自分自身の発想もリフレッシュできます。
20. 日本での就職を考えている海外・留学生の後輩へメッセージをお願いします。
実際に外国で生活してみると、想像していたものとは違うこともたくさんあります。
私自身、日本へ来る前は何か月も悩んでいました。でも、一歩踏み出さなければ何も始まりません。
若いうちは、いろいろなことに挑戦して、失敗して、そこから学んで、また考えていけばいいと思います。人生は一度しかありませんから。
「外国人だから」と最初から諦めてしまうのは、もったいないなと思います。
実際に挑戦してみると、きっと新しい景色や経験が待っていると思います。