1
/
5

3Dデザイナーの転職に必要なポートフォリオ作成のポイントと注意点💐

こんにちは、コンフィデンス・インターワークスの舘山です。

以前、「2Dデザイナーの転職に必要なポートフォリオ作成のポイントと注意点」という記事を掲載しました。

今回は3Dデザイナー編です!

2Dデザイナー同様、3Dデザイナーもご自身のスキルの裏付けとしてポートフォリオの準備が必要です。なぜポートフォリオが必要なのか、基本的な構成は前述の記事にて解説しております。職種関係なく、全体の基本構成は下記のように共通です。

【ポートフォリオ基本構成】
  • 表紙
  • 目次
  • 自己紹介
  • 制作作品詳細

詳細は前回の記事を是非ご一読ください!

2Dデザイナーの転職に必要なポートフォリオ作成のポイントと注意点✒ | 株式会社コンフィデンス・インターワークス
こんにちは。コンフィデンスの岡本です。2Dデザイナーが転職する時に必要となるポートフォリオですが、コンフィデンスでも選考前にご提出をお願いしております。弊社の採用担当は、クリエイターの皆さまのポ...
https://www.wantedly.com/companies/company_4612058/post_articles/501213

モデリングやモーション、エフェクトなど様々な形式の制作物がある3Dデザイナー。

よりご自身のスキルが伝わるよう、どのような点を意識してポートフォリオを作成すれば良いのかを解説していきます。

3Dデザイナーのポートフォリオ作成時のポイント

制作過程を明確に記載する

3Dデザイナーのポートフォリオで一番大切なポイントはズバリ、制作過程を明確に記載することです。

1つ1つの作品を作るまでに数多くの過程を踏む3Dデザインは、完成物のみを列挙してもスキルがなかなか伝わりづらいです。3Dに起こす前の元イメージ、そこからの過程を順を追って記載するようにしましょう。

ゲーム内に実装し動かすことが前提になる3Dデザインは見た目だけではなく、データ量やどのような角度から見ても違和感のないことなど、多様な評価ポイントがあります。

3Dデザイナーとして、元イメージをどのようなプロセスで立体的にし、どのように表現するかは腕の見せ所になりますので、その思考のプロセスが伝わるように制作過程を記載するようにしましょう。

必要な要素と目的

それでは具体的にどのような要素をどのように掲載すればよいのでしょうか。

制作物の形式は様々ありますが、全てに共通するポイントをご紹介していきます。

基本情報

制作物の画像を載せる際に必要な基本情報は下記です。

  • 使用ツール
  • 制作時間
  • ポリゴン数
  • 原画/指示書
  • 担当箇所
  • こだわりポイント

使用ツールMayaBlenderZBlushなどの制作ツールのほかに、レンダリングに使用したツールなど、完成物にするまでに使用したツールを全て記載しましょう。

制作時間:どの工程にどの程度の時間を要したのかを記載します。実際にゲーム会社で就業するとなると納期が必ずあるので制作スピードは大切です。

ポリゴン数:ポリゴン数は見た目の滑らかさだけではなく、データの重さにも関わってきますよね。ゲーム制作においてはデータ量は操作性に直結してきます。制限されたポリゴン数でどの程度の作品が制作できるのかが重要ですので、必ず記載しましょう。

原画/指示書:モデリングにしても、エフェクトにしても、元のイメージや指示書は必ず存在しますよね。何を元にしたのか、どの程度の指示内容から制作したのかが分かるように元となったものを記載しましょう。

担当箇所:モーションやエフェクトなど動きのある制作物は、完成動画をキャプチャして掲載することも多いのではないでしょうか。その場合、どこを担当したのかが分かりづらいので別途テキストで説明するようにしましょう。

こだわりポイント:制作するにあたって、工夫した点やこだわった点をテキストで簡潔に記載しましょう。

制作過程

続いて、前述した制作過程についてです。

先ほど、元イメージから完成物を制作したプロセスを順を追って掲載することが大切だと説明しました。制作物の形式ごとに例を挙げましたので下記を参考にして情報を入れ込んでみてください。

【3Dモデリング】
  • ①完成物
  • ②ポリゴンモデル
  • ③スキニングの平面データ
  • ④元イメージである2Dイラスト
【3Dモーション】
  • ①完成物のデモリール
  • ②リギングモデル
  • ③ジョイント配置やウェイト調整
  • ④元のポリゴンモデル
【3Dエフェクト(※パーティクルエフェクト)】
  • ①デモリール
  • ②パーティクルの配置画面
  • ③エフェクトのコンセプト

モーションやエフェクトの場合は、制作過程や解説コメントまで一つの動画内でまとめる形式もよく目にします。

どのような思考で制作したのかがしっかり伝わるよう工夫してまとめましょう。

(※3Dモデリングの場合の構成案事例)

デッサン

最後に、意外と重要なデッサンについてです。

デッサンは基礎画力はもちろん、立体把握力空間認識力を判断する材料になります。必ず掲載しなければならないという決まりはありませんが、掲載したほうがスキルの証明になります。クロッキーなどを掲載するのも良いですね。

作品数の目安

ポートフォリオは「」が大切です。作品数としては5~10作品程度あると良いかと思います。ただし、3Dデザインは制作に時間がかかることが多いので、掲載出来るものが少ないからといって、短時間で制作したものを追加する必要はありません。ポートフォリオ全体の質を大切にし、掲載したい高品質な作品をなるべく掲載するようにしましょう。

注意点

ポートフォリオに実務で制作した作品を掲載する際は注意が必要です。

リリース前のタイトルプロジェクトでの作品は守秘義務に触れてしまいますので特に注意が必要です。仮に世に出ているタイトルであっても、版元や制作会社の都合により、ポートフォリオへの掲載が禁止されている場合もあります。

実務で制作した作品は、ポートフォリオへの掲載可否を確認いただくほうがよいでしょう。

また、ポートフォリオの形式は特に縛りはありません。

PDFファイルで制作する方が多いですが、ポートフォリオサイトとしてWebサイト形式でまとめたものも良く目にします。読み手の気持ちを考え、自分がアピールしたいことを上手く表現できる形式でまとめましょう。

さいごに

今回は3Dデザイナーのポートフォリオについて解説しました。

ポートフォリオの作成は時間を要しますが、ご自身のスキルの裏付け資料として非常に重要なものです。今までの制作物を振り返り、しっかりと読み手にアピールできるよう丁寧にポートフォリオを作成しましょう!

弊社でも面接時にポートフォリオのご提出をお願いすることがございます。様々な方のポートフォリオを見ているからこそアドバイスできることもございますので、お気軽にご応募ください。

みなさんが思い描くキャリアを実現できるよう、弊社一同サポートさせていただきます。

ゲームデザイン(3DCG)
ゲーム3Dデザイナー|キャラモデリング・実装などスキルに合わせ活躍できる!
私たち株式会社コンフィデンス・インターワークスは、ゲーム・エンタメ業界向けアウトソーシングを基幹事業に展開する会社です。 ■実績と今後の成長性■ お客様先に常駐する弊社クリエイターは約800名を数えます。ゲーム業界に特化した人材事業ではトップレベルを誇ります。 これまで大手を中心とするゲーム会社に優秀なクリエイターを提供し、信頼と実績を積み重ねてきました。今後もさらなる成長を遂げるため邁進しています。
株式会社コンフィデンス・インターワークス
株式会社コンフィデンス・インターワークスでは一緒に働く仲間を募集しています
1 いいね!
1 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング
株式会社コンフィデンス・インターワークスからお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?