生成AIが急速に広がっています。
ChatGPT、Claudeをはじめ、さまざまなAIツールが毎日のように登場しています。
すると、よく聞かれる質問があります。
「これから、どんな人材の市場価値が上がるのでしょうか?」
私自身、30年以上にわたり、食品・IT・金融・士業などさまざまな業界で経営や人材と向き合ってきました。
今、私が感じているのは、
「AIを使える人」の市場価値が上がるのではない。
ということです。
むしろ重要になるのは、
「自分の経験・専門性 × AI」で、新しい価値を生み出せる人。
だと考えています。
AIを使えることは、やがて「普通」になる
少し前までは、
「ChatGPTを使っています」
というだけでも先進的でした。
しかし、これからはAIを使うこと自体が特別ではなくなります。
メールを書く。
議事録をまとめる。
資料を作る。
情報を検索する。
アイデアを整理する。
こうした作業でAIを使うことは、Excelやスマートフォンを使うことと同じくらい普通になっていくでしょう。
だから、
「AIツールを使えます」だけでは、大きな差別化にならなくなる。
私はそう考えています。
では、何が差になるのか?
例えば、20年間経理をやってきた人がいるとします。
その人には、
「この会社は資金繰りに注意した方がいい」
「この数字の動きは少しおかしい」
という経験から生まれた感覚があります。
あるいは、建設現場で20年間働いてきた人なら、
図面を見た瞬間に気づくことがある。
介護職なら、利用者さんのちょっとした変化に気づく。
営業経験者なら、商談の会話から相手の温度感を感じ取る。
これらはすべて、
その人が何年もかけて蓄積した「知的資産」
です。
ここにAIを掛け合わせる。
すると、
経理 × AI
営業 × AI
人事 × AI
介護 × AI
建設 × AI
製造 × AI
という、新しい専門性が生まれます。
私はここに大きな可能性があると思っています。
AI時代に市場価値が上がる「5つの力」
私たちは、これから特に重要になる能力を5つに整理しています。
① 課題を見つける力
AIに正解を聞く前に、
「そもそも何が問題なのか?」
を考えられる人。
② 言語化する力
自分の経験や感覚を、
「なぜそう判断したのか?」
まで説明できる人。
暗黙知を言葉にできれば、AIと共有できるようになります。
③ AIに任せる力
全部自分でやるのではなく、
「これは人間がやる」
「これはAIに任せる」
を設計できる人。
④ 人をつなぐ力
AIが進化しても、企業活動は人と人の関係で動きます。
顧客、社員、専門家、パートナー。
異なる人をつなぎ、新しい価値をつくれる人はますます重要になります。
そして最後が、
⑤ やり切る力
です。
AIは提案してくれます。
資料も作ってくれます。
分析もしてくれます。
しかし、
顧客に会う。
現場を動かす。
改善する。
責任を持つ。
最後まで実行するのは人間です。
だから私は、
課題発見力 × 言語化力 × AI活用力 × 人をつなぐ力 × 実行力
この掛け算が、AI時代の市場価値になると考えています。
20代だけが有利な時代ではない
ここは、私が特に伝えたいことです。
生成AIは若い人だけのものではありません。
むしろ私は、
30代、40代、50代のビジネス経験者にも大きなチャンスがある
と思っています。
なぜなら、AIには経験がありません。
営業を20年間経験したこともない。
会社の資金繰りで悩んだこともない。
部下が辞めて困ったこともない。
お客様から怒られたこともない。
事業を立ち上げて失敗した経験もありません。
しかし、人間にはそれがあります。
その経験を言語化してAIと組み合わせることができれば、
「経験年数」がもう一度、大きな武器になる可能性があります。
私自身も56歳からAIを学んでいる
私自身、AIエンジニアとしてキャリアを積んできた人間ではありません。
20代は食品。
30代はIT。
40代は金融・士業。
長年、経営や営業、マーケティング、事業づくりに関わってきました。
そして今、その経験をAIと掛け合わせようとしています。
私自身も毎日学んでいます。
分からないことは若い世代から教えてもらう。
逆に、経営や営業については私の経験を伝える。
世代と世代の知識をAIでつなぐ。
これも、これからの働き方ではないでしょうか。
「AI人材」ではなく「AI×専門人材」へ
私たちCENTROTUS・NLVグループが育てたいのも、単なるAIオペレーターではありません。
目指しているのは、
AI × 営業
AI × マーケティング
AI × 経理・財務
AI × 人事
AI × 介護
AI × 建設
AI × 製造
AI × 経営
という人材です。
そして実際の企業課題を題材に、
学ぶ → 要件定義する → AIでつくる → 現場で使う → 改善する
ところまで経験してもらう。
知識を持っているだけではなく、
「AIを使って企業の課題を解決した経験がある」
人材を増やしたいと思っています。
あなたの10年、20年の経験は、AI時代の資産になる。
AI時代だからといって、これまで積み上げてきたキャリアを捨てる必要はありません。
むしろ逆です。
これまでの経験にAIという新しい武器を掛け合わせる。
営業経験者なら、AI営業へ。
経理経験者なら、AI経理へ。
人事経験者なら、AI人事へ。
現場経験者なら、その業界のAIコンサルタントへ。
「AIに仕事を奪われる側」ではなく、
「AIと一緒に新しい仕事をつくる側」へ。
私たちは、そんな人たちと一緒に仕事をしたいと思っています。
AIの専門家でなくても構いません。
大切なのは、
これまで何を経験してきたのか。
そして、その経験をこれから何に変えたいのか。
少しでも興味を持っていただけたら、まずはWantedlyで話を聞きに来てください。
あなたの経験とAIを掛け合わせたとき、どんな新しい仕事が生まれるのか。
一緒に考えてみたいと思っています。
折瀧 浩二
CENTROTUS × NLVグループ
AI企業OSプロジェクト