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CockPitホールディングスは、「太陽に飽きられない」という独自の価値観を軸に、革新的な調和M&Aを展開し、業界内でも一線を画す存在として注目を集めています。
今回は、自身の人材紹介会社である株式会社Leapsを経営し、事業を着実に成長させながらも、CockPitホールディングスへのグループインという大きな決断を下した高橋氏にインタビュー。コーチング事業で感じた「無責任さ」への葛藤、人材業界へと踏み出した創業期、そして組織拡大の中で直面した経営者としての苦悩まで、その歩みを辿ります。
なぜ彼は、単なる事業成長や一般的なM&Aではなく、「調和M&A」という選択をしたのか。本記事では、そのリアルな意思決定の裏側と、関わるすべての人が前に進むための選択としてのM&Aの本質に迫ります。
高橋諒 / 株式会社Leaps 代表取締役
1994年生まれ。愛知県出身。高校卒業後、メーカーに就職。その後、フルコミッション型の営業に転身し、20歳でトップの成績を記録。コーチング事業を経て株式会社Leapsを創業し、人材紹介事業を展開。2026年3月、株式会社CockPitホールディングスへM&Aし、現在は子会社である株式会社Leapsの代表取締役を務める。
――改めまして、取材よろしくお願いします!
早速ですが、 経歴として、経営をされる以前は何をされていたのですか?
知人の紹介で通信商材のフルコミッション型営業を行いました。稼ぐと意気込んだのはいいものの、最初はなかなか上手く行かず全く契約が取れませんでした。ただ、反骨心は人一倍あったこともあり、2ヶ月後には社内で高い役職に就くことができました。当時は20歳でしたが、年収1,000万程は稼いでいたと思います。
―― その後、ご自身で会社を設立されるわけですが、最初は転職支援ではなかったんですよね。どのような事業でLeapsを創業されたのでしょうか?
きっかけはYouTubeを観ていたら、今でいうコーチングの元祖の方が出ていました。その方が名古屋に来るというタイミングで「会いたい!」と思い、お会いしてみました。そこでもご縁があり、コーチングを受講して3ヶ月目ぐらいの時に、「自分でも取り組みたい」となり、自身でコーチングの事業を立ち上げました。
――コーチング事業の立ち上げ。自身で立ち上げてみていかがでしたか?
ご縁に恵まれながら1年ほどコーチング事業をさせてもらったのですが、結果的にコーチングのクライアントの悩みが、大半は仕事だったということに気づきました。「高橋さんのコーチングをきっかけに転職をしました」という人は結構多くて、何かのきっかけになれたのは嬉しかったです。ただ、事後報告で「転職したものの上手くいきませんでした」という声もかなり多いなと感じました。そうなったときに、きっかけだけ作っている自分自身が「なんか無責任だな」と思ってしまって。きっかけだけ提供して、あとは何もできない。そうした時に、これは自分のしたいことじゃないなって思ってしまって。
――そのタイミングで人材事業を立ち上げるのですか?
いえ、僕はコーチングをずっとしたかったので、自分で転職支援事業を立ち上げるというよりは良い人材会社と提携したいなと思ってました。とりあえず何社かお会いしてみようと、名古屋、大阪、東京で10社ほどの人材会社とお会いしました。
――人材会社数社と実際会ってみてどうでしたか?
「闇だな、、」と感じたのが率直な意見ですね。そもそも僕はそれまで、人材業界に悪いイメージが全くなく、人の人生に関わる良い仕事だと思っていたんですよね。ただ、幾つかの会社と会う中で、一言で表すと「人身売買」。そんな言葉がぴったりだなと。人を売ってお金にする文脈の方々がすごく多くて、「これはどこにも紹介できないな。。」と率直に感じました。で、「これは自分たちでやるしかない!!」と思い、転職支援事業を立ち上げます。
――そういった背景だったのですね。その後、立ち上げゼロ段階からCockPitの人材立ち上げ支援サービスに入ったと伺いました。どのような出会いだったのでしょうか?
私の知り合いがCockPitで転職成功して上手くいっているという事例を聞いたんですよね。転職した当事者がすごく満足していて、面談のスタイルが印象的でした。で、その子が代表である純樹さんの友達経由でCockPitに出会ったということで、直感的にお会いしたいと思い、アポを取ってもらい東京に向かいました。
――実際に純樹さん(CockPitの代表)に会ってみて、印象はどうでしたか?
「なんかこの人は違うな」と思ったんですよね。人材業界の人と会う中で、最後の最後に会った方なのですが、「出会った人を豊かにしたい。仕事はその手段。と常に話されていて、僕と思想が似てる」というのが最初の印象です。僕は求職者の味方でありたいっていう思想が強かったので、そこが同じだなと。そして話をする中でも「お金や報酬額」関連のワードは最後まで一切出なくて、こちらから質問したら、
「弊社のサービス体験してもらったらわかると思うので、とりあえず任せますよ。」
という回答でした(笑) そこの思想や行動に違和感は全く感じなくて。なので、東京と名古屋で物理的な距離感はあるけれど、CockPitと一緒にやりたいなとその場で意思決定しました。
――代表の鯰江らしいエピソードですね(笑)
その後、立ち上げ支援サービスをお願いして、どのような変化がありましたか?
最初はコーチングと人材の違いにとても苦戦しました。コーチングはその人の可能性を信じて、可能性に向き合うみたいな抽象的な概念が多いと思うんですよね。人材はそれを具体的に落とし込んで、提案していく。この頭の切り替えが結構難しかったのですが、CockPit取締役の竹内さんに毎回介入してもらいました。「コーチングと人材って違うので分けてください」と毎日のように言われていましたね。
――そこは大きな違いがありますもんね。初期段階から支援依頼頂いてますが、1回自分でやってみてからお願いしようとは思わなかったのですか?
全く思わなかったですね。確固たる結果を出していて思想が同じ方がおられたら、そこをいち早く取りに行ってゴールに辿り着きたい。周りを見ていても思うのは、何%か取られるのが嫌で自己流で行ってる人が多いですが、非効率だと思うんですよね。求職者からしてみても、そちらの方がサービス内容が良くなると思うので。今回のグループ入りを決めた理由の1つもここにあると思います。
――その後、売上を伸ばしながら現在、従業員も3名に増えていますよね。実際に人を雇用してみていかがでしたか?
従業員とは年齢も近く、当時は本当に仲良く、ワイワイとした雰囲気でやっていました。創業期ならではの距離の近さもあり、チームで仕事をしている感覚は強かったです。創業時から在籍してくれている山本が、竹内さんから人材領域についてしっかり教育を受けて成長していったこともあり、「この形でいける」という手応えが少しずつ見えてきました。その流れでさらに2名を採用し、「このまま組織を大きくしていこう」と意気込み、しばらくの間は波はあれど、順調に事業拡大していきました。
ーーなるほど。その中で今回M&Aという選択肢を考え始めたきっかけは何だったのでしょうか?
正直、当初はM&Aという選択肢は1ミリも考えていなかったです。きっかけとなったのは、娘の緊急入院。当時、僕は東京出張が決まっていましたが、娘が10日間入院が必要になり、妻が付き添うことになったんです。そのときに、ふと「今の仕組みだと僕に何かあった時に会社が一瞬で止まるな」と思ったんですよね。家族に何かがあったときにも今のままだと身近にいてあげられないなと。ちょうどそのタイミングで組織の脆さや、成長の限界も感じていたので、その思いを抱えて東京出張に行ったのを覚えています。
ーー組織の脆さや成長の限界。そう感じた背景はどんなところからだったのでしょうか?
当時は役員が自分1人しかおらず、現場のフォローやBPO事業の詳細を把握しているのが私だけという状況でした。そして、取締役や圧倒的な事業責任者クラスを採用できない自分の力不足さ。社員や顧客を幸せにしたいという思いはありましたが、大きな大義がない部分も心のどこかではありました。「このままのやり方ではいけない、何かを抜本的に変えなければならない」というタイミングだったんですよね。
ーー経営者として危機感。
そこからどのように変化があって、M&Aが選択肢に入ってきたのでしょうか?
M&Aが現実的な選択肢として浮上したのは、東京出張で純樹さん竹内さんとお会いした際のことです。今後の展望について伺う中で彼らから、「リファラル集客の転職支援事業において、我々のサービスが一番の自信がある。あらゆる会社にこのノウハウを伝えるため、指標として2年で6社の人材会社を買収したい」という具体的なビジョンを聞きました。その瞬間、自分の中に「M&Aという道も1つありなのかもしれない」という考えが初めて芽生えました。ただ、そこでは全然決断していなくて、まあそういう話もあるか、と思って、持ち帰りました。新たな可能性を自分の中に持ち帰った、そんな感覚です。
ーーあくまでM&Aは選択肢の1つ。
そこから本格的に考え出すまで、背中を押したものは何だったのでしょうか?
仲良くさせていただいている経営者の先輩と話をした際に、「現代の経営者には2種類いる」っていう話をしたんですね。ビジョンや成し遂げたい世界観があり、先頭に立つ旗振りタイプのリーダー型か、組織作りが得意な縁の下の力持ちタイプのマネジメント型か、どちらか2種類だと。そうなった時に僕は圧倒的に後者だったことに気づいたんですよ。そうなると、今、旗振りしてるな、と。そう気づいたときにスッと腑に落ちました。なので、肩書きで仕事をするのではなくて、役割で仕事をするべきだなと率直に感じました。そうなった時に竹内さんの話を思い出して、純樹さんに再度会う機会を作ってもらって、CockPitへのグループインを決意した形です。
「逆にCockPitしか考えていなかった」が正しいですが、選んだ理由としては大きく3つあります。
1つ目は、創業当初から本当にお世話になり、今のLeapsがあるのは純樹さん、竹内さんがいたからだと心の底から思っていること。それこそ、竹内さんは毎週時間を作ってもらってコンサルに入ってくれていたのですが、名古屋の小さなベンチャーにも一切手を抜かず、本気のフィードバックをしてくれてたんですよ。特に社員に対して、生き方や思考の癖、弱いところなど向き合ってくれてました。本質的なところをズバズバ言ってくれるのですが、表面的に生きていたらできないと思ってます。言葉で伝えるのは難しいですが、「すごく愛を感じた」という感じです。
2つ目は、ビジョンの一致です。弊社の「働く喜びをすべての人に」という想いと、CockPitの「1億2,000万人の月曜日を豊かに」という描いている未来が同じだなと思いました。なんなら我々の世界観を、更に具体的に体現しておられました。
そして、3つ目は、自分たちに足りないものをすべて持っていたことです。ナレッジもそうですし、人的リソースもある。例えば、転職支援事業部の数値面や現場面で何か判断を迷ったときも、自分に聞くより竹内さんに聞いた方が良い。採用や育成の知見や戦略面では、純樹さんに聞いた方が良い。外部から経営者を役員として入れることも考えたのですが、それだと時間もコストもかかりますし、関係性もゼロからになります。だったら目的のためにCockPitと一緒になることで、信頼関係がある状態で経営機能がそのまま入ると思いました。「自分たちにあったらいいな」と思っていたものが、すべて揃っていました。
世の中には他にも人材会社はありますが、他と一緒にやろうというのは思わなかったです。M&Aをしたいというわけではなく、CockPitと一緒にやりたかったのが正しいです。
ーー弊社とM&Aした会社は皆さん同じような発言されていましたね!
決断までの期間に葛藤した部分はありましたか?
9月に決断しているのですが、正直7月、8月はかなり葛藤しました。世の中の話を聞いていても、「良かった」という声もあれば、「やめておけばよかった」という声もある。どちらの可能性もある中で、自分がどちらに転ぶのかはやってみないと分からない、という怖さはありました。
あとは、やっぱりメンバーの存在が一番大きかったです。M&Aをしたタイミングで、「辞めます」と言われる可能性も十分にあるなと思っていましたし、自分の意思決定が彼らのキャリアや人生に影響してしまうという責任も感じていました。
ーーその葛藤からはどのタイミングで答えが出ましたか?
主語を自分ではなく「求職者」「メンバー」に変えた時に答えが出たという形です。
まず第一に考えたのが求職者のことですね。求職者にとって何が1番いいのかと思った時にまずはクオリティが上がることだなと。そうなった時に、このままではクオリティが上がらないなと思ったのが、まず1つ目の理由です。
2つ目が山本。創業からいてくれてるメンバーなのですが、2024年の秋ごろに従業員が3人のうち同時に2人辞めて、山本だけ残るということが起きました。社員1名だけなので、いつ辞めてもおかしくない中、残る選択をしてくれたんです。そうなった時に、僕は「彼がLeapsに残ったという選択を正解にしないといけない」と強く思って。そうした時に彼が望んでいる選択ってなんだろうなと考えたんです。
3つ目がそもそも「株とは何か」です。私たちのように中小ベンチャーの株って、意外と価値ってないと思うんですよね。(笑)上場や売却に関しては、現状考えていない。経営権に関しても、取締役がいたら一人で決めることはしない。売りたいと言っても売れるわけではないですしね。
ーー他にも、M&A=縛られるイメージの部分も悩んだと伺いました。
ここはどのように払拭していったのでしょうか?
M&A=縛られる=管理下に置かれる、そんな感じで想像していたんですよね。時間もお金も全てにおいて管理されるみたいな。特に僕は自由の欲求がすごく高い人間で、人の下につきたくない、管理されたくないから経営者になったのにいいのか?と。ここは特に、全ての経営者が共通する部分だと思います(笑)
実際に入ってからは、「縛る」の定義によるかもしれませんが、最初は行動の部分で居心地の悪さを感じました。それは行動管理されるという意味ではなく、基準値が圧倒的に高い。。(笑)
なんとかそこに合わせにいくために、これまでの日常の行動を変えるという意味で。
「明日までにこれやってください」、「え、明日まで?」みたいな(笑)ただ同時に、自分達の基準値の低さも痛感しましたし、これまで自分たちの基準値で仕事をしていたから、CockPitと成果がこんなに違ったんだろうなと思いました。
ーー実際にM&Aで入ってみて、率直にどう感じていますか?
圧倒的に良かったです。まず実績が大きく上がっているんですよね。3ヶ月で売上も粗利も2倍以上になりました。以前は月ごとの波が大きかったのですが、それが徐々になくなってきているのは大きな変化だと思います。さらに、偶然上がったのではなく、再現性を持って伸ばせている状態に変わってきました。また、定性的には社内の士気も上がっているし、人間的な成長も見受けられる。僕自身も純樹さんや竹内さんからFBをしてもらうことで、何より成長を感じています。
その結果として、社員への報酬も上げることができて、社員も喜んでます。売上が上がるだけでなく、 それがしっかり還元できているという意味でも、組織としていい循環が生まれてきている実感がありますね。
ーーーー数ヶ月という短い期間でも、大きな変化があったのですね。
具体的にCockPitはどのような点を助けてくれているのでしょうか?
一言で言うと、「 何をやるべきか明確にしてくれます。」事業のどこに課題があるのかを洗い出してもらい、その上で具体的な打ち手まで落とし込んでくれています。CockPitさんが実際に経験したことが多いため、こうすると結果的にこういった問題が起こる。だからこそ、前もってこの準備をしておく。等々、未来が見えているイメージですね。
ーー意思決定の部分もすごく助かっていると伺いました。その点はいかがですか?
意思決定をする際に無駄なことを考えなくて良くなったのは自分的にすごく大きいです。もともと自分は、ビジョンを掲げて引っ張るタイプではなくて、「決まったことを正解にする」方が得意なんです。それこそセミナーに行ってビジョンについて勉強したり、仲の良い経営者に相談したりして何度も考えたんですが、答えは出ませんでした。答えがでないからこそ、そこに費やす時間も多かったのですが、グループに入ってからは、自分の得意領域に全力を注げるようになりました。
実際に今だと、純樹さんがビジョンを描く。そこへ向かうために与えられたミッションを僕がLeapsを通して実現する。そんな役割で仕事をしているので、それ以前の「会社は5年後、10年後どうなるんだろう」みたいなものを考え続ける不安はなくなりました。
ーー拠点が名古屋と東京で距離があると思うのですが、その点についてはどうですか?
距離は全く苦になっていないですね。離れているからやりづらい感覚は特になく、意外とちょうどいいですね。東京での月1全社総会にはメンバー全員で参加して、BBQやご飯会などでは社員同士の交流もあり、とてもいい空気感だなと思っています。相談ごともメンバー同士で連絡し合ったりもしているみたいです。「このような状況の時どのような思考で考えていますか?」など実務や思考などの質問のやり取りも。このカルチャーが偶然起きているように見えますが、実は緻密な戦略が練られているんだろうなと感じています。
ーー一般的に株を全部渡すのはリスクがあることだとも捉えられますよね。今回、実際に行ってみてその点はどう感じていますか?
誰に渡すかでメリット、デメリットはほぼ決まると思います。一般的に言うと、株を全て渡すというのは、経営判断を全て任せることになりますよね。とはいえ我々のように売却予定や上場予定もない場合、意外と株の価値って皆さんが思うよりは高くないと思うんですよね。となると唯一のリスクは、経営陣を降りる≒ある意味乗っ取られる部分なので、自分と価値観が合わない人や利用だけ考えている人、短期的な利益だけ見ている人に渡してしまったら、全部ごっそり変えられる可能性は普通に考えれば全然あると思います。ただ、僕の今回のM&Aに関しては元々信頼もある、価値観も理解している、目指すビジョンも同じだったので、そこは懸念にはなりませんでした。そもそも、純樹さんや解さんがお金に困ってる感じはなく、執着心も感じないですし。(笑)むしろ、信頼できる相手に任せることで、意思決定のスピードや質が上がったと感じています。
また、今回のM&Aは、市場によくある資本主義的に判断し、その分強く縛るようなものではなく、お互いの強みを活かしながら一緒に良くしていく調和M&Aでした。数字も伸びて私の可処分所得も増えて、メンバーの収入も上がり、サービスの質も上がった。これが全てかなと思います。
ーー調和M&Aとは?
マルチプル◯倍、うまく行った場合は◯%を還元 のように世間一般の考えに当てはめるのではなく、思想や参画後の待遇含めた未来について話します。M&A業界で働く友人に確認しても、「そんな方法を用いることはないね」「そんな発想あったのか。」と言われることが多かったです。純樹さんに聞いても、世間が言うM&Aとは違うよ。「調和M&A」や「合体」と言う表現をされています。具体的な中身はお話できませんが、お互いが性善説の前提で動くため、よく考えられた面白い仕組みだなと感じました。
ーーM&Aにはリスクもある分、「コンサルで十分なのでは」と考える方もいると思います。実際にコンサルも受けられていた中で、M&Aと比較したときの違いはどのように感じましたか?
1番痛感したのは週に何回かのコンサルティング時間だけでは本当に足りてなかったことですね。知識不足、経験不足、マネジメント不足。それを週に数回の時間で補うことがそもそも不可能だったと思います。その点、グループインした方が遠慮がなくなり、垣根を超えて身内になった感覚です。極端に言えばコンサルは「教えること」が役割で、 結果に対する責任は限定的だと思うのですが、M&Aの場合は、同じものを背負っている状態にお互いがなります。結果的に、 「支援してもらっている」というよりも、「お互いが背中を預け合って一緒に作り上げていく仲間」 になったと思います。
ーー10人以下の経営者や、1人社長に対して一言ありますか?
「肩書きではなく、役割で仕事をしよう」ということを伝えたいですね。僕自身、いわゆる根っからの経営者タイプではないと思っています。むしろ、自然とやってしまうのは「誰かの意思決定を正解にすること」。代表をやりたくてやっていたわけでもないし、向いているとも思っていなかった。ただ、「代表」という肩書きで仕事をするようになると、周りからどう見られるかも気にしなければならなくなって、自分らしさが少しずつなくなっていく感覚がありました。その結果、自分の得意な役割もうまく機能しなくなってしまったんです。今振り返っても、正直重くて、やりづらさを感じていました。
同だからこそ、肩書きに縛られるのではなく、「自分はどんな役割で価値を出すのか」に向き合った方がいいと思っています。その方が結果的に、組織にとってもいい状態になるはずです。
―― Leapsの今後の展望について教えてください。
まず、「名古屋で1番信頼が集まる転職エージェントになる」というのは、創業時からずっと掲げているテーマです。その上で、売上としては10億円を目指しています。もともとは10期で10億というイメージだったのですが、今回グループに入らせてもらったことで、そのスピードは確実に早まった感覚があります。自分たちだけでは辿り着けなかった成長曲線に乗れている実感がありますね。
組織としては、メンバーの年収も上げていきたいです。それこそ、グループ入りして数ヶ月で売上が2倍近くになっているので、これまでよりも安心して還元できる感覚がありますし、平均年収800万円を水準にしていきます。仕事だけではなく、プライベートも含めて自己実現ができる、両軸で満たされる組織にしていきたいです。
また、キャリア面でも変化が出てきています。現在の事業責任者も、今後は役員というステップが現実的に見えるようになってきました。他のメンバーに関しても、人事領域にチャレンジしたいという意思が出てきていて、実際にそのイメージも具体化してきています。これは、愛華さん(CockPit人事)とのコミュニケーションの中で解像度が上がってきた部分も大きいですね。グループインしたことで、私たち組織の一歩、二歩先の未来を体現しておられる存在があるのは、メンバーにとって成長の推進にもなっていますし、これまで見えづらかったキャリアの選択肢が広がり、多様なキャリアを具体的に描けるようになってきていると感じています。
―― 高橋さんご自身としては今後どのような未来を描いていますか?
まずはLeapsでしっかりと実績を出すことが前提ではありますが、その上で、ホールディングス全体にも価値を発揮できる存在になり、いずれは役員として関われるレベルまで成長していきたいと考えています。そして、創業から一緒にやってきた山本には役員というポジションを目指してほしいですし、そこまで引き上げる責任が自分にはあると感じています。
仲間として、そうした未来を一緒に実現していけること自体が、自分にとってのやりがいであり、これからの楽しみでもあります。
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