2022年の年末に開催した全社会議で最も活躍した人を表彰するアイ・グリッドアワードの発表を行いました。（その時の記事はこちらからご覧ください）

このアワードはウェルビーイング経営の推進することを目的として、当社のバリューおよびコンピテンシーに沿って活躍した人をみんなで称える場として新たに始めた取り組みです。

今回は、初代受賞の事業開発室の櫻井さんとウェルビーイング経営を推進する大﨑さんにインタビューしました！

―まずは櫻井さん受賞おめでとうございます！いきなりですが率直な感想をどうぞ！

【櫻井】ありがとうございます（笑）　今回の受賞、身に余る光栄ですが、素直にうれしかったです。

受賞後、オフィスですれ違う人に声をかけられたり、メールをもらったりしました。今までやってきたことを見てもらっていたんだなと励みになりましたし、さらにモチベーションが上がりました。

とはいえ、今回のアワードは僕がいただく形となりましたが、業務を推進していくにあたっていろいろな人のサポートがあってこそ。一人の力では到底今の事業は進めることはできなかったので、みなさんの支えがあってこその受賞だと感じています。

―アイ・グリッドアワードの生みの親である大﨑さん、今回櫻井さんが授賞したことについてどう思いますか？また、アワードを始めた背景を教えてください。

【大﨑】アイ・グリッドアワードは、当社のバリューやコンピテンシーを体現した人を社員投票により決定します。部門や役職という垣根を超え、互いを認め合い呼応し合う文化の醸成に繋げたいという思いが込められています。

日ごろの櫻井さんの仕事に真摯に取り組む姿ももちろんですが、ゼロから１を生み出す新規事業の立ち上げ時の促進力や、どんな状況でも社内社外問わず周囲を元気にしてくれるようなコミュニケーションの取り方などなど、アイ・グリッドのコンピテンシーを体現していると感じる場面はたくさんあったので、初代受賞者としてふさわしい方だと思います！

―コンピテンシーという言葉が出てきましたが、どういう意味でしょうか？

【大﨑】コンピテンシーとは、「安定的に期待される業績/結果を出している人材に観察される、行動、態度、思考パターン、判断基準などの行動特性」を指します。企業・組織ごとに重視する特性はさまざまですが、アイ・グリッドでは、「チャレンジ志向、アイディア志向、概念理解力、柔軟性、貢献性」の５つを、部署に関わらずアイ・グリッド社員共通の行動特性として第一に大切にしようと、グループのコンピテンシーとして設定しています。これら5つ以外にもコンピテンシーは定義されています。これらを社内共有言語とし、個々の特性を伸ばしながら人材育成していくことを実践しています。

―櫻井さんご自身はどのコンピテンシーが強みだと思いますか？

【櫻井】コンピテンシーの中では、チャレンジ志向と貢献性というのが強みだと思っています。とにかく前に進もう、何とかやってみようという気持ちは強く、そして、「誰かのため」に動くことでさらに前に進もうという気持ちになります。

普段はあまりこのコンピテンシーを意識して業務に取り組んでいるわけではありませんが、今回の受賞を通じて、改めて自分自身の特性やこれから意識したほうがいいところなど考えるきっかけになりました。

【大﨑】みんなで受賞者を称え、お互い刺激しあえるきっかけになったのなら嬉しいです。

【櫻井】投票の際、理由（メッセージ）を記名式で記入するといのもよかったと思います。普段頑張っているなとか、感謝の気持ちがあっても、それを示す機会というのがなかったので、そういう気持ちも込めてメッセージが送れました。アワードを通じて、「この人はがんばってるよな。」とか「一緒に仕事をしていて楽しいな。」とか、振り返り、意識する機会にもなり、改めてそういう時間ができたのは非常に良かったと思います。

【大﨑】アワード受賞者は１名ですが、票が入りメッセージの受取対象者はたくさんいましたよ！預かった個々のメッセージは、全社会議の実行委員から、表彰式後に対象者の方々にお届けしました。とても喜ばれた事が印象的ですね。メッセージをもらった人が、あたたかい気持ちになったり、モチベーションアップのきっかけになったという声が上がったのは本当にうれしかったです。

―「互いを認め合うことを大切に」とのことですが、その理由は？

【大﨑】2022年からアイ・グリッドではウェルビーイング経営を推進しています。ウェルビーイング（Well-being）とは「心身ともに健康で、かつ社会的にも満たされた状態」を指す言葉です。この状態にするには、主にキャリア、ソーシャル、フィナンシャル、フィジカル、コミュニティーの５つの要素があると言われています。これらをバランスよく満たすことで、組織全体に活力がめぐり、結果企業価値の向上につながるのです。アイ・グリッドでは、この５つの要素の中でも「キャリア」「ソーシャル」に重点を置き、持続可能な企業活動や社員の働き方を追求していきたいと考え、アイ・グリッド独自のウェルビーイング経営として「ibeing（アイビーイング）」と名付けて推進しています。

持続可能な働き方を追求していくには、「互いを認めあうこと」が不可欠と考えています。

多様性を受け入れるということのベースは、相手の価値観を認めるという事だと思います。認められないと、「ずるい」「不公平」という不満につながる感覚が生まれてしまう。個々が自身の価値観に自信と誇りを持ち、周囲の人達の価値観を認め合える、そんなイキイキとした活力が巡る土壌ができるといいなと考えています。

【櫻井】僕は入社して丸1年が経ちましたが、素敵な会社だと思っていて、アイ・グリッドに出会えてよかったと思っています。一緒に働く人達も、優しい人が多いですし、ぎすぎすしたりもないし（笑）

人として暖かい人が多く、承認しあう文化があるなと感じています。今回は、それがこの取り組みによって表面にでただけで、もともとあったのではないでしょうか。

【大﨑】嬉しい言葉です（笑）今回の表彰をきっかけに、「櫻井さんのようになりたい」と奮起する人が増えていくと良いですね。

―これから会社が、そしてみなさんが目指す姿とは？

【櫻井】アイ・グリッドは、誰もいない道に行ってみようというチャレンジができる面白い会社で、新しいメンバーにも任せてくれているという点、チャレンジしていく会社の姿勢も良いですね。会社が目指すべき方向は明確に熱意を持って示せているので、楽しみながら前に進むことができるので会社としてもどんどん変化していくんじゃないかと思います。もちろんその変化の中で僕も変化していきますが笑

今後の目標は、GX STOREを事業の柱になるように拡大していきたい。目に見える（日本地図のような）形で、世の中に残る仕事をしていきたいですね。

【大﨑】 “エネルギーシステムのサスティナビリティ”を目指しているアイ・グリッドは、サスティナブル（持続可能）な企業活動や社員の働き方を追求する「ibeing（アイビーイング）」を通じて社員と組織の相互エンゲージメントが高く、活力が巡る組織につながるよう「学び」「多様性」を主な軸としたウェルビーイング経営を目指していきます。櫻井さんのようなエネルギーに満ちたポジティブな人が増え刺激を受け合う組織にしていきたいですね。

【大﨑】そういえば、私から櫻井さんに質問！！社会人の後輩達に伝えたいことは？そして3年後の自分像は？

【櫻井】新しいことにチャレンジするというのは楽しくもあり難しくもあります。つまり気持ちの持ちようでどんな風にも気持ちも行動も変わってくると思うんです。自分自身、意識的に前向きな言葉を使うようにしています。なので、もし後輩が後ろ向きな言葉を使っていたら、前向きな励まし、気持ちをポジティブにもっていけるようにしていきたいですね。

たとえば「どうせやってもムダ」とかではなく「まずはとりあえずやってみよう！」とか。ちょっとしたことで気持ちを切り替えられると思います。言葉だけでなく、姿勢を正すとか深呼吸するとかでも気持ちは変わるものです。そんなちょっとした心がけを一緒にやって盛り上げていけたらと思っています。

【大﨑】こういう櫻井さんの言葉は本当に元気をもらえます！普段仕事上はあまり多く関わることはないですが、直接かかわっていなくても声や言葉を聞くだけでいい刺激を受けていますよ！

【櫻井】ありがとございます！そして、3年後の自分像について・・・は、漠然とではありますが、事業として、今とは全然違う仕事をしていると思います。あ、転職しているということではないですよ！(笑)アイ・グリッドで携わる事業として。という意味です。たとえば、海外勤務だったりVPPをもっと推進したり。そして、今の事業開発室は少人数でそれぞれが別々の業務を担当しているので、同じ事業をチームで関わり、メンバーを率いてやっていきたいですね。

【大﨑】しっかりとしたご自身のビジョンが描けているんですね。

「言霊」という言葉もありますし、実際に声に出して言葉にすることで必ず実現していくと思いますよ！これからも一緒にアイ・グリッドを盛り上げていきましょう！

CWOとしての大﨑さんのアイ・グリッドへの想い、アイ・グリッドのバリューを体現しながら邁進している櫻井さん、お二人の熱い想いが伝わってくる対談インタビューでした。

新しいエネルギーの形、生活を創り出しているアイ・グリッド。よりよい未来を創り上げていくには、自ら考え行動していくことが求められていきます。今までないものを実現させていくには、いろいろな考えや意見を認め合わなければ新たな発想は生まれてきません。

これからも新しいことにチャレンジしていきます！ぜひ一緒によりよい未来を創り上げていきませんか？