2026年5月、ステップは創業20周年を迎えました。
第1回では、代表・白鳥和明が18歳で抱いた「いつか自分の会社をつくりたい」という思いから、2006年の創業に至るまでを。第2回では、BAから始まり、SIT、PMO、SIへと事業を広げながら、生命保険の「業務」と「IT」の双方を理解する強みを築いてきた歩みをご紹介しました。
そして今、ステップは次の成長に向けて動き始めています。
これまで培ってきた知識や経験を、どのように新たな価値へと変えていくのか。どんな会社を目指していくのか。
今回は、白鳥が描く「これからのステップ」についてご紹介します。
なぜ今、ステップは変わろうとしているのか
会社の未来を考える中で、白鳥が強く意識するようになったのが、急速に進化するAIの存在でした。これからも今までと同じ仕事を続けていくだけで、会社は成長していけるのか。これまで人が担ってきた仕事がAIに置き換わっていくことへの危機感も強くなっていきました。
「このままでは、AIによって仕事を奪われてしまう。何かしなくてはいけない」
そんな思いを抱く中、生命保険業界のIT分野でともに切磋琢磨してきた仲間と、これからの事業や会社のあり方について話し合う機会が生まれます。そこで改めて見つめ直したのが、20年間でステップが築いてきたものと、これからの会社のあり方でした。
創業20周年という節目を迎え、次の成長に向けた一つの区切りとして掲げたのが2030年です。事業や組織をさらに拡大し、その先には上場も目標として掲げています。
白鳥が描いているのは、規模の拡大だけを追う成長ではありません。
生命保険の業務とITの両方を深く理解する専門家集団として、お客様が本当に困っていることを深く理解し、ステップだからこそできる提案や支援を増やしていく。
その積み重ねによって、
「重要な局面では、まずステップへ」
生命保険業界を支える確かな存在になること。それが、これから目指していく会社の姿です。
培ってきた知識を、新たな価値へ
第2回の記事でもご紹介したように、ステップが長年強みとしてきたのが、生命保険の「業務」と「IT」の双方を理解していることです。
生命保険のシステムは、ITの知識だけでは本当に良いものをつくることは難しいと白鳥は考えています。商品や契約、保全、保険金・給付金の支払いなど、生命保険の業務そのものを理解していなければ、お客様が本当に必要としているものは見えてきません。
ステップはこれまで、生命保険の業務とITの双方から、お客様の課題に向き合ってきました。これからは、その強みをさらに磨き、依頼されたものをつくるだけではなく、お客様と一緒に「何を変えるべきなのか」「どういう仕組みにすればよいのか」というところから考えられる会社を目指しています。
そのために、これまでBAやPMO、開発、テストなど、さまざまな形で生命保険システムを支える中で蓄積してきた知識や経験を生かし、より上流からお客様の課題解決に関われる仕事を増やしていきたいと考えています。
そして、もう一つ力を入れていきたいのが、自社プロダクトです。
ステップではこれまでも、自社サービスの開発に取り組んできました。その実績も生かしながら、今後は、現場で蓄積してきた生命保険の業務知識やシステム開発の経験を、自社のサービスやプロダクトという形でも提供していこうとしています。
これまで個々の案件の中で提供してきた専門性やノウハウを、ステップとして蓄積し、自社のサービスやプロダクトという形でも価値に変えていく。
20年間で培ってきた強みを、より付加価値の高い提案やサービス、そして新たな事業へとつなげていこうとしています。
個人の力から、組織の力へ
新たな価値を生み出し、事業をさらに広げていく。そのためには、今のステップ自身も変わっていかなければなりません。
これまでの成長を支えてきたのは、白鳥を含め、それぞれの社員が持つ経験や知識、人とのつながりでした。それは大きな強みである一方、会社がさらに成長していくためには、個人の力だけに頼る経営や営業には限界があると白鳥は考えています。
特に営業では、誰か一人が案件を獲得するのではなく、営業戦略や情報、ノウハウを会社全体で共有し、継続的に案件を生み出せる体制へと変えていく必要があります。
同じことは、人材育成や経営にも言えます。これまで個人の中に蓄積されてきた知識や経験を会社の財産として残し、人を育て、役割や責任を明確にして、それぞれが判断して動ける組織をつくっていきたいと考えています。
白鳥自身も、すべてに関わるのではなく、任せるべきところは任せ、会社の将来や事業に向き合う時間をこれまで以上に増やしていこうとしています。
「20年間で培ってきた個人の力を、これからは組織の力に変えていく」
それが、ステップが次の成長へ進むための大きなテーマです。
次の20年を、ともにつくる
これからのステップをつくっていく人たちに白鳥が期待しているのは、自分の仕事だけを見るのではなく、会社をより良くするために何ができるのかを考えることです。
会社が成長していけば、新しい仕事や役割が増え、これまでのやり方を変えなければならない場面も出てきます。そんなときに「これは自分の仕事ではない」と線を引くのではなく、課題に気づいた人が自分から声を上げ、周りを巻き込みながら動いていく。そういう人が増えていく会社にしたいと白鳥は考えています。
もちろん、一人ですべてをできる必要はありません。それぞれが持つ専門性や経験を生かし、お互いの知識を共有しながら、会社全体としてできることを増やしていくことが大切です。
今のステップは、さらなる進化に向けて変革を始めようとしています。
今いる社員も、これから新たに加わる方も、その変化を一緒に楽しみながら、ステップの次の20年をつくっていく。
そんな仲間とともに、これからのステップを歩んでいきたいと考えています。
これまで3回にわたって、ステップが歩んできた道のりと、これから目指す未来についてお話ししてきました。
今後も、日々の取り組みや会社にまつわるエピソードなど、さまざまなテーマで私たちのことをお伝えしていきます。