なぜ私たちは“完全成果報酬”を選んだのか—嘘をつかないための、たった一つの方法—
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正直に打ち明けます。私たちが選んでいる「完全成果報酬」は、支援する側にとって、決して割のいいモデルではありません。
初期費用も、求人広告費も、すべて私たちが負担する。そして採用した人が入社し、定着して初めて、報酬が生まれる。採れなければ、かけたコストはすべて持ち出しです。それでも、私はこのやり方しかないと思っています。
人材業界に長くいると、一度はこんな言葉を口にしてしまう。「少し希望とは違うけど、いい会社だから、とりあえず受けてみましょう」。毎月の高い目標に追われ、頭のどこかで「この人には合わないかもしれない」と思いながら、求職者の背中を押してしまう。そして、それに誰よりも自分自身が気づいている。その小さな罪悪感を、私はずっと許せませんでした。
人の善意や根性に頼っても、嘘はなくなりません。気合いで中立を保とうとしても、ノルマがある限り、人はどうしても自分の都合を優先してしまう。
だから私たちは、“嘘をつけない構造”そのものを作ることにしました。とりあえず入社させても、早期に辞めてしまえば、私たちの売上にはならない。つまり、求職者にも企業にも本音で向き合うことが、唯一の正解になる仕組みです。
このモデルにしてから、私たちの目線は完全に変わりました。短期的な決定数ではなく、その人が入社後に本当に活躍し、長く働けるかどうか。そこだけを見て仕事ができる。当たり前のようでいて、これは想像以上に気持ちのいいことでした。
おかげで私たちは、企業に対しても「今の条件では採用できません。根本から変えましょう」と、耳の痛いことをまっすぐ言えます。
求職者に対しても、時には「うちが紹介する会社より、別の道のほうがいい」と伝えられる。自社の利益より、相手の人生にとってのベストを優先できる。その誠実さの積み重ねが、私たちが支援した方の定着率91%という数字に、確かに表れていると思っています。
誠実さを、精神論ではなく仕組みにする。それが、FiiXのいちばんのこだわりです。もしあなたが今、数字のための紹介にモヤモヤを抱えているなら、その違和感こそが、ここで一番活きる才能です。