ベンダー依存から脱却し、システムを“自分たちの手”に取り戻す
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当社ではこれまで、事業を支える基幹システムを100%ベンダーに依存してきました。
しかも単一ベンダーではなく、複数ベンダーにまたがる構成です。
その結果、
- システム全体の構造が把握しづらい
- 改修や改善に時間とコストがかかる
- 業務の変化に、システムが追いつかない
という課題を抱えるようになりました。
今、私たちは「内製化」に本気で向き合っています
現在、
「どこから内製化に着手するか」
「どのシステムを、どの思想で再設計するか」
を検討しているフェーズです。
つまり、
すでに決まった設計を作る人を探しているわけではありません。
要求整理・構想段階から、一緒に考えるエンジニアを求めています。
対象となるのは、教育事業の“心臓部”
中心となるのは、
年間3万人以上の学生情報を扱う基幹システムです。
これに加えて、
- 教員・講師のシフト管理
- 各種WEBサイト
- SFA
- LMS
など、業務に密接に結びついた複数のシステムが存在しています。
現状は、
パッケージ化されていない、分断されたERP構成。
それぞれが個別最適で動いており、全体最適にはなっていません。
パッケージではなく「スクラッチで最適化する」という選択
ERPパッケージの選択肢もあります。
しかし私たちは、それを選びませんでした。
教育業界特有の業務フローや制度は、
既存パッケージに無理に合わせるよりも、
自分たちで最適化した方が、長期的な価値が高いと考えています。
そのため、
スクラッチによる段階的なリプレイス・再設計を進めていきます。
求めるのは「堅牢さ」を考えられるエンジニア
扱うデータは、学生・講師の個人情報。
システム規模も大きく、安定性・保守性は最重要です。
- 明示的なメモリ管理を前提とした設計
- 長期運用を見据えたアーキテクチャ
- 属人化しない、標準化された実装
こうした観点から、
Java / C# といったコンパイル言語を中心に、
公式ライブラリ・標準フレームワークを重視した
堅牢な開発を行っていきます。
このフェーズで参画する価値
- 内製化の初期メンバーとして関われる
- 技術選定・設計思想に意見を出せる
- 部分開発ではなく、全体構造を理解できる
- 「作る」だけでなく「どう作るか」を決められる
これは、
完成された内製組織では決して味わえないフェーズです。
最後に
「安定したシステムを、
自分たちの手で、長く育てていきたい」
そう考えるエンジニアにとって、
今このタイミングでの参画は、非常に希少な機会だと考えています。