「人材紹介なら、成功できる自信がある」 そう言い切る鈴木が、祖業に選んだのはRPO(採用代行)だった。「もっと深く顧客に貢献したい。企業の採用を根本から変えたい」
人材業界10年のキャリアを持ちながら、祖業にはより深い支援が求められるRPO(採用代行)を選んだ弊社代表の鈴木。
創業パートナーの根岸を月1回の居酒屋で1年かけて口説き続け、語り続けたのは事業計画ではなく「ミッション」でした。
「”はたらく”に青春を」 この言葉に込められた想いとは。稼ぎより使命を選んだ、起業の物語です。
▼前編はこちらよりご覧ください
WorCry創業ストーリー【前編】|営業最下位からトップセールスへ。挫折が教えてくれたこと
第1章:WorCry創業を検討、COO根岸を1年かけて口説いた話
ーー東京に戻られてから、独立までの流れを教えてください。RPOとはどのように出会ったんですか?
福岡から東京に戻ったのは2020年。自分の力を試したくて、大手人材系やメガベンチャーにチャレンジしようと思って活動しましたが、書類や一次面接で全部NG。「このレベルじゃダメなんだな」って痛感して、「もう一回3年間、ここで死ぬ気でやって、力をつけてから独立しよう」 って決めたんです。
そこから新卒事業を3年間本気でやって、売上を約3倍に。「ビジネスをやりたい」という想いが強くなっていきました。
ーー独立を決めた時、なぜ株式会社として創業したいと思われていたんですか?
2020年の転職活動を辞めて前職で3年間本気で頑張ると腹を括った時に、3年後に独立するって決めてました。 会社をやるって決めてたんです。
自分はチームを作ること、チームを作って、一緒に成長したかった。30代のうちに、本気で挑戦したかったんです。
でも、一緒にやりたいと決めていた根岸がやらないって言ったら、自分はずっと個人事業主やってたと思います。 それくらい不可欠な存在でした。
ーー根岸さんを創業メンバーに、と決めていたんですね。どうやって口説いたんですか?
福岡での経験から、「自分一人じゃ勝てない」って分かってたんです。いずれIPOもしたい。自分が尊敬できる人と経営をしたかった。
口説いている間は、ずっとミッションを語り続けました。事業の話じゃなくて、「こんなことがしたい」「こういう価値を届けたい」「俺はこれやりたいんだけど、お前はどう思う?」って。
その時に自分が語り続けていたのは、「ノンバーバルな評価、誰もが可能性を輝ける社会、選択の自由」などでした。
これまでの社会人経験で、企業の採用や個人の就業の支援、個人の成長の支援もした。その経験から大切にしたいと思ったことが、「感動や涙を感じられる仕事がしたい」でした。
月に1回必ず居酒屋行って、終わったら「来月はいつ行く?」を決める。それを約1年続けました。
話してるうちに、「根岸がどうやってくれるか?」というところから自然と「一緒にどうやって実現するか」って話に変わっていった。いつ付き合ったか分からないカップルみたいな感じでした(笑)
第2章:なぜ祖業をRPOにしたのか
ーー人材紹介を前職でご経験されていたと思うのですが、RPOとはどこで出会っていたのですか?
RPO*との出会いは、学生時代からの友達がきっかけです。物流会社の人事部長をやってた友達に「人事回りできるの?」と聞かれました。外部人事を採用しようとしていたようで、二つ返事でできると答え、提案の機会をもらいました。
しかし、実はRPOって言葉すら知らなかったんです。 でも徹底的に勉強して提案したら、通って提携を始めることになったんです。
企業ごとにアレンジして提案ができる、そんなRPOの魅力にも惹かれていました。
その後、RPOの仕事を他社からももらい、WorCryもRPOを祖業として始めることを決めました。
*RPOとは:Recruitment Process Outsourcing(採用代行)の略、採用業務の一部または全部を外部委託すること
ーーなぜ元々やっていたかつ稼げる人材紹介ではなく、RPOを選んだんですか?
正直、人材紹介やれば稼げる自信はあります。 でも、それをやると自分という個性が死ぬって思ったんです。
実は前職で、人材紹介で稼げるようになった時期に調子に乗ってしまった経験があって。目先の売上ばかり追いかけて、離職が出ていたにも関わらず本質的なところに目を向けず、紹介を続けてしまっていました。人や企業を大切にできていなかったな、と反省しています。
創業期の生きるか死ぬかの状況で、またあのダメな自分が出てくるんじゃないかって怖かったのもあります...
それに、最初から「”はたらく”に働くに青春を」っていうミッションが決まってたんです。企業と長期的に向き合い、採用を通じて企業の未来と人の人生を変えていく。人材紹介の瞬発的な売上追求よりも、RPOの方がこのミッションと合っていると思いました。
第3章:「WorCry」に込めた想い
ーー「WorCry(ワークライ)」という社名の由来を教えてください。
実は、朝起きた瞬間に降りてきたんです(笑)。
もともと「感動」「涙」っていうキーワードは考えてました。でも単語だけで会社名作るのではなく、造語など何か言葉を組み合わせたいなと思っていたんです。
ある朝、目が覚めた瞬間に—— 「WorCryだ」 って思ったんです。
その瞬間、全部がつながりました。「Work + Cry。働く、涙。」とてもしっくりきたんです。
そして、「”はたらく”に青春を」というミッションの意味合いとも相性が良い、と感じました。
ーー「働くに青春を」に込めた想いを教えてください。
前職の新卒事業で何十人、何百人っていう若者と向き合ってきました。中退者、既卒二卒の子たち、新卒で悩み抜いた子たち。
その一人ひとりが変わっていく姿を見てきました。目が合わせられなかった子が、最後に堂々と「頑張ります」って言えるようになる。そういう瞬間を何度も見てきたんです。
人材業界は、採用支援だけじゃない。組織を作り、人の人生を変える仕事。 その本質を、RPOっていう形で追求したい。
履歴書や学歴で判断されない、その人の可能性で評価される社会。WorCryは、そのための会社です。
ーーWorCryを通じて、これからどんな未来を実現したいですか?
このミッションに本気で向き合って、お客さんを溺愛して、感動や涙を共有できる仲間と、新しい採用の形を作っていきたい。
一人では勝てない。でも信頼できる仲間となら、大きなことができる。
働くに青春を。 この言葉の通り、はたらくことが青春になる。そんな会社を、そんな社会を作りたいと思ってます。