なにをやっているのか
高校生が企画・主催する高鍋駅マルシェ「月市」
中学生が商店街で30万円の売り上げ「みちくさ市」
中学生が企画した商店街のマルシェで、売上30万円。
高校生が配信したショート動画が、初回13万回再生。
小学生が議会にゼロカーボン提言して100万円予算獲得。
これは全部、宮崎県の小さな町で起きていることです。
私たちイツノマは、「こどもと町を動かす」をテーマに、宮崎県の都農町・高鍋町・川南町を拠点に活動するまちづくり会社です。自治体や学校から委託を受け、教育カリキュラムの設計から授業運営、公共空間のデザイン、中高生のクラブ運営まで、一気通貫で手がけています。
ここでの仕事は、デスクで完結しません。
中学生と一緒に商店街に出て、実際に売る。
高校生とマルシェの出店事業者と交渉する。
住民ワークショップを設計して、その場を自分でまわす。
企画→デザイン→実装→運営まで、あなたが最初から最後まで関わります。
失敗も、試行錯誤も、結果も、ぜんぶあなたの名前がついた実績になります。
受賞実績:
2021年 グッドデザイン賞ベスト100(都農町デジタル・フレンドリー)
2023年 日本まちづくり大賞(こども参画まちづくり)
2024年 経産省キャリア教育アワード優秀賞(都農中学校「つの未来学」)
なぜやるのか
小学生が議会でゼロカーボン施策を提言
中学生にイツノマが出資!「みちくさ市」の仕入に
2020年、ぼくは東京から宮崎県都農町に移住しました。
それまでの20年間、UDS株式会社の代表としてキッザニア東京、神保町ブックセンター、日本初のイエナプランスクール「大日向小学校」など、数々の場づくりに関わってきました。
でも、どこかに違和感がありました。
「本当に人が育つ場って、何だろう?」
「まちづくりの主役は、誰なんだろう?」
東京で手がけてきたのは、建物からはじまる「大きなまちづくり」でした。ぼくがやりたかったのは、人口1万人の過疎地で、人からはじまる「小さなまちづくり」です。
都農に来て確信したことがあります。
教育こそ、未来のまちづくりだということ。
移住促進や補助金では、地方は変わらない。若者が「自分たちのまちは、自分たちで変えられる」と思える実体験を積み重ねること。「地元で働くのも面白いかも」と感じられる「稼ぐ力」を育てること。それが地方創生の本質だと思っています。
実際に変化は起きています。
中学生が商店街で30万円を売り上げ、その利益の使い道を自分たちで決めた。
小学生が議会で政策提案して、100万円の予算を動かした。
最初は「子どもに何ができる」と言っていた地域の大人が、「この町、捨てたもんじゃない」と言うようになった。
中高生の本気が、大人を動かす。
教育が、まちを動かす。
この循環を、都農から宮崎全域へ、そして全国の地方へ広げていく。それがイツノマがここにいる理由です。
どうやっているのか
イツノマ本社は駄菓子屋を経営する中学生で賑やか
高校生も大学生も大人もフラットにアイデアを出し合う
イツノマには、3つのスタンスがあります。
「どうすればできそうか?」を問い続ける
過疎地のベンチャーで仕事をしていると、「お金がない」「人がいない」「前例がない」という壁に毎日ぶつかります。それでも「できない」で止まらず、「どうすればできそうか」を考え抜くことが、ここでの生命線です。語尾を変える。主語を変える。時制を変える。ポジティブは性格じゃなく、練習で身につく技術だと思っています。
教える(Teacher)でも引き出す(Facilitator)でもなく、共に創る(Generator)
中高生や地域の住民を「教える相手」として見ていません。一緒にアイデアを出し、一緒に動くパートナーとして関わります。年齢や肩書きに関係なく、誰もがフラットに発言できる場をつくることが、イツノマの仕事の起点です。
「すぐやる」→失敗を次の糧にする
2020年4月、コロナ緊急事態宣言下でデジタル政策の立案をはじめ、わずか1ヶ月半で議会提言・1.7億円の予算合意。「考えてから動く」より「動いて考える」を選び続けてきました。失敗は多いほど学びが速くなると信じています。
働く場所はYARD(築98年の旧歯科医院をリノベーションした本社)とHOSTEL ALA(約5,000㎡の耕作放棄地にあった2件の空き家とトレーラーをリノベーションした宿泊施設)。
夕方になると中学生がYARDにやってきて、気づいたら打ち合わせより賑やかになっている、そんな日常です。