仕事で困ったときは誰を頼ればいいんだろう?家庭の事情をどこまで職場に相談していいんだろう? そんな迷いを一人で抱えなくていいのが、プラグイーズ株式会社です。
東林間(神奈川県相模原市)の拠点で働く小林久美子と小林はるかは、実の親子。母が家で職場の話をあまりにも楽しそうにするため、娘は入社前から、メンバーのニックネームまで知っていたのだとか。どんな相談にもまず「いいよ!」と応えてくれる代表取締役社長・土橋英輔のことは、小林家ではひそかに「いいよ」さんと呼んでいたそうです。
自分の仕事が終われば、遅れている仲間を手伝う。成果が出たら、みんなで振り返って拍手する。うまくいかず泣いてしまった日には、「今日は雑談だけでもいいよ」と寄り添う。
そんな、親子で働き続けたくなるほど居心地のいい職場は、どのように作られてきたのでしょうか。2人の仕事や日々のかけ合いを通じて、プラグイーズに根づく「支え合いの連鎖」をひもときます。
(登場人物)
プラグイーズ株式会社(※)
コールセンター スーパーバイザー 小林久美子さん
2023年、プラグイーズの第1号メンバーとして入社。現在はBtoBのアウトバウンドコールを手がける東林間拠点で、パートスタッフのまとめ役として活躍中。
プラグイーズ株式会社
Sales Assistant 小林はるかさん
保育士としての勤務を経てプラグイーズへ入社。東林間でBtoBのアウトバウンドコール業務を担当し、イベント事業の仕事にも挑戦している。
※2026年8月25日、プラグイーズ合同会社から「プラグイーズ株式会社」へ商号変更しました。
「母がいるから」ではなく、「みんなの人柄に惹かれたから」入社した。
—最初に、2人がプラグイーズで働き始めた経緯を知りたいです。
久美子:知人から「アウトバウンドコールのスタッフを探している会社があるよ」と紹介してもらったのがきっかけです。社長の土橋さんに面接してもらい、プラグイーズの第1号の仲間として働くことになったんです。
—当時、はるかさんはまだ学生だったんですよね。
はるか:はい。卒業後は保育士として働いていたんですが、給与面や今後のキャリアを考えて、違う仕事にも挑戦したいと思うようになりました。
その前から、プラグイーズのイベント業務をスポットで何度か手伝ったことがあったんです。土橋さんのことも会社の雰囲気も知っていたので、転職を考えたときには、自分から土橋さんへ連絡して、面接をお願いしました。
久美子:最初は私を頼ろうとしていたよね(笑)。
はるか:ちょっとだけ(笑)。でも母から、「連絡先を知っているなら自分で連絡しなさい」と言われて。確かにその通りだなと思って、直接連絡したんです。
小林久美子(左)と小林はるか
—久美子さんから、「うちの会社に来なさい!」と勧めたわけではなかったんですね。
久美子:はい。「アルバイトでコールセンターの仕事を探すなら、うちも人が必要だし、来たら?」くらいの話はしましたけど。基本的には進路も仕事も、自分で考えて決めてほしいと思っていました。
—自分の母親がいる会社で働くことに、抵抗はなかったんですか?
はるか:まったくありませんでした。母が家で、「今日は○○ちゃんがね……」と、毎日のように職場の話をしていたんです。先輩スタッフの人柄や、日々の細かな出来事まで聞いていたので、入社前から安心感がありました。
入社後は「あ、この人が、いつも話に出ていた○○ちゃんなんだ!」と、頭の中のイメージと本人の顔が一致していきました(笑)。
久美子:ニックネームだけで覚えていて、ずっと本名を知らない人もいたよね。
はるか:いたいた(笑)。
—でも、親子で同じ職場にいると、ついつい互いを甘やかしてしまうことはありませんか?
久美子:それはまったくないんですよ。自分の娘だからといって甘やかすことはなく、むしろはるかには、他の人には頼みにくい無茶な仕事をお願いすることも多いです(笑)。
はるか:私も、母だからこそ厳しく指摘できます。親子なので甘くなるどころか、お互いに他の人より厳しく接しているかもしれませんね。
個人戦に見えて、実はチーム戦。みんなで動かす拠点。
—2人は現在、どんな仕事を担当しているんですか?
久美子:私たちが所属する東林間の拠点では、BtoBのアウトバウンドコールを中心に手がけています。ITシステムなどの製品を担当し、お客様の商材をターゲットとなる企業へご案内して、「詳しい話を聞いてみませんか?」と商談の機会につなげる仕事です。
—久美子さんは、スーパーバイザーとして拠点全体を見ているんですよね。
久美子:一応、名刺にはそう書いてあります(笑)。自分では「お留守番係」だと思っていますけどね。
東林間では、子育て中の人をはじめ、短時間勤務のメンバーも多く働いています。案件ごとに納期があるため、残りの件数や一人ひとりの勤務時間を見ながら、「今日は最低限ここまで進めよう」と日々の目標を決めています。
はるか:社長の土橋さんは新宿センターにいることが多いので、東林間の運営は、私たちパートスタッフに任せてもらっているんですよ。それでも拠点が回っているのは、土橋さんの考え方がみんなに浸透しているからだと思います。
—土橋さんの、どんな考え方が浸透しているんですか?
久美子:土橋さんは、よく「誰目線で仕事をしているの?」と問いかけるんですよね。
実際の仕事では、電話先の相手から想定外の反応が返ってきて、対応に迷うこともあります。そんなとき、案件を依頼してくださったお客様が何を求めているのか、電話先の方が何を感じているのかを整理して考えると、目指すべき方向が見えてくるんです。
私自身、迷うたびに土橋さんからこの問いを投げかけられてきました。今では、私が同じ考え方を仲間へ伝えていて、それが少しずつ職場に根づいてきたのだと思います。
はるか:誰かに任せきりにするのではなく、支え合いながらみんなで会社を動かしている感覚もあります。コール中はそれぞれ壁に向かっているので、一見すると個人戦なんですけど、実際はチーム戦なんですよね。
—特にチームらしさを感じるのは、どんな場面ですか?
久美子:たとえば、自分の担当する仕事が早く終わった人は、「○○さんの分を手伝いますよ!」と積極的に声をかけてくれますね。私が進捗の遅れに気づいていないときもあるので、「あぁ、見ていてくれたんだ〜!」と助けられています。
はるか:誰かがアポイントを取得できたときには、みんなで振り返って拍手する習慣もあるんです。仕事以外の話で盛り上がることも多いですね。
思わず泣いてしまった経験も、次の誰かを支える力になる。
—仕事で大きな壁にぶつかった仲間を、みんなで支えたこともあったと聞きましたが?
久美子:ある案件で、思うような結果を出せずに泣いてしまったメンバーがいました。その人は負けず嫌いで、「もっといい仕事をしたい!」という気持ちが強いのに、どうすれば結果につながるのかわからなくなってしまったんです。
その日は、「今日は雑談だけでもいいよ!」と声をかけました。
はるか:誰にでも、そういう日はあるよね。
久美子:そうだよね。そのメンバーは壁を乗り越えて、今も働き続けています。さらに、新しく入った人が同じように悩んでいたら、「私にもそんな時期があったよ」と、今度は自分が支える側になってくれているんです。
—支えてもらった経験が、次の人を支える力になっているんですね。
久美子:はい。子育てとの両立でも、それに近いエピソードがあります。
以前、幼いお子さんが頻繁に熱を出し、なかなか予定通りに出勤できないメンバーがいました。前の職場でも、それが負担になって辞めた経験があったそうです。私自身も子育てを経験してきたので、「プラグイーズなら大丈夫だよ!」と伝えました。
他のメンバーがシフトを補いながら一緒に頑張り続ける毎日を経て、お子さんがちょっと大きくなった頃に、また小さな子どもを持つ新しいメンバーが入ってきたんです。すると、かつて支えられていた人が、今度はその人を支える側に回ってくれたんですよ。
はるか:先輩ママがたくさんいるので、子どもの年齢に応じた悩みも相談できるんですよね。「うちも去年はそうだったよ」「もう少し大きくなったら、また違う悩みが出てくるよ」と、いろいろな経験を共有しています。
—仕事だけでなく、家庭の事情も含めて支え合っているんですね。
久美子:土橋さんがいつも、「家庭を第一に考えてね。家庭を犠牲にしてまで仕事をしないでね。」と言っているんです。その考え方を、働くみんなが理解しています。
実際に産休・育休を経て復帰した人もいますし、パートナーの仕事の都合で遠方へ引っ越した後、在宅勤務に切り替えて働き続けている人もいます。家庭の事情があることに負い目を感じなくていい環境を、みんなで作ってきました。
—そうした温かさの原点にも、やっぱり土橋さんの存在があるんですね。皆さんにとって、土橋さんはどんな存在ですか?
久美子:東林間のみんなにとっては、優しいお父さんのような存在ですね。何かを相談すると、すぐに「いいよ!」「やってみよう!」と肯定してくれます。
はるか:いつも母が、家で「土橋さんがまた『いいよ!』って言ってくれてね……」と話していたので、入社前の私は、土橋さんのことをひそかに「いいよ」さんと呼んでいました(笑)。
久美子:実は今でも、そう呼んでいるとかいないとか(笑)。そんな「いいよ」さんの影響を受けているからこそ、私たちも新しく入った仲間に「大丈夫だよ!」「困ったら何でも言ってね!」と自然に声をかけられるんだと思います。
役職も立場も所属拠点も関係なし、頼れる仲間はたくさんいる。
—2人はこれから、どんな人と一緒に働きたいですか?
久美子:わからないことや困っていることを、きちんと相談できる人だとうれしいです。仕事の納期に追われたり、家庭の事情で困っていたりするときも、相談してもらえれば一緒に対応できますから。
「こんなことを相談していいのかな……」と悩むことがあるかもしれませんが、遠慮せずに声を上げてほしいですね。
はるか:社員だから、パートだからという違いは関係ありません。役割や立場を超えて支え合える会社なので、「一人で抱えなくて大丈夫ですよ!」と伝えたいです。
—新たに入社する人は、新宿の採用支援サポートセンターが主な職場になると思います。東林間とは拠点も仕事も異なりますが、同じように支え合えそうですか?
はるか:もちろんです。東林間からも全力でサポートします!
久美子:新宿センターで困っている人がいるときに、「それは新宿の仕事だから東林間には関係ない」とは思いません。拠点が違っても、同じプラグイーズの仕事ですから。
立ち上がったばかりの新宿センターで仕事の流れを作っていくのは、きっと大変だと思います。でも、困ったときに頼れる仲間はたくさんいます。私たちにできることがあれば、いつでも手伝います!
—最後に、2人のこれからの目標を教えてください。
久美子:私は、現在の仲間が少しずつ成長して自立し、また新しい仲間の成長を支えていく流れを強化していきたいですね。最初は先輩に教わっていた人が、いつの間にか誰かへ教える側になっている。そんな姿を見ると、子育てをしているような気持ちになります(笑)。
はるか:私は現在の仕事に加えて、イベント業務についても勉強し、自分で仕事全体を動かせるようになりたいです。「はるかさんがいてくれてよかった」と言ってもらえる存在を目指して、難しい仕事にも挑戦したいと思っています。
今後、結婚や子育てなどで生活が変わることもあるかもしれません。先輩たちが家庭と仕事を両立し、楽しそうに働く姿をずっと見てきたので、私も長くここで活躍していきたいですね。