こんにちは!本日は社員インタビューをお届けします。
今回は、キャリアアドバイザー経験者として9Eにジョインし、求職者ファーストの支援を体現しながら活躍している進藤さんにお話を伺いました。
進藤 麻衣
介護職、求人広告営業を経てキャリアアドバイザーへ。未経験職種特化型エージェントで実績を重ね、部署1位を獲得するなど成果を出しながらも、「本当に求職者のためになっているのか」という葛藤を抱く。2024年に9Eへ入社。現在はキャリアアドバイザー特化の転職支援を担当し、求職者の“納得感”を大切にした伴走支援を行っている。
成果は出ていた。それでも残った“違和感”
― 前職では、どのようなスタイルで支援をされていましたか?
領域としては未経験職種特化の転職支援です。18歳の若い方から、ブランクを経て「もう一度働きたい」と挑戦される方まで、本当に幅広い層を担当していました。
会社の理念であった「働きたくても働けない方を支援する」という想いに共感して入社し、実際に経歴や学歴に自信がない方、これまで思うようにキャリアを築けなかった方など、“一歩を踏み出すこと”に不安を抱える多くの方を支援してきました。その理念は一貫して大切にされており、社会的にも意義のある取り組みだったと感じています。
一方で、未経験層を広く支援していくビジネスモデル上、どうしてもスピード感が求められる環境でもありました。限られた時間のなかで多くの方と向き合う必要があり、いかに効率よく面談を重ね、条件に合う求人へスムーズにつないでいくかが重要視されていました。
もちろん、それは多くの求職者を救うための仕組みでもあり、決して悪いものではありません。ただ、そうした環境のなかで働くうちに、「この方にとって本当に最適な選択肢は何だろう」と、もう一歩踏み込んだ支援をしたいという思いが少しずつ芽生えていきました。スピードと効率が求められる環境だったからこそ、私自身も自然と“効率を意識した支援”を行うようになっていたのだと思います。
― 当時、感じていた物足りなさや違和感などはありましたか?
入社当初は「キャリアアドバイザーとはこういう仕事だ」と思っていました。部署で1位を獲得するなど、実際に成果も出すことができていましたので、その点においては大きなやりがいも感じていました。
ただ、1年ほど経ったころからでしょうか。少しずつ、自分のなかに迷いが生まれるようになりました。私が担当させていただいた求職者の早期退職率は比較的低かったのですが、周囲では早期退職が続くケースも一定数見られていました。そんな状況を目にするなかで、「自分たちがやっている支援は、本当にその人の人生にとってプラスになっているのだろうか」と考えるようになったんです。
もちろん、すべての早期退職が支援の問題とは限りません。ただ、それでも「もっと時間をかけられたのではないか」「もう一歩踏み込んだ対話ができたのではないか」と、考えるようになって…。
人を支えたいという想いで選んだ仕事なのに、もしかすると結果的に職歴を一つ増やしてしまっているだけなのではないか。そんな葛藤が、少しずつ心のなかに積み重なっていきました。
名古屋旅行での一枚
9Eが「本当の求職者ファースト」だと実感した瞬間
― 9Eを知ったきっかけを教えてください。
実は、私自身が求職者として9Eに登録したことがきっかけなんです。当時は、自分のキャリアに迷いを感じ、純粋に転職先を探そうと思って相談しました。そのとき担当してくれたのは、今も一緒に働いている長沢です。
最初は9Eのことも「転職エージェントの一社」という認識でしたが、面談を重ねるなかで印象が少しずつ変わっていきました。紹介先の話だけでなく、私自身のこれまでの経験や価値観、なぜ違和感を抱いているのかといった部分まで、本当に丁寧に深掘りしてくれたんです。
その対話のなかで、「それなら、うちで一緒に働いてみない?」と声をかけてもらえて。もちろん、最初は驚きました。でも同時に「この人たちとなら、本気で求職者に向き合えるかもしれない」とも感じたんです。
― 9Eが他社と決定的に違うと感じた点や、印象に残った部分を教えてください。
一番強く感じたのは「掲げていることと、現場の行動が一致している」という点でした。“求職者ファースト”という言葉自体は、多くのエージェントが使っていると思います。ただ、9Eで支援を受けたときに感じたのは、その言葉が単なるスローガンではないということでした。
担当してくれた長沢の提案には、自社都合の色がまったくありませんでした。紹介先を押し付けることもなく、「本当にあなたにとってどうか」という視点で、私の将来まで一緒に考えてくれたんです。
さらに、選考を通じて知った組織文化も印象的でした。9Eはとにかくオープンな会社。社内チャットは原則すべて公開されていて、入社時期や役職に関係なく、誰でも閲覧できるんです。情報を独り占めするような雰囲気は一切ありません。
営業組織では、どうしても「この企業情報は自分だけが持っておきたい」という空気が生まれがちかと思います。ですが9Eでは、得た情報は全員で共有し、全員で活かします。会社全体で、支援の質を高めていこうという姿勢が徹底されているんです。
「御用聞きやな」。価値観を変えた上長の一言
― 入社後、今までとは違うと感じた点を教えてください。
はい。大きく違うと感じたのは企業提案の考え方でした。一般的なエージェント会社の場合、事業戦略上、特定の企業を優先的に提案することもあるかと思います。もちろん、それ自体は会社としての戦略であり、ビジネスとしては自然なことです。ただ、どうしても「企業側に求職者を合わせていく」という提案の仕方になりやすい側面があるかと思います。
一方で、9Eには“固定の推し企業”がありません。入社して最初に言われたのは、「本当におすすめできる企業をご紹介しましょう」ということでした。どこを紹介するかは、担当者の裁量に委ねられています。だからこそ、ゼロから丁寧に話を聞き、その人にとって何が最適かを一緒に考えるプロセスが大切にされているんです。
選択肢をあらかじめ絞った状態で提案するのではなく、むしろ広げていくといいますか、そのうえで納得できる決断をしてもらう。この“起点の違い”が、私にとっては最も大きな変化でした。
― 印象に残っている上長からのフィードバックはありますか?
「それ、キャリアアドバイザーやなくて御用聞きやな」。これは入社後、最も印象に残っている、上長の荒川からかけられた一言です。
私は前職でも成果を出してきましたし、経験者として入社しています。だからこそ、自分なりに“支援はできている”という感覚がどこかにありました。でも、この一言で「私のしている支援は、本当の意味での支援ではないのかも」と、ハッとするものがあって。
それまでの私は、求職者の希望を丁寧に聞き、それに合う求人を提案することが支援だと思っていました。けれど荒川は「なぜその希望なのか」「その背景には何があるのか」まで踏み込まなければ、本当の支援にはならないと教えてくれました。
これまでやってきたことは、営業としては正しかったかもしれません。でも、キャリアアドバイザーとしての本質的な介在価値は、まだまだ足りていませんでした。
今では、“求職者さまの可能性を開く”という視点を常に意識しています。希望を叶えるのではなく、可能性を広げる支援へ。この一言が、私の在り方を大きく変えてくれました。
内定よりも“納得”。伴走支援のリアル
― 数字ではなく、求職者の納得感を優先した具体的なエピソードはありますか?
印象に残っているのは、キャリアアドバイザーを目指して転職活動をされていた方の支援です。その方はなかなか内定が出なかったのですが、それでも「キャリアアドバイザーになりたい」という気持ちはずっと揺らがない方でした。
そんななか、内定をいただいたのが美容系クリニックの求人です。営業でもキャリアアドバイザーでもない職種でしたが、美容関係はご本人が興味を持っていた業界でしたので、とても迷われていました。
美容業界には興味はある。でも、「将来キャリアアドバイザーになるなら、営業職の経験を積んだ方がいいのではないか」と感じられていたんです。そこで、結論を急がず一度立ち止まって整理する時間を取りました。将来どうなりたいのか。そのために今どんな経験が必要なのか—。感情と理屈の両面から、丁寧に言語化していきました。
最終的にその内定は辞退。改めて営業職に挑戦し、無事に内定を勝ち取ることができました。時間はかかりましたが、自分の意思で選び直したからこそ、入社後も前向きに頑張れているようです。“内定を承諾してもらうこと”ではなく、“自分で納得して決めてもらうこと”。それを大切にできた出来事でした。
“ゴールのない成長”を楽しめる環境
― ご自身のなかの理想のキャリアアドバイザー像は、今の自分と比較していかがですか?
理想のキャリアアドバイザー像には、まだまだ遠いですね。この仕事は数字を出し続けることも、求職者に本気で向き合い続けることも、どちらか一方だけでは成り立ちません。その両立を当たり前にできる状態が理想ですが、そもそも、そこに「これで十分」というゴールはないのではないでしょうか。
経験を積むほど、支援の解像度は上がります。同時に、「あの場面はもっとこうできたのではないか」と振り返る視点も増えていきます。以前なら気づかなかった小さな違和感や、言葉のニュアンスの違いにも敏感になっていくでしょうし、そのぶん、自分に求める基準も高くなっていくはずです。
でも、それを“遠い”と感じられていること自体が、まだまだ成長したいと思えている証拠なのかなと感じます。今の自分に満足してしまった瞬間に、私が提供する支援の質は止まってしまうはずなので。理想に追いつくことよりも、追い続ける。この先も、そんな姿勢を持ち続けられるキャリアアドバイザーでありたいと思います。
― 今の環境で葛藤しているキャリアアドバイザーの方へメッセージをお願いします。
数字を追う支援を続けていると、いつの間にか自分の価値を「成果」だけで測ってしまうようになります。数字が伸びているときは自信が持てますが、少し落ちると不安になるんです。私自身、そんな感覚を嫌というほど経験してきました。
ただ、キャリアアドバイザーの仕事の価値は、数字だけではありません。求職者からの「あなたでよかった」という一言はもちろん、企業からの「いつもありがとう」という言葉。そうした積み重ねも、確かな評価のひとつではないでしょうか。そして、それをきちんと見てくれる環境も、実際に存在します。
私も転職を決めるときは不安でした。環境が変われば、当然またゼロからのスタートですから。でも一歩踏み出したことで、自分が本当に向き合いたかった“支援のかたち”を知ることができました。
もし今、数字だけを追う毎日に少しでも違和感を抱いているなら、視野を広げてみてはいかがでしょうか。キャリアアドバイザーとしての選択肢はひとつではありません。あなた自身のキャリアも、もっと広げていけるはずです。