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起業までのストーリー②

前回の続き。

大学受験では競争率10倍以上、卒業する頃にはバブル崩壊で就職難、そして震災。

どうせなら好きなことして最後を迎えたい。強く思うようになったのです。

新卒(通年採用の不動産会社)で入社し、1年目の営業マンとして新人賞や全社営業マン200人の中で半期最多契約件数賞など受賞し順風満帆でこの仕事は天職なのかと思っていました。

ただ、今でいうブラック企業なんですね。

私の後に200人入ってきましたが誰も残りません。

1年で見切り、ネット企業に転職していた先輩から誘われて、ダイヤルアップ接続のモデル時代ながらEメールの便利さにこれは世の中が変わると入社することにしました。

東京転勤が決定し、表参道で働けることが嬉しかった1996年(24歳)でした。

そして東京に来て6か月後、当時の部長が独立するのについて行ったことが起業する大きなきっかけになるのでした。

部長が独立して作った新会社のオフィスは新百合ヶ丘駅からバス15分の田舎の一軒家の美容室跡地でした。

広さは10坪もなかったと思います。

みんなでシャンプー台を撤去したり、大工が初仕事でして何とかオフィスとしてスタートしたのでした。

なか『ところで、部長(この会社では社長)新会社では何するんですか?』

部長『ホームページ制作かな・・・・・』

まさかのノープランでしたw

しかも売上ゼロなのに部長は何も考えないので、しぶしぶ私が商品企画から仕入れ、外注管理、営業フォローまで全部やりましたが、それが大きい自信になりました。

数か月で営業利益が月200万まで稼げるようになった時、私の給与は17万でした。

でも会社のキャッシュに余裕がないのと、そろそろ都内にオフィスを構えたくて(営業からの切実な依頼で)お金貯めようと考えていました。

しばらくすると、部長の車が新車のキャデラックになっていて、理解不動な行動に不信感が募っていくのでした。




・・・・・つづく

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