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一人ひとりの潜在能力を最大限に発揮できるチームへ。グループの成長を支え続けてきた社員1号の彼女が、今力を注ぐこと。

このコロナ禍の状況にあっても、なんとか堅調にビジネスを維持しているポイントモールビジネス。この事業を約10年も前の立ち上げ時から見てきたのが、今回ご紹介する田村麻美です。田村は、EDOCODEの親会社であるWanoの社員1号としてジョインし、現在はEDOCODEでチームづくりを担う経営メンバーの一人。グループの成長を支え続けてきた彼女に、入社から今までの歩みと、EDOCODEが目指すチームとその取り組みについて、話を聞きました。

雑居ビルの一部屋からスタート。とにかく皆がやれることをやっていた創業期。

Wano創業とほぼ同時にジョインした田村ですが、そのきっかけはなんだったのでしょうか。

「インターネット広告代理店に勤めていたころ、取引先に野田さん(Wano代表)がいて、同じ業界の先輩としていろいろと教えてもらったりしていました。その後転職をしたのですがその会社が合わなくて。それを野田さんに相談していたところ、創業したてのWanoに来る?と誘っていただいたんです。」

Cultivate your dreamを会社のビジョンにするWanoですが、そのベースには「日本のカルチャーを世界に届けたい、世界中の人が普通に日本のクリエイターの作品を楽しんでいるという状態をつくっていきたい」という創業メンバーの熱い想いがあります。当時からその想いは明確で、それをITの力で成し遂げていこうとする考えに共感したと言います。

「私の父は着物を染める職人をしているのですが、着物も含め日本にはいい文化がたくさんあるので、それを世界に発信することで発展に貢献できたら、と感じていたことも影響しているかもしれません。10年前の当時、インターネットは今よりもインターネットの中だけで完結していました。創業メンバーは、インターネットを通じてリアルな人々の生活を豊かにして行きたい、という話もよくしていて、その話に共感したことも覚えています。」

そんな経緯を経て、2009年、田村は創業したてで役員もまだ全員揃う前のWanoへ入社。西新宿の雑居ビルの一部屋からのスタートでした。

「当時はとにかく収益が必要だったので、皆がそれぞれやれることをやっていたという感じでした。私も広告コンサルタント、ポイントモールのプロダクトマネジャー、バックオフィス系の採用や総務や社内イベントなど様々な業務を担当していました。野田さんがTuneCoreを見つけて、アメリカへ日本での展開について交渉しに行ったもこの頃ですね。無名の会社だったWanoが、アメリカではある程度の規模になっていたTuneCoreと、ジョイントベンチャーを立ち上げることになったと聞いた時は、本当に嬉しかったです。」

EDOCODEの立ち上げと、ターニングポイント

Wanoの創業メンバーは、事業ごとに裁量権を大きく持つからこそ、スピード感のある意思決定を行うことができるという考えから、サービスが一定規模になれば分社化する経営スタイルをとっていました。そのため、2012年には米国TuneCoreとのジョイントベンチャーであるTuneCore Japan、2014年にインターネット広告業を展開するアルファアーキテクト、2015年にファッションアプリを展開するStylictionと次々にグループ会社が生まれていきます。

2016年6月にEDOCODEが設立するころ、ちょうど1度目の産休明けだった彼女は、Wanoのバックオフィス系の業務に専念することになり、人事や労務、EDOCODE設立の手続きなどを担当します。しかし、事業に関わりたい気持ちが強く、ポイントモールのプロダクトマネジャーに戻ることに。立ち上げたばかりのEDOCODEを安定させる必要もあったことから、プロダクトマネジャーをしながらチームづくりも担当していました。

WanoやEDOCODEの成長と共に、仕事もプライベートも充実しているように見える彼女ですが、その道はまっすぐだったのでしょうか。

「私のターニングポイントは、2019年春、2度目の産休明けの時です。Wanoに入ってからいろんな仕事をやってきたので、逆にいうと何かを究めることがなかったように感じてしまって。そこで、ここから何をやっていくべきか、ということをだいぶ考えました。」

「そうやって考えていく中で、”収益事業としてのポイントモール”を行う会社として始まったEDOCODEが次のステージに行くには、ビジョンやカルチャーの浸透が必要だという気持ちが強くなったんです。新しいメンバーが増えてきた時期でもあったので、オンボーディングやチームづくりに本格的に取り組みはじめました。今は、兼任していたプロダクトマネジャーからも離れて、チームづくりの専任としてマネジメントや能力開発に集中しています。」

以前は直接事業に関わりたいタイプだったという田村は、「これからはみんなが目標達成できて、会社がビジョンに向かって進んでいることが、やりがいになると思っている。」と話します。

本来のパフォーマンスを発揮してもらうためには、心理的安全性を高めることが大事

田村が現在取り組むのは、新メンバーのオンボーディングや、全員の目標設定/達成の支援です。会社のゴールに対して個人が目標を設定するのを一緒に行い、定期的に1on1をして必要なサポートが受けられるようにしています。

「本来のパフォーマンスを発揮してもらうためには、心理的安全性を高めることも大事だと考えています。そのためにはお互いの理解が不可欠。新しいメンバーが入った際は、『新しいメンバーと既存メンバー間の理解』『会社についての理解』の両方をしてもらえるよう、工夫しています。研修もなるべく多くのメンバーに説明してもらったり、全社会議で自己紹介セッションをしてもらったり。ランチタイムセッション、声がけなど、とにかく接点を増やすようにしています。」

「また、キャリア開発も大事にしたいポイントで、オンボーディングの時にどういうキャリアを実現したいか聞いています。これからはそういったキャリアの実現もサポートできるといいなと考えています。」

初期からの社員である田村は、以前からオンボーディング的な役割を担うことは多かったそうですが、最近意識が少し変わってきたと言います。

「今までの私の教え方は、コーチングではなくティーチングになっていたところも多かったなと思って。最近は、直接その答えを教えるのではなく、新しいメンバーが自分で答えを見つけられるようサポートをするというのを意識しています」

潜在能力を最大限に発揮できるチームが、EDOCODEの未来をつくる

昨年夏頃に、田村を含む経営メンバーが改めて言語化したEDOCODEのビジョンがあります。

自分や社会のかかえる、無意識、無自覚、潜在的な、または、顕在しているが放置されている問題/課題に目を向けて、それが社会全体のコストを大幅に削減できる見込みがあるならば、それを解決する。

これからのEDOCODEはどういう会社になっていくのでしょうか?

「2020年は既存ビジネスを改善して利益を安定して出せるように整えるフェーズ、2021年からは本格的に新規ビジネスにも取り組もうというのが全社の目標です。そのために、次の事業についてカジュアルにアイディアを出し合ったりもしています。EDOCODEのビジョンは広く、分野を限定していないので、次の事業展開はいろんな可能性があります。」

アイディアは本当に様々で、例えば保険会社の持っているデータを使ったヘルスチェックのサービス、就職活動の時に就職先を決められない課題を解決するためのサービスなどいろんな分野の案が出たそうです。次の事業がどんなものになるか楽しみですね。

「EDOCODEはフラットな会社で、トップダウンで決めていくというよりは、現場メンバーがやりたいことがあったら実現できる環境があります。だからこそ、一人ひとりの潜在能力を最大限に発揮できるチームであることが、EDOCODEの未来を考える上で不可欠。私はそれを引き出すお手伝いができればと思っています。」

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