長所で互いを補完しあい、みんなが十分に力を発揮できる環境を作りたい!エンジニア田中真之さんにインタビュー

みなさん、こんにちは。
ENECHANGE株式会社の中村です。

今回は、ENECHANGEのリードエンジニア田中真之さんに、入社のきっかけや入社後のエピソード、これまで取り組んできたプロジェクトのこと、今後のビジョンについてお話をうかがいました。

入社のきっかけを教えてください

ENECHANGEの社長で、前々職の同僚だった有田さん(※1)がきっかけです。
有田さんがイギリスのケンブリッジで新しい仕事をしているのをFacebookで知って、おもしろそうなことをやっているなーという感じでみていた。そんな有田さんから2014年の春あたりに、「今度日本に帰るから、飲みますか?」という連絡がきて、会うことになったんです。そこで、有田さんが今している仕事の話を聞いて、「いいっすねー」っていう話をしていたら、有田さんから「うちにおいでよ」と言われ、「チャレンジ(※2)」を受けることになったんです。

チャレンジを出したところ、採用プロセスが進み、Skypeで白木さん、城口さん、Giuseppeと話し、Cambridge Energy Data Lab(※3)に参加することになりました。

(左から草間さん、白木さん、Jan、Dimitry、有田さん、城口さん、Giuseppe)

◆ENECHANGEメモ(※1)有田さん
我らがボス!ENECHANGEの社長の有田さんはもともとエンジニアとして入社し、社長になったという経歴の持ち主です。詳しくは、「「エネチェンジ」を完成させることが僕らのゴールではない / ENECHANGE株式会社の創業ストーリー(有田・白木編)」をご覧ください。
◆ENECHANGEメモ(※2)チャレンジ
ENECHANGEの最終面談は「チャレンジ」と呼ばれる、候補者のポジションに即したプレゼン形式で行われます(エンジニアであればコードレビューなど)。田中さんのときは、最終ではなくその前にチャレンジがあったのですね!
◆ENECHANGEメモ(※3)Cambridge Energy Data Lab
ENECHANGEの前身である、イギリスのケンブリッジ大学でエネルギーデータの研究・開発をする拠点のこと。社内ではCAM(キャム)とも呼ばれています。代表の有田、CTOの白木、デザイナーの草間、エンジニアの田中はCAM時代からのメンバーなんですよ。

有田さんとはどんな話をしたんですか?

有田さんが今やっていることを3つ挙げて、有田さんが持っていたノートに書いて説明してくれたのを今でもよく覚えています。

3つのうちなぜか2つしか思い出せないのですが、ひとつは太陽光発電の余剰電力量予測のプロジェクト。そのプロジェクトにはセールスの内藤さん(※4)が関わっていました。もうひとつは、スマートメーター(※5)にデータが集まってくるからそれを分析するという話です。

昔からバッチ処理が好きで、一つを極めるのが好きなんですよね。Webアプリケーションをやっているけど、新卒のときもバッチを作ったりして、大量のログを集計したりしていたのもあり、おもしろそう!って思ったんです。

◆ENECHANGEメモ(※4)内藤さん
内藤さんはENECHANGEのムードメーカー!有田さんや白木さんよりも早くジョインしていたという、生き字引的存在で、エネルギーのことも詳しく、営業以外にもサービスのディレクションなどもできてしまうステキな人です◎
◆ENECHANGEメモ(※5) スマートメーター
2020年代早期に、全世帯・事業者に対して、これまでのアナログ式の電力メーターから、通信機能が搭載された電力メーター(スマートメーター)に切り替える目標が掲げられています。スマートメータは30分に一度、リアルタイムの電力使用量データを計測できるようになります。

入社直後で印象に残っていることがあれば教えてください

2014年6月下旬に入社したのですが、先に入社していたデザイナーの草間さん(※6)がちょうどケンブリッジから日本に帰ってきたタイミングで、高田馬場のコワーキングスペースで初めて会いました。しっかりとした人だなぁというのが第一印象です。今と変わらず、ぼこぼことした面白い靴を履いていたのを覚えていますw

その後、7月から1ヶ月ほどケンブリッジに行き、日本に戻ってきたタイミングで草間さんと一緒に、日本でのオフィス探し始めました。二子玉川とか西麻布とか候補地を巡ったりしたのだけど、ケンブリッジっぽさがあるねという理由で、渋谷のオフィスに決めました。オフィス探しから始まったのが印象に残っていますね。

(渋谷オフィスの様子。田中さん、スーツを着ている!)

◆ENECHANGEメモ(※6) 草間さん
草間さんはデザイナーとして入社されたのですが、なんでもできるスーパーマンみたいなひとです。「エネチェンジ」のメディアの編集長だったり、ディレクターもしたり、今では副事業部長も務めています。

そういえば田中さんは、C3.jsの生みの親なんですよね!

(C3.jsのWebページ)

Cambridge Energy Data Labに入る前に務めていた会社は、ENECHANGEと同じくスタートアップでした。データがあるけれどどうやって使ってよいかわからないという人に、分析して示唆を与える統計のWebサービスを作っていたんです。

分析した結果を見せるとき、だいたいチャートとかよくあるような感じに見せるんですけど、統計の処理って一回分析したら終わりということじゃないんですよね。パラメーターをちょっと変えてみるなどの調整をする。深掘りするという意味合いもありますね。

よくありそうなプルダウンで選びながら使うよりも、結果そのものをUIにして、インタラクティブに操作できるようにしたらおもしろいんじゃないかなとあるとき思ったんです。たとえば、ある点を選びたいときに、その番号をプルダウンから選ぶとか、テキストに入力するよりは結果そのものをクリックできるようにしたほうが直感的でいいなって。

当時、チャートを描くライブラリはたくさんあったのだけど、描いたチャートに対してインタラクションできるというか、チャートを動的に変化させる機能をもったチャートライブラリがなかったので、作りますか!という話になった。

最初は業務の中で作り始めたんです。だけど一方で、プライベートで自分の走った練習記録をつけるためのアプリを作っていて、そこでもチャートが必要になったので、そこでも使えるようアップデートしていったんです。どんどんやっているうちに、オープンソースとして公開したほうがいいなと思うようになって、当時のCTOに「これ、オープンソースにしますね?」と聞いてみたら、「いいよ」という返事をもらったので、公開したのがC3.jsの始まりです。

C3.jsは、使ってる方がたくさんいらっしゃるんですよね!

今はスターが 8,000 くらいですかね。ただ、いきなり人気が爆発したわけではなく、公開してから1年以上はGitHubのスターがつかなくて。誰も知らなかったから当たり前なんですけどね。どうやって探してくるのかわからないですが、だんだんと見つけてくる人が増えて、たまにissueというか、こういうことをしたいんですけどっていう質問が届くようになって。質問や要望にひたすらに応え続けて、アップデートを重ねていました。当時は200日くらい連続で毎日コミットし続けたんです。

現在、僕自身のコミットメントはそこまで多くなくなってしまったのですが、幸いにもメンテナがついてくれていて、今も少しずつですが成長しながら使ってもらえているようです。最近はでは同じような機能を持ったチャートライブラリも出てきているなかで、C3.jsを使ってくださっている方がいるというのは、現在は若干引退気味の身からしても嬉しいですね。ユーザの方々、メンテナに感謝をしています。

今はあまり活動できていませんが、やり残したことやこうしたいというアイディアがまだまだあるので、いつかまた活動を再開して、より多くの人の役に立てるように貢献していきたいと思っています。

エネルギーへの関心が最初から高かったんですか?

そんなことはないです。どちらかというと当時はヘルスケアに興味があったんです。だけど、有田さんからスマートメーターによって集まるデータの話を聞いたとき、いいなっていう気持ちになったんです。めちゃくちゃログたまるんだろうなー、処理するデータがたくさんあるんだろうなー、と。

また、入社して渋谷オフィスで働くようになったあたりで、イギリスからCambridge Energy Data Labのメンバーが日本に来ることになり、せっかくだからと、太陽光発電所のほか、東日本大震災で被災された方が同行していろいろなお話をしてくださるツアーにも参加したり、ENECHANGEで過ごすうちに、エネルギーへの興味がちょっとずつ高まっていったというのが正直なところです。

(CAMのメンバーで京都、嵐山に行ったときの様子。みんなイケメンです!)

これまでどんなお仕事をしていたのですか?

最初は有田さんと一緒に太陽光の余剰発電量予測のプロジェクトや電力消費量を予測するシステム開発に携わっていました。電力消費量を予測するシステムは、とあるサービスの原型になるシステムに組み込まれたりなどもしています。データを処理して、予測するという取り組みなので、楽しかったですね。

その後、何度かイギリスと日本を行き来しながら仕事をしていて、2015年9月からは日本で仕事をしています。帰ってきた当初は、アルゴリズムが実装されて動いてみることができるアプリケーションのプロトタイプのようなものを作っていました。

その後は、イギリスで発足した会社「SMAP」(※7)のメンバーをフォローをしたり、「エネチェンジ(※8)」の電気料金プランを掲載する仕組みを作ったり、いろいろやっていました。その後、「SIMチェンジ(※9)」にも関わりましたね。「エネチェンジBiz」以外はひととおり携わったことがあるかもです。

いまいちきちんと動いていないものをちゃんと動かすようにするのが割と好きで、「SIMチェンジ」は当時、曽我野くん(※10)が取り組みを強化しようとしていて、ちゃんとやったらそれなりにうまくいきそうだし、対応できることたくさんあるし、やることたくさんありそうだなと思って、自ら希望して異動しました。今は、プラットフォーム事業部に属し、事業者さまのマーケティング支援などを行うためのシステム開発、仕組みづくりを行っています。

◆ENECHANGEメモ(※7)SMAP
SMAP ENERGY社のこと。スマートメータデータ解析をメイン事業としてイギリスで発足し、2016年2月にSMAP ENERGY社が創立されました。
◆ENECHANGEメモ(※8)エネチェンジ
「ENECHANGE」と英字で表記すると会社、「エネチェンジ」とカタカナで表記をするとサービスを示します。電力会社、ガス会社選びの際に利用できる診断のほか、切り替え体験談、光熱費の節約術、エネルギーに関する情報などを扱うメディアも展開しています。
◆ENECHANGEメモ(※9)SIMチェンジ
格安SIMカードの比較サイト「SIMチェンジ」というメディアも運営しています。
◆ENECHANGEメモ(※10)曽我野くん
曽我野さんは、ちょっぴりほおって置かれていた「SIMチェンジ」をみるみると復活させ黒字化させたり、ややこしくて困っていることをすっと整理してくれたりする、めちゃくちゃ頼れる人です。今は事業部長をされています!

エンジニアにとって、どのようなところが魅力的だと思いますか?

エネルギー業界全体が目指すべき姿は「エネルギーの4つのD」と整理されていて、「DEREGULATION(自由化 / 規制緩和)」「DIGITALISATION(デジタル化)」「DECENTRALISATION(分散化)」「DECARBONISATION(脱炭素化)」がそれにあたります。

「DIGITALISATION(デジタル化)」文脈でいうと、スマートメーター導入によって、これまで取得できなかった大量のデータが、30分ごとに集まるというのはすごいなと思っています。量の多さだけでなく、更新情報もあり、確定値の情報も得られたりするのは、なかなかないのではないのかなと。

社内にも活かしきれていないデータはたくさんあって、例えば「エネチェンジ」では多くの人が診断をしてくれるので、行動分析に活用できる情報も豊富にあるし、電力量データなども集まってきます。こうしたデータを分析したり組み合わせることで、今までにないサービスを独自でつくることもできるだろうし、活用方法を提案する機会も豊富にあります。新しい市場を切り開いていくことも可能な環境だと思っています。

田中さんは今後、どんなことをしていきたいですか?

やりたいことは2つあります。ひとつめは、データをサービスに還元できるような状況をつくることです。というのも、今はエンジニアであってもひと手間加えないとデータを使えないような状態なのです。使いづらくて、活かしきれてていない、埋もれているデータを、エンジニアじゃない人も活用できるように障壁を取っ払い、ENECHANGEのみんなが、ユーザに対して有益なサービスを生み出し続けられるような環境をつくり、データを還元できるような状況を作りたいです。

もっというと、データがあってそこに何かをしたら、何かができるのは当たり前だとも思っているので、「こんな簡単にできるの!」「こんなこともわかっちゃうの!」というような、使う人に驚きを与えられるようなことをしたいですね。

ふたつめはどんなことですか?

最近、チームビルディングに携わることも増え、そうした役割がメインになってきた気がしています。エンジニアの人たちが力を十分に発揮できていないようなところがあれば、それを解消していきたいと思っています。

たとえば、今いるメンバーにはそれぞれ得意なことがあるのだけど、それを十分に活かすことができるような配置になっているとは言い切れない部分もあるのではないかなと。やることがたくさんあるので、そういう配置が難しいということもあるとは思うのだけど、得意分野を活かせる配置にすることで、お互いの長所を補完しあえるようになるのではないかなと考えていて、そうしていきたいなと思っています。

また、ENECHANGEのメンバーは支え合うというか、困っていたら手伝ってくれるという精神のある人たちがたくさんいます。しかしながら、困っている誰かを助けたいけれども、組織が大きくなることで生まれた制約みたいなものによって、自由に動けないという場面もでているのではないかなと感じることもあります。そうした状況を解消することで、みんなが今よりも柔軟に動けるようになり、もっと輝く人もいるだろうなと思っています。

最後にひとことお願いします

エンジニアに限らず、やらなきゃいけないけどあまりおもしろくないことは効率よく確実に片付けて、僕たちがやりたいとか、僕たちにしかできないことにリソースを向けられるようにして、こういうことをしたい!っていうアイデアや想いがある人を全力で後押しをし実現できるよう、ENECHANGEの体力をつけたいと考えています。僕らは今よりもっとできるんだ!って思っているんです。

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