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採用スキル研究所:採用担当者なら知っておきたいスキルセット【PartⅠ】

経営資源は「ヒト・モノ・カネ・情報」の4つから構成されますが、このうち「ヒト」を最大限活用するための戦略設計や施策実行を担うのが、人事・採用の役割です。新型コロナウイルスの影響を経て「ニューノーマルの到来」により、各企業は採用手法や働き方の転換・変化を迫られています。

世界経済フォーラムによると、テクノロジーにおける変化や経済的な促進要因のために、今後3年のうちに、42%の仕事で異なるスキルが求められるようになると見込まれており、また、10億人以上の従業員が2030年までにスキル再習得を求められるようになることが予測されています。

※参考資料「2025 年までに多くの仕事が自動化される一方、 ロボット革命により今後 5 年間で新たに 5,800 万の仕事が創出」

採用領域でも、必須スキルが大きく変化しています。今日はスキルセットに着目してみます。

◆課題から見える必要なスキル

IDEASという言葉を聞いたことがありますか。「Inclusion、Digitalization、Enablingexperiences、Agile organization、Skills imperative」(インクルージョン、デジタル化、実現のためのエクスペリエンス、アジャイルな組織、スキルの課題)という、ビジネスと人事に関する5つの課題の頭字語となります。

※参考資料:人事部門のリーダーが抱える2021年の5つの重要な課題(workday.com)

インクルージョン

インクルージョンとは、企業内すべての従業員が仕事に参画する機会を持ち、それぞれの経験や能力、考え方が認められ活かされている状態をいいます。

2020年6月のMcKinsey社のレポートによると、アンケートに回答した約50%が、自社組織の一員であるという意識をあまり感じないと回答しています。この結果から、多くの社員は何らかの障壁によりインクルージョンを感じることができなかったことが明らかです。

デジタル化

人事領域でもデジタル化の遅れが一つの課題です。採用を成功へと導く適切なインサイト、学習、コーチング、役割、コネクションを予測し、採用フローとの関係において最新のコンテンツに対しアンテナを立てて、素早く選定・導入することが重要です。

実現のためのエクスペリエンス(スキル)

素晴らしい成果を生み出す為に、個人のスキルや経験値を高め、発揮できる能力を企業へ提示していく事が重要です。オンライン環境が整備され、自分の好きな時間に学ぶ事も以前より簡単になりました。最優先すべきスキルを見極め、アウトプットできる力を付けていきましょう。

アジャイル(俊敏性のある)組織

熾烈な競争環境の中で、個人や組織のレベルで、変化へ適応することが求められています。業務の自動化を強化し、専門的知識を拡大することで、新しい環境で求められる「俊敏性」というスキル水準を獲得することができます。

スキル課題

冒頭で述べたように、「今後3年のうちに、42%の仕事で異なるスキルが求められるようになる」という予測の中で、必ずスキルギャップが生じます。ですが、テクノロジーを活用すれば機械学習アルゴリズムにより企業にとって最適な人材が予測できたり、必要とされるスキルを育成するために能力やトレーニングを把握することも可能です。

すべての課題に対し、好循環を生み出すテクノロジーがあり、採用スキルも大変革の時期を迎えています。ビジネスや組織が求めるスキルを持ち、自分が望むキャリアを手に入れましょう。

◆スキルセットを見極める為の、Career planを考える

人事としてのキャリアを大枠4パターンに区分けしてみました。

①企業の人事としてTOPを目指す。

②採用企画・広報へのスライドキャリア

③人事全般業務のコンサルティング企業へ転職

④フリーランス人事として独立

近年転職が盛んになり、③・④の人事転職者の人口は増えています。特に人事・採用コンサルティングとしてキャリアを積む場合は、様々な企業との関わりの中で、人事・採用スキルを短期間に成長させるためにこのような職種への転職は有効な選択の一つです。ただし、コンサルティングのスキルは企業によってかなりの差がある為、しっかりと見極める必要があります。

どのキャリアを選択するかによって、必要なスキルが異なりますので、まずはキャリアプランをしっかり立てることが重要です。

◆採用担当者に必要なハードスキル

上記の課題点やキャリアプランを踏まえ、採用領域でキャリアを考える場合、必要なハードスキルを、下記にピックアップしました。

  • 面接力(ヒアリング力)
  • PCスキル(最低限Excel・Word・PowerPoint・ZOOM等のコミュニケーションツールの親和性)
  • 文章構築・訴求力
  • ITリテラシー(テクノロジーを使いこなすリテラシーと基本知識・構造の理解)
  • SNSコミュニケーション力

特に着目したいのは、文章構築力とITリテラシー、SNSコミュニケーション力です。

スキルの詳しい内容については、また「採用を成功に導くハードスキル」として、別途詳しく書かせていただきたいと思います。

オンラインが主流になる採用の中では、必然的にテキストコミュニケーションが増えるため、文章構築・訴求力はもちろん、ITリテラシーやSNSコミュニケーション力は必須スキルになっています。

では次回PartⅡでは、採用担当者に必要な「ソフトスキル」について考えてみましょう。

【Envision】RPOサービスを展開し、採用コンサルとしてサービスを提供。職場環境は多様性があり、英語や日本語が飛び交っています。#リモートワーク を実施しています。

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