リーダーとコーチング
昨今、業界・業種を問わずコーチングに関心が集まっています。Googleが10,000人以上を対象に「成果を上げているマネージャーは何をしているのか?」を調査、分析した結果では、最も重要な要素が”良いコーチであること”でした。Googleを筆頭とした名だたる企業がコーチングを積極的に活用し、そしてリーダーをコーチとして訓練していることも、この潮流の後押しになっているでしょう。これからますます重要になってくるリーダーとコーチングの関係性について、本稿で取り上げていきます。
■なぜ、今、コーチが求められるのか
かつては自身が仕事で成功を収めるためには、特定領域の知識やスキルを身に着けることが最善の方法でした。すなわち様々な課題に対して正しい答えを出せるかどうかが仕事の成否に繋がり、成果を出し続けると昇進する。部下をマネジメントするようになると、彼らにも同じ答えを学ばせ育成し、同じ成功を再現していくことが上司の1つのミッションでもありました。
しかし今日はVUCA(将来の予測が困難な環境)の時代とも言われ、そのような過去の成功が継続して通用するとも限らない状況下に置かれています。そのためこれまでのような正しい答えを遂行する指揮統制・管理型の組織ではない、全く新しい組織を構築する必要性に多くの企業が直面しています。上司が指示を与えるのではなく、部下が自ら考え行動できるよう後押しし、有機的かつイノベーティブに活動する組織です。そしてそれを可能にする1つの手段がコーチングであると注目されているのです。
■コーチングとは
コーチングは例えば下記のように定義されています。
- Wikipedia
対話によって、相手の自己実現や目標達成を図る技術である。相手の話をよく聴き、感じたことを伝えて承認し、質問することで、自発的な行動を促すコミュニケーション技法。
- コーチングの父的存在「トマス・レナード」氏
もっとも欲しい結果を明確にし、自分一人では絶対に行くことができないであろう速さで、ゴールに向かうことを助けること。
- NLPの創設者「ティム・ハルボム & クリス・ハルボム」氏
企業やチーム、個人がより早く、より効果的に、より簡単に、現在の状態から、望む成功やゴールを達成する助けになること。
- コーチエイ代表「鈴木義幸」氏
対話を重ねることを通じて、対象者が目標達成に必要なスキルや知識、考え方を備え、行動することを支援するプロセスである。
間違えてはならないのは、コーチングとは万能なスキルではないということ。企業にとって重要なことはリーダーにコーチング資格を取得させることでも傾倒させることでもなく、コーチングというアプローチを区別して使い分けられるようにリーダーを訓練することです。
さいごに
私たちEPLGAは、あらゆる企業においてコーチングは有用だと考えています。
リーダーはもちろんのことですが、コーチングが企業の成果につながることはこれまでの経験上明らかです。経営者やリーダのみならず、全社員がコーチングを受講できる世界をAIコーチングを活用し、実現していきたいと試みています。