スポーツの判定とAI | 株式会社イデアルアーキテクツ
スポーツ観戦好きのイデアルアーキテクツ樫原です。スポーツ観戦の面白さの一つに判定の是非があると思います。「今のはどう見てもファウル!オフサイド!ストライク!アウト!セーフ!...」なんて熱くなってし...
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Photo by Hisae Kuroda on Unsplash
ご覧いただきありがとうございます。イデアルアーキテクツの樫原です。
自動ボール/ストライク判定チャレンジこと、
Automated Ball-Strike (ABS) challenge systemについてご紹介します。
以前私が記事で触れたシステムがメジャーリーグベースボール(MLB)の春季キャンプで使用されています。
↓以前のストーリーはこちら↓
スポーツの判定とAI
こちらのFox sportsのポストに概要が書かれています。
複数のスポーツ記事から今回の導入試験の背景をまとめました。
マニアックな内容なので野球に興味のない方は読み飛ばしてください...
“これまでマイナーリーグや独立リーグでABSシステムのテストが行われてきたが、すべてのボール/ストライクを機械が判定するよりも、従来通りに球審が判定し、必要なときにチャレンジを行うという形式のほうが支持された。
そうした経緯もあり、まずは「全球を球審が判定」と「全球を機械が判定」の中間にある「ABSチャレンジ制度」が試験運用されることになった。
ちなみに、昨季のマイナーリーグにおけるチャレンジの成功確率は51%だった。”
“ストライクゾーンはホームベースと同じ幅17インチ、高さは上端が選手の身長の53.5%の部分、下端が同27%の部分となる(身長は公式に測定したものを使用)。
また、ホームベースの前端と後端から8.5インチの部分がストライクゾーンの「深さ」となる。
球審がコールするゾーンは、一般的には丸みを帯びており、投手にやや有利であることが明らかになっている。
そのため、マイナーリーグで完全な機械判定をテストした際には、与四球が激増する結果になった。
ABSチャレンジシステムの最も重要な課題は、ストライクゾーンの厳密な定義であり、これはMLBが徹底的な実験を通じて決定した。”
私が以前のストーリーで書いたようにバッティングフォームごとにゾーンの上下を決めるのは難しかったようです。
ルールブック通りにゾーンを定義すると機械学習における「過学習」になってしまい判定精度が落ちてしまったのでしょうか。
実際にシステムを使用した選手たちの感想としては、マイナーリーグで既にシステムを体験している若手はポジティブな意見が多く、ベテランの選手ほどネガティブな意見が多いようです。ダルビッシュ有投手は「嫌いです(笑)」とのこと。
ニッポンプロ野球(NPB)では当分実施されない気がしますね。
日本とアメリカでプレーした投手曰く、日本ではベルトの上のコースはほとんどがストライクにならないそうです。
導入されたら色々混乱しそうです。
以上、自動ボール/ストライク判定チャレンジのご紹介でした。