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どうしたら会社にマッチする人が集まるの!? ー採用振り返り「マーケティング編」ー

前回から始まった22卒採用の振り返り。第一弾では、採用フェーズを紹介してきました。
今回は第二弾ということで、「マーケティング編」をお届けします。

マーケティング編では、アイエスエイプランが実際にナビサイト等で行っている母集団形成(候補者を集めること)のやり方や、その母集団形成を分析してみた結果についてお話します。

母集団形成とは?

まず最初に、母集団形成とは何でしょうか?

参考:母集団形成とは?なぜ重要なのか?手法ごとのメリットも紹介|Wantedly採用領域における母集団とは、「自社の求人に応募してくれる求職者の数」を指します。
「母集団形成」は、求職者を多数集める取り組みそのものを指して呼ぶことが多いです。

つまり今回でいう母集団形成とは、「アイエスエイプランに応募する学生を、多く集める取り組み」と言うことができます。当然、候補者となる学生たちがいなければ採用は成り立ちません。その候補者たちを、より多く効率的に集める活動が必要です。

よくある失敗例

それでは、どのように母集団形成をすれば良いのでしょうか?
採用広告でありがちなのが、「笑顔多めの写真にしたら人が集まるかも!」「アットホームな会社です、と書けば学生が来るかも!」と計画無しになんとなく良さそうな要素を載せてしまうこと。たまたまうまく行くことはあるかもしれませんが、これでは運次第となってしまいます。

必要なのがマーケティングの考え方

それでは、「たまたまうまく行く」ではなく「より多く効率的に母集団を集める」にはどうしたら良いのでしょうか。ここでアイエスエイプランが必要だと気付いたのがマーケティングの考え方でした。

アイエスエイプランがナビサイトの運用にて大切にしているポイントは、量と質の観点です。

ポイント①「量」

まず初めに、より多くの母集団を集めることが必要です。

1.学生に、興味を持ってクリックしてもらうにはどうしたら良い?
⇒まずは、アイエスエイプランの会社ページをクリックしてもらえなければ、その後の説明会への誘導もできません。まずは学生が「気になる」「興味を持つ」ための工夫が必要です。

2.会社ページに来た後、説明会に予約してもらうにはどうしたら良い?
⇒実際に会社ページに来てくれても、ページを読んだだけで離脱してしまえばその先の行動に繋がらず意味がありません。「もっと会社のことを知りたい」と思ってもらえるように設計します。

ポイント②「質」

たとえ100人集まっても、その中にアイエスエイプランの人材要件に当てはまる学生が1人もいなければ意味がありません。そこで考えるべきが「質」の部分です。

1.会社の人材要件に当てはまる人は、どんなことに興味を持つ?
⇒まずは「人材要件に当てはまる人」の気持ちになりきります。普段どんな行動をしているのか、どんなことが好きなのか、何に興味を持つのか…。

2.その人が興味を持つ広告にするには、どんな要素が必要?
⇒1で考えた要素をもとに、コンテンツに落とし込みます。例えば人材要件に「考えることが得意」とあれば、考えることが好きな人が興味を持ちそうな問題を載せてみたりと工夫します。(21卒、22卒採用にて実施)

実際に取り組んだこと

アイエスエイプランの22卒採用における人材要件は、「思考の活用(思考を使って業務ができる)」「他者理解(リーダーシップを利用して業務ができる)」「自責感(組織の問題を自分ごととして受け入れられる)」の3点でした。この人材要件から、以下のようなコンテンツに落とし込みました。

①検索画面

学生は、ナビサイトにて何千社という会社から自身の興味のある会社を探すこととなります。IT企業も年々掲載が増えており、よくある広告では足を運んでもらえない状況です。そこで考えたのが、「答えが気になってしまうような問題を載せる」です。それもただのクイズではなく、人材要件に当てはまる人が気になりそうな問題であることがポイントとし、検索画面に画像を掲載しました。

②キャッチコピー

検索画面から会社ページへ流入した学生が最初に目にするのが、ナビサイトの会社ページ上部に表示されるキャッチコピー画像です。キャッチコピーでは前述の人材要件のもと、きちんと自分で物事が調べられる人が欲しいという意味を込めて「サーチ」という言葉を使いました。更には、合格=喜ばしい出来事という点から「幸あれ」を利用して掛け合わせました。

③説明会案内

会社ページで興味を持ってもらえたら、次は接触の機会を作らなければなりません。アイエスエイプランでは、選考プロセスの第一段階として会社説明会を用意していますので、この説明会に予約してもらうことが次のミッションです。21卒採用までは、「アイエスエイプランの会社説明会!」というようなありきたりな説明会案内で、離脱してもおかしくない状況でした。22卒採用からは、検索画像⇒会社ページ⇒説明会案内の内容に一貫性を持たせ、「考えることが好き」「課題解決がしたい」という学生が気になるような記載に変更しました。

分析の結果

量の観点

本格的にマーケティングの考え方を意識してから、年々PV数が上がっていることが分かります。なお、採用活動の間は週次にてPV数やエントリー数、説明会参加人数などの数値の振り返りも行っています。数字が伸び悩んでいる場合には広告の文言を変えてみたりと、少しずつ改修をしていたことも良い影響を与えたと考えられます。

質の観点

応募者や合格した内定者に話を聞いてみると、ナビサイトの問題に興味を惹かれた学生が多くいました。問題を掲載することにより、アイエスエイプランの人材要件である「思考の活用ができる」学生が一定数集まったと考えられます。

また、数字を分析してみると、応募者の大学偏差値が去年に比べて上がっていました。アイエスエイプランでは、大学偏差値によって採用するかどうかの判断はしませんが、こちらも問題を掲載したことで「思考の活用ができる」学生が多く集まり、結果として大学偏差値にも影響があったと考えられます。

最後に

今回は、マーケティングの考え方を取り入れたアイエスエイプランの採用について紹介しました。やみくもに人を集めるのではなく、戦略を立てて必要な学生を集めるという難しさの中で、22卒採用も取り組んでいきたいと思います。次回は第三弾の「人材要件編」、お楽しみに!

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