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JX通信社のエンジニア リモートワークの流儀

こんにちは!採用広報インターンの白石です。

昨年に引き続き、今年のGWもステイホームを余儀なくされる状況ではありましたが、皆さまいかがお過ごしでしたか。

今回は、JX通信社での働き方、特にコロナ禍で一層導入が進んだリモートワークについて、エンジニア3名に座談会形式でお話しいただきました。エンジニアリング・マネージャーの植本さん、シニア・エンジニアの中川さん、サーバーサイドエンジニアの西村さんです。

この記事を通して、社員の目線から語られるJX通信社での働き方を少しでも知っていただけると嬉しいです。それでは、いってみましょう!

1. JX通信社ならではのエンジニアのリモートワーク

白石: 今日はよろしくお願いいたします。

それでは最初に、どのような経緯でリモートワークを始められたか、そしてリモートワーク制度を用いてどのようなスケジュールで働いているか教えてください。

植本さん:僕の場合は入社してすぐコロナ禍が来たので、その流れでリモートワーク制度を使わざるをえないという状況でした。スケジュール的には、ミーティングのある10時頃から働き始めて、18時頃に仕事を終えます。その後、家族との時間を取り、21時ごろ仕事に戻ってきて、残りの仕事をして寝る、というようなリズムでやっています。フレックスをいい感じで活用できているなと感じます。

中川さん: コロナ禍以前から週に一度か二度、リモートするようにしていました。コロナ禍になってからはほぼ毎日していますね。スケジュール的には、大体10時とか11時ぐらいに始めて、ミーティングのない時間に散歩や食事休憩といった小さな休憩をはさみながら、大体22時まで、といったスケジュールです。

植本さんと同じく、スーパーフレックス制は僕も活用しています。用事がある日は早めに上がることができるので便利です。自分の予定や仕事の予定に合わせてかなりフレキシブルに働いていると思います。

西村さん:自分もコロナ禍に入る前から、お試しでリモートワーク使っていました。でも、リモート推奨になってからは週4・週5でリモートするようになりました。スケジュールとしては、自分は同じ時間に毎日働くほうが好きなので、10時から19時までと時間を固定して仕事をしています。

白石:なるほど。同じリモートワークでも、ご自身の生活スタイルに合わせて柔軟に勤務時間帯をアレンジしているのがわかりました!

2. 便利なツールの導入でコミュニケーションを円滑に! リモートワークによる弊害の解決策

白石:リモートワークは便利な半面、「社員同士で気軽に話しかけ合うことができない」「質問・連絡事項を伝える際にSlack上の文字によるコミュニケーションだと『空気感』が伝わりづらい」などのデメリットがあるとも聞きました。

そういったデメリットはどのように解消されているのですか?

西村さん:最近だと、Tandemというリアルタイムで音声チャットできるツールを導入したおかげで、誰かに聞きたいときにさっと聞けるみたいな環境はできていますね。

植本さん:全員がオフィスにいるときは、席が近いメンバーで気軽にランチに行ったり、「この実装の仕方を○○さんに聞いてみよう」といったチームを跨いだコミュニケーションができていました。でも、リモートワークだとチーム外のメンバーとのコミュニケーションの断絶が起こってしまうんですよね。

以前からZoomはもちろん導入していて、とても使いやすくていいツールではあるんですけど、「目的があって部屋を立ち上げて、目的をもって参加してもらう」という段階を踏まないといけないんです。そうなるとチームを跨いだコミュニケーションって生まれにくくて、そこが課題でした。開かれたトークルームが設けられているTandemの導入で、メンバーの行き来も気軽にできるようになり、その課題も解決できたのではないかなと思います。

白石:なるほど。Zoomはもちろん便利ですが、より気軽に話をするときに部屋移動がしやすいTandemを利用されているのですね。

中川さん: 加えて、Slack上のtimesチャンネルも活用しています。timesチャンネルは「ひとり呟きチャンネル」みたいなものです。延々と自分の作業状況やタスクについてつぶやく人もいれば、「疲れたな」とか「お腹すいたな」など業務とは直接関係のないことをつぶやく人もいたり、使い方は多種多様です。それに対してツッコミやリアクションをして会話が生まれる...と。そうすることで,コミュニケーションが盛んになりますし,仕事における疑問の解決に繋がることもあります。

白石:面白いですね。Twitterみたいな感じですか。

中川さん:そうですね、社内限定Twitterみたいなものです。まあでも、Slackが元々そういう立ち位置だとは思います。JX通信社内ではSlackをずっと使っていたのですが、リモートワークが増えたことでTandemも導入して、より状況に適応して便利にしていこうとしています。

西村さん:最近は「文字で残るようにする」、というのはチームで合意ができてきたと思います。Tandemでの会話だけだと、その人同士でしか情報共有されないですけど、内容をちゃんとSlackに書いて、あとで検索できるようにするようにしています。

白石:誰も情報の取りこぼしがないように文字に起こすことで、すべての人・その場にいなかった人も含めて共有することを皆さん心がけてらっしゃるのですね!

3. リモートワークだからこそ!JX通信社の魅力再発見

白石:リモートワークをしているからこそ感じた、カルチャーやピープルの魅力はありますか。

植本さん:もともと僕がJX通信社にジョインしたのは、「人の良さ」が決め手で、「このメンバーをエンパワーメントしたい」と強く思いました。

入社後すぐにコロナ禍でリモートワーク中心になって、「雰囲気どうなるのかな」という懸念もありましたね。でも、先ほどの西村さんの「文字で残す工夫」のお話のようにみんなで柔軟に対応することができています。結果として、リモートワークが原因でトラブルが起きたことはなかったと思います。認識の齟齬が起こらないように、お互いに配慮の努力を怠らないメンバーが多いと思います。

中川さん:リモート下でも「この仕事が回らない!」という事態が起こらないのはすごいなって思います。例えば以前はハンコが必要だった書類仕事も、一気にクラウドサービスに移行したことでかなり効率化されました。なぜかというと「効率化が図れるのであればどんどん新しいツールを導入しよう」という柔軟な姿勢を、エンジニアだけではなくて総務・経理やセールスの皆さんも取ってくれているからです。改善サイクルがエンジニアだけでなくてほかの部署も含めてうまく回っているからこそ、便利にリモートで働けていると思います。この点はJX通信社の魅力の再発見でした。

西村さん:そうですね。誰かが「こういうツールあるよ」と提案してくれるとみんな喜んで使い始める、という雰囲気は大きいと思います。

白石:ボトムアップで「みんなで改善していこう」っていうカルチャーがあるんですね。

エンジニアチームの中では、月1回の勉強会が有志で開催されていると伺いました。オンラインに移行するにあたって、勉強会はどのように変化したのでしょうか。

植本さん:コロナ禍以前のオフィスに集まって輪読していた頃は、気になった点を付箋に書いてホワイトボード上に貼って,テーマを選び議論していくという進行の仕方をしていました。

コロナ禍以降は、仮想ホワイトボードの「jamboard」や、オンライン上でストレスなく付箋を貼ることができる「miro」といったツールを導入しています。まるでメンバーが隣にいるように議論が進められるので、ストレスなくリモートでも勉強会を進行できるようになりました。

中川さん:オンラインになったことによって、各々が手を動かして時間内に何かを作って発表する、みたいな形式が増えたなっていうのは面白い変化だなと思いますね。

また、Win Sessionという、月一でエンジニアチーム、開発局全体で発表するというイベントがあって、「今月リリースしたもの」とか「こういう新しい技術にチャレンジしました」とか発表の場が加わったっていうのが、オンラインになってからの大きな違いでした。この発表は、TGIF (Thanks God It’s Friday)という文化なのですが、家でお酒を飲んでおしゃべりしながら参加していい時間帯なので、楽しんでいます。

白石:そうなんですね!

ニーズに合わせて柔軟にツールを導入して、リモートでの社員同士の交流を活性化させているのは素敵な点ですね!

リモートワークにあたっては、主体性や自律性が大切だと思います。エンジニアの皆さんから見て、リモートワークにおいて怠けずに生産性を上げていくために必要な資質はありますか。

植本さん:それでいうと「リモートワークにおいても怠けずに」は、完全に認識が逆ですね。リモートワークになったことでむしろ働きすぎてしまうことが問題かなとも思っています。

白石:え!?そうなんですか!!

植本さん:コード書いてなければバレてしまうので笑 そんなにモチベーションが低い人はいないと思います。朝起きたらすぐにデスクにつける状態でもありますし、勤務時間が伸びがちなのかもしれません。

中川さん:私も怠ける怠けない云々の話より、「時間決めて働くとか、無理して体調を崩さないようにリモートで働く」ために意識していることは結構ありますね。「今日はココまではマストでやりきるぞ」と決めたゴールが達成されれば、進め方はなんでもいいと思います。日々のタスクをしっかりこなして成果を出し、オーナーシップをもってやっているという認識があれば、途中昼寝したりするというのはむしろ積極的にすべきかと。

植本さんがお話されていたように、働きすぎは体の調子にも響いてしまいます。

いかに自分を律しつつ、周囲と円滑にコミュニケーションをとって成果にコミットできるか、セルフマネジメント力はかなり大事ですね。

なんだったら、僕、自分が必須ではないミーティングのときとかはしっかりとお話を聞きながら昼食を作っていることあるんですよ。笑

それぐらいのことは結構しています。オンラインの良さでもありますよ。

白石:そうなんですね。笑

逆に西村さんは、ちゃんと自分で時間を設定して、規則正しくリモートワークされているタイプとおっしゃられていましたよね。

西村さん:はい、毎日固定した時間の方が働きやすいと思っています。開発チームではスクラムを導入しているので、週ごとに決めたタスクをチームで分担していきます。チームで全体の進捗を追いつつも、各自に合った働き方のスタイルで頑張っています。

白石:「各自頑張る」、とのことですが、「お尻を叩かないとちょっと○○さん進捗遅れてるぞ!」といった事態にはならないものなのですか。

西村さん:進捗遅れは当然ありますが、その場合は、個人の責任というよりはチームの責任という考え方です。朝会でそれぞれの進捗を確認して、お互いにサポートし合いながら進めています。

植本さん:「個人の問題じゃなくて、チームの課題として捉える」というのは、全チームに共有されていますね。

むしろ「やり方がマズかったんじゃないか」とチーム課題に落とし込んでKPTと呼ばれる振り返りの方法で議論していくことが習慣づけられています。

誰かのお尻をたたいて出るパフォーマンスって限られているので、すごく良いカルチャーだと思います。

白石:それもやっぱり、コミュニケーションが大事になってくる点なのかもしれないですね。

4. JX通信社での働き方とこれから

白石:中川さんはミーティングに参加しながらランチを作られたり、植本さんは仕事の合間で家族との時間をとられていたり、リモートワークはプライベートの面にもかなり影響があると感じました。リモートワークを始めたことによる私生活でのメリットはありますか?

中川さん:自分、あります。リモートワークのおかげで筋トレの時間が増えて、半年で5キロ痩せました。

一同:すごい!!((拍手))

中川さん:リングフィットアドベンチャーを毎朝やるようになったんです。朝起きてごはん食べてから、リングフィットアドベンチャーを15分から30分やって、シャワー浴びて仕事という毎日のルーティンができました。これは自分の中では大きな変化で、リモートワークを選択できる会社の制度とかカルチャーにうまく助けられたなと思います。

植本さん:中川さんとは、オンラインミーティングで割と高頻度でお会いしていたので、すぐには気づかなかったんですけど、ある日、「え、顎のラインめちゃくちゃシャープになってる!?」って気づいたんです。「うわっすごい!中川さん、めっちゃ痩せましたね!」って伝えました。笑

中川さん:アハハ!

植本さん:見違えるように変わりました。リモートによってフェイスラインが変わった。笑

中川さん:笑

白石:そうだったんですね笑 植本さんは私生活での良い変化はありますか?

植本さん:家族にコミットできる時間が増えました。夕方に幼稚園生の娘を迎えに行ったり、お風呂に入れたり、寝かしつけもできるようになりました。普通に出勤していたら、なかなかできないことなのでうれしい変化です。

白石:かわいい時期を一緒に過ごせることはいいですね。

植本さん:そうですね、成長の過程がすごく見えるのはよかったなと思います。

あ、ミーティング中にたまに邪魔されるんですけど。すごく真面目な話をしている時に、お尻をぺんぺん叩いたりしてくるので。笑 でもそれもうれしいです。

白石:それはうれしい悩みですね。それが、Zoomをしている相手に見えてしまっていても、「微笑ましいな」、と受け入れてくれるカルチャーがきっとJX通信社にはありますよね。

植本さん:そうですね!娘がZoomに映ると、みんな娘の名前を呼んで声をかけてくれて、ありがたいです。

白石:素敵ですね~!

それでは、いよいよ最後の質問になります。

現在はリモートワークせざるを得ない状況だと思いますが、新型コロナウイルス収束後に実現したい働き方のビジョンがあればぜひ教えてください。

中川さん:新型コロナウイルスが収束しても自分のリモートワークの比率はあまり変わらないと思います。良い生活サイクルが得られましたし、リモートワークに合わせて制度やツールの環境も改善されました。

いずれ地元の北海道で暮らしながら働きたいという野望はあります。今そういった制度があるわけではないのですが、JX通信社のカルチャー的には恐らく前向きに話が進むのではないかという予感はしています。

西村さん:自分もリモートワーク中心の働き方はあまり変わらないと思います。でも、ランダムな社員同士が会社のお金でご飯に行ける「シャッフルランチ」みたいな制度は復活してくれたらうれしいですね。

白石:コロナ禍で今できなくなっていることは回復しつつ、収束後もリモートワークで積極的に働いていきたいなということですね。

植本さん:僕は逆で、出社の方がテンポを作りやすいので出社したいですね。JX通信社の働き方の原則は「個々のパフォーマンスが最大化できる場所で働いてください」という姿勢なので、出社を強制することも、逆にリモートを推奨することもないです。だからこそ、それぞれにとってベストな方法をとれればいいですね。

特に事業の立ち上げや、みんなでアイデアを出し合うタイミング、採用に関する業務は、集まった方が効率が良いので、リアルで集まることの価値を今リモートになって改めて発見をしています。

会社としては、出社する人もリモートワークする人も、ストレスなく働ける環境を作っていくのだろうなと思います。

白石:いろいろな働き方がウェルカムだし、そうできるように改善されている。それが生産性の最大化につなげていく、ということですね。

植本さん:ルールや制度の調整や、ツールの導入に関しては、柔軟に対応できていると思うので、今後もどんな環境になっても対応していくことができるのがJX通信社の強みなのかなと思いました。

白石:現在JX通信社ではエンジニア募集を行っていますが、本日お聞きしたようなリモートワークやツールを活用できるので、東京近郊にお住まいの方以外もウェルカムとお伺いしました。

植本さん:多くの会社においてリモート環境の整備や対策ができてきたと思うのですが、JX通信社の良さっていうのは、やはり素早く柔軟に対応ができるということです。JX通信社のウェブページをご覧いただいて、制度的に足りない部分があるなって感じられたとしても、入社後にボトムアップでみんなで働き方を議論していけます。弊社のFASTALERT(※1)やNewsDigest(※2)の事業や技術にご興味があればぜひお話を聞きに来てほしいですね。一緒に働きやすい環境を作っていきたいです。

中川さん:今、世の中全体でオンラインによる働き方は増えていると思うのですが、プロダクトへのコントリビュートを通して、ご自身の技術力やビジネス力を磨いて、最終的にはセルフスターターとしてやっていくことを目指しているエンジニアにとってJX通信社はとてもいい環境かと思います。ぜひ多くの方に選択肢の一つとして考えていただきたいですね。

白石:本日はお時間をいただきありがとうございました。

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今回はJX通信社のリモート環境についてお話を伺いました。「個人のパフォーマンスを最大化する働き方」に重きを置いていることが垣間見れたのではないでしょうか?

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