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【KEPPLE CREATORS LAB】開発組織の相互理解や組織力を高める!月例LT会

こんにちは!ケップルPRチームの冨田です。今回は「KEPPLE CREATORS LAB」(以下ラボ)の「Lightning Talk」(以下LT会)を取材しました!

ラボはエンジニアやデザイナーから構成されているケップルの開発組織です。ケップルでは在宅勤務とオフィスへの出社を社員が主体的に選択できる「ハイブリッドワーク」を導入しており、ラボも多くのメンバーがリモートワーク中心の勤務状況となっています。そのような中でも組織としての力を高めていくため、チームのコミュニケーション活性化や相互理解、知識の共有を目的としたオンライン施策を実施しています。毎月開催されているLT会もその一つです。

▼ラボの詳細については下記の記事をご確認ください!

【KEPPLE CREATORS LAB】新体制で始動するケップルのクリエイターチーム/社会にイノベーションを産み出すプロダクトづくり | Engineer&Designer/エンジニア&デザイナー
こんにちは!ケップルPRチームです。ケップルはスタートアップ・投資家を支援する企業として、未上場株式管理ツール『FUNDBOARD』や株主総会電子化ツール『株主総会クラウド』といったSaaS・ソ...
https://www.wantedly.com/companies/kepple/post_articles/360499

「Lightning Talk」(ライトニングトーク)とは、会議やフォーラムにおいて3~5分程度の限られた時間の中でプレゼンテーションする手法のことです。1997年にプログラミング言語「Python」のカンファレンスで実施されたことが始まりと言われており、IT業界でよく行われている取り組みです。発表者にとっては、限られた時間の中で簡潔に伝えようとすることでプレゼン能力の向上につながりますし、自身の知識をアウトプットすることで、さらに学びを深めることができます。また、参加者にとっては色々な情報や知識に触れることができ、お互いにクリエイティビティーを高められる場となっています。

ラボのLT会では毎回2名の発表者が自身で調べてきた知識を共有しています!司会者もローテーションで担当者を決めています。開催時のルールは以下です。

【LT会のルール】
>発表中
 ・スピーカー:制限時間は5分(越えてもOK!)。制限時間残り1分になったらチャットでお知らせ。
 ・参加者:チャットで相槌やリアクション大歓迎!
>質疑応答
 ・LT後に質疑応答を設け質問がある人は挙手!

▼LT会実施の様子▼


1人目:芹田さんの発表 「Wasm+nest.jsでimgixもどき」

WebAssembly(通称:Wasm) はウェブブラウザでプログラムを高速実行できる、バイナリコード(※1)の新しいフォーマットです。芹田さんは、扱いが難しい仕様ながら、今後のプロダクトの進化に貢献するのではという期待と、オタク心をくすぐるその性質に魅かれ、ケップルでの使用の可能性を探ってみたそうです。

世の中にあるWasmのユースケースから、ケップルプロダクトでのユースケースを想定し、バックエンドでimgix(※2)もどきを作ることを考えた芹田さん。Wasmを使ったimgixもどき作りに使えそうな画像処理ツール「ImageMagick」にちょうどWasmのパッケージがあることを発見!さっそくコードを書いてみたところ…

だめでした!Web Worker(※3)に依存してブラウザ上でしか動かないようになっていたそうです。

Wasmをケップルのプロダクトに使用できる可能性を探った結果、用意されているライブラリ(※4)を使うだけなら簡単そうなので、いざ使いたくなったら余裕だなと感じたとのこと。ただ、ケップルのバックエンドで使うメリットはあまり見い出せなかったため、使うならフロントがよさそうという感想を持ったそうです。

自他ともに認めるオタク気質なエンジニア、芹田さんならではの発表でした!質疑応答では、なぜWasmに興味を持ったのかや、ケップルのプロダクトでこのように使えないかなど、様々な質問が挙がりました。また、CTOの山下さんからは、Wasmそのものについての補足説明があり、メンバーの理解も深められたようです。

(※1)コンピューターが直接解釈して実行可能なプログラムや実行ファイルの形式。
(※2)URLパラメータを付け加えるだけで画像サイズ変更や加工処理、高度な自動圧縮が行える、高速なWebサイトを構築するための画像配信サービス。スタートアップメディア「KEPPLE」でも活用中。
(※3)Webページにおいて、通常の JavaScript とは別にバックグラウンドで JavaScript を実行する仕組み。
(※4)汎用性の高い複数のプログラムを再利用可能な形でひとまとまりにしたもの。

2人目:上野さんの発表 「プログラミング教育について」

日本では2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されました。上野さんは、ご自身の時代にはなかったプログラミング教育の変遷に興味を持ち、調べてみることにしたそうです。

リサーチした結果によると、各国が情報教育に力を入れている中、日本でも2003年から高校で情報教育科目が追加されました。そして、10年ごとに改定される日本の学習指導要領において、2020年改訂で小学校プログラミング教育について盛り込まれました。導入の背景としては、論理的思考力や創造性、問題解決力などの育成が目的となっており、グローバル化やIT人材育成といった課題の解決にも寄与することが期待されているそうです。一方で、子どもが早くからテクノロジーに触れることは、オフラインコミュニケーションスキルの低下や、教育体制の格差などの問題点もあると言われています。

各国のプログラミング教育事情はというと、インドでは2005年にグレード3(小学校3年)から必修化され、日本よりも早くから取り組んでいました。小学校高学年でアルゴリズムやフローチャートを学び、中学校ではHTMLを使ったWebコンテンツを作成するカリキュラムとなっているインドは、世界的に見ても情報教育が進んでいるようですが、全地域でインターネット環境が整っているわけではないので、情報格差といった問題もあるようです。

日本におけるプログラミング教育の変遷や各国の状況との比較など、色々と考えさせられる発表を行ってくれた上野さん。メンバーからは各自が体験してきたプログラミング教育の話題や、お子さんへの教育方針など色々な意見が寄せられました!

最後には、アプリを使用して次回の発表者と司会を決めるドキドキルーレットタイム!無事に来月のメンバーも選定され終始和やかな雰囲気の中、LT会は終了しました。このようにラボでは、リモートワーク中心の環境下でも、継続的に相互理解や組織力強化の取り組みを行なっています!

ケップルと同じく、組織として成長過程にあるラボですが、このようなかたちで日々メンバー自らが様々な取り組みを通じ、自分たちの開発組織をより成長させていこうと努力を続けています。そんなラボに興味が湧いた!というエンジニア・デザイナーがいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にカジュアル面談でお話しましょう。エントリーお待ちしていますね!

▼ぜひエンジニア向けの紹介サイトもご覧ください。現場で働くエンジニアの声などが載っています。

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ケップルのプロダクト開発を行う組織「KEPPLE CREATORS LAB」は、エンジニア・デザイナー・プロジェクトマネージャー・プロダクトマネージャーによって構成されており、プロフェッショナルサービスやカスタマーサクセスのチームと共にプロダクト開発を進めています。KEPPLE CREATORS LAB ...
https://engineer-recruit.kepple.jp/
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