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なぜ『Data Analysis for Everyone !!』と掲げたのか。当社ビジョンの誕生・込められた想いとは?【代表インタビュー】

こんにちは!
KSKアナリティクス人事の田中です😊

当社には『Data Analysis for Everyone !!』という、オンリーワンなビジョンがあります✨
今回は、そんな当社のビジョンについて、制作者のひとりである社長にインタビュー。
ビジョン制作の背景や、込められた想い、ビジョン実現に向けたお話を伺いました🙌

■Interviewee
代表取締役社長 森本 好映 さん
1973年奈良県生まれ。
国内FAメーカー、海外留学、コンサルティングファームを経て、2006年KSKアナリティクスを設立。
企業の情報活用やデータ分析、戦略コンサルティング、ITコンサルティングを中心に活動。
資格:中小企業診断士、MBA(英Bradford大)
趣味:空手、ゴルフ、歴史

掲げたのは、データ分析を「すること」ではなく「広める」こと。

ー早速になりますが、なぜビジョンを作ることになったのでしょうか。

当社は2006年に創業し、分析ソフトの代理店という形で事業をおこなっていました。

そんななか、2014〜2015年ごろに『ビッグデータ』が注目されるようになり「大量にあるデータを使いこなさないといけない」というモーメントがありました。
おかげさまで、当社もそのデータ活用の波に乗って成長していましたが「今後我々とお客様がともに成長していくにあたり、単純に代理店でいいのだろうか」と考えるようになりました。

そのタイミングで経営幹部も4人に増え、ワントップだったところから「組織でやっていかないといけない」という時に、全員が同じ方向を向くためにビジョンが必要だと思い、作り始めました。

ーそのなかで、現在のビジョン『Data Analysis for Everyone !!』は、どのように生まれたのでしょうか。

ビジョンを作ると決めたときに「せっかくなら、みんなに共感してもらえるものを作りたい」と思い、経営幹部4名でワークショップをおこないました。
「どういう会社にしていきたい」「どういう人生を送りたい」ひいては「会社としてどこを目指したいか」を、アイデアとしてどんどん出していったんです。
そのなかのコンセプトをもとに考え、2016年4月ごろ、最終的に『Data Analysis for Everyone !!』に決まりました。

なぜ、このビジョンなのかというと、長期的に取り組めて、自分たちも社会もハッピーになると考えたからです。

数百年前、人間は言葉によって知識を伝え、それが本に代わり、今はWebに代わっています。
そしてWebはデータを蓄積し、今後はデータから知識(ナレッジ)を生み出していかないといけません。

今後「データを使える」ことは、ビジネスパーソンにとって必須のスキルになるのではないかと考えています。
「分析ツールをExcelのように使う」ということが普通になるなら、そのデータ分析を広めることをビジョンにしよう、となったんです。

一方で「分析ツールが高い」「プログラミングができないといけない」などの課題もあったので、現場の人々が当たり前にデータ分析・活用ができるよう、私たちがお手伝いしていきたいと考えています。
結果として生産性が高まり、それが豊かな社会と未来を実現することに繋がっていくと思います。

ー制作時に気をつけていたことがあれば、教えていただけますか。

当社の経営理念(現ミッション)には「三方よし」の考え方が盛り込まれています。
その経営理念に沿うもので、かつ私たちが長期的に取り組めることを、1つのワードに込めるというところで、結構考えた部分はありましたね。

結局、ビジョンって1年で達成するものでもないじゃないですか。
だからと言って「いつ達成するのか分からない」というのも、また違うと思うんですよね。
やっぱり、ある程度の期限があって、そこに対して「こういうことをやるんだ」っていうのが、ある程度描けるものじゃないといけないと。
時間軸も意識した上で、簡単には登れない山だけど、登るのは絶対無理!っていう山でもないところに設定しないといけないですよね。

それを「ああでもない」「こうでもない」みたいな感じで考えていて、最終的に「データ分析を広める」というところに行き着いたんです。

ビジョン達成に近づくことで、スマートな社会が現実に。

ー苦労されたなかで作ったビジョンの意味を、あらためて説明していただけますでしょうか。

ビジョンの意味をたとえ話でお話しすることが多いのですが、よく話すのは「お弁当屋のおばちゃん」の話です。
お弁当屋さんって「今日はいくつの弁当が売れるか」を予測できないと、売れ残ったものはそのまま廃棄しますよね。
それを、お弁当屋のおばちゃんが、自分で「明日は●個くらい弁当が売れそう」というのを分析予測した上でその日の製造数を決めることができれば、廃棄は減るんです。
明日近くで運動会があるんだったら「運動会がある」というのを変数として入れて予測したりすることで、最終的にはフードロス削減に繋がるんですよ。
天気予報や地震予測もそうですが、予測やデータを使うことで、生活が、社会がよりスマートになります。

Excelは、みなさん学生のころから使っているじゃないですか。
それが『データ分析』となると、途端に難しいと感じる方も、今の段階では多いのではないかと思います。
ですが、今後はどんどん一般的になってくるでしょうし、ツールも進化していくので、仕組みが分かればみんなが分析できるようになっていくと思います。
Excelを作ることは難しくても、Excelを使うことはみなさんできるので。

このようにして、スマートな社会を実現していくことが『Data Analysis for Everyone !!』のひとつの意味です。

しかしながら、世の中には『Data Analysis for Everyone !!』と対極的な考え方もあります。
それは『Data Analysis for Specialist・Consultant』つまり「一般の人がData Analysisをおこなう必要はない」という考え方です。

社外のスペシャリストに「データは渡しますから、予測結果を教えてください。」という形で依頼をする企業も少なくありませんし、それも考え方のひとつだとは思います。

しかし、この手法で何が起きるかというと、そのスペシャリストしか分析過程を知らないので、社内にはそこを分かる人がいない、つまりブラックボックスになってしまい、社内には何も残らないんですよ。
分析は成功したとしても、次もまたその人に依頼しないといけないという形は、持続可能ではないと思うんです。

であれば、最初は壁にぶつかることも多いですが、お客様自身でデータ分析をして、解決したほうが長期的には良いと、当社では考えています。
一度成功すると「こういうデータを取って、こういうモデルを使ったら、こういうことができるんだ」と学びがあり、これがお客様の資産となっていきます
このような企業が少しずつ増えていくことで、ビジョンが実現するのだと思います。

データ分析の力で、より豊かな社会の実現へ。

ービジョン達成までの構想を教えてください。

ビジョンの達成について、まずは2030年を目標に進めていきたいと思っています。

最終的には「社会全体でデータ分析が当たり前になる」というのが一番いいのですが、ビジネスの現場で、データ分析した結果をもとにディスカッションできるような、カジュアルな状態になっていたらいいなと思っています。

世の中には、400万社の中小企業があり、さらに1.2万社の大企業があります。
1.2万社ある大企業のうち、4000社ある製造業が前述のような状態になると、そこから他業界の大企業や中小企業にも波及していくと考えています。
4000社と考えるとかなり多く感じますが、4000社すべてがそうならなくても、 そのなかの10分の1にあたる400社がデータ分析によってすごい成長して、企業価値を伸ばしたということになれば、他の企業も「やってみよう」となると思うんです。

2030年には、企業規模を問わず、すべての業種でデータ分析に積極的な企業が存在し、ムーブメントが起きている状態を目指したいですね。

ービジョンが達成しつつあると実感され始めた際、世の中にどういう効果があることを期待されますか。

ビジネスミーティングの場面で、声が大きい人の発言がとおるのではなく「この分析結果に基づいて、こうしましょう!」という意思決定が当たり前にできるようになってほしいと思います。

そうすることで、事実に基づいて、本当に頑張った人が報われる、正が認められるようなビジネスのやり方になっていくと考えます。

それだけでなく、先ほどのお弁当屋さんの話のようにフードロス削減に繋がったり、運輸会社が燃料コストを削減できたりと、データ分析には世の中をよりスマートにできる可能性がたくさん秘められていると思います。

ビジョンを達成することで、社会がより豊かになっていくことを期待しています。

ー森本さん、ありがとうございました🙇‍♀️!

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