今回は、EC「Kuradashi」の商品仕入れを担うFBC 総合通販部 部長の三宅敦士さんをご紹介します。先日公開した新部長・副部長インタビュー連載でもおなじみの、「あっちゃん」です。
総合通販部は、EC「Kuradashi」に掲載されている商品のうち、在庫買取型商品の仕入れを担当している部署です。メーカーさまに対して、通常の流通ルートでは販売が難しくなってしまった“お困り品”の有無を確認しながら、交渉・仕入れ・商品設計・販売までを一気通貫で行っています。
そんな総合通販部をまとめるあっちゃんは、今年7月に副部長へ就任。仕入れ戦略や「Kuradashi たまプラーザテラス店」の販売戦略を立てながら、少数精鋭のチームでKPI達成に挑戦しています。
どんな時も冷静沈着なあっちゃんですが、実はとてもユニークで会話のテンポやワードセンスは抜群。プライベートでは月1で船釣りに行くほどの釣り好きで、初めて釣った太刀魚の輝きに魅了されてハマったんだとか。直近は大きな真鯛を釣った!と嬉しそうに話していました。(笑)
そんなあっちゃんが、クラダシに入社を決めた理由にはどんな想いがあり、クラダシで働くうえでどんな魅力を感じているのか、お話を伺いました!
クラダシの他のメンバー紹介企画はぜひ「Youは何しにクラダシへ?」よりチェックしてみてください。
YOUは何しにクラダシへ?|クラダシ公式note|note社内メンバーがどんな想いでクラダシにジョインし、どんなことをしているのか。インタビューを中心に発信していきます。note.com
目次
- 高校時代の部活紹介が私の原点
- 社会性をビジネスに、本質で戦う強さに惹かれた
- 人と文化が輝くクラダシの魅力
- リスペクトが生む価値――私がクラダシで目指す三方良しの仕事
- 人生の濃度を高めたい人へ
高校時代の部活紹介が私の原点
私は新卒でイベント制作会社に入社して、クラダシには2023年に初めての転職先としてジョインしました。
イベント制作会社に入ったきっかけは、高校時代に自分で作った部活の部活紹介です。奇をてらった紹介を企画・実行してみたら、めっちゃウケたんですよ(笑)そのおかげで、部員も増えました。
この体験から、企画・実行して振り返るまでの一連の流れがすごく面白いなと思って、これを仕事にできないかなと考え始めたんです。それで、“企画して場をつくる仕事って何か?イベント制作会社だ!”と思って就職しました。
入社後は、展示会に出展する企業ブースの設営からスタートして、上海駐在中には日本企業の出展ブースの設計も担当しました。その他にも、自社展示会や就活イベント、オリンピックなど、いろんな「場」の企画・制作・運営に携わってきました。高校時代の部活紹介から始まった自分の“やりたいこと”は、500倍ぐらいの規模で経験でき、本当に楽しく働いていたんです。
そんな最中、世界中でコロナが流行して、イベントというイベントが一気になくなり、会社の売上も0になってしまい、1年の期限付きでIT会社へ出向に行きました。
それでも、出向先でITの知識を学び、戻ってきてからはその知識を活かして社内でWebとリアルをつなぐ新規事業を立ち上げ、その事業部の部長も任せてもらい、0から1を生み出す経験をしました。
こんな感じで、イベント制作を通じて、営業、企画、制作、運営、新規事業など一通りを経験。結果もある程度出しつづけてきた中で、「やり切った」と思えました。同じところにいたらこれ以上に学びを得られるものはないかもしれない、新しいことに挑戦したいと思って、転職活動を始めました。
社会性をビジネスに、本質で戦う強さに惹かれた
転職活動では、イベント業界や大手企業は自分が求める環境じゃないと思い、ベンチャー企業に絞って活動していました。その中で紹介してもらった会社の一つがクラダシです。
クラダシを知ったときは、今までにない市場だと思いました。フードロスをビジネスで解決するため、ECを展開し市場をつくろうとしている、0→1の挑戦をしている会社で、とても魅力的だと感じました。
それだけでなく、社会貢献性を一丁目一番地に掲げているのも素敵だなと感じました。特に若い世代が企業の社会貢献に注目する中で、ビジネスの本質で戦い、優秀な人材を適切に雇い、社会に良いビジネスを展開している。クラダシはそんな会社だと思いました。
実際に携わってみないと分からないけど、ビジネス自体にすごく面白そうだと感じたし、やる価値のあるビジネスだからこそ挑戦したいと思いました。だから、クラダシに入社を決めたんです。
私がクラダシの選考の中で特に印象に残っているのは、一次面接です。
現FBC CEOのとくさんとお話したのですが、とにかく深掘りがすごくて、最終面接なのかと錯覚するくらいでした。正直、思っていた100倍以上は突っ込まれましたね(笑)
一次面接でここまで深く突っ込まれたのは初めてだったので、逆にすごく印象に残っています。
でも、質問内容自体は、その場で取ってつけた答えではなく、本当に自分がそう思っている理由や根拠を持っていれば答えられる内容ばかり。面接を通して、「自分を知ろうとしてくれているんだな」と感じたのを今でも覚えています。
今年で入社して丸2年。
入社後最初に思ったことは、オンボーディングが本当に手厚いということ。一週間くらいかけて、各部署ごとに1時間ずつ説明を受けるので、業務内容や組織の全体像を理解するのに非常に助かりました。
入社当初はEC「Kuradashi」のマーケットプレイス型商品の仕入れを担当し、その後在庫買取型の仕入れも兼務しました。前職の営業経験から「できる」と思っていましたが、クラダシの営業は特殊で、成功パターンが読みづらく、最初は戸惑うことも多かったです。
クラダシの仕入れ業務はメーカーさまのお困り品を扱うのが特徴で、「今仕入れたい」と思っても必ずあるわけではありません。メーカーや商品ごとに提案内容を変え、柔軟に対応する必要があります。コミュニケーションを間違えれば二度と案内が来なくなる可能性もあり、瞬発力と提案力の重要性を実感しました。
人と文化が輝くクラダシの魅力
私が思うクラダシの良さは、シンプルに「人」かなと。
スキルやモチベーションが高い人が多いのはもちろんですが、単純に性格がいい人が多いと感じます。めちゃくちゃシンプルだけど、複数人が集まる組織の中では、実はとても重要なことだと思うんです。
入社してすぐ、半期に一度、クラダシのバリューを体現している人を社内で選出して表彰する「バリュー賞」の準備を手伝ってほしいと頼まれました。当日、各バリューにノミネートされた方の発表内容は本当に素晴らしくて、会場はすごく盛り上がりました。現会長の関藤さんが涙ぐまれるくらい感動的な場面もあって、その光景を見ていて「この雰囲気いいな」と心から思ったんです。
社内では、メンバー同士で成果を認め合い、高め合っていけるカルチャーが根付いていると感じます。さらに、クラダシメンバーの仲の良さも特徴的で、私は社内では年齢的に上の方に入りますが、その壁を全く感じません。
でもだからといって、ただ楽しいだけのイケイケ集団ではない。
クラダシは、「はじけるときははじける、やるときはやる」というバランスがすごくうまく取れているのも魅力のひとつだと思います。
リスペクトが生む価値――私がクラダシで目指す三方良しの仕事
クラダシで仕入れ業務を担当するようになってから、私はお取引さまや商品に対するリスペクトの意識が大きく変わりました。
もちろん前職のイベント制作でも、イベントそのものにリスペクトを持ちながら企画・制作・運営していました。でも、クラダシに入社してから、そのリスペクトの深さは比べものにならないほど濃く、自分の中で姿勢が変わったことを実感しています。
私は心は態度や言葉に現れると思っています。気持ちがこもっていないものは、受け取る側にとってはどんなことでも伝わりにくい。だから、副部長就任時の全社ミーティングでは、「お取引先からくるメールには3分以内に返信すること」と話しました。ただ単に「3分以内に返信することが大事」と言いたかったわけではなく、それはすべてお取引先へのリスペクトの心を行動に落とし込むための一例として伝えたかったんです。
副部長になった今は、これまで個別でやり取りしてきたメーカーさまだけでなく、部や会社として取引している約2000社のパートナー企業にまで視野を広げなければいけないと考えています。まずは今いるパートナー企業にクラダシの事業をしっかり理解していただき、そのうえでまだ取引のない企業さまにも広げ、パートナー企業の数を増やしていくことが目標です。そうすることで、クラダシが掲げるミッションやビジョンの達成に大きく近づくと思っています。
また、食品メーカーさまを中心に、さまざまな企業をトータルでサポートできる状態を目指したいです。たとえば、EC「Kuradashi」に商品を提供してくださるメーカーさまに対して、ブランド支援や商品PRのマーケティングをお手伝いしたり、「GREEN DOLCE」をはじめとした原材料のフードロス解決を提案したり、物流の課題を解決したり、工場の電気コスト削減の提案をしたり。商品の売買だけでなく、クラダシがメーカーさまが抱える課題をトータルサポートしていきたいですね。
そうすることで、メーカーさまも新しい挑戦がしやすくなるのではないかと思っています。クラダシを通じて、そういう企業が増えれば、市場も拡大し、日本経済にも貢献できる。まさに社会貢献度の高い、ソーシャルグッドな状態だと思うんです。クラダシはその挑戦を今まさに始めています。
だからこそ、私は総合通販部の副部長ですが、部のことだけを考えてはいけないと考えています。本当の意味での三方良し、お客様・パートナー企業・社会すべてにとって価値ある状態を実現させていきたい。それが私のクラダシでの挑戦です。
人生の濃度を高めたい人へ
自分の能力をもっと社会のために活かしたい、本気で人間性を成長させたいと思う人は、クラダシの環境を心地よく感じるかもしれません。
スキル的な成長はその人次第です。誰かに言われて身につくものではなく、スキルはマインドの上に成り立っています。頑張るマインドがあってこそスキルアップできる。マインドは自分で作り上げるもので、まず「自分は何をしたいのか」「どうありたいのか」を理解することが大事だと思います。
自分の核ができれば、人生の目標が立つ。その目標から逆算して必要なスキルや経験を考え、今の環境で得られなければ行動して変える。その中で、もしクラダシがフィットするなら、ぜひ挑戦してほしいと思います。
クラダシはベンチャーなので成長スピードが早く、会社と一緒に自分も急速に成長できます。最初は追いつけず成長痛を感じることもありますが、それも自分の資源になります。
給与や役職、スキル以上に、上を目指すマインドは人生を豊かにする。
濃度高く挑戦したい人には、クラダシは最適な環境だと思います。