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【体験レポート】社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ in 高知県北川村」に参加してみて

2020年11月、社会問題に興味がある学生が、人手不足に悩む地方農家での収穫支援を通して地域創生やフードロス問題について考える、 社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」 が、高知県北川村にて開催されました。

今回は、その活動の様子をお届けします。地域創生やフードロス問題に関心のある学生の皆さんは、これを機会に「クラダシチャレンジ」にご興味を持っていただけたら幸いです!


■クラダシチャレンジとは


 クラダシでは、過去6回にわたって、社会問題に興味がある学生が、人手不足に悩む地方農家での収穫支援を通して地域創生やフードロス問題について考える、 社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」 を実施。参加学生の旅費は、地域経済の活性化と社会発展に寄与するため設立した、「KURADASHI地方創生基金」から支援しています。

 クラダシチャレンジは、人手不足で収穫できない農家に学生をインターンシップとして送ることで、一次産品の未収穫廃棄品を削減することに大きく寄与。収穫した農産物の一部を社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」(https://www.kuradashi.jp/)で販売することで、農家の収益増加が見込めます。また、売上の一部はKURADASHI地方創生基金として積み立てられ、学生と地方農家をつなぐエコシステムの構築を実現しています。

▼KURADASHI地方創生基金の詳細はこちら
https://www.kuradashi.jp/fund


■クラダシチャレンジ in 高知県北川村の概要


今回の開催地は、ゆずの有数の生産地である高知県北川村。
11名の大学生が参加し、ゆずの収穫支援、地方の魅力発信を活動に取り組みました。

北川村のゆず生産はトップクラスの生産量を誇り、柚子酢などの調味料、ジュースなどに加工されて、全国に出荷されています。しかしながら、総人口が約1,200人と深刻な人口減少の問題を抱えている北川村にとって、はしごを使いながら、1粒ずつ手作業で収穫をするゆず生産は、多くの人出が必要です。そして、はしごでの作業は怪我のリスクが高く、高齢の方による作業は非常に大変です。



■クラダシチャレンジ活動レポート


ゆずの収穫支援・梱包発送作業

ゆずの木はトゲが鋭く、上から下までたくさんの実がなっているため、1本の木の収穫を終えるのにも一苦労。想像以上に手間がかかり、農家の方が普段行っている作業の大変さを、身をもって実感しました。
収穫したうち500kg分のゆずは、KURADASHIで販売。学生が主体となって、収穫作業から梱包・発送作業まで行いました。実際、傷がついている・シーズンの間に収穫しきれないといった理由から、廃棄されてしまうゆずも多いそう。第1次産業のリアルな実態と農家の方々の熱い想いに触れ、食べ物の大切さを再確認することができました。




地方小学校との交流活動

北川村が注力している「食育の充実」を目的に、北川村の小学生との交流の機会をいただきました。予定では、実際に小学校を訪問し、小学生と一緒に収穫作業を行うことになっておりましたが、新型コロナウィルスの影響で止むなく中止。
そんな中でも、小学生の皆さんに自分たちの活動のことを知ってもらい北川村の魅力を再認識してもらいたいという思いから、参加者で教室用の掲示物を作成しました。実際の交流ができなかったことは非常に残念でしたが、別の形で素晴らしい交流の機会ができたと感じています。


■参加者の声

#生の体験が原動力となる
情報に溢れた現代において、単に”知っている”ことは何の価値も持ちません。スマホ一つでなんでも”知る”ことができる時代だからこそ、実際に”体験する”ことの価値が非常に高まっていると感じます。今回のクラダシチャレンジでは、村民の方々が抱えるリアルな課題観、一筋縄では解決できない地方創生問題の難しさに直面しました。そして、そのような課題観は、現地の方々の想いに触れたことで、一気に他人事ではなく自分ごとに変わっていきました。溢れる情報の中で見つけた関心の種を、実体験の中で芽吹かせていく。そんなきっかけを与えてくれたのが、今回のクラダシチャレンジだったと思います。

#村の方の北川村への想いを感じた5日間
普段味わうことの出来ない素晴らしい体験が出来た5日間でした。今回食品ロスと地方創生について考える機会として高知県北川村を訪れましたが、村の方々がとても暖かく優しい方ばかりで楽しい時間を過ごすことが出来ました。北川村をどう活性化させていくのかを役場の方だけでなく村の方全員が考えている姿を見て、皆さんが村を愛する気持ちが伝わってきました。そんな北川村の少しでも役に立てるようSNSなどを通じて発信していきたいなと思いました。またいつか北川村を訪れたいです。

#見にくいものを視られる貴重な機会
“百聞は一見に如かず”、この言葉の大切さを再認識した5日間でした。初日に村長に「みんなが思う地方創生ってどういうもの?」と尋ねられました。その時、私は教科書で習うようなありきたりな、少子高齢化問題などしか思いつきませんでした。確かにそれも答えです。しかし、実際に地域に行って、現場をのぞいてみると私たちが普段考えもしないような課題がたくさんありました。地域によって異なる課題を自身の目で見て、どうすればよいかを考えることで、自身の価値観が広がったり、多くの知識を得ることができました。

▼さらに詳細内容を知りたい方はこちらから
・鹿児島県種子島でのさとうきび収穫支援
https://www.kuradashi.jp/html/user_data/assets/pdf/challenge01.pdf

・香川県小豆島でのオリーブ収穫支援
https://www.kuradashi.jp/html/user_data/assets/pdf/challenge04.pdf

・高知県北川村でのゆず収穫支援
https://www.kuradashi.jp/html/user_data/assets/pdf/challenge06.pdf


■次回クラダシチャレンジの参加者募集中!

2021年2, 3月に、第7回クラダシチャレンジの開催を予定しています。

【活動概要】
・開催日程:3/8(月)〜3/29(月)のうちの7泊8日間(計3回開催)
・場所:鹿児島県西之表市
・実施内容:サトウキビをはじめとする特産物収穫支援・現地の方との交流・SNS等を利用した地方の魅力発信&活動報告

【参加条件】
・現在大学生・大学院生の方
・全日参加可能な方
・クラダシチャレンジ参加規約に同意いただける方
※オンライン授業などによる部分的な不参加については要相談
※自宅⇔空港までにかかる交通費は原則学生側が負担

■応募締め切り:1/29(金)
■選考スケジュール:2/5(金)までに、当選・落選のご連絡をメールいたします。

▼ご応募はこちらから
https://www.wantedly.com/projects/568096

※期間中は新型コロナウィルス感染症対策を徹底いたします。
※状況によっては開催を中止することがございます。


■社会貢献型フードシェアリングプラットフォーム「KURADASHI」について
KURADASHI(https://www.kuradashi.jp/)は、フードロス削減への賛同メーカーより協賛価格で提供を受けた商品を最大97%OFFで消費者(会員)へ販売し、売り上げの一部を社会貢献活動団体へと寄付する日本初・最大級の社会貢献型フードシェアリングプラットフォームです。環境保護や動物保護の団体、新たに設立したKURADASHI基金など、全19団体を支援しています。

【2020年9月現在の主な累計実績】
・食品ロス削減数:9,232トン  ・経済効果:28億6,192万円 
・CO2削減数  :23.63t-CO2 ・寄付総額:46,253,620円

【受賞歴】
・2017年:「ソーシャルプロダクツ・アワード2017」優秀賞
・2018年:東京都環境局「チームもったいない」の「Saving Food」部門代表に抜擢
・2018年:環境省主催「第6回グッドライフアワード」環境大臣賞
・2019年:品川区「社会貢献製品支援事業」選定・認定
・2020年:第7回「食品産業もったいない大賞」審査委員会委員長賞
・2020年:「環境白書」「消費者白書」に掲載
・2020年:第3回「日本サービス大賞」農林水産大臣賞
・2020年:令和2年度「気候変動アクション環境大臣表彰」
・2020年:第21回「グリーン購入大賞」農林水産大臣賞
・2020年:第55回 「社会貢献者表彰」

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