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社会インフラとして最初のタッチポイントになっていく。LITALICOライフの事業価値とは

上木原 孝伸 Takanobu KAMIKIHARA
大手教育企業で講師として17年間教壇に立ち、のべ3,000名を超える生徒の指導に携わる。その後、学校法人角川ドワンゴ学園にてN高等学校の開校準備から参画し、同校の副校長を4年間務める。2021年4月にLITALICOへ入社し、LITALICOライフ事業部長を務める。

社会的意義や事業価値を肌で感じている毎日

LITALICOは「障害のない社会をつくる」というビジョンを掲げています。そのビジョンに基づき、LITALICOではさまざまな事業を展開しています。

例えば発達障害のお子さんに向けた教育事業「LITALICOジュニア」、お子さんの創造性をはぐくむプログラミング・ロボット教室の「LITALICOワンダー」、障害のある人に向けた就労支援を展開している「LITALICOワークス」、そのほかにもプラットフォームとしての「LITALICO発達ナビ」、「LITALICO仕事ナビ」、「LITALICOキャリア」など。

その中でもLITALICOライフは、困りごとや生きづらさを抱えている方々が「一番最初に出会う相談窓口」として存在していると思っています。

例えば障害について、さまざまな困りごとや障壁を感じられたときに相談に行く場所は、どうしても「点」になっていることが多いのが現状です。そして、さまざまな場所をたらいまわしされた経験を持つ方も多くいる。

LITALICOライフは今まで「点」で途切れていたものをワンストップで相談できる場所。その方の感じている障害や不安を整理し、個と環境をマッチングさせることで、その後の人生に希望を持てるような、そういうコンサルティングをしている事業です。

私自身もお客さまに向けた勉強会や個別面談をいちコンサルタントとして、実施しています。だからこそ、非常にこの仕事自体の価値を肌で感じています。

LITALICOライフの勉強会や個別相談会に来る方の中には、「子どもが学校で集中できないと言われていて、家ではどうしていいか分からない」というような漠然とした不安を感じて相談から来る方もいらっしゃいます。

ある意味LITALICOライフのプランニングは不安の因数分解をしていき、情報提供をし、点と点になっているサービスを、一つの線として結んでいく仕事だとも言えるでしょう。

ライフプランニングはあくまでも手段。目指すのは「自分らしい人生」を共に描いていくこと

我々は今困っているそのひとりに対して、しっかりと耳を傾け、その困りごとに対して打ち手を考えていきます。それは一人ひとり違うはずなので、「このパターンだったらこうですよね」という、何かのサービスに当てはめてそれをセグメントしていくという方法ではありません

そのひとりに合わせたライフプランニングをしながら、不安解消のために利用できるあらゆる社会資源につなぐ。社会保障制度や住まい、教育や進路、ほかにも就労や親亡き後の生活にまつわる保険などさまざまなサービスをご紹介します。

ともすると世の中のさまざまな「点」で途切れた相談窓口は、そのサービスを売ることを目的にすることも多いかもしれません。

LITALICOライフのライフプランニングはあくまでも「自分らしい人生」を実現するための手段

中立の相談窓口として個別最適な情報を届け、現在の不安を解消する。そしてその延長にある希望を見い出して「そのひとりの幸せ」を実現します。

例えば障害のあるお子さんをお持ちのご家族の場合、「自分が亡くなった後、この子はどうなるんだろう」という不安を抱えている人も多くいらっしゃいます。そういう不安の解決手段として成年後見制度や保険の活用方法を紹介する。目の前の不安が解消されれば、本当に自分が実現したかったことが見えてくるのです。

私が本当に社会に必要とされる事業だと感じる瞬間は、出会った親御さんに「もっと早くLITALICOライフに出会えたら良かった」って言っていただけること。他方、少し矛盾しますが、もっと多くの方にもっと早く届けていきたい!とも思っています。

これだけ、まっすぐビジョンと向き合って社会課題を解決すること=お客様に感謝をいただける事業って、すごく稀有だなと思っていて。
もう完全に、唯一無二のサービスじゃないかなと思ってます

プロダクトドリブンでこの商品を売るっていう話ではなくて、ユーザードリブンでユーザーから話を聞いて、それに対して必要なものをちゃんと提供していく。

それがLITALICOライフの目指す顧客価値の創造です。

心理的安全性の高さが、新たな挑戦を生み続けるカルチャー

LITALICOライフの組織風土を表現すると、すごくフラットで心理的安全性の高い組織だなと思います。

心理的安全性はどこから来ているかというと、すべてがオープンなんですよ、とにかく。

例えばSlack一つとっても、鍵チャネルがほとんどないとか。
事業におけるボードミーティングについても、会議体の議事録も全部オープン。何だったら全員カレンダー招待されてるので、聞きたかったら聞いていいんです。

だからLITALICOライフ全員が当事者として事業に関わることを、心理的安全性のもとに担保されている。そういう組織だなと思いますね。

ほかにもチーム制をとっているんですが、所属するチームを自分で選べるんです。
通常であれば、入社したら部署は配属されるもの。

でもLITALICOライフでは、所属するチームも自分たちが選べるという文化なんです。

またチームリーダーも自分で立候補。
上司・部下ということじゃなくて、「こんなチームをつくりたい」とチーム方針を発表してもらうんです。

その方針もさまざまです。例えば育成を大事にする方針だとか、一人ひとりが個人事業主的に確立するチームにしたいという方針だとか、愛と調和を大事にしたいですとか。

いろんなチームがあって、チーム自体も自分の意思で選べる。

組織としての行動指針の一つに「安心して挑めるチームをつくる」や「主語は自分」というものがあるんですよね。まさに、その中の仕組みの一つだなと思います。

またLITALICOライフは立ち上げから約3年ほど経ち、コンサルタントのメンバーも50人を超えてきています。まだまだ成長途上で、いろんなことにトライできるフェーズ。

一方で組織がどんどん大きくなっていくと、自分の周りで見えないことがいろいろ起こってきて、心理的安全性が担保されない状態になりがちです。

だからこそ守りに入ることなく、安心して新しいものをつくっていく組織、変化し続けられる組織になっていけたらいいなと思ってます

社会のインフラとして広がっていく、LITALICOライフのこれから

これまでの構想は全国に店舗展開をし、LITALICOライフに出会える場所をリアルでつくっていこうと考えていたのですが、図らずもコロナ禍によってオンライン化が進みました。

年間で平均すると約3,000世帯ぐらいだった勉強会参加の方が、その10倍、年間で約30,000世帯のみなさんに出会うことができています。

また障害の種類自体も多岐にわたっているのはもちろん、考えてみると全ての人たちがある意味では何かしらのマイノリティになり得る。実は顕在化されてないだけで、モヤモヤや不安を感じていることもあるかもしれない。

一例として、最近プレママパパ向けのライフプラン講座みたいなものを始めたりもしています。例えば育休後はどういうキャリアプランになるのかとか、保育園を決めるための保活ってどういうことが必要なこととかなど。
実は身近には、まだまだ顕在化されていない社会の側の障害もさまざまあると思います。

また本当に私たちが掲げるビジョンにまっすぐ向かっていくためには、保険以外の領域も、課題解決には必要。それはキャリア領域かもしれないし、住宅領域かもしれません。

目指すのは、不安を感じたり困りごとや社会の障害を感じたときに、「そうだ、LITALICOライフに相談しよう」という社会

LITALICOライフに相談するとワンストップでいろんなことを解決してもらえる。

最初のタッチポイントとして、さまざまな社会資源を紹介していきながら、障害のない社会をつくっていく

そういう社会インフラとして、スターティングポイントに我々がなっていけたらいいなと思っています。


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