こんにちは!リヴァの採用チームです。
今回は、自社プロダクト「ラシクラ」※事業部でチームリーダーを務める本田詞音(ほんだ しおん)さんをご紹介します。
※「ラシクラ」:障害福祉現場の複雑な事務処理や請求業務を効率化し、支援員が目の前の利用者さんと向き合う時間を創出する自社プロダクト。

LACICRA(ラシクラ)|福祉事業所向け業務支援・請求システム
新卒でIT業界に入り、大手企業の最先端AI開発部署を経てリヴァへ転職。一見すると異色のキャリアに見えますが、その背景には幼少期から抱いていた「理不尽への違和感」と、周囲の当たり前に流されない強い自立心がありました。
「自分らしさを意識しないことこそが、自分らしさ」――。決められたルールに縛られず、自ら仲間の輪の中へ飛び込みながら前進し続ける本田さんの歩みと、リヴァで描くこれからの挑戦をお届けします。
プロフィール
名前:本田 詞音(ほんだ しおん)
役職:ラシクラ事業部 チームリーダー
経歴:早稲田大学人間科学部で情報科学や発達心理学を広く学びつつ、家庭教師や塾講師を経験。新卒でIT企業に入社し、Webエンジニアとして2年半勤務。その後、キャリアアップのため約1,000人規模のIT企業に転職し、最先端のAIアプリケーション開発等に従事。2025年、自社プロダクト「ラシクラ」の希少な開発ポジションとリヴァのビジョンに惹かれ入社。現在は開発業務にとどまらず、ユーザーサポートやチームのタスク管理、情報システム管理などを担当しつつ、社内AI勉強会の主催や社内イベントの実行委員など、領域を超えて幅広く活躍中。
目次
理不尽への違和感と、就活のレールを外れて渡ったカナダでの原体験
――本田さん、今日はよろしくお願いします!まずは本田さんの幼少期や学生時代について教えてください。
よろしくお願いします!幼少期は友達とサッカーをしたり空手を習ったり、外で体を動かすのが大好きな普通の子どもでした。ただ、子どもながらに「理不尽な大人や決められたルール」に対してすごく敏感で、どこか違和感を抱えていたんです。
好きなことに没頭しているのに、その良し悪しを大人の価値観だけで一方的に決めつけられてしまったり、感情的な対応を目の当たりにしたり。そうした「言葉やルールと実態の不一致」に対する違和感が、少しずつ積み重なっていた子ども時代でした。
――その違和感は、その後の進路選択にも影響を与えたのでしょうか?
そうですね。高校生の時、「将来やりたいこと」が明確に決まっていなかったこともあり、進路を1つに絞りたくなくて大学は人間科学部に進みました。プログラミングなどの情報系から福祉、発達心理学まで幅広く学べる環境を選んだんです。
大学での学びと並行して塾講師や家庭教師のバイトをしていたんですが、自分が子どもの頃に大人の対応へ抱いていた違和感があったからこそ、「自分のような世の中に違和感を抱える子どもたちに、素直に届く教え方ってなんだろう?」と考えて工夫するのがすごく面白かったですね。
――そこから就職活動へ…と思いきや、少し波乱があったと伺いました。
大学3年の秋、周りと同じように形として就活を始めてみたものの、どこか「週5日・8時間拘束されて決められた組織のルールに従う」という働き方に強いストレスを感じてしまって。「みんなが行くから」という理由で就活のレールに乗るほうが、自分にとっては圧倒的に怖かったんです。
そこで「一度、レールから降りよう」 と決意しました。就活に戻れないようにその日のうちに髪を明るい茶髪に染めて(笑)、周りにも宣言して自分を追い込み、卒業後はカナダへ留学することに決めたんです。
――思い切った決断ですね!不安はなかったのですか?
怖さはなかったですね。当時はコロナ禍で社会状況も変化していたこともあり、「万が一の時は帰国後に新卒枠として挑戦できる道も残されている」と冷静に先を見据えた上での前向きな選択でしたから。
カナダでの半年間の生活は、自分にとって大きな自信になりました。「言葉や環境が違っても、自分はどこでも生きていけるんだ」と実感できましたし、現地で日本人向けに英文法を教える機会を通じて、「自分は誰かに何かを教えて、その人の物事に対してのハードルを下げてあげるのが好きなんだ」という原点にも気づくことができました。
1,000人規模の最先端現場から、たった一枠の「希少なポスト」へ
――帰国後、本格的にキャリアをスタートされたわけですね。
はい。帰国後は「教えることが好き」という原点から、まずは塾や留学支援などの教育業界を中心に就職活動を行い、いくつか内定もいただきました。ただ、労働環境や業界特有の体制を目の当たりにする中で、「やりがいは大きいけれど、自分らしく長く働き続けるのは難しいかもしれない」と感じたんです。
それならまずは一生モノのスキルを身につけようと方向転換し、Webエンジニアとして1社目のIT企業に入社しました。
――1社目の会社はどのような環境だったのですか?
すごく風通しの良い会社でしたね。新人の頃、会社で用意されていた研修内容がかなり古くて「これを今やっても意味がない」と社内で意見したことがあって。でも最終的に代表も含めてみんなで話し合い、新人だった僕の意見をちゃんと聞いて研修内容を見直してくれたんです。「理屈が通っていれば生意気な新人の言葉でも耳を傾けてくれるんだ」と感動したのを覚えています。
そこで2年半ほど基礎を叩き込んだ後、さらなるスキルアップを目指して約1,000人規模のIT企業へ転職しました。そこでは社内でも特に最先端の技術を扱う刺激的な部署に配属され、AIアプリケーションの開発などに従事していました。
――最先端の現場でキャリアをスタートしていた中で、なぜリヴァと出会うことになったのでしょうか?
AIの技術革新が凄まじい中で、「このままエンジニアとしての技術追及だけに走り続けていていいのだろうか?」と自分のキャリアを客観的に捉え直すようになったのがきっかけです。周りには月曜日から日曜日までフルで走り続けるようなトップレベルの人たちがたくさんいて、「自分はこのスタイルで長く戦うのは難しいな」と感じていました。
加えて、前職では1年近く手塩にかけて作ったプロダクトが、方針転換によって世に出ないままお蔵入りになる経験もしました。「自分は一体誰のために開発しているんだろう…」という強い虚しさがあったからこそ、現場やユーザーの顔が直接見えて、全工程に手触り感を持てる環境に強く惹かれていたんです。
そんな時、大学時代に福祉を学んでいた背景もあり、就労移行支援の現場で直接人と向き合う「支援職」のポジションに興味を持ってカジュアル面談を申し込んだのが、リヴァとの最初の出会いです。
――最初は「支援職」で申し込まれたんですね!そこから「ラシクラ」事業部へはどう繋がったのですか?
面談の中で採用担当の方から「『ラシクラ』という自社サービスを、数人のメンバーで開発・運用している」と聞き、「そんなバカな!」と驚きました(笑)。大きな組織では役割が細分化されていますが、リヴァは開発から運用、マネジメントまで全工程を丸ごと経験できる環境だと感じました。
当時、在籍していた会社も成長できる環境でしたし、転職は最後までめちゃくちゃ悩んで葛藤しました。でも、「この希少なポジションが埋まったら二度と巡ってこない」と思ったんです。
さらに代表の伊藤さんと面接でお会いした際、「会社経営の数字以上に、掲げるビジョンや人の想いを何より大切にしている」という想いをストレートに語られて。独特で面白い人だなと感じたと同時に、連絡もすごく丁寧で、人に対してどこまでも誠実に向き合ってくれる姿に、「この熱量と想いを持った人たちが集まる環境で、一緒に働いてみたい」と心が決まりました。
役割の広がりを楽しみながら、手探りのスタートを乗り越えて掴んだ「成長実感」
――リヴァでは、現在どのような業務を担当されているのですか?
現在は「ラシクラ」事業部でチームリーダーを務めながら、サービスに関わる業務を丸ごと担っています。
具体的には、開発スケジュールの策定やチームメンバーのタスク管理、コードのレビュー、福祉制度の改定に合わせたシステムの改修、セキュリティや顧客要望も含めた運用保守のアップデート、ユーザーからの電話・メールによる問い合わせ対応やサポート業務まで幅広く行っています。また、リヴァのコーポレートサイトの改修など社内システムのサポート・保守運用にも携わっています。
――前職と比べて、担当する領域がかなり広がったのですね。
そうですね。これまでの会社では「要望通りに改修する開発担当」でしたが、リヴァでは「ラシクラというサービス全体を育てて回していく人」へと、役割が断然広くなりました。電話でお客さまと直接お話したり、公に出す文章を熟考して作成したりするのもリヴァが初めてで、新しいことの連続でした。
正直、最初の1ヶ月くらいはこれまでの会社と開発手法も文化も全然違って「何から手をつければいいんだろう」と手探りの状態でした(笑)。でも「自分ひとりで抱え込んでじっと待っていてもダメだ」と切り替えて、分からないことや自分の現状を全てオープンにして愚直に質問・相談し、自分から情報を取りに行くスタンスを徹底したんです。
そうやって自分から開示していくことで一気に仕事がスムーズに回り始めました。覚える領域が広くて大変だった分、これまで在籍してきた会社と比べても、リヴァに入ってから積めている経験の濃さとスキルの広がりは圧倒的です。単なるシステム開発にとどまらない総合的なビジネススキルが身についていて、間違いなくこれまでの中で一番成長できている実感があります。
リヴァは役職やチームの垣根がなく驚くほどフラットで、何かあれば周囲が手を差し伸べてくれる文化です。この協力的な環境があるからこそ、担当範囲の広さを楽しみながら、自身の大きな成長機会へと前向きに変えられています。
現場体験やAI勉強会を通して実感する、「誰かの役に立つ」手応えと喜び
――本田さんはエンジニアの枠を超えて、現場の支援員体験や社内イベントなど、精力的に動かれていますよね。
そうですね。「現場を知らずに良いシステムは作れない」と思い、実際にリヴァトレへ足を運び、利用者さんに混ざって1ヶ月ほどプログラムを体験させていただきました。
現場のスタッフが利用者さん一人ひとりのバックグラウンドに寄り添い、本当に細やかに支援を組み立てている姿を肌で感じて、「これは話を聞くだけじゃ絶対に分からなかった。本当にすごい価値を提供しているんだ」と感動しました。
前職では自分が一生懸命作ったプロダクトが世に出ないまま終わる虚しさを味わいましたが、今は「現場や利用者さんのために自分の仕事が直接役立っている」という手応えを日々実感できていて、それが何よりのやりがいです。
――社内でのAI勉強会の開催や、社内プロジェクトへの参加も自ら手を挙げたと伺いました。
はい!前職で培ったAIの知識を活かして、「AIって触ってみたらこんなに簡単なんだよ」という最初のハードルを下げる勉強会を企画・開催しています。参加したメンバーから「勉強会の内容を活かしてAIで資料を作ってみました!」と報告をもらった時は、めちゃくちゃ嬉しかったです。
また、社内イベントの実行委員などにも自ら手を挙げて参加しています。自分から動いて接点を作ることで、関わったことがない他部署の人たちとコミュニケーションを取るチャンスだと思ったんです。
現場体験や社内イベントを通じて色々な人と顔馴染みになれたことで、その後の業務上の連絡や協力も格段にスムーズになりましたし、何よりリヴァの温かい輪の中に自分から飛び込んでいけるのが楽しかったですね。
――社内のメンバーと一緒に働く中で、リヴァの「人」にはどんな印象を持たれていますか?
とにかく「知的好奇心が旺盛で面白い人たちが集まっている」と驚かされます。
自分の仕事領域だけでなく、技術やエンタメ、社会課題まで、各自が「好きなこと」を深く追求していて、その探究心がそのまま仕事の質の高さや情熱に活かされているのを感じます。入社前に「伊藤さんという面白い代表のもとに集まる人たちは、きっと面白いんじゃないか」と予感していた通りでしたね。
そういう刺激的で尊敬できる仲間と働けること自体が、僕自身の大きなモチベーションにもなっています。
システムの枠を超えて。「何でも屋」として描くこれからの挑戦
――本田さんが今後、リヴァで挑戦していきたいことを教えてください。
やりたいこと、やるべきことは無数にあります!
まず短期的には、ラシクラ事業部でしっかりとした運用体制・チームづくりを構築することです。今年取得したセキュリティ認証(ISMS)を継続維持しつつ、開発工程にAIツール等を積極的に導入して無駄な工数を削減し、チーム全体の負荷を減らしていきたいと考えています。
また、支援現場のDX化やAI推進にもさらに力を入れていきたいです。現場のスタッフがシステム入力などの業務にかける時間を少しでも削減できれば、その分だけ目の前の利用者さんと直接向き合い、手厚い支援を提供する時間を作ることができる。そこへの貢献は、システムを担う側としてこれからどんどん推し進めていきたいミッションです。
その他にも、新しい自社アプリの開発や、現在関わっている「イキカタサガシ」※というプロジェクトなどにも、さらに深くコミットしていきたいですね。
※「イキカタサガシ」:リヴァの復職・再就職サービスを利用されている方を対象とした、地域での滞在・体験型プログラム
――職種の領域にとどまらない、多角的なアプローチですね!
AIがこれだけ進化している時代だからこそ、1つの技術だけに特化するのではなく、あらゆることのベースを理解して柔軟に対応できる「何でも屋」になりたいんです。「エンジニアだから開発しかやりません」ではなく、未知の領域にもどんどん飛び込んで吸収していきたい。
リヴァで現場支援や組織づくりにも携わらせてもらう中で、システム領域を超えた広がりを感じています。前職に比べて純粋な技術に関しての学習時間は減ったかもしれませんが、それ以上に「人のため、世の中のためになっている」という確かな手応えを得ながら、多様なチャレンジができる今の環境がすごく面白いですね。
「自分らしさ」を意識しないことこそが、自分らしさ
――では、本田さんにとっての「自分らしく生きる」とは何でしょうか?
「あんまり自分らしさを意識しないことこそが、自分らしさ」だと思っています。
昔の自分は、「自分はこういう人間だからこうあるべきだ」「これは自分の美学に反するからやらない」と、無意識に自分を型にはめて他人の目を気にしていた気がします。でもそれって、結局「他人から見られた時の自分らしさ」を演じているだけなんですよね。
だからこそ今は、変な一貫性やこだわりを捨てて、その時その時に自分が「好きだ」と思えること、素直に「面白い」と感じることに従えばいいやと思えるようになりました。何者かになろうと身構えず、目の前の「好き」に素直でいることこそが、結果として一番自分らしい状態なんだと感じています。
――最後に、リヴァへの応募を検討されている方へメッセージをお願いします!
リヴァは、立場や年齢に関係なく、誰もが驚くほどフラットで誠実に向き合ってくれる会社です。だからこそ、自分の意見や「やってみたい」という想いを尊重し、背中を押してくれる風土があります。
「決められたルールをただこなすだけ」の環境に違和感を抱いている人や、「自分で考えてどんどん新しいチャレンジをしてみたい」と思っている人にとっては、これ以上ない最高の環境だと思います。前職までの業界知識やスキルが福祉と直接関係なくても大丈夫です。僕自身、IT業界から飛び込んできて「本当に社会の役に立っている」という手応えを毎日感じています。
業界や業種を問わず、自ら手を挙げ、周囲と協力しながら新しい価値を作っていきたい方と、一緒に働けることを楽しみにしています!
決められた型やレールにとらわれず、「自分はどうありたいか」を素直に問い続けてきた本田さん。語られる言葉の節々には、物事を冷静に見つめる客観的な視点と、自ら周囲の輪へ飛び込み、真摯に人と向き合っていく温かさを感じました。
「与えられたレール」を当たり前とせず、自分自身の意思でキャリアと人生を切り拓いていきたい方。ぜひ一度、リヴァのフラットな輪の中に飛び込んでみませんか?
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