【社員インタビュー】「リモート×出社」でキャリアが広がる。自律を軸にしたリブセンスの“ハイブリッドワーク“のリアル
こんにちは!リブセンス中途採用担当の中村です。
採用活動をしていると、候補者の方やエージェントの皆さまから「リモートワークはどんな仕組みで運用しているの?」「普段のコミュニケーションってどうしているの?」といったご質問をいただきます。
リブセンスは2020年以降、リモートワークを軸に働き方を進化させ、全国どこからでも働ける体制を構築してきました。同時に、オフィスの役割を見直し、必要に応じて出社し対面で集まる価値も大切にする、ハイブリッドな働き方を継続的にアップデートしてきました。
この記事では、制度の紹介にとどまらず、実際に働くメンバーの声や日々のリアルな働き方を交えながら、リブセンスの「働き方のいま」をお届けします!
目次
▍リブセンスワークスタイルが生み出す柔軟性
▍リモートが生み出す“働きやすさ”。社員のリアルな声
【キャリア編】 最適な作業環境 × 柔軟さ。リモートが広げたキャリアの可能性
── 転職ドラフト事業部 アートディレクター・伊澤 崇文さん
【介護編】 そばにいることが最も大きな安心になる──介護と働くを両立する働き方
── アルバイト事業部 エンジニア・寺田 佳輔さん
【パパママ編】 迎えに行ける働き方で、心に余白を──『どこでもワーク』と育児の両立
── マネージャーAさん 東京都在住/“再入社組”として2年、通算7年
【第二新卒編】 リモートワークに不安だった私が、“距離を感じない働き方”に変わった理由
── 人事部 新卒採用担当・雪 杏水さん(社会人4年目)
▍事業成長と働きやすさのバランス実現に向けて
▍最後に
▍リブセンスワークスタイルが生み出す柔軟性
リブセンスでは、働く場所を固定しない「どこでもワーク制度」を導入しつつ、リモートと出社のハイブリッド勤務を基本としています。リモートワークを積極活用しつつ、出社の機会もうまく使い、対面でのコミュニケーションも大切にしながら、「個人およびチームのパフォーマンス最大化」を目指した働き方を実現しています。(リブセンスの制度や風土はこちらの記事を参照ください。)
また、リモート勤務に伴う通信費・作業環境整備をサポートする「どこでもワーク手当」を(月5,000円)支給しています。「リモートだから自己負担が増える」という状況をできる限り避けるための取り組みです。
また現在は、リモートを活用しつつ、必要に応じてオフィスにもアクセスできる「ハイブリッド型」の働き方を取り入れています。目的に合わせて働く場所を柔軟に決められる。その裁量と自律が、リブセンスの働き方を支える大きな特徴になっています。
▍リモートが生み出す“働きやすさ”。社員のリアルな声
現在、リブセンスは北海道から九州まで、全国に社員がいます。生活環境も、キャリアの方向性も一人ひとり違います。ここでは、そんな多様な社員の声や働き方の傾向をもとに、「ハイブリッド勤務だからこそ実現できていること」をロールモデル別にご紹介します!
【キャリア編】 最適な作業環境 × 柔軟さ。リモートが広げたキャリアの可能性
── 転職ドラフト事業部 アートディレクター・伊澤 崇文さん
栃木県からリモートで働く伊澤さん。現在の主な勤務場所は自宅で、対面でのコミュニケーションが必要なミーティングや社内イベントのタイミングで、月1〜2回ほど出社しています。
■ “どこでもワーク” だからこそ実現できた、今回の転職
リブセンスへの入社を決めた最大の理由は、リモートワークを中心に働ける環境がしっかり整っていることでした。選考中に事業部長やリーダーとお話しする中で、組織の中心にいるメンバーでさえ全国各地から働いていて、「この会社は本当にリモートを活用している」という安心感を強く持てたんです。年齢的にも“次が最後の転職”という覚悟で活動していたので、前職のようにフル出社の環境は避けたいと思っていました。その点リブセンスにはライフスタイルに合わせて働くことが自然と受け入れられている文化があり、「ここなら長く無理なく働ける」と確信できました。
また、“どこでもワーク”がなければ、間違いなく今のキャリアは違ったものになっていたと感じています。地方に暮らしながら首都圏のプロジェクトに挑戦できているのは、この制度があってこそ。生活の選択肢を広げながら、キャリアの可能性を狭めなくていい——そんな働き方を実現できているのは、リブセンスの柔軟な制度と文化のおかげです。
■ 理想の働き方が叶っていると感じる理由
一番大きいのは、通勤時間がゼロになるということ。最寄駅から本社のある浜松町まで行くには電車を乗り継いで片道約2時間かかりますが、それが丸ごと削減されることで、時間をより有意義に使えるようになりました。
さらに、アートディレクターという職種にとっては、作業環境の最適化が成果に直結します。PC・モニタ・周辺機器のちょっとした違いでも効率が大きく変わるため、「自分に合った環境を自分で設計できる」点もリモートワークの大きなメリットだと感じており、集中できる環境を整えられることが、仕事の質にも直結しています。
▲伊澤さんの仕事スペース。かっこいいですね!
■ リブセンスならではの、リモートで働きやすい制度・文化
リブセンスでは成果ベースの評価が根付いており、しっかり成果を出せば、リモートでもキャリアアップが可能です。リモートでも心理的安全性があると感じられる理由のひとつです。また、Slack・Google Meetなどオンラインコミュニケーションの土台が整っているだけでなく、ドキュメントをしっかり残す文化があるため、「離れていても情報が追いやすい」ことも働きやすさにつながっています。
■ チームコミュニケーションで大切にしていること
アウトプットだけでなく “意図やプロセスまで言語化すること”。リモートのテキストコミュニケーションでは、表情や空気感が伝わりづらく齟齬が生まれがち。だからこそ、できる限り言語化し、認識を揃えることを大切にしています。また、レスポンスのスピードも大事にしています。すぐに返事ができない時でもスタンプだけでも反応することで、相手の不安を減らせると考えています。
■ Award受賞。リモートで成果を出し続けられた理由
昨年、伊澤さんは社内のAwardを受賞されています。リモートでも成果が認められた背景について伺うと、「とても集中できる環境で働けていることで、アウトプットの質・量を高められたことが大きかったと思います。また、事業部メンバーが入社直後から密にコミュニケーションを取ってくださり、非常に働きやすい環境でした」と語ってくれました。リモート環境 × チームのサポートが、早期から大きなパフォーマンスに繋がったようですね。
【介護編】 そばにいることが最も大きな安心になる──介護と働くを両立する働き方
── アルバイト事業部 エンジニア・寺田 佳輔さん
現在埼玉県在住で、基本的にリモートで働いています。出社はほぼゼロで、参加する飲み会やエンジニア交流会のタイミングに合わせてオフィスに出社しています。普段は自宅を主な勤務場所にしています。
■ 転職の決め手は「家族を守れる働き方ができるかどうか」
転職を考えた大きな理由は、妻のてんかん発作。“リモートを取り入れている環境” であることが、リブセンスへ入社を決めた大きな理由になりました。日常的に介護が常に発生するわけではありません。しかし、てんかんはいつ何時発作が起こるかわからないので、“今日は大丈夫だろう” が通用しない難しさが常にあります。何より、「常に近くにいること」が安心につながります。
■ リモートで改善された負担・時間の使い方
リモートになって助かっていることは多いです。以前は妻が倒れて意識が明確にならない状態で雨の中、屋外を裸足で歩き回って警察に保護されることもありました。でも、在宅で働けるようになってからは、そういう心配はほぼなくなりました。大きな安心感を抱いて働いています。
また、出社や飲み会などで妻が一人になるときは実家に預けてから出社します。これが毎日となると、時間もかかるし、家族もずっと家にいるわけではないので、症状が出やすい時期は大変だったと思います。リモートがあったからこそ、今の働き方を無理なく続けられていると感じています。
■ “家族を大切にする文化”が介護との両立を支えてくれる
家族も大切にする文化があり非常に助かっています。エンジニアイベントTechFesや飲み会に妻も参加していたりして、家族もそういったイベントに参加できるのはリブセンスならではだと思ってます。
▲TechFesにて。わいわい!
■ どこでもワーク制度が「本当にあってよかった」と思う瞬間
てんかんの特徴である“発作の予測が難しい”という事情から、長期間の脳波モニタリング入院が必要になることがあります。2週間ほど入院しながら脳波を観測する検査のタイミングでは、入院しながらリモートワークをしていました。働きながら大切な家族の治療や検査に寄り添える——。まさに「どこでもワーク」の価値が最大限に発揮される瞬間でした。
【パパママ編】 迎えに行ける働き方で、心に余白を──『どこでもワーク』と育児の両立
── マネージャーAさん 東京都在住/“再入社組”として2年、通算7年
主な勤務場所は東京の自宅。月に1〜2回出社するものの、基本はリモートで仕事をしています。
■ リモートがなかったら難しかったこと
子どものお迎えのために早めに上がらないといけないことが多いので、フル出社前提であれば稼働時間は今より短くなっていたと思います。仕事は当然あるので、残業も増えてしまったはずです。突然の呼び出しがあるのは、子育て世帯では日常。リモート勤務になってからはまず夫と「どちらが行けるか」をすり合わせし、行ける方が業務を中断し、子どものもとへ向かいます。育児のリアルな状況を前提に、夫婦での連携とリモート環境がうまく噛み合うことで、仕事と家庭の両立ができています。
■ 育児をしながらリモートで働くための“3つの工夫”
育児のためだけ、というわけではなく、リーダーとしてチーム運営で大切にしているポイントがそのまま両立のコツにもつながっています。
① スケジュールの可視化
学校行事、保護者会、稼働時間の変更などは、事前にチームに共有。Googleカレンダーに「中抜け」「17時まで勤務」などを入れ、透明性を高く保っています。
② 不測の事態に備えた“バッファ管理”
子どもの急病リスクも織り込んだうえで、工数に余裕を持たせています。結果として、何も起きなければアウトプットが前倒しになることも。納期遅れを防ぎ、むしろチームとしてのスピードを上げることに繋がっています。
③ “自分がいなくても回る”チームづくり
リーダーとして、判断基準のすり合わせを日頃から行い、軽微な判断はメンバーに委譲。自分が確認待ちのボトルネックにならず、メンバーの自律的な成長やチーム全体のスピード向上にも寄与していると感じています。
■ どこでもワーク制度がなかったら——心身の負担は大きく違っていた
キャリアは変わらなかったと思うものの、心身の疲労度合いは大きく変化していたと思います。移動時間分も追加で働かなくてはいけなかったり、日々の移動による疲労、突発対応に柔軟に対応できないストレスなどが積み重なっていったと思います。
■育児と仕事の両立は、制度だけではなく“文化”にも支えられている
Slackに #育児 チャンネルがあります。社員同士がリアルな育児体験をゆるく共有しあい、困ったときにはすぐに情報交換が起きる。日常的にこうしたやり取りが行われている環境は、育児をしているメンバーも、していないメンバーも、互いの状況を理解しあう文化があるからこそ、安心して楽しく働けています!
▲#育児 チャンネルのやりとり抜粋!
【第二新卒編】 リモートワークに不安だった私が、“距離を感じない働き方”に変わった理由
── 人事部 新卒採用担当・雪 杏水さん(社会人4年目)
出社頻度は月にもよりますが、月1回は出社しています。主な勤務場所は福岡県ですが、東京にも住居があるため、1ヶ月の中で1~2週間は東京にいることも多いです。
■ 距離があっても“つながり続けられる”。リモート前提のコミュニケーション文化
文化面では、リモート環境であってもチームごとに小さい規模でのチャンネルがあるので、些細な相談も気軽にできる点がとてもいいなと思っています。 前職はフル出社で「先輩が離席していたら相談できない」「隣にいても忙しそうだと声をかけづらい」そんな環境でした。だからこそ、初めてのリモートワークとなる入社直後は、不安のほうが大きかったです。リモートでの就業はリブセンスが初めてで、コミュニケーション面が不安ではありましたが、入社後はむしろ逆で、相手が手が空いたタイミングに見てほしいのか、すぐ見てほしいのかを明示しつつSlackで相談できる文化なので、とても働きやすいと感じています! また、テキストコミュニケーションだけではなく、オンラインツールを活用したミーティングや1on1も積極的に実施する文化もあり、何かあったら気軽に1on1しようねというスタンスで関わってくれる方が非常に多いので助かっています!
■ 新しい環境でも安心できた“メンター制度”
入社後3ヶ月は、上司とは別にメンターがつくオンボーディング体制があります。役割や立場を越えて相談できる相手がいたことが、大きな安心感につながりました。リモートだと“困っているのに気づかれない”ことが不安でしたが、その心配はほとんどなかったです。上司やチームメンバーとの定期的な1on1もあって、疑問を溜め込まずに話せる機会がちゃんと用意されていると感じます。
■ 小さなリアクションでつながりを育む、リモートならではの気配り
Slack内のリアクションを使うことは意識しています。発信した内容に対してリアクションがないと、内容が届いているのか、理解されているのかが把握できず、発信ハードルが上がると感じています。そのため、誰かが発信をしているのを見かけたら、内容に応じたリアクションを複数つけたり、いいと思った点をリプライするようにしています。その他は、通常業務とメリハリをつけて雑談をするタイミングも大切にしています。リモート環境だとどうしても様子が見えづらいので、ミーティングでもアイスブレイクで最近の出来事や楽しかったことを聞いて、組織の人間関係が希薄になりすぎないように意識しています!
▲Slackのやりとり抜粋!
▍事業成長と働きやすさのバランス実現に向けて
私たちが目指しているのは、社員一人ひとりが自分の人生やキャリアに合った働き方を選びながら、チームや事業へ主体的に貢献できる、持続可能で自律した組織です。その中心にあるのが、私たちが掲げるポリシーである「継続的成長の追求」「多様な選択肢と有機的なつながり」「社会の一員としての責任」。働く場所や時間の柔軟性を手にしながらも、個々がプロフェッショナルとしての自律性を保ち、チームとの信頼関係──つまり“有機的なつながり”をより強くしていくことが欠かせません。
リモートワークやフレキシブルな働き方の制度は、あくまでその実現を後押しするための手段です。制度を導入して終わりではなく、社員の声や変化する環境を踏まえて、どう活かし、どうアップデートしていくか。仕事と多様なライフイベントを両立させる経験や、働き方の工夫が積み重なり、文化となり、その文化が事業成長を支えていく──そんな循環を大切にしています。
また、働き方を自分で選べるということは、社員の可能性を広げることそのものでもあります。成果に深く向き合う時期もあれば、家族・健康・学びを優先する時期もある。その優先順位の変化を自然に受け止められる組織であることが、長期的な成長に寄与すると考えています。
▍最後に
この記事を通して、リブセンスのリモート×出社のハイブリッドな働き方の”リアル”が少しでも伝われば嬉しいです。
リブセンスが目指す働き方が、あなたのこれからのキャリアにもヒントを届けられますように。 ──最後までご覧いただきありがとうございました!
▼転職ドラフト事業責任者「大倉」のリモートについての記事もありますので、
こちらからぜひご覧ください!