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M-1グランプリ2022に出場して見えたセールスにも共通する大切なこと

(出囃子)エセカンカンカンカン....

どうもーログラスセールスの佐々木です!お願いします!
憧れの舞台M-1!2022年の決勝戦まで残り一週間ですね!
今年M-1に出場した私の実体験を通じて、M-1決勝戦をより楽しめる方が増えればと思いnoteを書くことにしました。
ぜひ決勝戦の前にご一読ください!!

この記事は【ログラス Businessチーム Advent Calendar 2022】の12日目にエントリーしています!

株式会社ログラス Businessチーム Advent Calendar 2022 - Adventar
株式会社ログラスでビジネスサイドを担うメンバーのアドベントカレンダーです。 ▼ログラス ProductチームAdvent Calendar 2022はこちら https://qiita.com/advent-calendar/2022/loglass
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ということで今日はひょんなことからM-1グランプリに出場した私の体験記とそこから得た学びについて記そうと思います。

せっかくなのでまずは自己紹介します。

目次

  1. 自己紹介
  2. 体験記
    1. そもそも何で出たの?
    2. 出場に向けて準備したこと
    3. 出場当日
  3. M-1出場を通じて得られた学び
    1. プライベート面
    2. セールス面
  4. M-1グランプリ2022に出場して見えた漫才とセールスに共通する大切なこと
  5. おわりに

自己紹介

佐々木です。福岡出身。漫才はツッコミ担当。
新卒で大和証券株式会社に入社し、中小企業や富裕層向けの金融商品セールスを担当。
その後、株式会社ディーバ(現:アバント)に入社し、大手企業を中心に連結会計システムやBIツールといったITソリューションのセールスを担当。
ログラスではエンタープライズチームの立ち上げやセールスや採用など諸々担当。
来年の夢はM-1一回戦突破、小さなカウンターだけの飲食店をやる、山下達郎のライブに行くの3つです。

体験記

そもそも何で出たの?

元々お笑いやバラエティは好きでしたが、M-1に出場するような想いも熱意も勢いも持ち合わせていない私がなぜ出場するに至ったのか・・・



お酒の勢いです。


居酒屋で意気投合した方とその場の勢いで出てみるか!となったのは8月下旬頃でした。
その場で申し込み用の写真まで撮っちゃいました。

申込書に添付した写真です

お酒は人に夢と希望とチャンスを与えてくれると改めて実感しました。


出場に向けて準備したこと

1.ネタ作り
いきなりのラスボス級、ネタ作り。兎に角大変でした。
相方も私も人生初の漫才だったので、何をどこから始めたら良いのかさっぱりでした。「漫才 作り方」でGoogle検索したり、色んな漫才を見たりして書いてみるも、これがまあ面白くない。サイゼのドリンクバーをお供に試行錯誤しながら数ネタ作って、書いたその日は「あれ、良いんじゃない?」ってなるんですよ。ただ次の日見るとくすりともできないんです。この繰り返しが辛かったです。
セールスに例えると提案書作成に近いです。こういうことを伝えたいというぼんやりした気持ちはありつつも、何かピンとこないし、構成もデザインも納得いかない。でも作らなきゃ進まないのループをネタ作りでも味わいました。
色んな方からアドバイスを貰い、メロンソーダ20杯、パスタとドリアを5皿ずつくらい食べた頃、ネタ合わせに移りました。

2.ネタ合わせ
自分たちとしては「割と面白いんじゃない?」と思えたところでネタ合わせをはじめました。サイゼでやるのが恥ずかしくなり週5でカラオケに通う日々がスタートです。
カラオケ歌ってない時に流れるアーティストのインタビューをBGMにしてネタ合わせをやりました。次に流れるアーティストを覚え始めた頃、ネタが頭に入ってきたので立ち稽古に移りました(流れすぎてTWICEのCelebrate好きになりました。せっせっせれぶれい)。ちなみに今振り返るとこの頃にはもうネタが面白いのか面白くないのか自分たちでは判断がつかない状態でした。

3.立ち稽古
引き続きTWICEのCelebrateが聞こえてくるカラオケです。ネタが頭に入ったので立ち稽古スタートです。試しに動画撮って確認したら、立ち方も動き方も気持ち悪く、いかにも面白くなさそうな雰囲気を醸し出していました。(日頃商談中もこんな雰囲気が出ているかと思うと悲しい気持ちになりました。)とりあえずビシッと立つことを意識しましたが、これはこれで固くなってしまい面白くなさそうになりました。立ち方については最後まで正解出ずでした。

ここに立って練習してました

べしゃり漫才って普通に二人立ってるように見えるんですが、匠の技で全然真似できなかったです。立ち姿一つ取ってもプロと素人の壁を感じました。神は細部に宿るですね。
台詞を入れ、動きを固め、本番まであと10日というところでようやく向き合うことにしたんです。

『これ面白いんだっけ?』

誰にも見せずに当日を迎える訳にもいかないので、勇気を出して友人や同僚らに披露しました。みんな真剣な顔で見てくれました。どうだった?と聞くと、みんな「えー!漫才っぽい!」とか「頑張っててすごい!」など素敵なフィードバックをくれました。良い人に恵まれたなあと温かい気持ちになりました。
勘の良い皆さんはお気づきだと思いますが、漫才って真剣な顔で見るもんじゃないんですよね。審査員の方ならまだしも、こちらとしては笑ってもらえるかどうかが一番大事です。漫才っぽいって何ですか。こっちは漫才やってるのに!良い人そうって言われるのと同じ辛さです!

とりあえず今の我々のネタは面白くないんだと気付かされ、ネタも動きも迷走し続ける一週間がスタートしました。そこからは毎日ネタと動きが変わりました。もうブレッブレですね。

売れてない時こそ基本に立ち返ってやるべきことをやれと新卒の頃習いましたが、真逆をいきました。なんか良い飛び道具ないかな?なんかすごいリード来ないかな?という神頼みムーブだったことは間違いないです。
結局前日まで誰からも面白いという言葉も笑い声も受け取ることはできずでしたが、終電前まで練習して、出れるだけでも幸せだよねと言ってその日は解散しました。

出場当日

さあいよいよ当日です。渋谷のシダックスホールに赴き、その場で2000円払って会場入りしました。(当日キャンセルの人支払いどうしてるんだろうと気になりました。)
会場入りすると胸に貼る番号入りのシールもらえます。

デコ出した方が売れるという噂で証券セールスぶりに髪あげました。

廊下が控え室になっていて30人くらいが待機してます。集合時間から出番までは1時間弱くらいあります。

参照:シダックスカルチャーホール8階|会議室.COM(https://www.kaigishitu.com/detail/12956/)

控え室はこんな感じです。

出番が近づくと順に舞台裏に呼ばれます。先の出番の人のネタが聞こえるなか、みんな小声でネタ合わせしてます。M-1決勝戦の出番前に流れる紹介ムービーみたいなエモい空気感が一回戦でもあります。このあたりで緊張はピークです。

参照:カルチャーホール|SIDAXカルチャーホール(https://shidax-culturehall.com/calture-hall/)

ステージはこんな感じです。

前の組のネタが終わって出囃子かかっていざ出番です。出る直前まで落ち着いていたんですが、観客と目が合った瞬間に頭真っ白になりました。そこからの記憶は殆どありませんが、練習時点比30%くらいの面白さになったであろう実感はあります。一応つかみで2回くらいふふって聞こえたのでそれだけが救いでした。放心状態で渋谷を離れ、私のM-1グランプリは幕を閉じました。

M-1出場を通じて得られた学び

プライベート面

1.エンタメを最高に楽しめるようになった
色んなエンタメに対して割と斜に構えてしまう面がありましたが、人が多くてだるいとか言ってた自分を省みるようになりました。お笑いの奥深さと難しさの一端に触れたことで、テレビで見ている漫才のレベルの高さを改めて感じました。ライブとかテーマパークとか人が本気で作ったエンタメのすごさ、素晴らしさに感謝する心も芽生えました。

2.自由な時間は作ればできる
仕事が忙しいような錯覚に陥っていましたが、毎日夜にネタ合わせが入っていると日中に仕事やりきるしかないので頑張ったらどうにかなりました。
平日の夜や土日をうまく使えばまとまった時間が取れることに気付けたのはありがたかったです。本読む時間無いとかジム行く時間無いとか言うのやめます。来年こそ読書とか頑張ります。

セールス面

1.常にチャレンジし続ける重要性
日々の生活が一定ルーティン化しており、全くやったことの無いことに挑戦するのは久しぶりの経験でした。テレビで見ているときは正直そこまで難しくないのでは?と少し思っていましたが、実際に挑戦してみると普段テレビでみている芸人さんたちと自分たちには形容できないほど大きな差があることに気付かされました。動いてみないと見えない景色や自分の至らなさがあり、それを必死に改善する取り組みができたことは有意義でした。
商談に慣れてくると同じトークや資料を使いまわして、順調に回っているような気分になるときもありますが、常に今の5倍、10倍の目標を達成するにはどうすべきか?小さくまとまってないか?と自分に問いかけ、見えない何かにチャレンジできる可能性を模索することは重要だと改めて感じました。

2.フィードバックを受け止める(アンラーニングの)重要性
必死に頭使って練習した漫才に対して「えー!漫才っぽい!」とか「頑張っててすごい!」などのフィードバックを貰い悔しかったですが、この言葉を貰えなかったらもっと面白くない漫才になっていたと思うと感謝しか無いです。自分の考えやこだわりは大切ですが、それ以上にフィードバックを正面から受け止め、成果を最大化することのほうが重要だと考えています。
自分が作った資料やスクリプトなどに指摘をもらうと悔しかったりすると思いますが、フィードバックをくれる方がいる環境と成長のチャンスを貰えたことに感謝できるほうが人生うまくいくよなあと改めて感じました。

3.初心忘るべからず
どうしたら面白くなるかわからずブレッブレになってしまった時期にコツコツ積み上げできていれば一回戦突破できたかも・・?と悔しい気持ちです。
思ったように成果が出ない時期って誰しもあると思います。色々考えて新しい取り組みをすることも尊いですが、お客様にとって価値あるもの・時間を提供できているのか、一つ一つ丁寧に素早く対応できているのかといった問いを自身に投げかけ、当たり前を徹底し続けることも重要だと再認識しました。

4.細部へのこだわり
ネタの内容はもちろん、動きや話し方、間のとり方で漫才の面白さは180度変わるものだと痛感しました。売れている芸人さんのネタをそのまま真似しても同じ面白さにはならないですもんね。
日頃のセールス活動も同じで、テンプレートはありつつも、目線や動き、話し方やタイミング、スライドの構成、マウスの動かし方などこだわり一つで結果が変わってくるものが多々あると思います。スライドの構成や話し方など少しでも良くできるところはないか見直す機会を増やすようにしました。

M-1グランプリ2022に出場して見えた漫才とセールスに共通する大切なこと

「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」
中島敦「山月記」の中の言葉ですが、怖いぐらい自分に当てはまるので、どう向き合っていくべきかを常日頃考えるようにしています。(それでもこの状態になってしまっていることは多いですが・・・)
プライドが高いゆえに傷つくことを恐れる「臆病な自尊心」と、恥をかいて自信を失いたくないゆえに他人を見下す「尊大な羞恥心」、皆さんも多かれ少なかれ思い当たる節はあるんじゃないでしょうか。
良い影響をもたらすプライドや自信を持ち続けるためには、やはり健全な成果を出し続けることが必要だと思います。成果を出し続けるためにチャレンジとアンラーニングの姿勢を忘れず、やるべきことを細部までやりぬくこと、これらは漫才でもセールスでも大切だなあと今回のM-1出場で再認識できました。

おわりに

今年の決勝戦は12/18(日曜日) 18:34~生放送です。準決勝の敗者復活戦は同日14:55~です。
詳しくは公式HPご確認ください。HPでは一回戦ネタから観れて最高です。

M-1グランプリ 公式サイト
M-1グランプリ2022 公式サイト「M-1グランプリ2022」 12月18日(日)午後6時34分~ABCテレビ・テレビ朝日系列生放送!敗者復活戦は午後2時55分~
https://www.m-1gp.com/


最近Twitterはじめました。感想とかいただけると喜びます。

https://twitter.com/ikasas_y?s=20&t=Q7Urn8nQLQTOCEkFQ0T5yQ

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