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「もうひとりの自分」を作るためにアバターに「個性」を。3Dデザイナーによる改善項目をざくっとまとめてみた

こんにちは、採用の廣田です。
本日以下のプレスリリースを発表しました。

Mirrativ、エモモ(アバター)同士で配信中に記念撮影ができる「スナップ機能」をリリース!エモモ超改善プロジェクトの進捗を公開
【新機能】スナップ機能について スナップは視聴者と配信者が、配信中にお互いのエモモで記念写真の撮影ができるMirrativ内の機能です。ユーザーは難しい設定は必要なく、配信の視聴中に特定の条件に達すると背景デザインやポーズが自動的に選択されスナップの画像が完成します。 また、配信者と視聴者のエモモのツーショットだけでなく、配信者と複数の視聴者とのグループショットも撮影が可能です。 ...
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000033025.html

YouTuber(VTuber)のように配信ができるアバター機能「エモモ」の新規機能公開にあたり、3Dデザイナー下原がコメントをプレスリリース内に記載しました!

今回はそのコメントを抜粋してご紹介します。

<3Dデザイナー 下原雄大コメント>

初期のエモモは社内に3Dデザイナーがいない状態で開発を進めた経緯もあり、十人十色な容姿や表情を作ることが難しい状態でした。Mirrativではすでに何十万人というユーザーがエモモを使ってコミュニケーションを行っています。その中で「個性を出しづらい」「表情に制限がある」といった作りになっているのは大きな問題でした。

また、最初は腰から上しか表示していなかった背景もあり、エモモの足元が作られていなかったり、横や後ろから見ると立体的に破綻していたりなど、全身を映すことができない3Dモデルになっていました。

Mirrativは ”誰もがアバター(エモモ)を持っていて、それを通じてコミュニケーションをしている世界” を目指しています。その世界観を実現し、ユーザー間の「わかりあう願いをつなぐ」ために、基盤となるエモモの表現力と質を高め、「もう一人の自分」として完成させることがこのプロジェクトのミッションでした。

■全身の改善

最も大変だったのがこの全身の改善でした。全身を映してどんな角度で見ても破綻のない3Dモデルにして、キャラクターモデルとして完成させるために必要な改善でした。エモモの3Dモデルの足りていない部分を作り、素体のプロポーションを見直し、ボーンの入れ方から改善していきました。
これにより60着近い衣装のモデルを修正することになりましたが、この改善を行ったおかけで、地に足のついた一人の人間にエモモがなれたと思います。

■表情の改善


・目_口の立体化_ブレンドシェイプ化

・眉と鼻を分離

■動きの改善


・揺れものを改善

・モーションの追加と改善


「動き」もコミュニケーションにおいて重要な役割を担っています。モーションや揺れものも強化し、エモモの感情表現がより質の高いものになるのを目指しました。
髪や衣装にボーンを入れ、エモモの動きに応じて動くように改良し、スカート形状の衣装は足が中から突き出さないようにボーンの入れ方を工夫しました。


これらの改善を経て、ようやくエモモが一人の人格として存在できる基盤が完成しました。ですが、「個性」という観点においてはまだまだ課題が残っています。
VRM連携によりMirrativでVTuberやゲームのキャラクターで配信してくださる機会も増えました。よりクロスオーバーでカオスな世界観が醸成されていく中で、何十万というエモモがそれぞれ埋もれない「個性」をMirrativ上で表現できるように、これからも超改善を続けていきたいと思います。

新機能も鋭意開発中

今後エモモ機能は様々な進化を遂げていく予定です。
ぜひ引き続きご注目いただければと思います!

【新機能】フェイストラッキング(顔認識)について
iPhoneX以上の端末のカメラ機能を用いることで、ユーザーの表情を認識してエモモを動かすことができる機能です。近日公開予定となっています。
エモモは、声に反応した口の動き、プログラムされた自動的な動き、ユーザーがフリック操作で設定した感情で、表情が動き感情を表現しています。新たに提供を開始するフェイストラッキングの機能を使用することで、配信者のとエモモの連動性がより高まり、さらに感情表現が豊かになると考えています。
※iPhoneX以上の端末のみ対応

【新機能】ボイスチェンジャーについて
配信者が声をスマホだけで変えられるボイスチェンジャー機能も、近日公開に向けてテストを繰り返しています。公開まで今しばらくお待ちください。

【改善】エモモ超改善プロジェクトについて
2018年8月のリリース以来、エモモはユーザーのみなさまにより良い体験を提供するべく、進化をしていまいりました。社内では「エモモ超改善プロジェクト」と称し、PM・エンジニア・デザイナーをはじめとしたメンバーが日々改善に取り組んでいます。今回は、エモモがリリースから変更したポイントの一部をご紹介させていただきます。

一緒にエモモの世界を実現したい人募集!

ミラティブでは現在3Dデザイナーをはじめ求人を募集しています!
上記下原のコメントを見てビビッときたからはお気軽にご応募くださいませ。


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◆ 株式会社ミラティブについて スマホ1台でゲーム配信ができるコミュニケーションサービス『Mirrativ』を開発・運営しています。 Mirrativは共通の趣味=ゲームを通じて人と人とがつながる、わかりあう「居場所」を創っています。 スマホ1台・画面数タップでゲーム配信が出来る便利さ、また配信者と視聴者が気軽にコミュニケーションを取れることから、配信者数は430万人を突破し、配信者数日本トップクラスのプラットフォームへ成長しています。 また、ゲームとライブ配信が融合した新たなゲーム体験=ライブゲーミングに注力しています。 配信中のゲームに視聴者が介入するという新たな体験ができ、これは2010年代ゲーム実況の隆盛により「友だちと喋りながら遊ぶ」「ゲーム実況を見る/やる」が当たり前になった2020年代のゲーム体験の最先端になることを我々は確信しています。 ◆ ライブゲーミングの可能性 ライブゲーミングとは、ゲームとライブ配信が融合し新たなゲーム体験です。 昨今のゲームは実況や友だちと一緒に遊ぶことを前提に作られたものが多く、「誰かと一緒にプレイする」「誰かのプレイを見て楽しむ」ことは、この常時接続時代にすでに当たり前の世界になっています。 すでにミラティブでは、R&D的にライブゲーミングの開発を行ってきた中で、2021年12月にリリースしたライブゲーム「エモモバトルドロップ」は、7人の開発人数で約3〜4ヶ月で開発されたタイトルながら開催期間9日間で約5,000万円の売上規模に到達しました。 これはしばしば開発費が数十億にも達し、開発期間も数年といわれるタイトルも現在のスマホゲーム開発における新たなトレンドになりうるとも考えます。 ライブゲームについては日経MJさまや、ファミ通Appさまをはじめ多くのメディアに取り上げていただいており、ゲーム業界のみならずビジネス全体としても多くの方に可能性を感じていただいております。 一方、まだまだライブゲームは黎明期です。 正解を模索しながらR&Dを進めている段階でもあるため、これから挑戦をしていくフェーズでもあります。
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◆ 株式会社ミラティブについて スマホ1台でゲーム配信ができるコミュニケーションサービス『Mirrativ』を開発・運営しています。 Mirrativは共通の趣味=ゲームを通じて人と人とがつながる、わかりあう「居場所」を創っています。 スマホ1台・画面数タップでゲーム配信が出来る便利さ、また配信者と視聴者が気軽にコミュニケーションを取れることから、配信者数は430万人を突破し、配信者数日本トップクラスのプラットフォームへ成長しています。 また、ゲームとライブ配信が融合した新たなゲーム体験=ライブゲーミングに注力しています。 配信中のゲームに視聴者が介入するという新たな体験ができ、これは2010年代ゲーム実況の隆盛により「友だちと喋りながら遊ぶ」「ゲーム実況を見る/やる」が当たり前になった2020年代のゲーム体験の最先端になることを我々は確信しています。 ◆ ライブゲーミングの可能性 ライブゲーミングとは、ゲームとライブ配信が融合し新たなゲーム体験です。 昨今のゲームは実況や友だちと一緒に遊ぶことを前提に作られたものが多く、「誰かと一緒にプレイする」「誰かのプレイを見て楽しむ」ことは、この常時接続時代にすでに当たり前の世界になっています。 すでにミラティブでは、R&D的にライブゲーミングの開発を行ってきた中で、2021年12月にリリースしたライブゲーム「エモモバトルドロップ」は、7人の開発人数で約3〜4ヶ月で開発されたタイトルながら開催期間9日間で約5,000万円の売上規模に到達しました。 これはしばしば開発費が数十億にも達し、開発期間も数年といわれるタイトルも現在のスマホゲーム開発における新たなトレンドになりうるとも考えます。 ライブゲームについては日経MJさまや、ファミ通Appさまをはじめ多くのメディアに取り上げていただいており、ゲーム業界のみならずビジネス全体としても多くの方に可能性を感じていただいております。 一方、まだまだライブゲームは黎明期です。 正解を模索しながらR&Dを進めている段階でもあるため、これから挑戦をしていくフェーズでもあります。
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