こんにちは!MOON-Xで「momoful(モモフル)」ブランドのモール運用/インフルエンサーアフィリエイトを担当しているYuki-chanです。
高専(高等専門学校)の電気情報工学科を卒業し、新卒ではメーカーの制御設計エンジニアとして制御盤を設計していました。
そんな私がなぜ今、全く異分野である「女性向けD2C機能性インナーブランド」のマーケターへと転職したのか。職種も業界も未経験の私がモモフルチームに飛び込んで感じた「ロジックだけでは通用しない」壁、高専時代に培った思考回路がD2Cの現場でどう武器になったのか。そして定量(数字)と定性(人の熱量)が重なり合うEC運用のリアルな面白さを書いてみようと思います。
VieonカンパニーEC部 Yuki-chan 高専卒業後、制御設計エンジニアとして「水処理向け監視制御システム」「道路向け監視制御システム」「ビル・産業向け監視制御システム」の制御盤設計を担当。2023年に株式会社Vieon(現MOON-X Japan株式会社 Vieonカンパニー)に入社し、CSや経理を経験後、現在は、モール運用・インフルエンサーアフィリエイトを担当。
目次
- 制御設計エンジニアとして回路図を描いていた私が、女性向けD2Cブランドへ飛び込んだ理由
- 未経験で飛び込んだ現場。実は最強の武器だった「高専時代のエンジニア思考」
- 数値分析だけでは解けない「人の感情と熱量」の世界
- 泥臭い試行錯誤の先にある、最高のやりがい
- 一歩踏み出したい、あなたと一緒に挑戦したい
1. 制御設計エンジニアとして回路図を描いていた私が、女性向けD2Cブランドへ飛び込んだ理由
「なぜ、エンジニアから女性向けブランドへ?」転職時、周囲から最も多く聞かれた質問です。昔から「自立した、綺麗でかっこいい女性になりたい」という憧れがありました。SNSでそんな理想を体現している方々をフォローしていた中で出会ったうちの1人が、モモフルを展開する「Vieon」創業者であるchan-momoさんでした。
当時はモモフルというブランドをまさに立ち上げようとしている時期で、chan-momoさん自身が全国の工場を走り回って素材を探したり、視聴者とコミュニケーションをとりニーズを探りながら製品を作り上げていく段階が、日々投稿されていました。
いちファンとして創業期からモモフルの挑戦を追っていく中で、単に製品を売るのではなく「女性の身体の悩みに真摯に向き合い、自信を届ける」というブランドの姿勢に強く惹かれていきました。前職時代、メーカーの制御設計エンジニアとしてのモノづくりもやりがいはありましたが、「自分が作ったものが、誰のどんな悩みを解決し、どう喜ばれているのか」が見えにくい環境でもありました。
毎日PCに向かって回路やプログラムと向き合っていた前職時代。当時は自分が女性向けインナーブランドのマーケティングを担当するなんて想像もしていませんでした (イメージ図)
「もっとダイレクトにユーザーの表情が見える場所で、女性の困り事を解決する製品づくりやブランド育成に携わりたい。」
日に日にその想いは強くなり、画面の向こう側の「ファン」から、「プロダクトを届ける側」へ回りたいと思うようになりました。実績も経験もないECの世界。不安がなかったと言えば嘘になりますが、「私もcham-momoさんのチームの一員となって、モモフルを世界に届けたい」という衝動を抑えきれず、思い切って未経験の領域へ飛び込むことを決めました。
2. 未経験で飛び込んだ現場。実は最強の武器だった「高専時代のエンジニア思考」
入社当時は創業間もないタイミングで、メンバーもほんの数人(5人)というフェーズ。求められる役割も多岐にわたり、毎日が必死の連続でした。まずはカスタマーサポート(CS)として、お客様からのお問い合わせに向き合い、生の声や切実なお悩みに接することからスタート。そこから経理、売上の締め作業、支払い・振込業務に至るまで、泥臭く何にでも挑戦し続けていきました。
そこから現在のマーケティングの領域へと足を踏み入れますが、そこでも業界特有の専門用語(ROAS、CVR、CPA、CTR…)や、目まぐるしく変化する市場のスピード感に圧倒され、正解が見えず戸惑う日々でした。
しかし、実際の業務に深く入っていく中で、ある大きな気づきがありました。「あれ、この感覚、高専時代やエンジニア時代にやっていたことと全く一緒だ」ということです。
高専時代に叩き込まれた「仮説を立て、実験(実装)し、結果のデータを検証して、次の改善へ繋げる」というPDCAサイクル。これが、特にAmazonや楽天市場といったECモール運用において、そのまま強力な武器になりました。例えば、モールにおける売上は論理的な算式で分解できます。
売上 = 訪問数(PV) × 転換率(CVR) × 客単価
- 「なぜ今週、このアイテムのPVが落ちているのか?」
- 「競合の施策によって検索順位がどう変化したか?」
- 「サムネイル画像の1枚目をこの要素に変えたら、CVRは何%改善するか?」
直感や勘に頼るのではなく、数字の裏にある「モールのアルゴリズム」や「ユーザーの行動データ」をロジカルに解き明かしていく。立てた仮説に対して泥臭く施策を打ち、翌日の数値の変化に一喜一憂しながら改善を重ねる。一見華やかに見えるD2Cマーケティングの実態は、実は極めてロジカルで、エンジニアリングのような面白さに溢れていました。
マーケティングの第一歩は、泥臭いデータのひも解きから。ロジックと数字の世界は、エンジニア時代と深く通じていました
3. 数値分析だけでは解けない「人の感情と熱量」の世界
モール運用でロジックの面白さを知った一方で、データやロジックだけではどうしても太刀打ちできない領域にぶつかりました。それが、インフルエンサーアフィリエイト(IFマーケティング)です。
実は最初、私は「ロジック通りにいけば成果は出せる」と思い込んでいました。他商材での過去実績(ROAS等)や分析データをもとに、「この条件で提案すれば買ってくれるはず」「製品サンプルをお送りすれば、きっと魅力的に紹介してもらえるだろう」と予測を立ててアプローチしていたのです。
しかし、結果は予測とはほど遠いものでした。数値提案を並べても反応は薄く、サンプルをお送りしても投稿に繋がらなかったり、土壇場で実施自体が流れてしまったりすることが何度もありました。
「なぜデータ通りにいかないんだろう…」当時は大きなショックを受け、自分の力不足を感じました。しかし、この苦い失敗があったからこそ、大切な事実に気づくことができたのです。インフルエンサーさんの発信を通じてモモフルの魅力を届けていただく施策では、「この数値を達成してください」といった一方的なロジックや条件提示だけでは、決して良い成果は生まれません。
インフルエンサーさん自身がモモフルを心から愛し、「自分のフォロワーさんの悩みを解決したい」と熱量を持って紹介してくれたときに初めて、フォロワーさんの心が動き、購買という行動に繋がるのだと痛感しました。
この失敗を経てから、私のアプローチはガラリと変わりました。
- インフルエンサーさんが本当に感じている製品の魅力や使い心地は何か?
- どんな言葉やストーリーで伝えると、フォロワーさんの「共感」を生むのか?
定性的な「人の感情」や「熱量」をどう言語化し、どう数値化・戦略化していくか。最初は正解が見えずもどかしい思いもしましたが、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)の担当者さまやインフルエンサーの皆さまと密にコミュニケーションを取り、泥臭く信頼関係を構築していきました。
ロジックだけでは人の心は動かない。専用のデザインや限定オファーを通じ、手渡すような熱量を持ってインフルエンサーさんやお客様と向き合います。
特に力を入れたのが、インフルエンサーさんおよびそのフォロワーさんへの「専用デザイン」や「限定オファー」の作成です。単に既存のクリエイティブをお渡しするのではなく、フォロワーさんの属性に合わせて限定の割引オファーを設計したり、特別なサンプリング(特典)をセットにしたり、時には「専用カラー」の開発・提案にまで踏み込むこともあります。
「あなたと、あなたのフォロワーさんのためにここまで準備した」という熱意をかたちにし、伝えていくこと。そうした一歩踏み込んだ工夫を重ねることで、インフルエンサーさん自身の「本当に良いものだから広めたい!」という発信熱量と、フォロワーさんの「試してみたい!」という共感を最大限に引き出すことができるようになりました。
施策開始時間と同時にIFの投稿確認および初動・在庫確認を行っています。
「定量(モール運用のロジック)」×「定性(アフィリエイトの熱量)」。
この一見相反する両輪を噛み合わせ、回せるようになったとき、ブランドの成長曲線が一気に跳ね上がる手応えを掴むことができました。
4. 泥臭い試行錯誤の先にある、最高のやりがい
自分がデータから仮説を導き出し、施策を打ち、パートナーさんと熱量を持って仕掛けた企画。それらが結実してモモフルの製品が売上記録を更新した瞬間は、格別の達成感があります。しかし、それ以上に私の心を動かすのは、数値の向こう側にいる「お客様の生の声」です。
実際のいただいたモールレビュー
SNSやレビューを通じて届くこのような言葉を見たとき、「自分の仕事が、誰かの人生の1ページをほんの少し明るくできたんだ」と涙が出そうになるほどのやりがいを感じます。MOON-Xのモモフルチームは、単に「バズる施策」を追うチームではありません。数字の先にある顧客満足度に真摯に向き合い、プロダクトの改善からマーケティング施策まで、全員が現場で手と頭を泥臭く動かし続けています。
5. 一歩踏み出したい、あなたと一緒に挑戦したい
未経験からでも挑戦を称賛し、爆速でPDCAを回せる環境。熱い仲間と一緒にブランドを育てています」(左:クリエイティブディレクターのKanamin、真ん中:自社広告戦略/運用担当のHonamin)
「未経験だから」「全く違う業界にいるから」と、自分の可能性に蓋をしてしまうのは本当にもったいないことです。私自身、かつては回路図と向き合っていたエンジニアからの挑戦でした。入社後はまずカスタマーサポートでお客様の声と真剣に向き合い、次に経理として事業のお金の流れを掴み、そしてEC・マーケティングで売上を作る現場へと、がむしゃらに領域を拡げていきました。
お客様に向き合い、お金を知り、売上を作る。過去に培った思考プロセスや「好き」という熱量、そして一見バラバラに見えるこれらの経験を重ねていった結果、気がつけば「事業全体を構造で捉えて伸ばす力」という自分だけの大きな強みになっていると思います。役割に限界をつくらず、一歩踏み出す勇気と熱量さえあれば、未経験からでも領域を越えて大きく成長できる環境が、私たちのVieonカンパニーには用意されています。
- 今の環境にどこか物足りなさを感じていて、もっとスピード感のある現場で成果を出したい方
- データ分析と人の感情の両方に向き合い、自分の手でブランドを大きくしてみたい方
- モモフルのミッションや、泥臭くも前向きなチームの雰囲気にワクワクした方
私たちは今、さらなるブランドの飛躍を目指して、一緒に走ってくれる仲間を探しています。「自分の力でブランドを育てたい」という熱い想いを持ったあなたからの挑戦を、チーム一同心からお待ちしています!
チームmomoful
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※ この記事は、2026年9月29日にnoteに投稿した記事の転載です。
元記事はこちら:https://note.com/moonx/n/nf3a083e3007f