▶︎私がはたらく理由
こんにちは。大泉工場でグロースグループを統括している清水です。今回は「なぜ大泉工場ではたらいているのか?」について書きたいと思います。
こういうお題になると、少し変化球でイカしたことを書きたくなるのですが、いろいろ考えてみても結局はとてもシンプルな理由にたどり着きました。それは、大泉工場に大きな成長の可能性を感じていること。そして、社会から必要とされるテーマに挑戦していることです。
大泉工場は、もともと鋳物工場としてスタートした会社ですが、時代の変化に合わせて不動産事業へとシフトし、現在では食に関する事業を中心に、健康や環境、コミュニティ形成といった、これからの社会に必要なテーマを事業の中に組み込みながら展開しています。
完成された市場やテーマをただ繰り返すのではなく、これから必要になる価値を模索しながら、自分たちでつくっていく側にいられること。それが今の私にとって、大泉工場ではたらく一番の理由というか、やりがいなのだと思います。
▶中小企業のロールモデルになる
大泉工場の成長の可能性について、もう少し掘り下げたいと思います。私は、大泉工場にはこれからの中小企業のロールモデルになれる可能性があると思っています。私自身、これまで大企業、中小企業、スタートアップ、そして自ら起業することまで、さまざまな環境を経験してきましたが、大泉工場のような会社はそう多くありません。先日、入山章栄教授の「両利きの経営」について話されている記事を読みましたが、既存事業を磨き続けることと、新しい知識や領域に挑戦すること。その両方が大切だという考え方です。それを読んでいて、まさに大泉工場のことだと感じましたし、大泉工場だからこそ実践できるものだとも考えています。(参考:事例に学ぶ!中堅・中小企業が新規事業・事業転換で成功する秘訣)
大泉工場は、創業時からの資産を大切にしながらも、時代の変化に合わせて新しい事業や価値づくりに挑戦し続けてきました。多くの中小企業が事業承継や市場変化への対応を求められる時代だからこそ、大泉工場のような挑戦には大きな意味があると思っています。もし大泉工場がこの挑戦を形にできれば、それは単なる一企業の成長ではなく、これからの中小企業の一つのロールモデルになれるはずだと思うのです。
▶成長に必要な、あきらめないこと
しかし、完成された市場ではなく、新しい価値をつくろうとすると、なかなか思うようにいかないことの方が多いです。それでも大泉工場は、両利きの経営を実践しながら新しい価値づくりに挑戦し続けてきました。今のメイン事業である食を中心とした事業への道すじは、現社長の大泉がフードマシンの輸入販売にはじまり、_SHIP KOMBUCHAや1110 CAFE/BAKERYなどの立ち上げを一つひとつやり切ってきた積み重ねがあるからです。
私は「あきらめずにやり切る」という姿勢を、会社のカルチャーとしてもっと作っていく必要があると考えています。じゃあそれを今の大泉工場でどう実践していけばいいのか?と悩むわけですが、そんなことを考えていた時に、NHKの『100分de名著』でヘミングウェイの『老人と海』の解説を読み、とても腑に落ちることがありました。
そこには、一人の老漁師が巨大なカジキを釣り上げ、港へ持ち帰るまでを描いた物語を通して「老人はなぜあきらめなかったのか」ということが、2つの視点で書かれていました。
まず一つ目は、老人は何日も魚が獲れない日が続いても海へ出続け、ようやく釣り上げたカジキをサメから守るために命がけで戦います。解説では、最後にはカジキは獲物ではなく、一緒にサメと戦う存在となり、その過程で尊敬の念と愛着が生まれたと書かれていました。
私はそこから、愛着とは最初からあるものではなく、真剣に向き合った結果として生まれてくるものだと理解しました。私たちも同じで、まずは自分たちが生み出すプロダクトやサービスを、愛着がわくくらいに好きになること。そのためには目の前のことに真剣に向き合うこと。そうやって初めて、不確実な状況でも「あきらめたくない」と思えるのではないかと考えました。
もう一つ印象的だったのが、老人を慕う少年マノーリンの存在です。老人は一人で海へ出ていましたが、心の中には常にマノーリンがいました。解説では、老人は「マノーリンに誇れる漁師でありたい」という思いが、最後までやり切る力になっていたと書かれていました。会社に置き換えると、それは一緒に事業をつくる社員の存在だと思います。お互いを意識しながら切磋琢磨できる社員がいることで、会社は前へ進み続けられるのだと思います。時には厳しいことを伝え合う場面もありますが、お互いを高め合える環境をつくっていくことが、「あきらめずにやり切る」というカルチャーにつながるのだと考えています。
「最初のフォロワー」が変革を動かす〜大泉工場の新しい挑戦を育てるために〜
▶価値を作りつづけること
完成された市場やテーマをただ繰り返すのではなく、これから必要になる価値を模索しながら、自分たちでつくっていく。私は、それこそが大泉工場の価値なのだと思っています。結局、そのために必要なのは自分たちが生み出すプロダクトやサービスに真剣に向き合うこと。そして、一緒に働く社員と切磋琢磨しながら、一つひとつやり切っていくことなのではないでしょうか。
その積み重ねが、新しい価値を生み出して「こんな面白い会社もあるんだ!」とまわりに思ってもらえるきっかけになれば良いなと思っています。
そんなことを考えながら、私たちは日々仕事をしています。もし少しでも面白そうだなと思っていただけたら、そんな仲間が一人でも増えたら嬉しいです!