こんにちは。Orange Moon株式会社 代表の増山です。
私たちは、AIを活用したマニュアル自動作成・共有サービス「ManualForce」を開発・提供しています。
現在のOrange Moonは、営業と開発を合わせて10人前後のチームです。
最近、会社として嬉しい変化がありました。
これまで私自身が担当していた展示会の現地運営を、メンバーに任せられるようになったことです。
一見すると、単に代表の業務を社員に引き継いだだけの話かもしれません。
しかし、私にとっては、組織の成長を実感する大きな出来事でした。
なぜなら、メンバーが成長したことで、会社として新たに挑戦できることが増えたからです。
今回は、そんな少人数の会社ならではの成長について書いてみたいと思います。
展示会は、Orange Moonの事業を支える重要な活動
Orange Moonでは、年間約20回の展示会に出展しています。
10人前後の組織としては、かなり積極的に取り組んでいる方だと思います。
展示会は、ManualForceをまだ知らない企業の方々と直接お話しできる貴重な機会です。
普段は接点を持ちにくい大企業のお客様にも、実際の画面をご覧いただきながらサービスの価値をお伝えできます。
私たちにとって、事業の成長を支える重要なマーケティング活動の一つです。
一方で、展示会の運営には多くの仕事があります。
事前の準備はもちろん、当日はお客様への対応やメンバー間の役割分担、予期しない状況への判断など、さまざまな対応が求められます。
目の前のお客様にサービスを説明できることと、展示会全体を円滑に運営できることは、必ずしも同じではありません。
そのため、以前は私自身も現地の運営に深く関わっていました。
代表が現場にいなくても、展示会を運営できるようになった
それが今では、メンバーに現地運営を任せられるようになりました。
もちろん、最初からすべてを任せられたわけではありません。
お客様への説明を覚え、現場での経験を重ね、少しずつ周囲の状況にも目を向けられるようになる。
自分の担当業務だけでなく、展示会全体がうまく進むために何が必要なのかを考える。
そうした経験を積み重ねることで、任せられる仕事の範囲が広がっていきます。
そして今回、私が現地にいなくても、メンバーが主体となって展示会を運営できる状態になりました。
経営者として、これは非常に嬉しい変化です。
自分が担当していた仕事を、他のメンバーが担えるようになる。
さらに、自分たちで工夫し、より良い運営に改善できるようになれば、組織としての力は一段と高まります。
私は、代表がすべての仕事を把握し、判断し続ける組織を理想としているわけではありません。
それぞれが自分の役割に責任を持ち、主体的に仕事を進められる組織をつくりたいと考えています。
今回の出来事は、その実現に向けた一つの変化だと感じています。
一人の成長が、会社のマーケティングを広げた
そして、ここからが今回最も伝えたいことです。
メンバーが展示会を運営できるようになると、単に私の業務負担が減るだけではありません。
Orange Moonとして、より多くの展示会に出展できるようになります。
以前は、出展を検討する際に、私自身が現地運営に参加できるかどうかも考える必要がありました。
当然ながら、私にも営業や経営、その他の仕事があります。
複数の展示会が重なる場合や、他の重要な予定がある場合には、出展できる機会にも制約が生まれます。
しかし、メンバーに運営を任せられれば、その制約を減らすことができます。
私が別の仕事に取り組んでいる間にも、展示会を開催できる。
これまで難しかった日程や場所での出展も検討できる。
さらに、私自身も展示会以外のマーケティング施策や、新しい取り組みに時間を使えるようになります。
結果として、会社全体のマーケティング活動の幅が広がりました。
これは、単に仕事を分担したという話ではありません。
メンバーが一つの仕事を任せられるようになったことで、会社としてできることが増えた。
私は、ここに少人数の組織で働く大きな面白さがあると感じています。
会社の成長は、売上や人数だけでは測れない
会社の成長というと、売上が増えることや、社員数が増えることを思い浮かべる方が多いと思います。
もちろん、どちらも重要です。
ただ、私はそれだけが会社の成長ではないと考えています。
以前は代表がいなければ進まなかった仕事が、メンバーだけで進められるようになる。
これまで一つしか進められなかった取り組みを、複数同時に進められるようになる。
一人の経験や判断に依存していた仕事が、組織として再現できるようになる。
こうした変化も、会社の成長を示す大切な要素です。
特に10人前後の会社では、一人が担う役割が大きいため、その影響も見えやすいと感じます。
誰かが新しい仕事をできるようになることで、他のメンバーが別の仕事に挑戦できる。
その結果、会社として取り組めることが増える。
一人ひとりの成長が、組織全体の可能性を広げていきます。
人が増えるから会社が成長するだけではなく、今いるメンバーが成長することでも、会社は大きく変わっていきます。
今回の展示会の出来事は、そのことを改めて実感する機会になりました。
仕事を任せることと、放任することは違う
一方で、仕事を任せることが、すべてを一人で判断させることだとは考えていません。
経験が浅いうちは、分からないことがあって当然です。
判断に迷う場面では相談してほしいですし、うまくいかなかったときには、一緒に振り返ることも必要です。
重要なのは、経験を積む中で、自分で考えて進められる範囲を少しずつ増やしていくことです。
例えば、最初は展示会でお客様に説明するだけでも難しいかもしれません。
しかし、経験を重ねることで、お客様の反応を見ながら説明を工夫できるようになる。
自分の担当業務に余裕が生まれれば、周囲の状況にも気を配れるようになる。
さらに経験を積めば、展示会全体の進行や、予期しない状況への対応についても判断できるようになる。
そうした積み重ねの先に、現地運営を任せられる状態があると考えています。
最初から完璧である必要はありません。
ただ、失敗やフィードバックを次の行動に活かし、任せられる仕事を増やしていってほしいと思っています。
そして、いつか自信を持って、
「この仕事は、自分に任せてください」
と言えるようになってほしいです。
任される仕事が増えると、次の挑戦も見えてくる
展示会の現地運営を任せられるようになったことは、一つの到達点です。
しかし、そこで成長が終わるわけではありません。
現地運営ができるようになれば、次は運営そのものを改善することにも目を向けられます。
どうすれば、より多くのお客様にManualForceを知っていただけるのか。
どのような役割分担なら、現場を円滑に運営できるのか。
展示会で得られたお客様との接点を、どうすれば商談につなげられるのか。
さらに、どの展示会に出展すべきか、どのような訴求が効果的かという、企画の段階に関心が広がることもあります。
もちろん、全員がマーケティングの企画まで担当する必要はありません。
本人の強みや希望、会社としての優先順位によって、役割は変わります。
ただ、私は、仕事を任せられるようになった人に対して、同じ仕事を繰り返してもらうだけではなく、次の挑戦の機会もつくりたいと考えています。
任される仕事が増えることは、単に業務量が増えることではありません。自分の判断や工夫によって、動かせる範囲が広がることだと思います。
その経験は、仕事の面白さにもつながっていくはずです。
メンバーの成長によって、代表の役割も変わる
今回の出来事は、私自身の仕事について考える機会にもなりました。
小さな会社では、代表がさまざまな役割を担うことも珍しくありません。
営業も行う。
マーケティングも考える。
お客様への対応もする。
必要であれば、展示会の現地運営も担当する。
会社の規模が小さいうちは、それが合理的な場面もあります。
ただ、事業を成長させていくうえで、いつまでも代表がすべての仕事を担当するわけにはいきません。
自分で進めた方が早いと思う仕事もあります。
それでも、メンバーがその仕事を担えるようになることには、長期的に大きな意味があります。
任せられる仕事が増えれば、代表は次の課題に集中できます。
営業の仕組みを改善する。
新しいマーケティング施策を考える。
事業の方向性を検討する。
会社として、これまで取り組めなかったことに挑戦する。
こうした時間を確保できるようになります。
つまり、メンバーの成長は、私自身の役割も変えていきます。
メンバーが成長することで、代表が次の仕事に進める。そして、会社として新しい挑戦ができるようになる。
今回、その関係を実感することができました。
約10人のOrange Moonで働くということ
Orange Moonは、まだ小さな会社です。
すべての仕組みが整っているわけではありませんし、これから改善していかなければならないことも多くあります。
だからこそ、一人ひとりが自分で考え、行動することが求められます。
決して、楽な環境だとは思いません。
一方で、自分の成長が会社に与える影響を、実感しやすい環境でもあります。
目の前の仕事を覚える。
自分で判断できることを増やす。
一つの仕事を任せられるようになる。
その結果、会社として新しいことができるようになる。
そして、また次の挑戦が生まれる。
私は、この循環を大切にしたいと考えています。
会社が成長するから、メンバーに新しい仕事を任せられる。
それだけではありません。
メンバーが成長するからこそ、会社が次の段階へ進める。
今回の展示会の出来事は、そのことを示す一つの例だと思っています。
最後に
約10人の会社で、メンバーが一人前になると何が変わるのか。
今回の経験を通じて、私の中では一つの答えが明確になりました。
一人ひとりの成長によって、会社として挑戦できることが増えていく。
私が現地運営を担当しなくても、展示会を任せられるようになった。
その結果、出展できる展示会の選択肢が広がり、マーケティング活動の幅も広がりました。
一人ひとりの成長が、会社全体の可能性を広げた出来事でした。
これからOrange Moonに入社する方にも、最初から何でもできることを求めているわけではありません。
まずは目の前の仕事に向き合い、一つずつできることを増やしてほしいと思っています。
そして、経験を積む中で、少しずつ大きな仕事を任せられるようになってほしい。
その成長が、新しい事業の機会や、会社としての次の挑戦につながっていくことを期待しています。
誰かが一つ成長するたびに、会社ができることも一つ増えていく。
Orange Moonを、そんな会社にしていきたいと考えています。
少人数の会社で、自分の成長を事業の成長につなげていく。
そんな働き方に魅力を感じていただける方とは、ぜひ一度お話しできれば嬉しく思います。