OTOGIでは年に一度、日々の業務から少し離れて、全員で会社のこれまでとこれからを考える全社総会を開いています。
5期目のスタートにあたり、2026年10月3日〜4日に兵庫県丹波市で開催した今年の総会。本記事では、その2日間の様子をレポートします。
言葉と写真の両方から、OTOGIがどんな会社なのか、その空気感が伝わればうれしいです。
目次
年に一度、全員で立ち止まる。OTOGIの全社総会とは
OTOGIでは年に1度、期が切り替わるタイミングで全社総会を開いています。創業1期目から続けてきたこの時間も、今回で第四回です。
4期目を終え、5期目へ。今年、1泊2日で訪れたのは、兵庫県丹波市の旧神楽小学校を活用した宿泊施設「ウッドヴィラ 心楽 -SHIGURA-」(株式会社フォレスト・ドア運営)です。

ウッドヴィラ 心楽 -SHIGURA- | 公式予約
実はこの施設を運営するフォレスト・ドアさんは、OTOGIが以前、Wantedlyで採用をご支援していたお客様なんです。
そんなうれしいご縁の中で、これからのOTOGIを考える2日間が始まりました。
総会の2日間は次のようなプログラムで進みました。
- Day1:オープニングプレゼン → ワークショップ → BBQ → 価値観を知り合うコンテンツ
- Day2:ワークショップ → ワーク発表 → 事業部プレゼン → クロージングプレゼン
▍総会を行う理由|売上に直結しなくても、向き合いたいこと
では、なぜOTOGIはこの時間を大切にしているのか。その理由は、創業1期目から変わらないこの考え方にあります。
緊急ではない。ただ、会社の未来にとって重要なこと。
日々の仕事では後回しになりがちでも、会社の未来を左右するテーマに、年に一度は時間を取って向き合います。
背景にあるのは、OTOGIが大切にしている「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け。」という言葉です。だからこそ、全員で同じ場所に集まり、会社の現在地と行き先を確かめ合う時間を大事にしています。
Day1|4年間を振り返り、未来を考え、仲間を知る
▍オープニングプレゼン|積み重ねてきた、これまでの道のり
15:15、総会がスタート。代表の哲也さん(山本)によるオープニングプレゼンで、最初のスライドに映し出されたのは、こんな言葉でした。
──今のOTOGIは、最初からあったわけじゃない。
仲間も、お客様も、サービスも、実績も。今あるものはすべて、一つずつ積み重ねてきたもの。オープニングは、創業からの歩みを1期ずつたどるところから始まりました。
【1期目|がむしゃら期】
実績もノウハウもほとんどない中でのスタート。サービスサイトもなく、商談の多くは紹介からでした。つないでくれた人たちに支えられ、目の前の仕事をとにかくやり切った1年です。
そんな時期にも欠かさず行っていた合宿が、今の総会の原点です。
【2期目|ブレイクスルー期】
一つのツイートとホワイトペーパーが、20万インプレッション・300ダウンロードを記録し、業界内で存在感を示し始めるように。
Wantedly認定パートナーへの選出、サービスサイトの立ち上げなど、いくつものブレイクスルーが重なった年でした。
【3期目|ポジショニングの確立と挑戦】
支援企業8社がWantedly AwardsのBEST100にノミネートされ、支援の成果が目に見える形で評価をいただくようになりました。
自社メディア「採用広報ラボ」での発信やWantedly社との共催セミナーも始まり、これまで出会うことがなかったお客様との接点も広がった1年です。
【4期目|積み上げた信用が、実力を証明するチャンスに変わった年】
そして話は、直近1年となる4期目へ。
取引先は累計150社を突破し、約200社あるWantedly認定パートナーの中から最高位の「Platinum Partner」を受賞するなど、これまでにない信頼をいただいた1年です。
組織面でも、新たに2名のマネージャーが誕生。大切にする姿勢を言葉にした「スタンスOS」の策定や、評価制度の刷新、採用ポッドキャストの開始なども進みました。
実績だけを見れば、大きく前に進んだ1年。それでも、4期目のまとめのスライドにはこう書かれていました。
──「最高到達点」ではない。OTOGIの真価を証明するステージに立ったにすぎない。
選んでいただく機会が増えるほど、問われるのは一社一社での成果です。支援企業が増え、仲間が増えても、その質を保ち続けられるか。
これが、5期目に向けて全員で取り組むテーマになりました。
プレゼンの最後には、サプライズも…!
「そろそろ、あれ、変えます。」の言葉とともに発表されたのは、会社ロゴの刷新です。
積み重ねてきた歩みと、これから描いていくストーリー。その両方を込めた新しいロゴを、アンケートをもとに、全員でつくっていく予定です!
▍ワークショップ|会社をつくる一人として、組織の未来を考える
オープニングのあとは、ワークショップへ。2チームに分かれ、2日間をかけて一つのお題に向き合います。
今回のテーマは『「組織の壁」を踏まえ、30名の組織から逆算し、OTOGIが迎える5期目の組織課題と対応策を提案せよ』
今のOTOGIは、代表を含めて11名。次の成長段階へ進もうとしていますが、人数が増えれば、情報の共有の仕方や意思決定の進め方も変わっていきます。少人数だからこそうまくいっていたやり方が、通用しなくなるかもしれません。
そこで今回のワークでは、次の3つを目的にしました。
- ① 視点を広げる:担当業務から一歩離れ、顧客・仲間・組織に必要なことを考える
- ② 取捨選択:OTOGIらしさを言葉にし、人数が増えても強みを発揮する方法を考える
- ③ 課題を想定する:将来の課題を考え、5期から自分たちが始められる具体的な行動に変える
取り組むにあたっては、こんなルールも。
- 2日目に、各チーム25分で発表
- 代表・哲也さんへの壁打ちは1回20分、4回まで(相談やヒアリングが可能)
- AIの使用は禁止(自分で調べ、みんなでディスカッションすることが目的のため)
初日は15:45から19:30まで、各チームが議論を重ねました。
▍BBQ|ワークのあとは、全員で一つのテーブルを囲んで
19:30まで続いたワークのあとは、みんなでBBQへ。
互いのチームでどんな話が出たかを共有したり、仕事とは関係のない話で笑い合ったりと、のんびりとした時間を過ごしました。
▍価値観を知るカードゲーム|自分の大切なものを、あらためて言葉にする時間
BBQのあとは、お互いの価値観にふれるコンテンツの時間。
Wantedly運用代行事業責任者の陽太朗さん(塚本)が企画してくれたのは、「情熱」「寛容」「自然体」「遊び心」「エンパワーメント」など全70種の価値観が書かれたカードを使ったゲーム「Wevox values card」です。
2チームに分かれ、ポーカーのように手札を入れ替えながら、一人ひとりが譲れない価値観を5枚ずつ残していきます。
最後は、相手チームのメンバーが残したカードを見て、「誰が選んだ5枚か」を当て合い「絶対〇〇さんでしょ!」「え、意外!」と盛り上がりながら、それぞれのバリューが見えてきました。
OTOGIらしさは共通しながらも、大切にしているものは一人ひとり違う。そんなことにも気づけたひとときです。
▍焚き火・サウナ|静かな森の中で、ひと息つく時間
森の中の施設には、サウナと焚き火スペースも。じっくりととのったり、火を囲んでゆっくり語らったり。
こうした場所でひと息つきながら、翌日に向けて英気を養いました。
Day2|2日間の議論を形に。そして、5期目のテーマ「一強を証明する。」
▍朝食|静かな朝から、2日目がスタート
森の中で迎えた2日目の朝。
朝食をとって、それぞれのペースでゆったりと準備を進めます。
▍ワークショップ|前日の問いを深め、発表に向けて仕上げる
11時からは、ワークを再開。
「今の評価制度を前提に考えていいのか」「理念が浸透している状態とは、どういう状態か」など、前日の議論で出てきた問いを掘り下げ、優先すべきものを絞り込みながら、プレゼン資料に落とし込んでいきます。
▍ワーク発表|2チームが描いた「30人のOTOGI」
15:30からいよいよ発表です。
『「組織の壁」を踏まえ、30名の組織から逆算し、OTOGIが迎える5期目の組織課題と対応策を提案せよ』この問いに、各チームがどんな答えを出したのか。
まずは、1チーム目の発表です。30人の壁で起こりうること(業務品質のばらつき、カルチャーの浸透、離職など)を洗い出し、「採用や売上を追う前に、既存の組織基盤をさらに強固にすることに注力すべき」と結論づけました。
「ビジョンマップ」や「カルチャー浸透プログラム」を軸に、5期で土台をつくり、6期で試験運用、7期で自走する。そんな3年間のロードマップを示しました。
続いて、2チーム目。まずは「原体験をもとに理念を語れるのが事業責任者、それをメンバーに伝え、促進させるのがマネージャー」と、理念の体現者のあり方を整理しました。
そのうえで提案されたのは、自分と向き合う「内省旅」。さらに、本業に直接関係がなくても、個人の興味関心のある分野へのインプットを会社が支援し、そこで得た学びと理念のつながりを発表する「越境プレゼン」など、理念を体現する人を増やすための施策が並びます。
▍事業部プレゼン|縁あってOTOGIを選んだ、一人ひとりへ
ワーク発表のあとは、事業責任者の陽太朗さんとセールスマネージャーの拓哉さん(平井)による、4期の振り返りです。
売上は前年比約1.5倍と、大きく成長した4期目。ご支援先での採用成果に加え、社内で積み重ねてきた長期施策についても共有されました。
新しいメンバーの入社や独り立ちもあり、チームとしても厚みが増した1年でした。
そして発表の最後は、一緒に働く仲間の話へ。
陽太朗さんは、こんな言葉で発表を締めくくりました。
「昨日の価値観カードゲームでもわかったように、 大切にしたいものも、歩んできた道も、一人ひとり違います。 そんなメンバーが縁あって集まったからこそ、 互いを尊敬し合いながら、本気でやれてよかったと思える1年にしていきたい。 5期目も、みなさんとしっかり向き合っていきたいと思います」
▍クロージングプレゼン|ミッションも、理念も。その道中を楽しむ5期目へ
総会のラストは、代表・哲也さんによるクロージングプレゼンです。
5期目のテーマは「一強を証明する。」4期で築いたのは、あくまで礎。それを成果で証明していく1年になります。
そのために、何より大切になるのが、この考え方です。
──人が増え、組織が大きくなっても、サービスクオリティに再現性を持たせること。
個人の強さに頼るのではなく、組織として、誰が担当しても同じ質の支援を届けられる状態をつくる。だからこそ、5期は採用と育成に力を入れていく方針が発表されました。
そのために予定されている取り組みを、いくつかご紹介します。
【経験を積んだメンバーが、さらに一段上を目指せるように】
・eラーニングを使った、採用の知識や論理的な考え方の学習
・過去の支援事例をAIで分析し、次の案件に活かせる勝ち筋を見つける研究
・根拠を示して意見を戦わせるロジカルシンキング × ディベートの勉強会
【新しく入った仲間が、早く力を発揮できるように】
・自社の制作実績を教材に、自分の言葉でまとめるアウトプット型の研修
・スタンスOSや共通言語を、日々の判断で使えるようにするカルチャー研修
【次のマネージャーが育つように】
・新しいメンバーのオンボーディングを任せるなど、小さなマネジメントの経験
・メンバーのうちからマネージャー会議に参加し、組織の課題に向き合う機会
そして、2日間の総会を締めくくる最後のスライドには、こう書かれていました。
──ミッションも、理念も。その道中を、楽しもう。
振り返り、議論し、お互いの価値観を知った2日間。その一つひとつも、きっとOTOGIの「道中」の一部です。
さいごに──
過去と未来、そして仲間と向き合った2日間。
どの時間にも共通していたのは、会社の未来を誰かに任せるのではなく、一人ひとりが自分ごととして向き合う姿でした。写真を撮ってくれた真矢さん(広原)のカメラにも、そんな真剣な表情や笑顔がたくさん残っています。
「一強を証明する」5期目は、楽な道のりではないかもしれません。それでも、本気で語り合える仲間となら、その道中さえ楽しめるはずです。
この記事を読んで、少しでも何かを感じてくださった方へ。来年の総会で、新しい仲間と同じ火を囲み、また「これから」を語り合えたら。
そんな日を思い描きながら、まずはカジュアル面談でお会いできることを楽しみにしています。
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