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【社員紹介 #51】売れるデザインって何? クリエイティブ部長に広告制作の秘密を聞いてみた

今回はクリエイティブ部門で一つのチームをまとめるTさんに、ピアラでのクリエイティブ職の位置づけや仕事内容についてインタビューしました。

記事の最後では「Tさんにとってのクリエイティブとは」という質問にもアンサーをいただいたので、クリエイティブの仕事に関わりのある方、興味のある方は、ぜひ御覧ください!

今回のインタビュイー

株式会社ピアラ クリエイティブ本部 1部所属 マネージャー Tさん:以下T

一言自己紹介
ざっくり冬はゲーム、春は釣り、夏は庭いじり、秋は散歩が趣味のおっさんです。
特にピアラでは平均年齢を上げてしまっています。

ピアラのクリエイティブとは

Q.ピアラのクリエイティブとは、どんなものですか?

ピアラ独自のクリエイティブ(職)といえるものはないと思います。ですが一つ言えるとしたら、ピアラのクリエイティブは、ただ良いデザインを作ればいいというわけではないということです。

広告代理店のクリエイティブにはモノを販売するという目的があります。モノが持つ価値を高めたり、その商品を使用することで提供できる未来の可能性を伝えたりする必要がある。

なので、言い方は悪いのですが、お客様の獲得ができれば、美しいデザインを制作する必要はないんです。つまり、大衆が「綺麗だね」とか「可愛いね」というモノを作りたい訳ではなく、広告を見たときに「この商品いいな」とか「この商品を使えばこんなふうになれるかも」と思ってもらえるものを作るのがピアラのクリエイティブだと考えています。

そういう意味では、LPやホームページを作る制作会社のクリエイティブとは大きく異なりますね。例えば、写真を1枚撮影して、そこに一言書くだけでも、目的が果たせるものであればピアラのクリエイティブとしては成り立ちますから。

Q.クリエイティブ職のピアラ内での位置づけ、どんな存在なのかを教えてください

難しい質問ですね…!
位置づけとはちょっと違うかもしれませんが、0を1にする仕事はクリエイティブにしかできないと思っています。

商品が売れない広告を作ってしまっては、運用のメンバーがどんなに頑張っても売れるようにすることはできないですから。

Q.ピアラのクリエイティブ職に必要な要素はありますか?

ピアラでというわけではないのですが、やっぱりPDCA力ですね。
仮説をたてて検証し実行分析することが何より大切。

小さな仮説をどれだけ沢山積み上げられるかということが必要な要素だと思います。

また、最近気が付いた事で言うとピアラのクリエイティブには営業力が必要だと思います。
「この会社なら商品をたくさん販売してくれそう」と思ってもらえるのって、クリエイティブの力が結構大きいかなと。

実際にクライアント様とお打ち合わせをしていて、提案や質問をするときに、「〇〇について質問してくれるんだ」とか「こんな提案をしてくれるんだ」って思ってもらえて、「もっとピアラさんに頑張ってもらえるようにこちらの体制もさらに強化しよう」とか「より協力できるようにしよう」と考えて動いてくださったことが何回もあるんです。

クライアント様がより協力してくださるようになれば、PDCAを回すスピードも早くなりますし、クリエイティブに必要な素材(商品などの広告用の画像)などの提供もよりスムーズになりますから。

ピアラクリエイティブメンバーTさんを直撃!

Q.Tさんは今までどんなお仕事をされてきたんですか?

26〜27歳頃に初めてWebの仕事に携わりました。当時はホームページ制作が流行っていて、それがきっかけで「ホームページを作る仕事って楽しそうだな」と思い、制作会社に入社したんです。

それから少し経った頃。クライアントと直接やり取りをする中で「ホームページを作りたいと思っている人はいないんだな、皆ホームページを使って商品を売りたいんだ」と気付きました。

ですが、当時の自分にはクライアントが真に求める”商品を売る”術が全く分からなくて…
「だったら商品を売る会社で働こう」と考え、総合通販の会社に転職。その会社には10年程いたと思います。

Q.総合通販の会社では、どんなお仕事をされていたんですか?

その会社では、EC事業を行うWebの部署で、あらゆる施策を行いました。
バイヤーのように商品の仕入れや開発をしたり、在庫の管理を行ったり、EC自体を構築するための要件定理を行ったり、ポイント施策を考えたりと…「自社ECをお客様にとって買い物のしやすい場とする」という最終目的のためにできることは何でもやりました。

こうして”Webでモノを売る”というあらゆる経験を積んで、最終的に思ったのは「モノを売ることの最先端である広告代理店での仕事がしたい」というものでした。

広告代理店での仕事こそが、モノを売る上で一番大事な部分なんじゃないか、モノを売る最前線に立たないと経験できないことって多々あるなって思ったんですよね。やっぱり第一線に立って、自分で手を動かしてみないと分からないことってたくさんあるなって。

こう考えたのがきっかけで、40歳の頃にピアラにジョインしました。
(ちなみに現在ピアラ歴は7年ほどになります)

Q.Tさんは今、どんな業務を行っているんでしょうか?

入社から現在まで福岡営業所に在籍し、クライアント様からご依頼いただいた商品の『クリエイティブ』といわれる媒体に出すための広告(バナーやアドクリエイティブ、記事LPなど)の制作をメインで行っています。

また、私はクリエイティブ専門のチーム長をしているので、メンバーのサポートやマネジメントも行っているんです。

部内の他チームには制作と運用のメンバーが半々いるのが通常ですが、我々はクリエイティブ専門のチームということで、同じく運用専門のチームとタッグを組んで仕事をしています。どちらのチームも半分のメンバーが福岡営業所、もう半分のメンバーが東京本社に在籍しています。

Q.福岡営業所と本社の合同チームを指揮されているんですね…!物理的な距離もあると大変なことも多いのでは?

そうですね…やはり移動は大変だなぁと思います。自宅から東京本社まではドアtoドアで約4時間ほど。家族は福岡にいますし、頻繁に東京へいくとなると体力的にも大変です。
本当はもっと本社にいきたいという気持ちもあるんですが、なかなか難しいですね。

直接、接するからこそ分かったり感じたりすることがあるじゃないですか。ちょっとしたことでも、その場にいたら質問できること、声を掛けられることがある。それがリモートでのやり取りだと、「これは聞くまでもないか」となってしまう場面も多々あるのかなって。

あとは、横耳の情報も物理的な距離があるとなかなか入ってきませんしね。「あの人、MTGの合間にこんなこと言っていたな」などのちょっとした話が重要になることもありますし、対面でコミュニケーションを取る機会が多ければチーム全体の流れも掴みやすくなるんだろうな、と思っています。

Tさんにとっての”クリエイティブ職とは”

Q.最後に、Tさんにとって“クリエイティブ”とはどんなもの(存在)でしょうか?

う〜ん…そうですね。
少し話がそれてしまうのですが、クリエイティブという仕事には“これ”という答えがありません。

ピアラでいったら、商品・モノを販売するのに最適なものがクリエイティブの正解と言えるでしょう。ですが、商品自体や広告を出すタイミングが違えば、正解はまた異なります。

だから私の中で、永遠に正解が分からない仕事がクリエイティブであり、死ぬまで答えを探し続けるのがクリエイティブを行う人間だと思っています。

Q.正解・答えのない仕事と向き合い続けるのは、大変じゃないですか?

もちろん絶対的な正解がない仕事は大変だし、向き合い続けるのも難しいでしょう。
でも、私にとってその難しさが、仕事のモチベーションに繋がっているんです。

マイナスな話に聞こえるかもしれませんが、最後まで聞いてください。実は私、働きたくないんです…!笑

でも生きるためには働いてお金を稼がなくてはいけない。で、どうせ働くなら少しでも楽しめる仕事がしたいと思い、クリエイティブの道に進みました。なので、「モノを売るためにはどうしたらいいのかが知りたい」「何が正解なのか知りたい」と考え、それを探し続けること自体を自分のモチベーションにしているんです。

ーーなるほど…!クリエイティブは、Tさんが働く上で大切なモチベーションを保つために行う仕事ということですね。

そうですね。

また、私が広告を制作するときに意識していることが3つあります。
それは、クリエイティブを見ている人に対する2つの約束と、1つの提案です。

例えば、カメラの広告があったとします。
広告を通して「これがあればこんな写真が取れるようになります」という一つの約束と、実際にカメラを購入してもらえれば撮りたいと思っていた写真が撮れるようになって嬉しい気分になれるという未来の約束。そして最後に、こうした約束ができる商品はこれだけの金額を払う価値があるんですと提案することがクリエイティブの仕事だと思うんです。

だからこの3点を意識し続けながら、これからもクリエイティブの仕事に向き合い続けたいなと思っています。

今回の記事を通してピアラのクリエイティブ職に興味を持った方はぜひ、採用説明会や面談にいらしてください。最後まで話を聞いていただき、ありがとうございました。

Tさんインタビューへのご協力ありがとうございました!

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