インターン生なのに、インターンの仕事内容じゃない!PGのインターンについて当人たちが語る。 | 会社紹介
安藤:前回ストーリーの評判が非常に良かったので、これにあやかって第二弾を開催することになりました。今回は僕の先輩にあたる加藤さんをお相手に対談していきたいと思います!加藤:バズったらすぐに似た企...
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こんにちは!PROJECTGROUP株式会社の採用チームです。
今回は、データマーケティング事業の局長として現場を率いる安藤 蓮さんに、うちのちょっと変わった育成の話を聞きました。合言葉は「教育しない教育」。…と言っても放置じゃなくて、「自走のスイッチが入る最初の設計」があるんだとか。
実は安藤さん自身も、以前は「ちゃんと教えないと人は育たない」と思っていた側。でもあるプロジェクトをきっかけに、考えがガラッと変わったそう。
「伸び悩みを抜けたい」「裁量がほしい」「経営視点を身につけたい」
そんな人ほど、この記事の“最初の30日”の話はヒントになるはずです。
安藤さんの過去のインタビュー
――安藤さん、今回のテーマが「教育しない教育」って、なかなか強い言葉ですよね(笑)。最初に聞いたとき、正直“放置?”って思う人もいると思うんです。まず、この言葉の意味から教えてください。
そうですよね(笑)。僕らが言う「教育しない」は、「手取り足取りを前提にしない」ってことです。
マニュアルを渡して、横に張り付いて、正解を教える……みたいな「優しい教育」は、短期的には安心なんですけど、長期的には“考えなくても進む人”が増えやすい。
うちの仕事って、答えが決まってないことが多いじゃないですか。クライアントの状況も、データの癖も、体制も毎回違う。
だから、最初に身につけてほしいのは、ツールの操作よりも、「問いを立てる力」と「意思決定の型」なんですよね。
――なるほど…。でも、育成ってつい「知識を渡す」になりがちですもんね。安藤さん自身、以前はどういう育成観だったんですか?
正直、前は僕も「ちゃんと教えるのが上司の仕事」って思ってました。
だから新人が入ったら、資料も整えて、やり方も説明して、「この通りにやればOK」って道を作ってた。
でも、それで立ち上がった人って、ある日どこかで止まるんです。
想定外が来た瞬間に、「どうしたらいいですか?」って聞けなくなる。聞けないというより、“自分で判断する筋肉”が育ってない。
それを決定的に感じたのが、入社して最初の頃に一緒にやった、あのデータ基盤の案件でした。
――あの案件、周りも「結構しんどそうだった」って言ってました(笑)。何が起きたんでしたっけ?
要件が曖昧な状態でスタートして、途中でKPIも変わって、データ定義も揺れて…みたいな。
僕が必死に正解の道筋を作って、チームに渡してたんですけど、状況が変わるたびに道筋が崩れる。
そのときに気づいたんですよね。
「道を作るより、“地図の読み方”を渡さないといけない」って。
――うわ、いい比喩…!その気づきが「教育しない教育」に繋がっていったんですね。
そうなんです。
教えるのをやめたというより、「教える対象を変えた」が近いです。
“やり方”じゃなくて、「“考え方の骨格”」を渡す。そこさえ入ると、経験値は自分で回収できるようになるので。
――ここから具体を聞きたいです。うちのオンボーディングって、いわゆる研修カリキュラムがガチガチにあるわけじゃないじゃないですか。新しく入った人って、最初どう入っていくんですか?
最初の1〜2日は、最低限の“共通言語”だけ揃えます。
たとえば、GA4(Google Analytics 4)とか、BigQueryとか、BI(可視化ツール)の基本用語。
でもそれ以上にやるのが、「うちの仕事の進め方」を一枚にしたやつで。
そこで伝えるのは3つだけです。
1つ目は、「最初に“問い”を言語化する」
2つ目は、「意思決定は“仮説→検証→更新”で回す」
3つ目は、「成果物は“次の人が動ける形”にする」
これが入ると、ツールの細かい操作は後から追いつくんですよね。
――あ、あの“最初に1枚にまとめる”やつですね。新メンバーが最初に書く「問いシート」。
そうです(笑)。
入社初週でやってもらうのは、プロジェクトの一部でもいいから、「自分の意思決定」を入れたアウトプットを出すこと。
たとえば、「このKPIを見るべき」って提案でもいいし、「この切り口でセグメントを切る」でもいい。
ポイントは、正解かどうかじゃなくて、「“自分の根拠で判断した”」という経験を積むことです。
――でも、初週って不安も強いじゃないですか。いきなり意思決定させるの、怖くないですか?
怖いです(笑)。だから仕掛けがあって。
僕らは「放置」じゃなくて、「“観測とフィードバックの密度”」を上げます。
具体的には、意思決定の前に必ず3点だけ聞くんです。
これが言えるなら、基本的にGOにする。
言えないなら、一緒に問いを整理する。
つまり、答えを教えるというより、意思決定のフォームを整える感じですね。
――なるほど…!「答え」じゃなくて「型」を渡す。さっきの“地図の読み方”に繋がってますね。
そうです。
このやり方を続けると、2〜3ヶ月で変化が出ます。
最初は「確認していいですか?」が多かった人が、ある日突然、
「この前提ならAです。ただリスクはここです」って言い始める。
その瞬間が、いちばん嬉しいですね!
――局長としての今の仕事、改めてどんな業務を見ているんですか?
ざっくり言うと、3つです。
1つは案件の品質と推進。
2つ目が人材育成とチーム設計。
3つ目が、事業の数字——受注、継続、単価設計みたいなところですね。
――1日の流れって、どんな感じなんですか?
午前中は、意思決定が必要なものを片付ける時間にしてます。
プロジェクトの論点整理、KPIの確認、クライアントへの提案の最終チェック。
午後は、メンバーの壁打ちが多いですね。
「この仮説どう思います?」とか、「この分析で施策まで落とせます?」みたいな相談。
僕がやってるのは、正解を言うより、さっきの3点(ゴール・根拠・代替)を聞いて、考えを整理することが多いです。
――最近印象的だったプロジェクト、あります?
ありました。たとえば、EC系のクライアントで、媒体の数値は悪くないのに売上が伸びない、みたいなケース。
よくあるのは「広告のROAS(広告費用対効果)を上げよう」なんですけど、それだけだと限界がある。
そこで、購入までの導線を分解して、
「どのセグメントが、どこで離脱しているか」を見たんですよね。
GA4と購買データを突合して、ファネル(購買の流れ)を作って。
結果、ボトルネックが商品ページじゃなくてカート前の不安だった。
レビュー表示や配送情報の見せ方を変えたら、CVR(購入率)が上がって、同じ広告費でも売上が伸びた。
――あ、あれ、チームでも「分析で終わらず、施策まで落としたのが良かった」って話してました。
そう。僕らが嬉しいのは、数字が改善したことより、
「意思決定が変わった」ことなんです。
クライアントの会議で、「じゃあ広告増やす」じゃなくて、
「顧客の不安を潰そう」って話になる。
この瞬間に、データの価値が出ると思ってます。
――現場の課題って、どんなところにあります?
一番は、成長速度が速い分、属人化しやすいこと。
誰かが回せてしまうと、つい「その人頼み」になる。
だからオンボーディングもそうだし、普段の仕事でも、成果物は必ず
「次の人が続けられる形」にする。
ドキュメントだけじゃなくて、「意思決定の理由」まで残す。
これができると、チームが強くなるんですよね。
――うちの会社って、Slackは結構静かですよね(笑)。でも進捗は進む。あれ、外から見ると不思議だと思うんですよ。
わかります(笑)。
僕ら、雑談が少ないというより、「情報が整理されてない会話」が少ないんですよね。
共有するときは、前提と結論を一緒に出す文化がある。
たとえば「この数字落ちてます」じゃなくて、
「CVRが前週比で-0.4pt。原因仮説は2つ。次はここを見る」みたいに。
だから、読む側も判断が早い。
――確かに…“読むだけで判断できる”メッセージが多いですね。
そう。
その分、必要なときは一気に濃く話す。
15分の壁打ちで、論点を全部出して、意思決定して、次のアクションまで決める。
「長時間会議」より、「短時間の高密度」って感じです。
――ワークライフバランスはどうですか?局長って忙しそうで…。
忙しい時期はあります(笑)。ただ、コントロールはしやすいです。
僕の場合、午前に重い意思決定、午後は壁打ち、夜は資料チェック、みたいに波を作ってます。
あと、個人的な予定がある日は、先にカレンダーでブロックしてしまう。
その代わり、空いてる時間の集中度を上げる。
うちって、時間より成果にフォーカスするので、そこはやりやすいですね。
――今後、安藤さん個人として身につけたいスキルや挑戦ってあります?
僕は、より「経営に近い意思決定」を増やしたいです。
分析や施策の意思決定だけじゃなくて、
どの市場に賭けるか、どのサービス設計にするか、どこに投資するか。
そのために、数字の見方も変える必要がある。
KPIだけじゃなくて、LTV(顧客生涯価値)とか、継続率とか、粗利とか。
事業の“体温”がわかる指標で判断できるようになりたいですね。
――事業としては、どんな未来を目指してます?
データマーケティングって、手段が目的化しやすいんですよ。
BIを入れた、GA4を整えた、CDPを作った——で満足しちゃう。
でも本質は、意思決定が変わって、行動が変わって、成果が変わること。
僕らはそこまで一緒にやりたい。
そのためにも、チームとしては、
「教えなくても、立ち上がって、意思決定できる人が増える状態」を作る。
ここができると、事業はスケールするし、メンバーも幸せだと思ってます。
――最後に、どんな人がうちに向いてると思います?
一言で言うと、「問いを持てる人」です。
完璧なスキルは必要ない。SQL(データを取り出す言語)を極めてなくてもいいし、BIの経験が浅くてもいい。
ただ、「なぜこの数字を見るのか?」とか、「この施策は誰のためか?」とか、
自分の頭で問いを立てられる人は、伸びます。
逆に、最初に戸惑いやすいのは、「正解の手順がほしい人」かもしれない。
うちは、手順を渡すより、問いを渡すので(笑)。
――事業会社のデータ担当で伸び悩んでる人とか、SI/代理店で裁量が少ない人って、まさに応募者に多いんですけど、何か一言ありますか?
伸び悩みって、能力不足というより、環境の問題が多いです。
裁量がない、意思決定に関われない、仮説を試せない。
そうすると成長の手触りがなくなる。
うちでは、最初から意思決定に触れます。
もちろんいきなり完璧は求めない。
その代わり、「自分の判断の根拠」を言葉にすることは求めます。
そこができるようになると、仕事の面白さが変わるはずです。
――最後に、応募を迷ってる人にメッセージをお願いします。
もし今、「このままでいいのかな」って思ってるなら、一度勇気を出して話をしに来てください。面接というより、壁打ちくらいの気持ちでいい。
僕らは、誰かを“教育して作る”というより、
「自走したい人の背中を押す」のが得意なチームです。
一緒に、意思決定の筋肉を鍛えていきましょう💪