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持続的に社会貢献と事業成長を両立させる事業を創ってきたマーケ責任者が考える事業の秘訣は、〇〇だった。

本ストーリーに目をとめていただき、ありがとうございます!はじめまして、株式会社リジョブで人事をしています、小暮と申します!

当社は2014年9月に株式会社じげんとのM&A後に、売上約4倍、純利益率20倍まで成長してきたのですが、当時のM&Aをきっかけにじげんからリジョブにジョインし、マーケティング部門の統括マネジャーとして、事業・組織にづくりに取り組んできた大貫に話しを聞いてみました!

大貫祐輝:2013年株式会社じげん入社。2014年M&A時に現代表とともにリジョブにjoin。新規事業責任者等を経て、マーケティング部門の統括マネージャーを務める。


-今までの事業づくりで取り組んできたことを教えてください!

リジョブでは「想いを結ぶ」というプロダクトビジョンをかかげ、業界の課題解決を目指し、2014年の9月のM&Aで新体制になってから2020年までの間は年平均130%近くの成長率を続けてきていたのですが、コロナ禍を契機に伸び悩み始めて、経営陣~MGR~メンバーともたくさん議論を重ねました。

そこで見えてきたこととしては、20年までの伸長は、物凄くデジタルオペレーション中心の伸長で、ユーザーニーズの解像度がかなり低い状態だよね、ということでした。

それまでもリジョブとしては業界やユーザーへの貢献性を大事に施策の意思決定をしてきた自信はあったんですが、想いを結ぶ人たちのトータルの数を増やしていくために、有料広告のチューニング、媒体等の費用のアロケーションがどうだよね、とか、スカウトでのマッチング性高いからもっと力入れよう、とか、CVR改善どうしよう、とか。そういう積み重ねで伸ばし続けてきた。

ユーザー二ーズが何で、その解決のために何が必要かの仮説立て→解決策だし→施策化→結果としてユーザーが動いたので、「こういう貢献に結び付いたね!」という流れになってしまっていたんですよね。


-さらに事業をアップデートしていくために、どんなことを重点的に取り組みましたか?

原点回帰で改めてユーザーニーズに立ち返ろうと、全社的にユーザーインタビューを行いました。それこそマーケティングチームだけでなく、営業チーム、エンジニア、デザイナーも巻き込んで、今年は半期で約55名の方にみっちりインタビューをさせていただきました。

今まで、仮説と実行と結果の繰り返しだったんですが、例えば「なんでスカウトがあると結果として応募していただける方、採用になる方が増えるのか、そこにはどんな心理があるのか」が、かなり解像度が全体的に上がっていきました。


今日は具体的にユーザーインタビューを経て、ユーザーインサイトの解像度が上がり、取り組んだことについて一つ話したいと思います。

実施施策:求人検索一覧ページの市区町村×職種の階層のページ(例えば「美容師の千葉県白井市」のページ等)で、該当の市区町村から通勤圏内に入り得る距離の市区町村の求人案件までを拡張して表示をする仕様に改修

こちらを行ってSEOやCVRといった指標にかなり良い反応があった、という結果もですが、今回ユーザーインタビューを重ねたことで成功する自信がかなり強かったですね。

リジョブとしては、2017~18年頃にあったgoogleの品質を重視するアップデートで、それこそSEOが最大で40%近く減少するという恐怖の事態が起きたんですが(笑)

下落した理由が、当時、コンテンツボリュームが非常に大事、という考えを取っていたので、職種やエリアの統一性よりも、色んな選択肢を出せるようにするというロジック構成にしていたのもあり、品質が低いと判定を受けて大きく落ちたという記憶が、5年以上前であったものの鮮烈に残っていたんですよね。

なので、今回も施策をする時にある種その時のトラウマはあるといえばあるんですが(笑)、以前は、やはりgoogleのアルゴリズムを追いかけて、「SEO上位を取ってどうマッチングしていける人たちを増やせるか」の発想を基軸にやっていたんですが、今回の軸は全く違うものになったなと思います。


-ユーザーインタビューではどんな気づきがありましたか?

ユーザーインタビューをする過程で、(これはある種当然ですが)改めて、求職者の方々の人生の大切な転機をつくる上で「選択肢(求人の数)が多く、比較検討して意思決定が出来るか」非常に重要な要素であるということが分かり、また、特に地方圏に在住の方が特に傾向として強かったのですが、「自分の通勤圏内で探したい」というニーズが物凄く強いことが分かりました。

今までは、以前下落したこともあって、「googleは品質重視するので、美容師の千葉県白井市のページに、それ以外の市町村の求人出すなんて言語道断だよ」と考えていたのですが、改めてユーザーの方々のインサイトに沿うと「本当にその方に最良な機会を提供する上では、データとして正しいすみ分けにするよりも、通勤圏内で可能性を作ることが大事なのでは」という発想に変わっていきました。

とはいえ、過去の失敗体験もあったしやり方によっては大事故を招きかねないので、ロジックの設計やチューニングはかなり慎重に行い、今年1年をかけて実装と磨き上げを行っていきました。

これが結果として、SEO面でもCVR面でも大きい上昇を生み出せたんですが、過去の分も今回の分も、「該当の条件以外の求人を出す」という打ち手は変わらないのですが、それを実施する時に軸となるものが、「ユーザーニーズ」であるか「仮説ベース・googleのアルゴリズム」であるかの差分が大きく出たように思います。

これは一つの例ですが、改めて、リジョブが事業性と社会性を両立していく上では、引き続きチーム全体でユーザーニーズの解像度を高めたうえでソリューションを考え、プロダクトに落とし込む、ということを続けていきたいと思います。


ーリジョブで仕事していて、どんなときが面白いですか?

やっぱりユーザー心理(ニーズ)に答えた上で、戦略や施策がハマったときですかね。

リジョブにジョイン以前、正直、美容・ヘルスケア業界に強い関心があったか、知識があったかと言えば嘘になります笑。その中で、企業、求職者、実際にリジョブを使っていただいているお客様の生の声を聞き、そのニーズに気づき、答えたサービスをしていき、事業として伸びたときはとてもうれしいです。

ユーザーインサイトを見ることで、自分の仕事の喜びの解像度がより上がっていき、貢献感を感じるなと思います。


ーこれからやっていきたいことはありますか?

まだまだ個人的な考えに留まりますが、AIは、今後はWEBサービスのベース担っていくんだろうなと感じています。例えば、AIを通して自分にあった求人を探す力を差分をなくしていくことでより、マッチする人材が増えるかもしれないなど、自力で探すという概念がなくなる時代がくるかもとも思っています。

変化が早いかつ多いこれから時代、業界ニーズは答えていくには、どれだけ個のニーズに寄り添っていけるかどうかだと思っています。真に業界全体を理解するには、一つ一つ個のニーズをひも解いていくことで、全体を理解していき、また全体を理解することで、新たな個のニーズを見えてくるじゃないかなと思うので、これからも大事にして事業を創っていきたいと思っています。

大貫との出会いはM&A後から付き合いがあり、当時お互い20代前半でした。

互いに役割は異なりますが、共にリジョブで走ってきて、気づけば今では2人とも二児の父。プライベートでも仲良くさせてもらっている大貫の事業づくりの価値観を垣間見れました。

ぜひ一度こんなリジョブのメンバーとお話しがしたいと思った方、ぜひ応募やメッセージなどいただけるとうれしいです!


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【1】SPA構想の実現により、業界を持続可能に 日本の美容業界のサービスはインバウンドで人気を誇る一方で、少子高齢化に打撃をうけています。 そこで、リジョブは業界の持続可能性と技術者の可能性を追求する「SPA構想」を考案。 求人メディアだけに留まらない雇用問題への長期的な対策を描いています。 雇用支援~育成支援~活躍支援や海外における技術者の育成により、現在だけではなく未来にも焦点をあて、業界や技術者を支援し続けます。 【2】業界の採用コストに革命を起こし、二極化による格差にブレーキを リジョブが美容業界に参入する以前、潤沢な資本力は採用力にも影響していました。 資本力があればコストをかけ採用し、店舗展開などが可能となり業績向上の好循環。 資本力が少なければ、人材が回ってこない現状や、仮に採用できたとしても業界特有のハードワークから、人が離れてしまい、コストの高さから再度採用を行う事が困難な状況でした。 そこでリジョブは、業界内でも独自の料金プランを取り入れ、従来の1/2~1/3となる最小限の採用単価で人材が確保できるサービスの構築を行い、数年でトップクラスのシェアとなりました。 当時、採用を諦めていた中小ベンチャーのサロン様にも圧倒的な支援を頂き、同時に業界内の採用単価も下げることに成功しました。 【3】「All as one」の想いで、枠を超えて豊かさを 業界の採用コストを下げることに成功したのは、チーム制という組織構造があったからこそ。 チーム内での一体感はもちろんのこと、「部署さえも超えて、同じ方向を向き、チーム連携を行う」強みは、リジョブの武器となりました。 今ではリジョブという会社の枠を超えて、パートナーの皆さまとも業界課題や社会課題に対してどうにかしようとタッグを組んでいます。 個人を超え、部署を超え、会社という枠を超え、関わる方々や問題に当事者意識を持ち、解決の手段を模索し続けることが、私たちリジョブのスタイルです。
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2014年9月の、株式会社じげんによるM&A後も連続成長を遂げてきたリジョブ。2012年に新卒入社し、大阪支社長を経て営業統括マネージャーを務める"リジョブ新卒たたき上げ"の赤羽と、M&Aをき...
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