日本の技術を磨き伸ばし続ける「オリジナルソファ」 | ANCHOR HOTEL|アンカーホテル福山
日本でモノづくりを続けるため、量産からオーダー生産へ 「"気に入ってるから、ずっと使い続けたい"と言ってくださ
https://anchor-hotel.jp/fukuyama/archives/voice/516/
アパレルの販売員を経て、故郷である愛媛県のホテルへ就職。家庭環境の変化や、ホテルの運営方針が変わり変化を求めて福山へ、2020年4月株式会社サン・クレアへ入社する。福山オリエンタルホテル、ANCHOR HOTEL朝カフェ(ホテル内の朝食会場、以下ANCHOR朝カフェ)での仕事を経て、2022年6月から現在までNAGI Kurashiki Hotel and Lounge(以下NAGI倉敷)のスタッフとして働く。
サン・クレアへ入社するまでの経緯を教えてください。
接客が好きでアパレルの販売店員として働いていました。しかし、体調を崩したことをきっかけに、地元の愛媛県に戻りました。地元に昔からあるホテルで働き「ずっとここにいるんだろうな。」とぼんやり思っていました。
施設自体は16部屋のみ。ホテルというよりも、地元の方が毎日通ってくれる地域の交流場のような場所でした。フロントスタッフとして働いていましたが、フロント業務やレストランでの配膳、プラン作成や発注管理などマルチに業務を行っていました。
そんな中、会社都合で従業員が皆、解雇になりました。
その後妹へ会いに福山へ遊びに来た際、ANCHOR BARを見つけて
「素敵な雰囲気の飲食店だな…HOTELなの?」とびっくりして、興味を持ち求人を探しました。
ANCHOR HOTELの求人内容を見て、今までの経験から、もしかしたらできることがあるかもと思い、応募しようかなと考えていた矢先に、私を可愛がってくれた祖母が亡くなりました。
祖母とはかなり仲が良く、2人でご飯食べに行ったり時間が合えば祖母に会いに行っていました。最後まで看取ることができ、地元に未練が無くなりました。そこから、新天地の福山へ来ました。昔からよく福山まで来ていましたし、妹も福山に住んでいたので抵抗感はありませんでした。
在間さんのご家族
入社後のANCHOR HOTEL、福山オリエンタルホテルでのお仕事はいかがでしたか?
入社した初日の午後2時くらいに上司から「新型コロナウイルスの影響で休館する。」
って言われてとてもびっくりしたことを覚えています。
ANCHOR HOTELに出勤もしていましたが、緊急事態宣言になり、自宅待機や出勤を繰り返していました。その後は無事再開して、フロント業務に携わりました。 ホテルによって運営の仕方はやっぱり全然違うんだなと当たり前ですが感じました。
福山オリエンタルホテルでは、主にメイクさん(客室清掃スタッフ)とのやりとりを担当し、その他は備品の在庫管理や発注などをしていました。
また、ANCHOR HOTELでは、ワークショップを担当させていただきました。心石工芸さんのソファーの端材を使ったレザーのキーリング作りなども開催しました。ANCHOR HOTELのテーマ“地域とのアンカリング”を通して、お客様にも、福山の昔からある素晴らしい技術や企業さんを知っていただいて、もっと「福山を好きになっていただきたいな!」と思い、楽しみながらやっていました。
心石工芸さんとANCHOR HOTELのつながり
そんな中、人員の関係で、ANCHOR朝カフェにシフトで入る中、勤めていた方が産休に入ることとなり、入れ替わりでANCHOR朝カフェで正式に働くことになりました。
ANCHOR朝カフェでは、地元の食材を使った新しいメニューやドリンクを作ったり、色んなことを経験させていただきました!普段全然料理をしない人間だったので、飲料部門に入ってしまって大丈夫かなと思っていましたが、スタッフ皆さんのサポートもあり、たくさん助けていただきました。
でも実は…ポジティブなことだけではなく、教育の難しさを痛感したり、コロナ禍でのホテル運営についてネガティブな気持ちが当時はあったのも実際です。
そんな気持ちがゆっくり溜まってしまい、つもりにつもって退職の意思を上司に伝えました。
退職を希望されたのですか!?
私自身の性格として、なるべく平穏に過ごせるならあまり波風立てずに穏やかに過ごしたいタイプなので、自分の意見が言語化出来ずうまく伝えられていなかったなと思います。また、当時の福山のホテルにあった、コロナ渦の経営に悩む環境も含めて、「私は無理だ…」と感じてしまい、辞めることを決意しました。
退職の相談を上司と話した時に「それは辞めるのを辞めた方が良い」とすごく説得されて、いつの間にかNAGI倉敷で働くことを勧められていました(笑)
上司と話をする中で「在間さんの接客はNAGI倉敷に合ってると思うよ!」と仰っていただいたこともあり、NAGI倉敷に行ってみるのもいいのかもしれないと考え始めました。
退職を考えている中、NAGI倉敷へ行くきっかけは何だったのですか?
正直、NAGI倉敷で働く提案をされた時は騙されていると思いました(笑)
ですが、1回だけNAGI倉敷が一周年のマルシェを開催した時に、福山からヘルプで参加したことがすごく楽しかった事を思い出しました!
マルシェ開催時は、宮本さん含めて社員2名で頑張ってくださっていた中で、NAGI倉敷らしさや、その場でしか体験できないようなワークショップや出展者さんを集めていて、「すごい!」と圧倒されました。ヘルプで来ていたのにいつの間にか「絶対、お客様に楽しんで帰ってもらおう…!」とシンプルに思いました。
その経験もあり、NAGI倉敷に誘ってもらったとき、いいかも!と感じました。
また、退職を考えているタイミングで宮本さんのNAGI倉敷1年の目標を発表するプレゼンを見て、宮本さんのNAGI倉敷への熱い思いを感じました!
実はその時、NAGI倉敷が社員1人とアルバイトさんの形で回っていて、社員1人で施設を管理することは絶対大変なはずなのに、単純にそれを見てNAGI倉敷とスタッフのことをしっかりと考えていることが伝わってきました。こんなに一生懸命できるなんてすごいなと感動しました。
その時は、
・退職するか
・カフェに残るか
・NAGI倉敷
に行くかの3択で迷っていましたが
英語もしゃべれないけど、私がいるだけで何かしら役に立てることがあるかもしれないと思い、NAGI倉敷で働くことを決めました。
実際に働いたNAGI倉敷はいかがでしたか?
とても私に合っていました!
NAGI倉敷は元々部屋が8部屋しかないので、お客様との距離も心地よく、接客をすることに飽きません!ANCHOR HOTELや福山オリエンタルホテルだったら部屋数が100部屋以上あります。
そのため、お客様と対面する時間も短く、チェックインで長蛇の列になったり、接客というより業務をこなすことしかできていないと感じることが多々ありました。
ですが、NAGI倉敷は8部屋のみ、かつ観光地という好立地から、お客様とお話をする時間が他のホテルより多いです。NAGI倉敷のお客様と「今日どこ行ったんですか?」とか「倉敷は初めてですか?」些細なことをお客様と話していく中で、
「私そういえば接客が好きでこの仕事をしてる!」と思い出すことができました。
NAGI倉敷はインバウンドの方が多く来る施設ですが、英語が出来ないけど本当に色んな社員さんやアルバイトの方がサポートしてくれています。
実際に、お客様の伝えたいことが分からず、他の方が対応している中で、頷くしか出来ないことがありました。その事を宮本さんに相談したら
「頷くだけでも、聞こうとしてくれてる真面目な姿勢は伝わるので大丈夫」と教えていただきとても安心しました。
ほかにも、喋れないスタッフの為に英語のチェックインのやり方手順を作ってくれたり、皆でサポートしてくれる温かい職場で感謝しています。
社員会議中の在間さん
在間さんとお話をしていると、接客がすごく好きなことが伝わってきます!サン・クレアに入って一番印象に残っていることはありますか?
以前、お客様からホテルでは解決できないことをご指摘頂いたことがありました。
その出来事で「私は何とお伝えするのが正解だったんだろう…」と思い悩んでいた時に
私のことを覚えてくれた別のリピーターのお客様が優しく話しかけてくれ
以前ご購入頂いたANCHOR HOTELのデニムバッグを嬉しそうに持ちながら、会話を楽しませてもらい私自身すごく癒されたことを凄く覚えています。
実は、私が接客業をやり始めたきっかけも素敵な店員さんの接客で話が盛り上がった事でした。今も、買い物をする時は店員さんと話しに行くのが楽しくて、買い物をしに行ったりします。
そんな私にとってNAGI倉敷はゆとりを持ち
お客様とマンツーマンでお話しさせていただき、8部屋のみの施設ですが接客が楽しくて毎日飽きません!!
サン・クレア内で異動も多くあったと思いますがNAGI倉敷は楽しいですか
NAGI倉敷で働くのが楽しい!って思えるのは、スタッフみんなの暖かさもありますが、宮本さんがそのベースを作ってくださっているおかげだなと感じています。
アルバイトさんも向上心があって、できないことがあったとしても、そこで諦めようとせず、みんなが前向きにチャレンジできる雰囲気がとても好きです。
1人だけ頑張ってる環境だと、浮いちゃう職場もあるかと思います。ですが、NAGI倉敷はみんなで一つになって頑張れる環境です。気持ちよく働ける環境なので、気がついたら半年経っていました(笑)
以前はプライベートの時間も仕事のことを考えていたりしましたが、本を読む時間も確保できるからすごくリフレッシュできています。自分に合った職場環境で働けているからこそ心に余裕ができています。
現在のNAGI倉敷での業務を教えてください。
現在は接客などの通常業務の他に、月毎に変わるウェルカムドリンク、季節ごとのイベント(夏祭りやクリスマスなど)、新しいプラン作成など自分がやってみたいなと思ったことをやらせていただいてます。
こういうのをやってみてほしいというアイディアもいただくので、そこから試行錯誤し、皆の手も借りながらお客様に喜んでいただけるような企画を考えたりしています。
在間さんが作ったほうじ茶ホットチョコレート
NAGI倉敷で挑戦したいことはありますか?
お客様に心地よく滞在してもらえるよう、知識を増やしたいと考えています。
具体的には手話や宗教対応です。
心境の変化として何かがあったわけではないですが、インバウンドが増える中で、英語にも限らずお客様とコミュニケーション取る術って自分にいくつかあった方がいいなと思います。
手話や宗教対応はホテリエとしてマストなことではないですが、NAGI倉敷の為に、知識があるだけで接客に活かせるので、お客様の安心できる環境になるように工夫したいです。
実際に、宗教やインバウンドセミナーに参加してみて、自分の知識が増えていくことを感じ、NAGI倉敷でも実践できるところから始めたい!と考えるようになりました。
福山で働いている時に宗教やアレルギー対応などしっかり知識がある方の対応は判断が早く、お客様にもスムーズにご案内できることがありました。そういったところも、安心して滞在していただけるポイントだなと改めて感じました。
宗教や手話など全てを実践できるわけではないですが、日本の滞在を楽しんでもらうために、どういう解決策があるか、どうすればお客様にも安心して過ごしていただけるかそういった知識を増やしていきたいです!
そして、新しく入社してきた方が、もし困った時に何かサポートできるようになりたいです。宮本さんみたいに一緒に働いてて気持ちの良い環境作りとか、やりたい事がやりやすい環境にしていきたいです。個人的にはイベントもゆくゆくは開催できたらなと思っています。
接客中の在間さんと在間さんのご親戚
どんなイベントをやりたいとかありますか?
今までコロナだったから開催できなかったのですが、最初に私が参加した、地域の方と交流するイベントをしたいと考えています。
倉敷のお店は地域との繋がりを大切にしているお店が多いので、地域の魅力をいろんな人にお伝えしたいです。個人的にはこの間シルクスクリーンでTシャツ作りを体験して服飾の学校でやった事を思い出した事もあり、シルクスクリーンが体験できる出店者さんを呼びたいです。
業務と並行しないといけないので実行できるか分かりませんが、スタッフの皆で作り上げる物を行いたいですね!
NAGI倉敷に興味ある方へ
もし何か接客業だったり少しでもNAGI倉敷に興味がある方でも、是非連絡してほしいです。
英語が喋れない…など働く前に不安に思う方もいらっしゃると思いますが、
働きに来てくださった時に不安な事が少しでも減らせるよう、サポートできるメンバーがNAGI倉敷にはたくさんいます。
是非お問い合わせ下さい!