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スタートアップや大手企業のイノベーションを「イベント」の力で加速させる"Event Director”のやりがいとミッションとは?【メンバーインタビュー : Shun Konagaya】

Tech in Asiaの仕事や社風、メンバーの顔が覗ける「メンバーインタビュー」シリーズ!

今回はEvent Directorとして、Tech in Asiaのカンファレンスや、日本企業とスタートアップのオープンイノベーションイベントの企画~当日のオーガナイズまで行う、小長谷 駿さんのインタビューです。小長谷さんのEvent Directorの仕事に対する想いと共に、お仕事やTech in Asiaとの出会いについて聞きました!

(本文中TIA=Tech in Asia)

【プロフィール】---------------------------------------------------------------------------------  

Event Director担当:<Shun Konagaya(小長谷 駿) >

イベント会社に所属していた際、Tech in Asiaの東京カンファレンスの立ち上げのサポートを行っており、その可能性やイベントプログラムに魅力を感じ、2018年からジョイン。現在は、Event Director としてイベントチームの責任者を務め、カンファレンス全体から参加出展ブース全ての管理や、クライアント企業のイベントの企画運営までマネジメントしている。学生時代は歴史の先生を目指していたという程の歴史好き。現在28歳、一児のパパでもある。

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 ◼️現在担当しているEvent Directorのお仕事について教えてください。

Event Directorの仕事としては、自社のカンファレンスとお客様のイベントの2つを担当しています。TIAでは、本社のあるシンガポールやインドネシア、日本でそれぞれカンファレンスを開催していまして、東京では今年、渋谷のヒカリエで9月20・21日に「Tech in Asia Tokyo 2018」の開催を予定しています。昨年の実績としては、約150社のスタートアップの出展と国内外の大手企業のイノベーション・新規事業担当、投資家など約1500人の参加者が集まった大規模のカンファレンスです。

参照) TIA Singapore 2018 レポート

お客様のイベントは、例えば「スタートアップ向けにピッチコンテストを行いたい」、「スタートアップと一緒にテックイベントを開催したい」など大小かかわらず、様々な日系企業様や政府機関からイベント開催のオファーをいただき、イベントの企画・事務局対応から当日の運営までいろんな形でサポートを行っています。

社内で一緒に動くことが多いのがBusiness Development チームでセールスを担当している北川さんで、北川さんと企業様の打合せに同席し、イベントの企画やアドバイス、開催までのタスクやスケジュール管理をし、イベント当日は全体統括として自分自身が前面に出て運営を行っています。

 また、自分が入社したタイミングで「イベントチーム」ができたため、僕個人だけでなく、チームとしてのノウハウを残すため、イベント運営のためのマニュアルや進行台本の雛型・イベント用備品の原価表・会場リストの更新の他、開催が終わったイベントのレビューや当日の記録写真の整理なども行っています。これは、「僕がいないとイベントチームが回らない」という状態にならないよう、現在、そして未来のチームの誰がやっても同じパフォーマンスのイベントができるようにしたいという想いで、色々と試行錯誤しつつ行っています。

セールスの北川さんと今年のカンファレンス企画についてミーティング中の小長谷さん


◼️「TIAとの出会いや、入社された経緯について教えてください。」

 TIAは中途入社でして、前職は新卒でイベント会社に入社して5年間働きました。大学時代は、父の影響で歴史が好きだったこともあり、歴史の教師を目指していたのですが、その年度は歴史教師の空き枠がなかなか無くて断念し、就職活動で民間企業を受けていた中で前職のイベント会社に入社したのです。

前職でも、イベントに関わることの全て(企画・制作・運営)を行う会社だったので、企業と打ち合わせを行い、全てのポジションを管理していました。イベントというと、エンタメ系をイメージすることが多いと思うのですが、前職はカンファレンスや式典、説明会といったエンタメ要素の少ないイベントを多く行っていました。

TIAとの出会いは、実は前職で2015年から、カンファレンスのお手伝いをしていたことがきかっけです。外部のイベント会社の責任者の一人として「Tech in Asia Tokyo」の初回開催から携わらせてもらっていました。当時、私が所属していたチームでは採用イベントなどを主に手掛けていたのですが、新規案件担当の別のチームから、このイベントの担当者を募集している話を上司から聞きつけ、「たまには違うタイプのイベントに関わってみるか?」と声をかけてもらいプロジェクトにジョインしたんです。

そこからさらに入社に至った経緯としては、昨年2017年のカンファレンスが終わった後に、代表のDavidから「TIAのイベント事業を強化したくて、イベントディレクターを探しているのだけど、小長谷さんの観点でこの求人募集の内容を添削してみてくれない?」と連絡をいただきました。そして「この求人内容だったら、良い人来ると思いますよ!」というような返答をしたところ、お電話をいただき「もしかして、気づいてない?」と言われ、実はこれは私への求人オファーメッセージだったと言われ、直接会って今後のミッションをDavidから改めて聞くことになりました。

シンガポール本社に行った際に記念に代表のDaividと!


入社を決めたポイントはどんな点でしたか?

タイミング的にちょうど転職しようか悩んでいた時にオファーをもらったという感じでした。様々なイベントを担当してみたいと思っていたことや、より成長を体感できる環境で自分自身のステージをもっと上げていけたらと考え始めていた時だったんです。そんな時に一緒に仕事をしていたパートナー企業であるTIAから「イベントチームを立ち上げるから、そこのトップになって欲しい」と言われたことは非常に嬉しかったです。

ゼロからイベントチームを立ち上げることができるのは魅力的でしたし、20代後半で会社の軸となる事業に関われる、組織のマネジメントも経験できるということは素晴らしいなと思いました。もちろん責任者としてのプレッシャーもありましたが、今はそういうことを含めて自分のポジションを楽しんでいます。

他にポイントとなったこととしては、TIAのカンファレンスでステージ登壇者のお話しが、非常にタメになりましたし、ワクワクもしました。イベントに出展いただいた企業様も、IT業界ではなかった僕でも知っているような、有名な企業様ばかりだったので、「そういう人たちとお仕事ができるのも凄いことだな」と思ったことも転職を判断する上でプラスになりました。

しかし、奥さんに転職について話したところ、最初は「転職をするって、子供もいるのに何を言っているの?」と言われました。ですが、自分のこれからのビジョンを伝えたところ理解してくれたようで、最終的には「やりたいことなら、やりなよ」と応援してもらいました。以前は時期が集中する就職活動イベントなどを担当していたので制作で遅くなることや、土日開催のイベントばかりで家にいないことが多かったのですが、今はリモート作業や仕事のメリハリをつけて遅くなり過ぎずに家に帰ることもできたり、企業向けのイベントは、平日開催が基本なため、土日も家族と多く過ごせるようになったので喜んでもらっています。ですから、入社を決めたことは、そういうことも含めてよかったと思っています。

Tech in Asia Tokyo 2017 でのスピーカーセッションの様子


◆Event Directorの仕事の中で得意な事と、これまで仕事の中で大変だったことはありますか?

得意なフェーズについては、企画段階のお客様とのやり取りも好きですが、やはり当日の運営が一番得意ですかね。スポーツをやっていたおかげか、危機察知能力があるようで、問題になりそうな箇所をいち早く察知して、先回りして対処することには自信があります!あとは、人と接するのが好きなので、運営スタッフさんのモチベーションコントロールも得意ですね。

大変だったこととしては、第一回目は初回ということやTIAのシンガポールチームが大きく関わっていて、ジャパンチームからシンガポールチームへの報告・フィードバックにタイムラグがあり、予定していたスケジュールよりも後ろ倒しになることがあったり、国をまたいでのコミュニケーションの難しさを体感しました。また、東京での開催が初めてだったため、「あんなことをやりたい!」「それをやるために会場は問題ないか?」「それを実現するためにこれぐらいの費用がかかりますよ!」など様々なやりとりが巡り回って色々と大変でしたね。

結果として、無事に開催することができましたし、こういった経験は、今後、一緒にイベントプロジェクトを組むお客様とも出てくるやりとりになると感じたので、早い段階で経験できてよかったと思います。

運営マニュアル作成から当日の運営までEvent Directorは、スタッフをまとめながら全てをこなします。
今年のシンガポールでの開催の時の集合写真!


◆仕事をする中で大切にしていることはありますか?

今、自分が担当しているカンファレンスやイベントは、会社の事業をかけてやっていることなので最後までこだわり、クオリティを意識しています。常に考えて工夫するようにしていますし、細部までこだわりつつ、スムーズ・スピーディーに進むことで満足度を得てもらえるように心がけています。

そのために、この会議で何をゴールにするのかなど明確にしてから望むようにしたり、イベント準備の段階でタスク過多にならないよう、外部パートナーに一部タスクを外出しし、効率化を図っています。他のメンバーがそれぞれセールス、マーケティングなどに150%専念できるよう、イベント周りのことは僕で完結できるようにと意識をしています。


◆メンバーとは、どのような関わり方をしていますか?また、TIAの良さはどんな点ですか?

正式にメンバーとしてTIAにジョインしたのは2018年の4月からでまだ数か月ですが、メンバーの中でのポジションとして「ガヤ芸人」を狙っています(笑)。

TIA Japanはまだ、数名という少数精鋭のメンバーで構成されているということもあり、チームをとても大切にしていますが、一方で一人ひとりが自分の担当する領域の成功に向けて自分の裁量で働いていることも多いんです。だから、それぞれをムードメーカー兼ガヤ芸人みたいな僕のポジションでもっと繋げていこうかと思っているんですよ。

入社してみて感じている社風の良さの中で一番はですね、『みんなが前を向いて働いている』ことがとてもいいところだなと思っています。ネガティブな人がいないですし、「TIAをより良くしよう!」とポジティブに取り組んでいる人しかいないと感じています。

また、少数精鋭の組織のため、個人個人で動くことも多くなるとは言いましたが、チームとしての繋がり感は強いです。誰かが悩んでいる時とかに声をかけあったり、イベントの現場に来て手伝ってくれたりとか、ボスであるDavidがそういうことを気にかけてやってくれるので、そういう動きが皆でできるのかもしれませんね。この2点は、TIAの良さでありストロングポイントだなと思います!

TIAのメンバーと六本木のオフィスにて。社内コミュニケーションを大事にしています!


◆今後取り組みたいことや目標について教えてください

僕個人としては、英語をもう少しきちんと学びたいです。現在は日本国内のお客様が中心ですが、東京、ジャカルタ、シンガポールなど国や場所に関係なく、将来的にTIA全社のイベントディレクターとして立てるようになりたいと考えています。そしてイベントディレクターとしては常に結果を残したいです。

また、Tech in Asia Tokyoはもちろんのこと、様々なクライアント企業と会う中で、「イベント運営が上手くいかない」、「ノウハウかない」、「事業運営の片手間で準備をやっているから大変」という声を聞きました。そういう意味でも、スタートアップ界隈のイベントやカンファレンスには、まだまだ伸びしろやチャンスを感じています。だからこそ、自分が得意なイベントというものを用いてスタートアップと大手企業のオープンイノベーション領域などをもっと盛り上げていけたらいいなと思っています。

イベントはその企業さんの社運をかけて、明確な成果が求められます。だから、自分で作ったイベントでそれを得られるのか? を常に意識して結果を出せるようにします。携わるイベントを成功に導いて、必ずお客さんから『昨年より良かった、御社にお願いしてよかった』と言ってもらうことを求めていきたいと思っています。

また、社内としてはTIAとしてイベント事業を一つの軸に置いていただいているので、来年もその軸がブレない、「これでイケるな!」とDavidが思ってもらえるように成果を出し続けていけたらと思っています。


小長谷さん、ありがとうございました。このインタビューを通じてみなさんにTIAのカルチャーが伝われば嬉しいです!Tech in Asiaのメンバーと働きたい&話を聞いてみたい方は、こちらの中途募集やインターン募集記事からエントリーいただくか、japan@tecinasia.comにメッセージや質問事項をお送りください!Tech in Asiaの提供するサービスは、こちら

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