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リリースから1年!「トレタO/X」は効率化の先を見つめ、飲食産業の「おもてなしの在り方」を変えていく。

こんにちは、トレタ金子です。

昨年7月にリリースした店内モバイルオーダー「トレタO/X」ですが、リリースから1年で多くの店舗にご利用いただいています!


業務効率化のその先へ。新しい顧客体験を届ける店内モバイルオーダー「トレタO/X」提供スタート!飲食店DXの決定版として経営革新を支援 | 株式会社トレタ
株式会社トレタは、2021年7月26日より飲食店向け店内モバイルオーダー「 トレタO/X (読み:トレタオーエックス)」の提供をスタートします。 ...
https://corp.toreta.in/news/press/2021-07-26-2549/


トレタO/Xの事業を牽引しているプロダクトオーナーの高武さんと、プロダクトマネージャーのエンジニア北川さんに、リリースから1年間の歩みとこれからの事業展開や課題についてお話を聞きました。

最大の魅力は「よりよい顧客体験を実現する」お客様がワクワクする気持ちを追求したモバイルオーダーであること

----多くのモバイルオーダーのプロダクトが国内で利用されていますが、その中でもトレタO/Xの特徴はなんでしょうか?

高武 一番の特徴は、「よりよい顧客体験を実現する」という目的のもと開発されたモバイルオーダーということです。
メニューをオーダーするという行為は作業ではなく、本来お客様にとって楽しいワクワクする体験であると考えています。お客様がメニューを見るときのワクワクする気持ちを徹底的に追求したプロダクトにしました。
日本全国、把握できないほどの多種多様な飲食店があり、それぞれのお店のこだわりや個性が存在します。そのなかでメニューは飲食店にとって要となるものです。

今回、まずこのトレタO/Xの世界観に共感を頂けた数社の法人さまをローンチパートナーとして、各社さまと議論を重ねながら体験設計を一から行いプロダクトを開発し、シズル感を表現したコンテンツを取り入れ、飲食店が伝えたいストーリーであったりブランドの個性や世界観を徹底的に表現しました。


また、注文から決済までトレタO/X内で行動が完結できるのも特徴のひとつです。一貫してデータを蓄積できるため、導入することでメニュー改善やマーケティングに活用することが可能です。

そして機能面に関しても、ハッピーアワーや飲み放題、コース対応など、多種多様な飲食店だからこそ存在する様々なユースケースを学習してプロダクトをアップデートすることができました。

「おもてなしの在り方」を変えるトレタO/Xの導入で効率化、人件費削減、売上UPが実現

---リリースから1年経過しましたが、トレタO/Xの反響はいかがでしょうか?

高武 導入いただいた店舗の働き方が着実に変わっていっていると実感しています。実際、導入店さまでは、人件費が如実に下がり、忙しい時でもホールスタッフは少人数で運営が出来る様になっています。また、ただ業務効率化をして終わりではなく、事務作業から解放される事により人にしか出来ないおもてなしのあり方を模索していらっしゃいます。

実は飲食店を利用するお客様の中には、「店員さんへの声かけが面倒で注文しない」という方が少なからずいらっしゃるので、トレタO/Xを導入することで注文数が増えて売上UPにつながっているというお声もいただいています。

トレタO/X導入後のインパクト

また最近はTwitterで「トレタO/X」を体験した感想を目にすることが多く、注文体験を含めたオペレーションやコンテンツについての嬉しいお言葉をいただくことが増えています。嬉しいリアクションを目にするたびに、事業に関わるメンバーのモチベーションになっています。

また、先日制作したトレタO/Xのコンセプトムービーの中で、塚田農場のスタッフさまから「トレタO/Xがお店の武器になっている」というお言葉をいただきました。実際に導入店では業態もオペレーションもトレタO/Xありきで作られている状態なので、トレタとしても飲食店のOSを作っている認識と責任で開発を行っています。


先日リリースされたコンセプトムービーはこちらからご覧ください!


プロトタイプのリリースにより店舗オペレーションの課題を洗い出しプロダクトを磨き込む

---リリースからこれまでの大変だったエピソードを教えてください

北川 これは・・・たくさんありすぎて順位つけが難しいですが(笑)プロトタイプ導入後に店舗スタッフの方々から機能改善や課題のフィードバックをいただき、怒涛のプロダクト改善を行なっていた正式リリース前の時期はとても記憶に残っています。

「豚組しゃぶ庵」さんのプロトタイプ開発は、納期が3ヶ月とかなり短かったので、まったく完璧とは言えない状態でした。そのため、店舗の方から想定以上に「この機能がないと困る」という声をたくさんいただきました。

また、「YONAYONA BEER WORKS」さんで利用いただいたプロトタイプも、運用開始後に、店舗の方からのフィードバックで店舗のプリンターの設定やお店側のオペレーションの課題に気づきました。

想定以上に気づくことは多かったですが、早い段階でプロトタイプをご利用いただくことにより、オペレーション上の課題を知れたことでプロダクトの改善ができたと思っています。

また、各社にそれぞれのバックエンドを提供するかたちで開発しましたが、今後のコスト管理のためにもバックエンドの共通化を行いました。リリース後の対応でしたが、プロダクトが成長する今後を考えるといま対応すべき課題だったので、無事に完了できてほっとしました。

トレタO/Xはトレタの次の歴史をつくるプロダクト。先を見据えて新しい開発方法にチャレンジした

----O/X開発からこれまでで個人やチームが成長したと感じる点を教えてください

北川 トレタO/Xはマイクロサービスという形で、裏側の開発チームをいくつかのユニットに分けて、小さいチームを分割して構成するという方法で開発しました。

予約/顧客台帳サービス トレタはいまや約10,000店舗でご利用いただくプロダクトに成長しましたが、実は大きいソースコードをみんなでいじりながら開発してきました。過去を振り返り、既存プロダクトの反省を活かしたいという思いもありました。

トレタO/Xは、ず将来的に大きなサービスになっていくだろうと考えていて、例えば決済ひとつでも多種多様な決済方法に対応していく必要があります。そのためマイクロサービスとして切り離して、今後の成長にスケールできるようにしたいと考えました。

みんな初めての開発方法だったので反対意見もありましたが、チームでディスカッションを重ねながら新しいチャレンジに取り組めたのは良い機会でした。

高武 トレタO/Xはトレタの次の歴史をつくるプロダクト、サービスです。いずれは予約/顧客台帳サービス トレタと並ぶトレタの代表的な事業にしていきたいと考えています。

0→1の事業フェーズから開始するにあたり、「以前進んできた道が正しかったのか?」それとも「新しい方法を取り入れるべきか?」常にあるべき姿を考えてきました。

今は多くの店舗に導入いただき、1年で1→10の事業フェーズになりましたが、既存バイアスに捉われずにこれからもチャレンジしていきたいと考えています。


飲食店と一緒にワンチームでプロダクトを作っていくおもしろさ

---ビジネス側と開発側の連携やコミュニケーションで意識していた点はありますか?

高武 できる限り情報はオープンに、タイムリーに共有することを意識していて、Slackでもクローズドチャネルは作らず、誰でも得たい情報を取りに行ける状態にしていました。これはトレタの全社的なカルチャーでもあるかもしれません。

トレタは基本オンラインの働き方なので、毎週スタンドアップミーティングを実施しそれぞれの進捗の共有をできる場を設けてスムーズに連携できるようにしています。開発当初から今でも、ワンチームで事業を作っていきたいという意識は常に持っていました。

北川 テクニカルな問題をビジネス側のメンバーにも理解してもらうこと、開発は専門用語が多いけどちゃんと翻訳して伝わるように意識的にコミュニケーションをすることは徹底しています。トレタではビジネスサイドのメンバー、経営陣がテクニカルな問題を理解しようとしてくれる姿勢があります。

また実は社内だけでなく、飲食法人の皆さんも「知りたいから教えてほしい」と言ってくださるので、お客さんとトレタで一緒にプロダクトを作っているという意識でコミュニケーションをするようにしています。「そんなところまで興味を持ってくれるんですか!」というところまで質問いただけるので、ご理解いただけるようにわかりやすくお伝えするようにしています。双方の信頼関係があってできることなので、とてもありがたい関係性を築けていると思います。

---いまトレタO/Xのチームにジョインするメリットはなんでしょうか?

高武 1→10の事業フェーズを経験できることだと思います。今はなんとかサービスが形になり、ご利用いただき成果を出し始めた状態です。

セールス・カスタマーサクセス・カスタマーサポートの在り方を確立させ、仕組みを整えるのはこれからのフェーズです。サービスの形作りに貢献してもらえる部分がまだまだたくさんあり、開発側にも関わりながらワンチームで事業つくりができるのも魅力だと思っています。

北川 課題解決型の事業に関わりたいと思っている人には、課題が山ほどあり可能性溢れるすごくいい環境だと思います。また、飲食業界に特化した課題も多く、新しい飲食体験をどう作っていくかというおもしろさを自身でも感じています。

トレタO/Xは自分達でつくったプロダクトを実際にお店で使うことができるというのも魅力のひとつで、歓迎会や打ち上げなどをする際には「せっかく行くなら導入店がいいな」ということでお店を訪問する機会もあります。

トレタO/Xをユーザーとして使えるので親近感を持てるのと、「注文するの楽だな〜」とか「自分で使ってみてもいいな」と思えたり、アイディアも浮かんでくるので、リフレッシュしつつプロダクトの改善にもつながる時間になっています。

先日トレタO/Xのメンバーで導入店舗に食事に行った時の様子

これまでトレタO/Xで得た知見を活かし、より多くの飲食店のDX化に貢献できるプロダクトへ進化させていく

---課題とこれからやりたいことを教えてください。

高武 飲食店の業務は、長年、人手がある事を前提に練りに練られてきた複雑なオペレーションになっていることが多いです。そのため、飲食業界のDX化は非常に難しく挑戦し甲斐のあるチャレンジです。「本当はもっとこういうことがしたい」というリクエストがたくさんあるので、シンプルに考え、本質的な課題を見極めつつ、店舗の現場や本部のDXに貢献できるよう取り組んでいきたいです。

北川 やりたいことが多すぎることが課題でもあります。O/Xとして進歩させていきたいこととして、まずは新しい形態で利用してもらうための仕様を作っていきたいです。

今はまだプロダクトの通過点にすぎないと考えていて、今はフルカスタマイズ型の居酒屋業態へのプロダクト提供がメインですが、今後はラーメン・カフェ・ファーストフードなどより多くの飲食店さまにご利用いただくためのプロダクトを開発していきたいと思っています。

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