企業理念は作って掲げるだけでは意味がない
過去4回に渡って、リニューアルされたUnsoluteの新MVV、
Mission・Vision・Valueをご紹介してきました。
ただ、企業理念は作って掲げるだけでは絵に描いた餅で意味がなく、
どのように組織に浸透させていくかが非常に重要です。
実際に、みなさんも自分の会社のMVVを聞かれて、
即答できる方は多くないのではないでしょうか?
私自身も過去に在籍した企業においてはそうでした...
Unsoluteでは、MVVの中でも特に日々意識すべき行動指針(Value)について、
ベンチャーだからこそできる浸透施策を大きく3点実行しているので、
今回の連載の最終回としてご紹介させていただきます!
行動指針(Value)浸透施策
Unsoluteでは、Valueをただ掲げるだけではなく組織に浸透させるために、
「工程」「日常」「評価」の3つの角度から工夫を行っています。
まず「工程」はValueを生み出すプロセスそのもので、
「日常」のコミュニケーションの中で自然と使われるように促進し、
仕事の最終的な「評価」においても制度としてしっかり落とし込む、
という三重のアプローチです!
この執拗なほどの畳み掛けによって、
UnsoluteはValueが無理なく根付いていく土壌が出来ていると感じています。
圧倒的に「自分事化」できるValueとは
Valueを生み出したプロセスについては、
下記のように前回のストーリーでご紹介しました。
進め方としては、まずメンバー全員で、これまでのValueに囚われず
「仕事において大事にしている考え方」「こんな仲間を増やしたい」
という意見をゼロベースでブレストするところからスタート。
その後、それらを整理・カテゴライズ、
さらに投票を通じて、全員の思考の共通項を抽出。
最後に、表現の超具体化と磨き込みで言葉を紡ぎ合わせ、
今のUnsoluteの最小公倍数として、5×3の新Valueが完成しました。改めて見返すと明白なのでお気づきの方も多いと思いますが、
実はこのプロセス自体が完成後に浸透させることを目的に構築したもので、
メンバー全員がValueを選んだ当事者であり、
かつValueの言葉の端々を生み出した張本人になっています。
(実際、全員が1つ以上のValueの生みの親になっていて、私の作ったValueもあります)
これは中長期の浸透を考えていく上での基盤として非常に重要で、
自らが生み出したものが組織の血肉となり、これから迎える新しい仲間に浸透していく、
という将来の過程も合わさって圧倒的に自分事化された言葉へと昇華していきます。
つまりValue再構築の今この瞬間に在籍するメンバーが対象の施策になりますが、
今後組織が拡大していった先の長期的なValue浸透を念頭に置いたとしても、
まず今いるメンバーに100%浸透させて組織カルチャーを固めておくことが、
長期的なValue浸透における重要な第一歩になると思っています。
一方で、今回リニューアルしたValueも未来永劫このままではありません。
なぜなら、前述のようにValueとは現行組織における仕事の流儀の最小公倍数であり、
ベンチャーとは新しい仲間や風を取り入れながら拡大と凝縮を繰り返す生ものである、
と考えているからです。
今回は約4年ぶりのMVVリニューアルとなりましたが、
これから迎える新しい仲間や組織フェーズの傾向・課題、
また今後のUnsoluteの成長曲線や事業戦略の方向性によって、
次回のリニューアルは3年後かもしれませんし、1年後かもしれません。
Slack「Valueスタンプ」表彰
続いて、「日常」の中でValueが自然と使われるように促進する施策として、
メインの社内ツールであるSlackのスタンプとログ追跡スクリプトを活用しています。
Slackには、自社オリジナルのカスタムスタンプを登録して、
メンバーの投稿に対して気軽に感謝や想いをリアクションできる機能があり、
リッチに制作されたValue各項目のスタンプを用意し、
「Valueを体現しているな」「素敵だな」と感じた瞬間や、
各行動指針に沿った行動や言動に対してリアクションできるようにしています。
また、エンジニア発祥のSlackはAPIや追加開発の機能開放の幅が広く、
特定のスタンプを押した人、押された人、その日時といった
スタンプログを追跡するスクリプトを用意してリアルタイム集計しており、
毎月最も多くValueスタンプを押して押されたメンバーは、
月次の全社定例会で表彰される「Valueガンガン浸透施策!」を実行中です。
このように、最初は各々が無理にでも意識をしないと定着していかないことも、
仕組みを元に少しずつ日常化していき、カルチャーになっていくものだと思います。
Valueについても同じで、
Slackスタンプを介したコミュニケーションが日常的に飛び交う中で、
その言葉の一つひとつがメンバーに深く浸透してきているのを感じます。
Valueに重心を置いた「評価制度」
最後に、仕事はサークルや遊びではないので、人事考課として評価されてナンボです。
Unsoluteでは、単に仕事の結果・成果だけで評価されるのではなく、
Valueに沿った行動が出来ているかどうかを定量化した指標を導入し、
それが人事考課における重要な評価基準となっています。
その中心にあるのが、360度サーベイ制度です。
360度サーベイとは、
メンバーの各行動指針に沿った行動や言動(もちろん業務能力も)を、
上長からの単一視点ではなく同僚や部下からも360度視点で定量評価し合うことで、
客観的な評価体制を実現するだけでなく、
組織の全方位に対する意識・行動改革にも繋がる評価制度となります。
この評価制度はメンバーを評価することに留まらず、
・「自分はどんな強みや課題があるのか」:能力の相対的な把握
・「自己評価と比較して自分の見られ方はどうか」:メタ認知能力の向上
といった副次的な効果も期待できます。
こうした仕組みがあることで、
メンバー視点でも人事評価のためだけでなく、
自己理解を深め、行動をアップデートし続けていくことができるため、
Valueが単なる言葉ではなく実際の行動と結びついたものとして機能していきます。
一社員としてValue浸透施策と向き合う
実際に働く中で、
Unsoluteでは、Valueがただの言葉ではなく、また無理やり意識するものでもなく、
日々の行動の中にあり、自然と当たり前のものとして根付いていると感じています。
そして、実際に日々を過ごす中で、
自分自身の中にも少しずつValueが浸透してきている実感があります。
これからも、こうした価値観を大切にしながら、
自分自身も成長していきたいと思っています!
ここまで、UnsoluteのMission・Vision・Valueについてご紹介してきました!
こうした考え方や環境に少しでも共感していただけた方は、
ぜひ一度Unsoluteのことを知っていただけると嬉しいです!✨