「ウォンテッドリーの組織図って、少し変わっていますね」
カジュアル面談や採用面接で、候補者の方からよくいただく言葉です。ウォンテッドリーの組織をはじめて目にする方は、一見すると複雑に見えるかもしれません。
しかし、私たちがこの形をとっている理由は、実はとってもシンプルです。
それは、メンバー一人ひとりが、誰に承認を取ればいいのか?自分の専門性はどう活かされるのか?という迷いを捨て、目の前のミッションと、自身のスキルアップに100%集中できる環境を作るため。
今回は、ウォンテッドリーのリアルな組織構成をご紹介したいと思います。
この記事を読み終えたとき、あなたがウォンテッドリーで迷いなく、そして自律して動いている姿をイメージできる状態になればとても嬉しいです!
2つの軸で動く。ウォンテッドリーの組織構造
まず、全体像をシンプルに整理すると、私たちの組織は「目的」と「職種」という2つの軸が、網目のように重なり合ってできています。
一見すると所属が2つあるように見えて複雑そうですが、実はこれが自律して動くための最大の仕掛けになっています。
▼組織構成図
「何のために集まるか」を決める目的軸(Tribe / Squad)
まずは、日々の業務を共にする「目的」のチームです。
Tribe(トライブ)
「共感採用を広める」「入社後のエンゲージメントを高める」といった、プロダクトが目指す「大きな目的」を共有する集団です。いわゆる「事業部」に近い概念ですが、よりそのミッションに対して強く結びついた集まりです。
Squad(スクワッド)
Tribeの中に存在する、小さな目的を共有した3〜8人程度の小さな実行部隊です。
▼組織構成図(目的軸)
大きな目的を共有する「Tribe」
イメージを掴んでいただくために、私たちの現在のTribe構成をご紹介します。
Visit Tribe
Wantedly Visitの事業を拡大し、給与や条件ではなく想いで繋がるマッチングを当たり前にすることで、より多くの共感採用を支援する
Engagement Tribe
Engagement Suiteの事業を通じて、入社後の定着や活躍を支える仕組みを提供することで、あらゆる組織にシゴトでココロオドル文化を根付かせる
Hire Tribe
Wantedly Hireの事業を大きくし、共感を軸とした採用インフラを構築することで、あらゆる組織が最適な仲間と出会える未来を創る
International Tribe
日本で生まれた共感の輪を、国境を越えて世界中へと広げていく
Ground Tribe
全社のプロダクト基盤やデータ基盤、コーポレート基盤を支え、すべてのチームが最速で動ける土壌を作る
更に目的を細分化した「Squad」
Tribeの目的をより細分化し、小規模チームに分類したものを指します。
例えば、お客様となる新規企業にWantedly Visitの価値を届ける実行部隊である、Visit TribeのUpgrade Sales Squad。
彼らの目的は、売上を上げることだけではなく、「Wantedly Visitを通じてココロオドル出会いを叶える企業を1社でも多く増やすこと」に設定されています。
Squadは、同じ目的を持つ仲間だけで集まっているからこそ、「今、何をすべきか」の判断を速く行うことができ、ウォンテッドリー全体では目的ごとに約40ほどのSquadが存在します。
同じTribeに属するSquad同士は、密に連携を取り合います。例えば、新規のお客さま向けの営業活動を行うSquadと、すでにご契約いただいているお客さまのサポートを行うSquadが、一つの「大きな目的(Tribe)」のもとに情報を同期させることで、一貫性のある顧客体験を生み出しています。
「どう成長するか」を支える職種軸(Branch / Chapter)
もう一つは、自分のスキルを磨く「専門性」のチームです。
Branch(ブランチ)
ビジネス、開発、コーポレートという形で、会社運営に必要な大きな専門性ごとに分かれた柱です。
Chapter(チャプター)
専門性をさらに細かく、営業・マーケティング・人事などといった職種ごとに分けたスキルの拠り所です。
▼組織構成図(職種軸)
専門性の大きな集まりを作る「Branch」
ウォンテッドリーには、大きく3つのBranchが存在しています。
Biz Branch
営業、マーケティング、カスタマーサクセスなどの職種で、顧客と対峙し、事業を牽引する
Dev Branch
エンジニア、デザイナー、プロダクトマネージャーなど、技術でプロダクトを創り出す
Corp Branch
人事、広報、法務、財務など、組織の根幹を支え、持続可能な成長を形にする
Branchは、専門性(大きな職種)の集まりです。たとえ所属するSquadやTribeが変わったとしても、同じBranchに属するメンバーとの関わりは変わりません。
ここでは、自分が所属するTribeが担当するサービスを超えて、ビジネス職としての共通言語やエンジニアとしての美学が受け継がれ、組織全体のクオリティを底上げしています。
職種で更に分類された「Chapter」
更に細かく、職種別に切り分けたのがChapterです。
Branchより更に細かく営業、マーケティング、カスタマーサクセスなどの職種ごとに分け、ウォンテッドリー全体でおおよそ20ほどのChapterが存在します。
同じSquadに違うChapterのメンバーがいる…というチームも多くあるため、目的に沿って違う職種の目線から意見を共有し合うことができます。
2つの軸が交差することで生まれる「安心感」
ウォンテッドリーでは、この2つを掛け合わせることで、2つの願いを同時に叶えています。
Tribe / Squad(目的)で、他職種と連携しながら、手触り感のあるスピードで事業を動かす。
Branch / Chapter(職種)で、同じプロとしての視点からフィードバックを受け、自身の市場価値を高め続ける。
今、チームのために何をすべきかをTribe / Squadで自律して決め、その決断を支える確かなスキルをBranch / Chapterで磨く。このバランスがあるからこそ、私たちは迷いなく、自分の仕事にオーナーシップを持つことができます。
迷いがないから、自律できる
私たちの組織図は誰が偉いかを決めるための階層ではなく、「どうすれば一番速く、最高の価値をユーザーに届けられるか」を突き詰めています。
Tribeという大きな目的の中でSquadとしてアクセルを踏み、Branchという専門性の場所でChapterと共にスキルを磨く。
この多層的な構造が機能しているからこそ、ウォンテッドリーのメンバーは、誰かに指示を仰ぐのを待つのではなく、自らの意志でココロオドル仕事へと踏み出していくことができます。
■編集後記
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
最後に、この記事を執筆した私自身の所属を、今回ご紹介した組織図に当てはめてご紹介します。
目的軸(Tribe / Squad):Engagement Tribe / Account Development Squad
Engagement Suiteのサービスを拡大していくことを最大の目的としている、Engagement Tribeのうち、サービスをより多くの方に知っていただき、魅力だと感じていただくことを目的としたAccount Development Squadに所属しています。
職種軸(Branch / Chapter):Biz Branch / Business Chapter
営業やマーケティング、カスタマーサクセスなどが所属し、顧客とのリレーションを持つBiz Branchのうち、幅広く顧客と直接対峙する職種であるビジネス職として、Business Chapterに所属してます。
私自身も、この「目的」と「職種」という2つの軸を日々行き来しながら、迷いなく自律して動く心地よさを実感している一人です。
この記事が、あなたのキャリアにおける次の居場所を考える一助となれば幸いです!
執筆:Komatsu Yuna