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異なる職種・業界での長期インターンを経てたどり着いた、納得感のある就活

インターンシップや就職活動を通じて、新たな自分を見つけた大学生に密着していく「New ME!〜自分らしい就活〜」シリーズ。

第3回目の今回は、大きく異なる業界で長期インターンを経験している明治大学4年生のUさんにインタビュー。納得感のある就活を追い求めてきたというUさん。そんな彼女が異なる業界での長期インターンを複数経験し、どう就活と向き合い、何を実践し、どんな変化があったのかを聞きました!

実務を積んだからこそ見えた、自分らしい就活の正解

ー長期インターンを始めたきっかけを教えてください。

元々「目の前の人に喜んで欲しい、自分の行動で相手に幸せになってほしい」という思いが強く、血の通った接客を提供できるところで働きたいと思ったのがきっかけで、大学に入学してスターバックスでアルバイトを始めました。
2年くらい続けて、コーヒー1杯分を接点とする接客から一歩踏み込んだ、衣食住に関わるような深い部分における体験の提供、ホスピタリティを突き詰めたい!と思い宿泊施設でのインターン先を探しました。

私は3歳からバレエをやっていて、プロになれたらいいなと思うくらい本気で取り組んでいたのですが、その経験から「頭から爪先までどっぷりとその世界に浸からないとわからないことはたくさんある」と思っていて、自分の興味をそのままにせず実際にやってみる!そこに飛び込む!というのを行動に移しただけでした。
このタイミングで思い切って1年休学することを決意し、インターン先のホテルに住み込みで就業を始めました。

ー異なる2業種での長期インターン、どのような経験や気付きがありましたか?

ホテルでの業務は多岐に渡っていて、チェックインチェックアウトのようなオペレーションはもちろん、イベントや宿泊プランの企画運営など“ビジネス”にも触れる機会がありました。その中で、プロジェクトの一つとして動いていたオンラインスクールの運営に携わる機会があり、お客様からの問い合わせ対応であったりと初めてカスタマーサクセス(CS)に近しい業務を担当しました。ここでお客様との関わり方は接客という文脈だけでなく、お客様はBtoCだけではなくBtoBとしての存在も大きい、ということに気づかされました。
ホテルで働く中で、お客様に「一度来ていただいて終わり」ではなく「もう一度来ていただく」ということの大切さや難しさについて考えていた時期でもあったので、この当時から関心がCSという職種に向き始めていきました。

そのタイミングでちょうどWantedlyからCS職でのスカウトを受け取り、入社を即決!お客様と関わるという点でこれまでの延長にありながら、より責任の重さを感じつつもやりがいを感じています。1年ほどCSチームに所属する中で業務の解像度も上がっていき、この経験を活かしたいと決心し就職活動に臨むことが出来ました。

自分の興味関心に従って長期インターンを経験する中で、自分の納得感がすごい大事なことに気づいていったんですよね。自分は何が好きで、何をやりたいと思うのか。そこに納得感を持たせるためには、共感が必要になってくる。会社の成し遂げたいビジョンやその事業を行う背景にある想いなど、そこに共感していれば貢献したいと思うし、長く続けたいと思う。実際にインターンで実務を積んできたからこそ、この考えにたどり着けたと思っています。

高校生、大学1年生のときは“正解”を選べるかどうかすごい不安でした。
でも、自分の興味にチャレンジしていく中で過去の自分が思っていた正解、いわゆる「世間一般の正解」ではなく「今の自分にとっての正解」が見えてきた時に、このチャレンジはやっていいことなんだ!って気づくことができて、自分の中では一つ殻を破れた瞬間でしたね。

上辺だけの情報ではなく「ストーリー」を掴みに行く

ーCS経験を生かしたいと決心してから、就活はどのように進めていましたか?

本腰を入れて就活を頑張り始めたのは、早期で募集をかける企業へのエントリーが始まった11月頃でした。夏頃から並行して、スカウトサービスなども利用していたので、そこで連絡のあった企業とも接点をもちつつという形で就活は進んでいきました。
スカウトサービスを使っていた理由として、楽に就活を進めたいというよりは自分が気づいてない会社の機会損失を救っていきたいという文脈が強かったです。こんな会社も自分に興味持ってくれるんだ、であったり、逆に送ってくれたスカウトを見て意外とこういう業種も興味あるかもみたいな、視野を広げる意味合いでも登録していて良かったなと思います。

第一志望は外資系IT企業。CS志望でエントリーをしていました。ただ、「外資系」「日系」「ベンダー」「SIer」など、大きなくくりを決めて受けていたというよりは、「どんな事業をやっていて、それはなんのためなのか」「それが社内でどれだけ浸透しているか」という点で企業をみていたので、絶対にこの業界!という就活ではなかったと思います。あくまでも、自分の納得感を大事にし選考を受ける企業を選んでいきました。結果、複数社から内定をいただき、最終的に入社を決めたのは第一志望の企業でした。

ー就活ではWantedlyも活用していたと聞きました!具体的にはどう使っていたんでしょう?

就活中は、選考を受ける企業がWantedlyを使っていた場合、企業研究としてストーリーは全て一読。選考を受ける企業がWantedlyを使っていなくても、志望職種や同業他社の企業のストーリーを読んでいました。Wantedlyのストーリーには、言葉通り「ストーリー」があるので、より具体的なイメージを持つことに繋がったと思います。

例えば私の場合、CSを志望していたので「#カスタマーサクセス」「#カスサス」などで検索。実際にCSとして働く人のインタビュー記事がたくさん出てきます。どんなお客様がいて、今に至るまでこんな出来事があって、これからのCSとしてこういうことが大切だと思う、というような「先輩の生の声」がそこにはたくさん存在しています。読んでいるだけでも、自分の中で解像度が上がっていきますし、文章中に出てくる知らない単語や略語を調べる地道な部分も意識的に行っていました。
また、業界理解・職種理解で終わらず、そこから自分なりの考えが生まれることにも繋がっていて、面接などで「自分はこう考えています」と自信を持って話すことができました。ただ読むだけではなく、書いてあることに対して自分はどう思うか、自分だったらどうするか、と考えながらストーリーを読むのはコツの一つかもしれません。

新・RPGジョブ診断は、私の場合「自己分析の答え合わせ」に使っていました。診断自体が学術的にも精度が高いので、「結果が自分に合っていたらそのまま自己分析をより進めていけばいいし、思っていたのと違ったらまだ自分では気づけていない部分があるかもしれない」と思っていました。実際やってみて私は「商人」でしたが、自分の認識ともかなり近かったので自信がつきました。

新・RPGジョブ診断 | Wantedly
本格心理学に基づきあなたのやりたいことを見つけよう!
https://rpg-shindan.wantedly.com/


そして、私が自己分析で意識していたのは「一回やるだけで終わらせず、定期的に何度も診断する」こと。就活をしてみて、就活中でも考えや価値観はどんどん変わっていくと実感しました。たった一回の面接でも大きな刺激になって新たな思考が生まれたりします。客観的に結果を見れて、そこから軌道修正ができたり、深掘りすべきポイントがわかったりする診断コンテンツは非常に有用だと感じました。

自分の好きを見つけるために、終わりのない自己分析に立ち向かってほしい

ー就活を終えて今後目指していること、自分のキャリアをどう描いていきたいか、考えていることはありますか?

目の前の人にハッピーでいてほしい、っていう思いはずっとあります。また、長期インターンの経験を通して、自分の目の前の人だけではなく、1対Nのようなインパクトを大きくしていくようなチャレンジをしたいとも思うようになりました。

あとは、プロダクトを使い続けてもらうこと。例えばホテルも1回来てもらって終わりではなくて、そこから何回もリピートしてもらうことがすごく大切だと思いますし、Wantedlyというツールも使い続けてもらうことで効果は高まっていきます。この実感から、「継続して利用してもらう」ということは自分の中で一つすごく大きなキーワードとしてあるので、キャリアを歩んでいく上でいろんなことを考えていきたいと思ってますね。

ー最後に就活を頑張る後輩たちへメッセージをお願いします!

ここまで読んでもらって意識高く見えているかもしれないですが、実際は全くそんなことはありません!長期インターンをやっていたのも、自分の興味があることをやってみたいと思って飛び込んでみただけです。自己分析も就活が終わって振り返った時に「ああ、これやっててよかったな」と思っているだけで、当時はやっていることや自己分析の結果が本当に正解なのかよくわからない、でもやらねば!と思いながらやっていました(笑)
ただ、すごく重要だったなと思うことは、いろんな経験をする中でそれぞれの世界にどっぷり浸かっていたこと。ちょっとつまみ食いしただけではわからないことまで見れたことが大切だったと思います。自分の興味や好き嫌いがわかるだけでも大きな財産です。結果的に、自分は今の業務の延長上で自信を持って進めるなと少しでも思えたのでそのまま突き進みましたが、仮に何も思えていなかったらもう1年休学して別のことに首を突っ込んでいたかもしれないです。

就活までまだ時間があって、何から手を付けていいのかわからない、どうにかなるでしょって思っているあなた。戦略的就活を考えてみてほしいです。長期インターンに挑戦してみてガクチカつくっちゃえ。もしかしたらその過程で、何か思うところや興味をもてそうなことが出てくるはず!
本腰入れて就活のスタートを切っているあなた、不安だと思いますが全然大丈夫。誰も正解はわかっていませんから。ただ、自分の納得感は大切にしてほしい!良くも悪くもそのための材料はこれまでの自分が全てなので、終わりのない自己分析に立ち向かってほしい。ヒントはWantedlyにもたくさん転がっていると思います!

編集後記✍

長期インターンに企業研究、自己分析と、Uさんの就活からは納得感に繋げるための行動力と工夫を随所に感じることができました。自分の好きを見つけ、確信し、より追求し、納得する。だからこそ、面接でも企業側が良しとすることを話すのではなく、自信を持って自分の意見を話すことができる。もしそれでご縁が無かったとしても、それもまた彼女は納得していると言い切っていたのがとても印象的でした!

今回のストーリーを見て、就活を頑張る大学生のみなさんの背中を少しでも押すことができたら嬉しいです。それでは次回の「New ME!〜自分らしい就活〜」シリーズもお楽しみに!


▼New Me!〜自分らしい就活〜シリーズ バックナンバー

#1

ただ内定が欲しかった。NNTだった僕が1年間休学して掴んだ「本当にやりたいこと」 | Wantedly User Interviews
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#2

アルバイトと長期インターン、両方経験して見えてきた「私のやりたいこと」 | Wantedly User Interviews
インターンシップや就職活動を通じて、新たな自分を見つけた大学生に密着していく「New ME!〜自分らしい就活〜」シリーズ。 第2回目の今回は、上智大学4年生のUさんに密着。現在、マネーフォワードケッサイ株式会社とウォンテッドリー株式会社の2社で長期インターンをしているUさん。インターンを通して得られた経験と自身の成長、そしてなぜ長期インターンを選択したのかを聞きました! ...
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