ーー 200名規模から約350名へと組織が急速に拡大する中で、採用にはどのような課題が生じていたのか教えてください。
条件提示勝負による採用の限界と、従来の採用スタイルの限界という、2つの課題です。 年収・役職といった条件面だけを起点に入社を決めていただくと、ログラスの現場にまだ整いきっていない業務プロセスがある中で、期待していたパフォーマンスを発揮しづらい環境とのギャップが生まれることがありました。
また、あらかじめ用意した求人票の枠に人を当てはめてしまう採用。すなわち、得意な領域や職種に当てはめてしまうようでは、組織を次のフェーズへと突き動かすゲームチェンジャーを迎えることは難しいと感じていたんです。
ーー 組織が急拡大する中でも、採用において貫きたかった「思想」は何だったのでしょうか。
単にログラスを好きになってもらうこと以上に、正しく知ってもらうことです。 良いことだけでなく難しいこと。未完成だったり、まだできていないことも率直に伝える。採用する私たちが口説き切るのではなく、候補者自身が解像度高く意思決定できることこそが、本当の意味で良い採用体験だと思っています。
ーー 「正しく知ってもらうべき」と考える、ログラスの真の姿やカルチャーとは何でしょうか。
カルチャーとは、HRがつくって浸透させるものではなく、会社が歩んできた結果として残る「轍(わだち)」そのものだと考えています。ミッションやビジョンによって、これからの方向性を変えることはできる。一方で、これまで積み重ねてきた意思決定や行動をはじめとした、歴史そのものを消すことはできません。
ログラスの轍の根底には、Valuesだけでは表現しきれない「そこまでやる?」というレベルの、圧倒的な当事者意識が存在しています。真の姿と言っても、過言ではありません。
ーー ログラスならではの圧倒的な当事者意識や「轍」は、従来の採用スタイルではなかなか伝わらなかったのですね。
はい。きれいな求人票のスペックだけで語ろうとしたり、無理に装飾して見栄を張ろうとすると、社内の実態との間にギャップが生じてしまうからです。 自分たちが持つありのままのリアルや熱量を、見栄を張らずに社外へ届けるための姿勢や発信のあり方が必要だと感じていました。